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いたくばたばた1週間、肩の診療と歯医者

 ミジャーナ用に購入したマットレスはひどくかたく、どう向きを変えても肩が痛んだ上に、雨がちで気温が下がったために、週明けは肩がいつもに増して痛みました。

 火曜日はようやく専門医に左肩を診療してもらいました。以前診てもらったカイロプラクティック院のあの先生に診てもらいたいと思って、8月2日に電話をすると、国の保健制度による割引枠は8月半ばまでいっぱいで、そのあと夏休みに入るから8月22日に電話をし直すように言われ、8月22日に電話すると、先生が旅行中なので9月にかけ直すように言われ、9月にようやく取れた予約は、先生が長いながい旅から帰った10月だったのです。

 あまりの痛みにそんなに待てぬと、実は8月22日に、最も早く診てもらえる専門医の診療予約を取り、8月25日にペルージャから車で1時間かかる湖畔の町で、診療を受けてはいました。たどり着いてみると、診療所がどこにあるかが分かりづらく、人に聞いてようやく見つかった診療所では、離れたところにある別の事務所で支払いを済ませてからと言われ、地元の人に聞いても知らない人のいるその別の事務所を何とか見つけ出し、どこで支払っていいのか案内表示がないので途方にくれて、近くの人に尋ねたら、不思議なことに、「戸籍課」と記されたところで支払うことになっていると分かり、あちこちさ迷い親切な人に助けられながら、ようやく支払いを済ませて、診療所に戻りました。

 ところがそうしてようやく診てくれた専門医の診断は非常に大ざっぱだったのです。わたしの話だけ聞いて、「肩の周囲がひどくかたくなっているから痛むのでしょう。リハビリを処方しますね。」と言うだけで、具体的な病名やどうすればいいかという具体的な対処法がいっさいありません。リハビリと言っても、たとえば前回右肩が関節包炎、右腕・肩が腱炎を患っていたときは、療法士は、その病名に基づいて、できる施術や体操を判断していたわけで、かたくなっているからだけでは、療法士の人もどういうリハビリを指示していいか困るだけでしょう。それで、やっぱりいつもの先生に診てもらおうと、かかりつけ医に再び専門医の診療を処方してもらい、カイロプラクティック院に電話すると、なじみの受付の女性は、「湖畔のその先生は診療が大ざっぱなために、困ってここに受診に来る人が多いのよ」と言っていました。

 昨日ようやく受けられた診療では、やはり左肩も関節包炎(凍結肩)であって、肩と腕に急性腱炎がある上に、肩甲骨の上あたりに慢性腱炎もあるねと、肩・腕の可動範囲と古い6月の超音波検査の結果を見て、診断を下してくれました。うちでできる体操をいくつか教えてくれた上に、磁気療法・施術とリハビリも10回分処方してくれたのですが、右肩のために今年はすでに二度リハビリを保健制度の割引を利用して、同じカイロプラクティック院でしているために、わたしが同施設で再びリハビリで割引が利用できるのは、残念ながら来年になってからです。右肩の回復には理学療法士の施術が効果を奏したのですが、かつてお世話になったアレッサンドロは故郷に戻ってもういませんし、ひょっとしたら今施術をしてもらっても、痛いだけかもしれません。とりあえず金曜の朝に一度、以前と同様、保健制度は利用せず、1時間20ユーロで、施術とリハビリを体験してみて、今後も続けた方がいいかどうかを決めることにしました。

 昨年は、最初に診療を受けた若い医師から、コルチゾンと麻酔薬の注入を3度受け、今回診てもらった老先生からも、何度か注入を勧められたため、何とか注入は避けるために、どう反論しようかと思っていたら、まったく言及がなかったので、ほっとしました。8月半ばから鎮痛剤を常用し、最近は同時に薬草を使った鎮痛剤や消炎剤も併用して、なんとか痛みをやり過ごしています。

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 今日は夕方歯医者で虫歯を治療してもらいました。写真は、治療後に車を置いていた広場で撮影したものです。木々の右手に、白い月がちょうど顔を出したばかりのようで、それはきれいでした。

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by milletti_naoko | 2016-10-12 23:59 | Sistemi & procedure | Trackback | Comments(4)

懐メロ、授業準備と方言・日本語・イタリア語

 「太鼓の音が聞こえてきた」、「けいこを続けていれば、わかってきますよ」、「生まれた川に戻ってきます」(すべて『みんなの日本語 中級I 本冊』から引用)と、同じ「~てくる」という表現を使っても、意味・用法はそれぞれ違います。

 どうすれば、混乱なく生徒さんに理解してもらえるだろうと、授業のプリントを準備していたら、懐かしい歌が心に浮かびました。

 「行ったきりなら 幸せになるがいい 帰ってくるなら いつでもおいでよ」
 「帰ってこいよ 帰ってこいよ 帰ってこいよ」

 今調べてみると、『勝手にしやがれ』は1977年、『帰ってこいよ』は1980年の歌ですから、それぞれわたしが10歳、13歳の頃にはやっていた歌です。にも関わらず、サビの部分などしっかり覚えているのは、スーパーなどの店頭でよくかかっていたため、また、親がよく見ていたテレビの歌謡番組で、しばしば歌われていたためでしょう。

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Vite americana @ Eremo di Camaldoli 1/10/2016

 まだ日本の高校で国語を教えていた頃、教職員の飲み会の二次会か三次会で、皆が代わるがわるカラオケで歌っていたときに、先輩の先生がしみじみと言ったことがあります。「おれの年頃になると、この歌はあのときのって、人生の思い出になる場面ごとに、この歌っていう歌があるんだよな。」当時、二十代だったわたしは、半信半疑で聞いていたのですが、今になって、そのときのその先生の感慨が分かるような気がします。

 閑話休題。先の二つの歌をきっかけに、中学3年で、卒業が目前だった冬休みに、突然東京から松山に引っ越し、転校することになったときのことも思い出しました。

 まだ転校したばかりの頃、教室で同級生が「帰ってこうわい」と言ったので、戻るものと待っていたら、いつまでも姿が見えず、後になって、伊予弁では単に「うちに帰ります」の意味だと知りました。

 掃除の時間に、「机をかいて」と言われて、「どこに机をどうして描かなきゃいけないんだろう」と思っていたら、「机を運んで」の意味だと分かるまでにも、しばらく時間がかかりました。

 愛媛県立高校の教師となってからは、今治、野村、内子と、三つの市町村の三つの高校に勤めて、同じ愛媛県でも、アクセントやイントネーション、語彙が地域によって違うことを興味深く観察しました。転勤が決まって、初めて野村高校にあいさつに行ったとき、事務室で事務の方同士が交わしていた会話がほとんど理解できなかったので、どうしようと慌てたのですが、実際に勤務してみると、まったく問題ありませんでした。

 同じ人でも、方言を共にする親しい人とくだけた話をするときには純方言で、他の地方から来た同僚には方言色を和らげて話す傾向があるからだと、イタリアの大学で社会言語学をいろいろ勉強した今はよく分かります。

 これはその土地に暮らして、外国語を身につける場合にも注意が必要な点で、たとえば長くイタリアに暮らして、高齢者の介護をしながらイタリア語を学んだ移民は、もっぱら方言で話す高齢者とその家族とのやりとりの中で学ぶために、方言、あるいは方言色の強いイタリア語を身につけてしまう傾向があります。一般的には、共通語に近い言語を話すとされる学歴の高い人でも、住民が方言を誇りに思い、職場などでもよく使う地域に暮らしていれば、くだけた場面のみならず、職場でも町角でも方言を使いがちです。そのためでしょう、大阪に長く暮らしたというある英語指導助手(AET)のアメリカ人男性は、日本語のつもりで大阪弁を話していました。わたしがかつてペルージャの中心街の同じアパートで暮らしていたドイツ人女学生も、イタリア語をまったく知らずにペルージャに勉強しにきて、バジリカータの仲よし女性二人組と同じアパートで共同生活を送りながら学び、さらに恋人がナポリの男性だったため、ペルージャに暮らし、先生が標準語に近いイタリア語で話す大学で学びながらも、南部の訛りが色濃いイタリア語を話すようになりました。方言を理解できて、話せるのはすばらしいことなのですが、ただ、服装や靴と同じように、言葉もまたTPOによって、使い分ける必要があります。イタリア人は高齢者でも、今はテレビのおかげで、仲間内では方言、改まった場面では方言色が薄いイタリア語と、使い分けられる人が多いのですが、イタリアで外国人として、身内や仲間うちで使われるくだけた口語表現や方言の中で生活しながらイタリア語を学ぶだけでは、くだけた場面やその地域では通用しても、改まった機会になるとどうかなということになりかねませんので、注意が必要です。

 今夜はもう遅いので、明日は早起きして、授業用のプリントを完成させるつもりです。

 写真は、土曜日に訪ねたカマルドリの庵の塀を覆っていたツタの葉です。

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- イタリアの方言と日本語特訓の成果その1
イタリア語の化石化
- イタリア語のTPO / Le varietà dell’italiano e le situazioni comunicative
- ウ入りパスタと恋のコーヒー、外国語学習入門期の罠 / Tranfer a livello fonetico nell’apprendimento della L2

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by milletti_naoko | 2016-10-05 23:35 | Insegnare Giapponese | Trackback | Comments(4)

うれしい報告と新しい生徒さん、日本語のあいさつの歌

 大学の日本語の試験の点が今ひとつで、再挑戦しようと思って、低い合格点を退けたものの、数か月勉強せずにいたら、日本語をすっかり忘れてしまい、夏休み明けには試験があるのに、どこから手をつけていいか分からない。最近わたしが日本語を教えてきた若者の一人は、そういう事情で、わたしのところに個人授業に通うようになりました。

 引き受けた当時は心配していたのですが、幸いやる気は十分にあり、どうやら問題は、何でもかんでもまるごと記憶してしまう傾向があるので、大学の授業であれ、わたしの授業であれ、同じように問いかければすらすら答えられるけれども、少し問い方を変えると、たちまち分からなくなってしまうという記憶の仕方の癖にあるようでした。

 それで、試験勉強にも使える練習問題や文型整理のプリントを作ると同時に、絵を利用して、問い方をいろいろ変え、「まるおぼえ」ではなく「考えて」答えられるように、訓練をしてきました。9月に入ってからは、英語やドイツ語の試験が毎週複数あって、大丈夫かしらと心配していたのですが、昨日の朝電話があって、「満足な点数を取って合格することができました。ありがとうございます。」という電話がありました。ほっとしましたし、すぐに電話をしてくれて、うれしかったです。「今回の授業はおとといで終わりですが、冬の試験前には、よろしかったらまたお願いします。」とのことでした。

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 昨日の午後は、新しくゼロから日本語を学習するという社会人の生徒さんとの初顔合わせでした。大学や語学学校、町の語学講座と違って、個人授業では、個人の希望に合わせて、学習内容や教科書、学習方法も決められるので、生徒さんが将来日本語を使って何をしたいか、どういうレベルまで到達できたらと望んでいるかということを、質問を通して聞き出し、初めての出会いの際のあいさつや日々のあいさつ、ひらがななどを、いっしょに勉強しました。やる気がありそうで、これからが楽しみです。

 採用する教科書なのですが、この春、N3受験を目指して学ぶ中級に上がった生徒さん用にと、中級の教科書をいろいろ探したとき、わたし個人としてはよくできていると気に入っているHoepliの教科書は、初級までしかイタリアでは販売されていないことを知り、残念に思いつつ、これまでチームを組んで教える際に、しばしば使ってきた『みんなの日本語』を使うことにしました。

 それで、長期的に勉強するつもりであるならば、やはり同じ教科書を使い続けた方がよかろうと、新しい生徒さんの教科書も『みんなの日本語』がいいだろうかと昨日は考えたのですが、今朝になってから、どこで注文するのが一番いいかと、アマゾン日本・イタリアのサイトなどで調べるうちに、だんだん迷いが出てきました。アマゾンイタリアでは、『みんなの日本語』の評価がかなり高いのですが、アマゾン日本では指導法の古さを指摘するコメントもかなりあります。さらに、漢字やロールプレイ、作文練習などが教科書にはいっさいなく、別冊で購入するか、教える側が進度に応じて取り上げる必要がある上に、何よりももととなる指導法が古すぎるのが問題だと思い、結局はHoepliの教科書にすることに決め、それから、あいさつやひらがなの学習によさそうなウェブページを探しました。そうして、そうした情報をメールで新しい生徒さんに知らせました。

 あいさつと言うことで、今日は彦根の龍澤寺で2009年春に見かけた、あいさつへの言及もあるポスターの写真を添えています。そうして、教材を探していて見つけた、社会人向けの授業には今ひとつですが、とても楽しい歌をご紹介します。



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Ha superato l'esame di giapponse il ragazzo che ho aiutato a studiare in questa estate. Grazie per la telefonata, ne sono molto contenta :-)
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LINK
- イタリアの方言と日本語特訓の成果その3
↑↑ 彦根の龍澤寺の写真があるので紹介したのですが、たまたま記事も、日本語でも他の外国語の学習でも、丸覚えではいけませんということを伝えています。

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by milletti_naoko | 2016-09-29 23:37 | Insegnare Giapponese | Trackback | Comments(6)

せる・させる、れる・られる~日本語教育と人生

 イタリアでは年に一度開催される日本能力試験(JLPT)の受験日は、今年は12月4日です。わたしが個人授業で教えている若者の一人は、昨年初級認定とも言えるN4に合格し、今年は中級の第一歩、N3合格を目指して勉強しています。

 昨年から、N3対策のために、わたしの授業に通うようになったのですが、もっぱら日本の友人とのおしゃべりやメール交換、アニメや漫画を通して、日本語力を培った上で、日本語能力試験対策の問題集・参考書を使って、主に独学で勉強してきたために、読み・書きにそれは強く、漢字や語彙も驚くほどよく知っているのですが、話し言葉・書き言葉ともに口語表現・俗語表現に偏り、文法的に困った間違いが多く、文を書けば、かつて初級レベルまで教えた大学や語学学校・講座の生徒たちが到底及ばないほどの長さ・構成・内容の作文ができるものの、そういう生徒たちさえ犯さないような句読点の使い方や仮名の書き方、て・に・を・はなどの助詞の使い方に関する間違いがたくさんありました。

 言語の力は、母語・外国語に関わらず、どうやって学習・吸収したか(聞くだけ、書き言葉だけ、交流しながらなど)、どんな場面で身につけたか(親しい間柄での会話・改まった場での話・読書など)、接した言語の特徴(俗語・方言・学術語など)などによって、異なってくるからです。わたしたちの健康が、わたしたちが口にするものや運動量とその内容によって決まってくるように、わたしたちの言語の力も、わたしたちがどんな言語をどんなふうに口にし、耳にし、使ってきたかによって決まるのです。

 大ざっぱにはいろいろなことを知っていて、理解もでき、意思疎通も図れるものの、間違いがてんこもりなので、昨年から、意識的に、全体的にバランスが取れ、できるだけ間違いのない、場に応じた日本語が使えるようにと、作文指導をしばしば取り入れて、教えてきました。おかげで以前は、ぼんやりとこんな感じではないかと理解して、話したり書いたりしていたのが、文法的な面にも意識しながら、読んで書き、聞いて話すことができるようになってきました。

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 N3対策になって新たに登場した文法項目のうち、「せる・させる」、「れる・られる」の使用法をしっかり勉強したいという本人からの希望があって、この1、2か月は、中級の教科書と並行して、『みんなの日本語 初級II』を使って、使役と受け身も勉強してきました。昨日の授業で、このいずれもがきちんと把握できるようになったという手応えがあったので、これからは試験対策を中心に、中級の勉強を進めていくつもりです。

 今教えている生徒には、大学の日本語の成績が振るわずに、親に言われて、大学の試験対策に授業に通うようになった若者もいます。できるだけ、楽しみながら勉強できるようにと、絵を描いたり、トランプの札を使ったり工夫してきました。今週は他の科目の試験がたくさんあるということで、月曜に一度だけ授業をしたのですが、思いがけず、日本や日本語に興味を持ち始めたので、今京都に留学している友人を訪ねて、早く日本に行きたいと言うのを聞いて、とてもうれしかったです。

 「馬を水辺に連れて行っても、水を飲ませることはできない」(You can lead a horse to water, but you can't make him drink )という英語のことわざがありますが、何事も、「させられる」という意識ではなく、相手が「してみたい」と思ってくれるように取り計らいたいと思うと同様に、どうせ何かをしなければいけないのであれば、「させられる」ではなく、「よしやってみよう」という気持ちで取り組んでみたいものだと感じました。

 実は、モンブランが間近に見える展望台へは、友人が行きたいと言い、夫が賛同したので、わたしは「緑の山を歩きたいのに」と思いながら同行したのですが、その結果、あんなにもすばらしい風景が見られたのです。犬も歩けば棒に当たる。今週末は、マルケ州の海辺の町、セニガッリアで、以前にもご紹介したパン祭り、Pane Nostrumがあります。出店や講演が興味深く、海も近いので、行ってもいいよとは言っていたのですが、なんと夫は、二つもの小麦粉を使った実演料理講座に、自分だけではなく、わたしの名前でも受講希望を出して、了承をもらってしまっていました。最近は左肩の可動域がせばまって、ひどく痛むので、ちゃんと教わるとおりのことができるかどうかが心配なのですが、せっかく参加するのですから、「作らされる」ではなく、「喜んで作る」心意気で、臨むつもりでいます。

関連記事へのリンク
- 語学本選び買ったら開いて学べ、日本語・フランス語で初級から中級へ JLPT N3 & DELF B1
- 木を見て森も見る外国語学習
- 優秀な外国語学習者とは
- イタリアアルプスとモンブラン展望台
- パンの祭典、セニガッリア1 / Pane Nostrum, Festa internazionale del Pane a Senigallia 1
- パンの祭典、セニガッリア / Pane Nostrum, Festa internazionale del Pane a Senigallia 2

参照リンク / Riferimenti web
- 日本語能力試験 JLPT - 海外の実施都市・実施期間一覧
- 日本語能力試験 JLPT – N1~N5:認定の目安

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-09-23 18:34 | Insegnare Giapponese | Trackback | Comments(2)

Change! 習慣ロボットからの脱却を図れ、ディーパク英語版瞑想講座

 ~自我(ego)は、心身の安全、安泰を図ろうとする。そのため、新しいことに飛び込もう、挑戦しようとする心の芽があっても、自我がその芽を摘みとってしまい、過去に経験がある習慣的な行動を選ぼうとする。「わたしには無理だ」、「そんなことは社会的に非常識だ」など、人が何かをしようとするときに、行動を思いとどまってしまうのは、自らの過去の経験や世間の常識、他人の言葉に縛られてしまうからである。

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 そうして、そういうときの束縛は、単に精神的なものばかりではなく、身体的なものでもある。と言うのは、脳の段階で起こる反応の段階で、すでに過去の経験や世間の常識などに縛られてしまっているからである。

 もし、わたしたちが自分の行動のかじ取りを、そんなふうに制限を受けた脳に任せてしまったら、だれもが予測できる古い考え・行動のパターンから抜け出せなくなってしまうけれども、それでは生命こそあるものの、自分の意思ではなく、過去や世間に制限を課せられた脳の指令に応えて動くだけのロボットになってしまう。

 脳に支配されるのではなく、そうやって習慣にとらわれがちな脳のかじ取りを、わたしたち自身が行っていこう。こうした過去の習慣的行動の束縛から自由になるためには、自己認識を培っていくことが必要である。~

 昨日、ディーパク・チョープラの21日オンライン英語版瞑想講座の22日目のボーナス講座を、5日遅れで聴きました。旅行が入ったり数か国語の講座が重なったりして、聴けない回も多かった一連の西仏伊英4か国語版の瞑想講座がようやく終わりました。毎回、楽しみにはしているものの、この数か月は何かと慌ただしくて、最後は何だか義務になってしまい、二兎を追うまいと、途中からイタリア語版は受講を放棄して英語版一本にしぼり、さらにその英語版も、5日遅れでしかも真夜中直前に、その日の案内メールを読んで、オープラの導入とディーパクの教えだけ聴き、瞑想はしないままという状況に、最後の週はなってしまっていたので、終わってほっとした気持ちも大きいです。

 冒頭の言葉は、英語版瞑想講座の5日目分の案内メールを読んで、わたしがメモをしたノートの言葉(写真参照)に、他の日や他言語の講座の内容も参考にして、わたしがこういうことだろうなと考えた解釈を加えて、肉づけしたものです。実は、この頃は、まだ英語版とイタリア語版を両方聴こうとしていたのですが、おかげでどちらもゆっくり落ち着いて聴くことができず、聞き逃してしまう日がありました。この5日分も、「おお、興味深い内容だな」と思いながら案内メールの言葉をノートに書き写したのに、講座自体は結局聴けずじまいに終わってしまい、とても残念に思っています。


 とは言え、習慣から脱却する必要や大切さは、これまでの講座で何度も繰り返されていて、毎回聴くたびに、「なるほど」と思うのです。現状のままではいけないと思うなら、まずはたとえば、「これまでならこの道を通っていた、こう聞かれればこう答えていた、こういうときはこうしていた」という、これまでのパターンを打ち破っていくことが大切だというディーパクの言葉に、なるほどと思いました。

 道の曲がり角には何が待っているか楽しみだと、赤毛のアンが言っていたように覚えているのですが、先に何が待っているのか分からない、そういう曲がり角に、もっと積極的に自分を置いていかなければと考えました。

 ところで、英語のchangeという言葉には、「変化、改変、変える」という意味のほかに、「おつり、釣り銭」という意味もあります。わたしの個人授業は、日本語でも英語でも、60分25ユーロに設定しているので、1時間半なら37.5ユーロ、2時間だと50ユーロになります。イタリア語を学ぶ日本の生徒さんの場合には、外国人大学の授業の家庭教師をしたり、他の場所で入学するための手続きをお手伝いしたりすることが多く、たいていは2時間連続で授業をすることもあって、おつりが必要だったことがありません。他方、これまでわたしが教えてきたイタリア人の生徒さんは、今も引き続き教えている人も含めて、50ユーロの場合こそおつりがいらない場合が多いものの、25ユーロあるいは37.5ユーロなのだけれども、20ユーロ札2枚や50ユーロ札を差し出されることが多く、おかげでわたしも、今では財布に小銭や5・10・20ユーロ札を多めに常備するようになりました。

 ところが、7月末から教えている新しい生徒さんは、授業料がはんぱな金額であるにも関わらず、今のところ3回とも、きっちりおつりのないように準備して、授業の後に渡してくれているのです。しかもその生徒さんが21歳と、個人授業で教えた中では、日本で大学時代に家庭教師をしていたときを除けば、最も若い人なので、とても新鮮な驚きを感じています。

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"We first make our habits, and then our habits make us." (John Dryden)

- Liberiamoci dai nostri modi abituali di pensare e di agire.
Così dice Deepak Chopra. Domani inzierò qualcosa di nuovo,
anzi già da oggi...
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-08-06 18:12 | Vivere | Trackback | Comments(6)

ロボコンと日本語のゆくえ

 今日の日本語の授業の主題の一つは、外来語でした。『みんなの日本語中級I本冊』の25ページに、「次のことばの意味がわかりますか」という問いに続いて、「リモコン」、「パソコン」、「エアコン」と共に、「ロボコン」という言葉が並んでいます。


 ロボコンと聞いて、わたしの頭に思い浮かぶのは、こちらのロボコンです。幼い頃に見た番組で、はっきり記憶に残っているのは、「為せば成る為さねば成らぬ何事も」というエンディングのサビの部分くらいだったので、今回、YouTubeで見つけたオープニングの映像を、「こんな歌、こういう番組だったのね」と驚きながら見ました。

 ちなみにエンディングは、こちらのリンク先映像の3分8秒目から収録されています。

 けれども、『みんなの日本語』で問われているた「ロボコン」は、「ロボットコンテスト」のことなのでした。日本の若者文化に詳しい生徒さんは、「ロボットコンテスト」のことだと知っていたのですが、わたしは授業前に、付属の解答集を見てはじめて、ロボットコンテストのことをロボコンと言うことを、知りました。わたしがイタリアに暮らし始めた翌年には、なんと『ロボコン』(Robot Contest)という題名の映画まで上映されているではありませんか。


 予告を見て、おもしろそうだな、見てみたいなと思いました。

 まだわたしが日本に暮らしていた頃から、携帯電話を単に「携帯」と呼ぶようになったり、イタリア料理のことを「イタメシ」と呼んだりという日本語の変化や新語はありました。そうして、イタリアに暮らし始めてから、日本の友人を通じて「イケメン」という言葉を知り、ブログを通して「アラフォー・アラフィフ」という言葉を知りました。

 携帯するのは何も電話に限らないではないかと、言葉を耳にし始めた頃にとまどい、今も、文章中で何度も「携帯電話」と繰り返すのがうるさく感じるときのみ、まれに「携帯」とブログに書くことはあっても、話し言葉では使わないようにしています。ら抜き言葉は、「こういう用法が広まっている」という状況を、日本語の授業中に話し、嘆かわしいという思いが口調から伝わるのか、「なおこは純粋主義者だね」と言われたこともあります。「携帯」という言葉の新用法や、「イケメン」などという新語は、ら抜き言葉と違って間違いではないのであって、そういう意味では、単に変化にとまどって、古い日本語の世界から抜け出せないでいると言えるかもしれません。

 アンブローズ・ビアスの『悪魔の辞典』には、確か辞書の定義として、「言語の正常な発達を阻害する」という説明があり、「ただし、この辞典はきわめて有用である」と説明がしめくくられていたように覚えています。イタリアでは、現代イタリアにおける識字率の低下が問題になっていますが、イタリアに限らず、日本でも、辞書を引きつつ、頭で考えて、手で文字を連ねていた頃に比べて、パソコンや携帯電話が表示する候補の中からこれと思う漢字を選べばいいという時代になって、読書離れとの相乗効果で、ますます漢字や日本語の力が下がってきているのではないかと、心配しています。インターネットでだれもが発信できる時代だからと言って、頭でしっかり構成を考え、誤字脱字がないか、文章の整合はどうかと校正をすることもなく、話すように文字を連ねて、オンラインで発信する人が増えれば、インターネット上の文章の質もまた下がり、そうして、そういう文章や、テレビや漫画で使われる断片的な会話を、主な言語情報として育っては、話し言葉と書き言葉、親しい友人間と公の場での言葉の使い分けができない人も増えてくるのではないか、と。現代の大人の多くは、すでに読書や社会でそういう使い分けを学んだ上で、あえてブログやSNSで、話し言葉の色彩の強い書き言葉での投稿をしている場合が多いと思うのですが、幼い頃からパソコンや携帯電話と共に育っていく世代は、そうした違いを感じること、学ぶこと、使い分けることができるのかどうか。

 言語というものは世につれて変わりゆくものであり、その運用や変化にはすべての人が参加するのだ、そういうものだと思いつつ、そういう危惧が、時折頭をかすめるのです。大切なのは、本を読むこと、きちんと構成された論理的な文章に触れること、そうして、論理的な思考力、自分の頭で考えて判断する力を、これからの若者が持ち続けることであり、それさえできれば、多少の言葉の乱れや移り変わりは、いつの世にもあるものなのだろうかとは、思いつつも。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-07-07 23:19 | Insegnare Giapponese | Trackback | Comments(4)

政治的志向と仕事

 フランス旅行への出発の2日前に、日本語の個人授業を受けたいと希望する男性と、夕方会って話をしました。メールで料金を告げたら、はいさようならという人もいれば、会ったときは授業を受けますと言ったのに雲隠れする人もまれにいます。然るべき料金(60分25ユーロ)を払ってでも、授業を受けようという人をこそ、生徒さんとして教えようと、教えるのが日本語であれイタリア語であれ、そう考えているので、せめてあいさつでも一言あればと思いつつ、去る者は追わずの心持ちでいるのですが、、さてこの男性はどうしたものか。

 と言うのも、ちょうど他の生徒さんの日本語の授業の直後に、待ち合わせをしたのですが、会ってまず、日本語を学習したい動機を語り、教科書はどれがいいだろうかと二人でいろいろ話し合って決めかけて、計10分も話したか話していないかという頃から、日本の現首相の経済政策やアジアの他国、アメリカに対する姿勢に、いかに賛同していて、すばらしいと感嘆しているかを、長々と話し始めたからです。わたしは原発にも反対で、政策や方針にはいろいろ問題があるのだけれどと言うと、「いや、そんなことはない。日本は原発がなければ、やっていけないでしょう。」と、また話が続きます。

 日本語を勉強したいと考えてくれる社会人がいてくれるのはうれしいし、ぜひ教えられたらと思うものの、初対面の人に、相手は反対意見と知りつつ、日本をほめているつもりだったからか、一方的に長々と、政治の話を続けるのはいかがなものか。授業中もそんな調子で、わたしはどうかなと思うような話を聴くことになるのか、まあ、それは人それぞれに政治的志向があり、思想の自由があるのだから、それを尊重するのが大人というものだろうか。

 と言うより、この人は、不思議なことに、メールでも会ったときにも、授業料の話をいっさいしなかったのです。60分25ユーロだと言ったら、ひょっとしたら、雲隠れするかもしれない、いや、それでも来るようだったら、考えは人それぞれなのだからと、授業中は日本語の学習に集中して、ゆったりと構える必要があるかもしれない。パリでの宿にはWiFi接続があるので、教科書の詳細を記したメールも送らなければいけないことですし、行きのバス・飛行機の中などで、じっくり考えたあと、授業料も明記して、返事をしようと考えています。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-06-13 23:59 | Insegnare Giapponese | Trackback | Comments(0)

女とイタリア語・日本語

 「女、女性」のことを、イタリア語ではdonnaと言います。オペラの主役となる女性歌手、転じて主演女優を指す「プリマドンナ」という外来語は、イタリア語のprima donnaに由来するのですが、ここにもこのdonnaという言葉が使われています。

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 イタリア人に、日本語ではdonnaを「おんな」と言うのだと教えると、にんまりうれしそうな顔をする人がたまにいます。イタリアの人は、特に日本語のかなを学んでいない場合や学び始めは、頭の中でいちいち音をアルファベットに置き換えて考える場合が少なくありません。そうすると、アルファベット化した(ローマ字書きの)onnaとイタリア語のdonnaの発音もつづりもひどく似ているように思えるので、にやりとするのです。

 イタリア語のdonnaの中には、日本語のonnaが隠れている!

 似たような例ですぐ思いつくものに、キツネやアナグマなどが地面に掘って住みつく「穴」を指すイタリア語、tanaがあります。野生の動物が隠れ住む場所を指すことから、転じて人の「隠れ家」を言うようにもなりました。この言葉でも、イタリア語のtanaの中に、日本語のanaが隠れています。

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La parola italiana DONNA comprende la parola giapponese
ONNA (女 o おんな) che significa donna!
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- イタリア語、トイレの入り口要注意 / Signori, signore…
- ドイツ語、トイレでどうしよう&独伊英仏語Dame談義 / Barzelletta linguistica

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by milletti_naoko | 2016-06-01 23:59 | Insegnare Giapponese | Trackback | Comments(2)

語学本選び買ったら開いて学べ、日本語・フランス語で初級から中級へ JLPT N3 & DELF B1

 昨年12月に日本語能力検定試験のN4に受かって、今年はN3を受けようと頑張る生徒さんの姿に、わたしもフランス語の再勉強に取りかからなければと思う今日この頃です。

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 ペルージャでは、日本語の問題集や参考書が、手に取って選べるほどに並ぶ書店がないため、二人で人に尋ねたりオンライン情報を調べたりして、今の力から徐々にN3合格までの力を身につけていくために、最も適しているのは、この2冊だろうと判断しました。そうして、わたしは4月6日、生徒さんも同じ頃にアマゾン日本で注文し、本の入った小包は、わたしのうちには11日に、生徒さん宅にもその頃に到着しました。

 わたし個人としては、イタリアで用いられている日本語の教科書としては、Hoepliの『Corso di lingua giapponese』シリーズの方が、『みんなの日本語』よりも好きなのですが、生徒さん自身が、これまで『みんなの日本語』を使って気に入っていること、そして、国際基督教大学(ICU)の教科書のイタリア語版であるHoepliの本は初級全3冊までで、中級を対象とした同様の参考書がないことから、結局、『みんなの日本語』を採用することにしました。

 まだ使い始めたばかりですが、日本語能力試験対策の問題集となると、たとえば写真右の『新完全マスター文法』のように、同じ級で何冊もそろえなければいけなかったり、試験対策の本なので、全体的な日本語の力を向上させるには、たとえすべてそろえても難があったりするのに対して、この中級の教科書であれば、読み話し聴く力や文法・語彙力を、バランスよくつけていけるのではないかと感じています。ただし、『みんなの日本語』1冊だけでは、用法や意味をまず学習者本人が文脈から推察できるような導入や、漢字の力やきちんとした文章を書く力、会話でのコミュニケーション能力に即つながるような演習課題に欠けるきらいがあるため、その足りないところは、わたしの方が工夫して、補っていくつもりでいます。

 バランスよく力をつけるためには教科書が必要だけれども、この中級I本冊は、まだ翻訳・文法解説のイタリア語版はなく、英語版が手に入るだけなので、英語の文法説明が添えられているようだということと、問題集を解くことで試験形式に慣れ、かつ文法力を鍛えられそうだということから、『新完全マスター文法』も購入しました。

 ただし、解説はわたしたちがこれまで見た範囲ではあまりにも簡素で、『みんなの日本語』ともども、だれかしっかり日本語を体系的に教えることができる人がいないと、自習書としては難しそうです。そのためか、生徒さんは、次の週には英語版の翻訳・文法解説を注文し、受け取ったのですが、これもやはり、独学で学ぶ人が本だけで理解するには説明が足りないようだと、今のところは二人でそう感じています。日本人が日本語の中で育ちながら、何年もかけて築き上げていく日本語の力を、1冊の教科書に凝縮させているのですから、そうなるのもやむを得ないのでしょう。実際、生徒さんがN4受験前から使っていて、最近終えたばかりの別の出版社のN3対策本には、日本の中学1年で履修するような内容から、高校の現代文や国語表現で教え、社会人でも苦労しそうな敬語の問題まで、分野も難易度もさまざまな文法項目や問題が並んでいました。わたしが日本で勤めて国語を教えたのは高校でしたが、履修・卒業したのは、愛媛大学教育学部中等教員養成課程国語専攻で、高校国語のみならず、中学国語と高校書道の教員免許も取得し、そのために必要な教科も履修しています。

 そこで、これからは、イタリア人で中級の日本語を学ぶ人や、日本語能力検定試験のN3を勉強する人に役立つような情報も、時々発信していけたらと考えています。

 日本語能力試験では、N4に合格すれば、日本語の初級の力はあるとみなし、N3を経てN2に合格することで、中級の力がついたと判断します。そのため、『みんなの日本語』は、中級2冊のうち、1冊目を購入したわけです。 『新完全マスター』は、初級文法の整理をしながら中級への力をつけていこうという、そういう編集方針が、わたしたちの学習・教育の目的と合致したので、買うことに決めました。

 外国語学習においては、初級にとどまらず、中級へと学習を継続すること、力を伸ばしていくことが、特に独学においては難しくなります。

 わたしのフランス語はまさにその状況で、そのため、「お金を払えば自分にムチが打てるし、力も伸びる」と、学校の同僚のフランス語の先生に、お金を払って個人授業を受けようと考えて、相談もしていたのですが、フランスへの帰国、そうしてイタリアに戻ってからは仕事が忙しくなって、時間が取れないとのことでした。語学学校は、数年前に英語の上級クラスに通ったのに、内容もクラスメートの語学力も中級そこそこで、これではお金を払って通う意味がないと感じて凝りています。単にネイティブスピーカーでだれかに教えた経験があればいいというのではなく、多少高くても、しっかりと教える技術や熱意のある先生に学びたいのです。

 フランス語の小説は数冊読んだものの、日本語の入門書を2冊終えたあと、DELF B1対策の問題集を2冊買ったのに、最初の数ページだけで勉強が止まってしまいました。問題の正解率は悪くないのですが、分からない言葉や疑問の文法事項が多くて、そういったことを調べるだけで時間がかかり、めんどうくさいと放り出してしまったというのが実のところだと思います。サンティアーゴ巡礼の前に、スペイン語を勉強したり、ほかの仕事に追われたりしたということもありますが、日本に暮らしていた頃は、土日も出勤する日があり、かつ平日の帰宅が夜遅く、仕事を家に持ち帰ることがあっても、イタリア語の学習をほぼ独学で続けられたのですから、それはいいわけにはなりません。

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 というわけで、アマゾン日本から日本語学習書を取り寄せるついでに、フランス語の初級から中級への足がかりとなり、B1対策問題集の問題を、よどみなく解いていくだけの力がつきそうなフランス語の参考書・問題集も、2冊注文しました。問題は、生徒さんが2冊の学習本で、着々と勉強を進めている一方、わたしは、本を選ぶのにかなり時間をかけたくせに、届いた本はまだ開いてさえいないことです。

 仕事で忙しかったり、いろいろ迷いがあったり、今も決断しきれていなかったりと、「理屈と膏薬はどこにでもつく」のですが、やはり本は、選んで注文するだけ、手元に届くだけでは意味がありません。教え子に倣って、まずは本を開いてみます。そうすれば、読まなければ解かなければと、心と手も動いていくはずです。

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"Minna no Nihongo Chukyu (Livello Intermedio) I" & "Shin Kanzen Master JLPT Grammar N3

- Con questi due libri, preparo un mio allievo studioso all'esame JLPT, Japanese Language Proficiency Test. Non è facile il livello N3, il livello intermedio, ma il ragazzo studia molto e cerco di aiutarlo il più possibile.
- Per Traduzione e note grammaticali di "Chukyu I" esiste ancora solo la versione in inglese e rispetto al contenuto denso e alle difficoltà delle strutture grammaticali, le spiegazioni a volte sembrano un po' scarne e inadeguate, quanto alle spiegazioni idem anche per "Shin Kanzen Master" con brevi spiegazioni in inglese e cinese. Tuttavia, è anche naturale vista la vastità, numerosità delle strutture grammaticali, kanji, competenze che devono acquisire per raggiungere il livello intermedio.
- Nel stesso pacco dei libri che avevo ordinato i manuali di giapponese c'erano anche due libri di francese. Solo che mentre il ragazzo ha già studiato molto con i nuovi manualli, io non ho ancora nemmeno aperto nessuno dei due... Forza!!
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参照リンク / Riferimenti web
- みんなの日本語中級〈1〉本冊
- 新完全マスター文法 日本語能力試験N3
- コレクションフランス語〈3〉文法 (<CD+テキスト>))
- 解説がくわしいフランス文法問題集

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-05-23 23:59 | Insegnare Giapponese | Trackback | Comments(6)

宮崎映画DVD今お得@アマゾンイタリア、日本語・イタリア語学習にも

 宮崎駿監督、ジブリの映画は、イタリアでイタリア語版を購入すると、日本で購入するよりも価格がずっと安い上に、音声はたいていの場合、2か国語、イタリア語と原語である日本語から選べるようになっているため、どちらの言語でも楽しめて、とても便利です。最近はファンが多いためか、かつて約20ユーロで購入した、最も高かったトトロのDVDさえ、今現在、7.59ユーロとなっています。ただし、DVDの仕様が日本と違うため、パソコンで見るには、リージョン制限を解除する必要があり、プレーヤーの場合は、リージョンフリーのDVDプレーヤーでないと見られないようです。(下記リンク参照)

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 アマゾンイタリアでは、今年4月18日から5月15日まで、6作品購入すれば30ユーロというDVDが数多くあるのですが、その中にジブリ作品の、天空の城ラピュタ(8.99€)、となりのトトロ(7.59€)、紅の豚(8.54€)、もののけ姫(8.99€)、千と千尋の神隠し(9.49€)、ハウルの動く城(8.99€)、崖の上のポニョ(8.99€)、耳をすませば(I Sospiri Del Mio Cuore)(8.54€)、風たちぬ(8.92€)が含まれています。かっこ内はイタリア時間2016年5月3日、執筆中の今現在のアマゾンイタリア上の価格で、値段は変わる可能性があります。ちなみに、他の宮崎作品についても、5月15日までなら、カリオストロの城 (9.99€)と魔女の宅急便(7.59€)は、4作品買えば30ユーロ、風の谷のナウシカ(15.25€)は、3作品で30ユーロの割引対象となっています。ちなみにブルーレイについては値段が違ってくるのですが、プレーヤーの値段もかなり高いということで、ここでは説明を割愛します。購入の際には、商品の下にFormatoFormato: DVDと書かれていること、Formato: Blu-rayとなっていないことを、十分にご確認ください。


 お世話になった理学療法士、アレッサンドロへのお礼にと、気持ちばかりに見たことがないという宮崎監督映画、『紅の豚』のDVDを買おうとアマゾンイタリアのサイトを見たら、このお得なDVDセールを見つけて、思わず購入を決めて、注文したのが上の6枚です。なつかしい作品が久しぶりに見られてうれしい上に、『風立ちぬ』のように日本が舞台となっている作品は、日本語の学習教材としても利用できます。フランス映画の『Quasi amici – Intouchables』(邦題は『最強のふたり』)は、映画館で見てよかったので、フランス語学習にも役立てようと、購入しました。このDVDも、音声はフランス語・イタリア語の2か国語が収録されていて、これまでご紹介したDVD同様、字幕としてはイタリア語の字幕のみついています。

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 一方、この写真で上に並ぶDVDは、1枚ずつ自分がほしいときに、見てみたいから、そして、日本語の授業でも使えるからと購入したものです。カリオストロの城は、まだ留学生活を送っていた頃に、新聞雑誌販売店(edicola)で、DeAgostiniから確か9.90€で販売されていたのを購入し、トトロは、まだ姪が幼い頃に、誕生日に贈ろうと決め、いっしょに自分用にも買ったものです。千と千尋の神隠しも、そのときいっしょに購入したのかもしれません。


 下の3枚は、昨年、やはりアマゾンイタリアの、数枚買えば安いというセールを利用して買ったものです。フランス映画、『Amour』は、イタリアで公開当時、見たいと思いつつ機会を逃していたので、フランス語学習にも役立つと考えて選んだのですが、内容が重たそうなこともあり、いまだに見ていません。

 宮崎駿監督の映画、ジプリ映画のイタリア語版DVDは、イタリア語でも日本語でも見られて、イタリア語字幕があるので、イタリア語学習にも役立ちます。そうして、6枚30ユーロとなっている作品中には、たとえば英語の映画でも名作がたくさんあります。配達先がイタリア国内であれば、29ユーロ以上の商品を購入すれば、送料も無料です。どなたか興味のある方のお役に立てば幸いです。

LINK
アマゾンイタリアでDVDが購入できる宮﨑駿監督作品
Amazon.it - DVD dei Film diretti da Hayao Miyazaki

Fanno parte delle promozioni fino al 15 maggio 2016 ↓↓
6 titoli 30€
- Il Castello Nel Cielo / 天空の城ラピュタ (1986)
- Il Mio Vicino Totoro / となりのトトロ (1988)
- Porco Rosso / 紅の豚 (1992)
- Principessa Mononoke / もののけ姫 (1997)
- La Citta' Incantata / 千と千尋の神隠し (2001)
- Il Castello Errante Di Howl / ハウルの動く城 (2004) 
- Ponyo Sulla Scogliera / 崖の上のポニョ (2008)
- Si Alza Il Vento / 風立ちぬ (2013)
4 titoli 30€
- Lupin III - Il Castello Di Cagliostro / ルパン三世 カリオストロの城 (1979)
- Kiki Consegne A Domicilio / 魔女の宅急便(1989)
3 titoli 30€
Nausicaä ella Valle Del Vento / 風の谷のナウシカ (1984)
↑↑ Tutti questi DVD - Audio: Italiano, Giapponese, Sottotitoli: Italiano, quindi sono molto belli ma anche strumenti utili per italofoni che studiano il giapponese e per i giapponesi che apprendono l’italiano.
関連記事 / Articoli correlati
- 宮崎映画で学ぶ日本語・イタリア語とサンレーオのカリオストロの城 / Studiare l’italiano / il giapponese con i film DVD di Hayao Miyazaki (7/9/2015)
- 『風の谷のナウシカ』10月イタリア公開 / Il 5, 6, 7 ottobre al cinema, film di Hayao Miyazaki, “Nausicaä della Valle del Vento” (3/9/2015)
- きらめく冬の夜と映画、『風立ちぬ』 / Bello il film, “Si alza il vento” di Miyazaki (12/12/2014)
- 『紅の豚』、久しぶりに鑑賞・感動 / Film, “Porco Rosso” (25/11/2010)
円高でお得なアマゾンイタリア ~ おすすめの教材と購入方法
↑↑ 書いたのは2012年ですが、現在も1ユーロ約122~123円と、ユーロに対して円が強くなっています。
参照ページ / Riferimenti web
Amazon.it – Promozione DVD e Blu-ray: 6 titoli = 30 EUR / 5月15日まで、6枚買えば30ユーロのDVDの数々
↑↑ ただし、割引を利用するためには、割引コード(この場合はDX6X30MLAP、太字codice「コード」として記載あり)を、注文確定前に入力する必要があります。
Amazon.it - Promozioni film DVD fino al 15 maggio / 5月15日までDVDセール、まとめ買いがお得
- 海外通販購入ガイド海外版のDVD・ブルーレイを再生するには
- Amazon.co.jp - パナソニック Panasonic DVD-S700 リージョンフリーDVDプレーヤー(PAL/NTSC対応) 全世界のDVDが視聴可能 【輸入販売店限定保証書/HDMIケーブル/変換プラグ/世界のリージョンコード&映像方式ガイド)付属】 (並行輸入品)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-05-03 23:43 | Film, Libri & Musica | Trackback | Comments(2)