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エキサイトブログとSNSの連携とインスタグラムで生徒獲得

 10月25日、コメントの有無を確認しようと、自分のブログを見て、驚きました。

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 プロフィール紹介欄の下に、これまでなかったツイッターのロゴマークが入っているのに気づいたからです。

 ブログとSNSの連携の大切さは感じていたので、ずいぶん前から、ブログ表紙の右欄に、メモ帳を利用して、

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こんなふうにサイト名を文字で記したリンクを、日本語・イタリア語の両方で紹介していました。

 ただ、これでは三つのSNSとの連携の紹介に6行必要な上、SNSアカウントへのリンクがあることが分かりにくいため、ロゴマークを使った方がいいだろうと、感じてはいました。けれども、いろいろ調べたあげくに、結局ロゴによるリンクの作成はあきらめました。ですから、こうしてブログのプロフィール欄の下方に、目立つ形でツイッターのロゴマークが入ったのを見て、うれしかったのですが、疑問もありました。

 「ツイッターだけではなく、フェイスブックやインスタグラムのアカウントもあるのに、どうしてツイッターのロゴマークしかないのだろう。」

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 エキサイトブログ向上委員会のお知らせを見て、フェイスブックとインスタグラムの連携もあることを確認し、どうすれば、これらのアカウントとも連携させることができるかを、調べました。

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 そうして、新しい管理画面の左欄にある「外部サービス連携」右横の▼をクリックし、出てきたタブの中から「ソーシャルツール」を選び、現れたこちらの場面から、

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フェイスブックとインスタグラムにログインして、ブログと連携するように設定しました。

 ツイッターだけ、わたしの知らぬうちに自動的にロゴがブログのプロフィール欄に表示されていたのは、

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記事を投稿するときに、「twitterに投稿」にはチェックを入れていても、「Facebookに投稿」にはチェックを入れていなかったためだと思われます。

 こうして、10月25日のうちに、無事、

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フェイスブックやインスタグラムとの連携設定が完了し、望んでいたとおりに、三つのロゴマークが並びました。

 そうして、「よし、もうロゴマークがあるから文字リンクは削除しよう。」と、まずはそう考えたのですが、これまで見慣れた位置にリンクが見つからずに、将来困る方がいる可能性や、日本語だけで書かれたプロフィール欄はイタリアの人は見ないかもしれないという危惧から、結局文字リンクも、これまでどおり残すことにしました。

 実は、わたしの今一番新しい日本語の生徒さんは、インスタグラムの写真を通してわたしの授業に興味を持ち、フェイスブックのメッセージを通じて情報を交わし、授業に通うようになった社会人です。ブログやイタリア語学習メルマガをきっかけに、通訳や翻訳、イタリア語の授業、記事の執筆の依頼を受けたり、ブロガーとして催しに招待されたリすることは、これまでにもあったのですが、まさかインスタグラムで日本語の生徒さんが見つかる(生徒さんに見つけてもらえる)とは、予想もしていなかったので、びっくりしました。エキサイトブログのSNSとの連携がロゴマークで分かりやすくなり、ますますそういう新しい形で、授業に来てくれる生徒さんが増えてくれたらと願っています。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-11-21 23:59 | Altro | Trackback | Comments(0)

洗濯のイタリア語と悪臭退治90度から回し、イタリア

 2005年秋に購入してから11年になるドラム式洗濯機で、今朝洗濯しようと思ったら、洗濯槽から悪臭がするのに気づきました。洗剤や柔軟剤を入れる取り外し可能な部分や、汚水がたまる部分は、使用説明書に書かれているように定期的に洗うようにしているのですが、説明書に書いてあるのに、していないことがありました。

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 洗濯槽に汚れや臭いがつくのを避けるために、月に1度は水温90度で洗濯することと書いてあるのですが、妙に賢い我が家の洗濯機は、たとえば洗濯物の量によって洗濯に使う水の量を加減することができるのです。使用説明書によると、うちの洗濯機で90度のお湯での洗濯は、綿(cotone)コースを選んだ場合のみになっていて、あとのコースはすべて水温が60度以下となっています。ひょっとしたら他のコースでも90度の熱湯で洗うことが可能かもしれないのですが、そもそも二人暮らしで90度でも色落ちしない綿の衣類の洗濯物が一度にそんなにたまらない上、一度だけ最初に綿のコースで洗ったら、丈夫なはずの食器用ふきん(asciugapiatti)や台所用手ぬぐい(asciugamano)まで、周囲がほつれたり、穴が開きそうになるほど、洗い方が強力であることが分かったため、以後は90度での洗濯はしていませんでした。

 イタリアに暮らしているため、イタリアで販売される洗剤や柔軟剤を使っており、洗濯機もイタリア製なので、イタリア語で、洗濯機の悪臭を取るにはどうしたらいいかを、インターネットで調べてみました。すると、よっぽどひどい場合でなければ、「水温90度で何も入れずに洗濯コースを選んで洗濯する」だけで臭いが取れる場合が多いし、もし心配であれば、あるいはそれでも取れなければ、「水温90度かつ酢を加えてから回しをするといい」とあり、それでもだめな場合には、何か特別な洗剤を購入して使わなければいけないと書かれています。

 我が家で使用している酢は、市販のバルサミコ酢と、義父母が赤ワインを利用して作っている自家製の酢です。悪臭取りに使うのに、バルサミコ酢は論外でしょうし、義父母自家製の酢は、色が赤っぽい上に、市販の酢に比べてかなり強いという印象があるため、何か問題があってもいけないと思い、とりあえずは、水温を90度に設定し、何も入れずに綿コースを選んで、洗濯機を回してみました。イタリアの洗濯機は、洗濯を一通り終えるまでにひどく時間がかかるのですが、綿コースは一番念入りに力強く洗うため、2時間以上かけて、洗います。洗濯機がそれだけ長い間、90度の熱湯を何度も注いだり、回したり、排水したりを繰り返してくれたおかげで、幸い、酢を使わずとも悪臭を追い払うことができました。その後、いつもより多めに洗剤を入れて洗ったら、洗濯物には洗剤に含まれる芳香剤の香りだけがしていました。

 こういう話だけで終わるのもどうかと思い、イタリアで暮らす日本の方、あるいは日本で暮らすイタリアの方のお役に立てばと、洗濯関連のイタリア語・日本語を併記し、絵も添えてみました。かつて同僚の先生が日本に帰国したとき、日本に家族で移住した元教え子から、柔軟剤を日本語で何と言うか教えてほしいと言われたと、話を聞いたことでもありますし。

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Lessico del bucato in italiano e in giapponese

- Alcune parole non si trovano quasi mai nei manuali di lingua straniera, ma servono assolutamente per vivere nel paese in cui si parla la lingua.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-11-09 23:59 | Insegnare Giapponese | Trackback | Comments(5)

忙しい外国人学習者に便利な平仮名練習帳で「ん」まで学習終了

 大学や学校の授業であれば、日本語の授業が週に数日あって、同僚の先生と協力しながら、宿題も課しながら、平仮名と片仮名の学習は2、3週間で、あいさつなどと並行して教えて、授業を先に進めていくことができます。

 一方、教える対象が社会人の場合は事情が違います。数年前に受け持った社会人向けの講座では、授業が週に1日90分だけで合計の授業数も少なかった上、受講生には学習したことがまったくない人から奥さんが日本人で中級程度という人までいろいろなレベルの人が混在していたため、授業でも軽く扱うけれども、宿題として学習に使える教材を提供して、定着・練習は自宅でするように言うという手段を取りました。そのとき半数以上の生徒がすでに平仮名・片仮名はほとんど知っていたという事情もあったのですが、生徒さんたちの中には、仕事が忙しくて勉強時間が取れず、結局講座が終わるまで、平仮名・片仮名がおぼつかないという人が2、3人いました。
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http://www.kodomo-kotoba.info/(PDF)

 これまでわたしが個人授業をしてきた生徒さんは、すでに独学や大学などで片仮名・平仮名を身につけた人が多かったのですが、今一番新しい生徒さんは、個人授業でうちで教える生徒さんとしては、初めてゼロから日本語を学習する人です。昨年学校で教えた生徒さんは、日本語ゼロの状態から授業を始める予定で計画を組んでいたのに、ふたを開けてみたら、すでに自分で独学で平仮名・片仮名をほぼすべて覚えていたので、教員一同びっくりしました。そういうこともあって、初めは新しい生徒さんがどれくらいうちで勉強時間を取れるだろうかと様子を見たのですが、とにかく仕事が忙しくて、夜帰るのも遅く、帰宅したらしたで疲れて勉強する余裕がないようです。

 ということで、最初の2回の授業では平仮名と並行して、あいさつや初めて会ったときの会話なども勉強したのですが、どうも最初に、平仮名だけでもまずは授業でしっかり身につけてもらわないとつらそうだと判断し、本人もその方がありがたいとのことだったので、今日の4回目の授業までは、少しずつ平仮名の学習を進めてきました。

 以前の記事でも書いたように、大学や学校の授業で週に一定の時間数が確保できるのであれば、ひらがなの練習をしながら多くの語彙を覚えていく心と頭の記憶容量の余裕もあるのですが、今回の生徒さんの場合は、まずは平仮名に集中した方がよさそうなので、覚える語彙はできるだけ限った方がよさそうです。

 それで、そういう生徒さんの必要に応じて授業を進めるにあたって、何かこれと言う教材はないかとあれこれ探したものの、なかなかいいものがないとあきらめかけていたのですが、ふと思いついて、日本で暮らす外国人児童・生徒用の教材をインターネットで探してみたら、社会人用にはどうかという点もありはしたのですが、とてもいい教材が見つかりました。

 次のリンク先に、教材の説明とダウンロードできるリンクがあります。

- JYL Project こどもの日本語ライブラリ - 冊子教材(練習帳) 外国人児童のためのかな練習教材 『50音順かな練習帳 ひらがな』

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http://www.kodomo-kotoba.info/(PDF, p.7)

 日本の子供向けの教材も探してみたのですが、幼稚園、あるいは入園前の学習教材として使われることを想定しているからか、書き順やそれぞれの仮名を使った言葉のイラストつき紹介があるのはよかったのですが、むやみに文字が大きくて、たとえば「あ」の学習だけでプリント1枚というようなものが多かったのです。一方、この教材は、外国人の小学生・中学生を対象としているため、ア行、カ行などの5字ごとにプリント1枚という体裁をとっていて、勉強も復習もしやすいし、字の大きさや練習すべき数もうってつけです。同じページで、書き順を見ながら、なぞって書く練習できるというのも便利です。

 そうして、この教材で何よりもありがたいのは、下の「よんでみよう」に並んでいる言葉がすべて、それまで学習した平仮名の文字だけを使って書かれていることです。ですから読みながら、それまでに学んだ平仮名が定着しているかどうかを確認することができます。最初の授業では、「あいうえお」を教えたときに、「あお」・「いえ」・「いいえ」・「うえ」などの言葉も、わたしが発音するのを聞いて書いてみて、それで答え合わせをして、意味を教えて発音練習・書く練習をするという形を取ったのですが、それではその5字は記憶しやすくなっても、別に言葉を四つも覚えることになり、本人も大変ですし、授業を進めるにも時間がかかります。この練習帳のように、それまで学んだ文字だけを使った言葉を絵つきで紹介してあれば、「読めるかどうか」をわたしも生徒さん自身も確認できる上に、絵という視覚教材のおかげで、視覚・聴覚・触覚(自分で実際に書いてみる)など複数の感覚を動員するため、記憶にも残りやすくなります。何事もただ説明で与えられたことよりも、まずは自分で頭をひねって少しでも考えてから答えを聞いた方が記憶に残りやすいのですが、そういう意味でも、絵のおかげで入門者でも言葉の意味を推測できるので、学習に適しています。そうして、5字に対して5語を学ぶことになっているため、言葉の記憶に費やす労力も少なくてすみます。

 本来、日本で暮らす外国人児童・生徒のために作成された教材ですから、外国で日本語を学ぶ社会人が使う場合には、注意しなければいけない点もいろいろあります。日本に暮らして日本語に囲まれているかどうか、学習者の年齢など、さまざまな条件によって、学ぶのに適した言葉や教材は違ってくるからです。たとえば、「こえ」など色や形がないものや「きく」などの動詞は、外国で暮らす外国人入門者が学ぶにはとっつきにくい言葉ですし、「わに」は子どもは楽しんで覚るでしょうが、外国に暮らす社会人学習者には、むしろ基本語彙でもある「にわ」の方が学習する語彙としては適切です。幼い学習者向けの「このじはなんだろう?」というページなど、社会人向けの教材としては適さないと判断したページは、印刷しませんでした。

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http://www.kodomo-kotoba.info/(PDF p.15)

 宿題として、あるいは授業で予定していた内容が終わった場合のためにと、こちらのページも印刷しておいたのですが、予想以上に学習に役立ったので、びっくりしました。学習者は、たとえば猫の絵を見て「ね」と「こ」を探す必要があるのですが、そうして試行錯誤しながら正しい文字を探すことを通して、生徒さんもわたしも、どの文字がまだ定着していないか、どの文字はきちんと学べているかがすぐに分かるからです。

 今日の授業では引き続き、この教材を使って、あいうえおの「ん」までを終えることができました。次回の授業では、これまでの平仮名の復習も兼ねて、濁音や半濁音・拗音をいっしょに勉強していく予定です。今のところは生徒さんが、幸い楽しんで勉強してくれているので、それがやっぱり一番うれしいです。


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Lingua Giapponese; un ottimo materiale online (PDF) per lo studio di Hiragana

- Buon materiale per chi vuole studiare o ripassare gli alfabeti hiragana del giapponese ma non ha molto tempo.
Ecco il link: http://www.kodomo-kotoba.info/booklet/pdf/ws_hiraganar-renshucho_50onjun_V1.pdf
Ieri un nuovo allievo ha imparato fino a ん, studiando con questo materiale insieme a me.
[Ma tutto è in giapponese e creato per gli allievi stranieri residenti in Giappone, quindi si ha bisogno di un insegnante/familiare/amico giapponese per utilizzarli come principianti.]
- Si può esercitarsi a scrivere gli alfabeti giapponesi (anche a pronunciarli se con insegnante) vedendo l'ordine di scrittura e ricalcando le lettere. Per cinque lettere di hiragana vengono introdotte solo 5 parole composte solamente dei caratteri già precedentemente acquisiti, quindi a mano mano che lo studio va avanti, si può continuare a ripassare le lettere già studiate e in più c'è meno fatica per memorizzare il lessico.
- Attenzione! Alcuni vocaboli sono importanti e fanno divertire i bambini ma non sono molto adatti agli adulti stranieri principianti. Poi alcune pagine non sono tanto adatte per i discenti adulti, ma questo ci si vedrà subito.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-10-28 23:59 | Insegnare Giapponese | Trackback | Comments(2)

鯉と日本語・日本文化

 日本語の新しい生徒さんは社会人で、旅行で何度か日本を訪ねたことがあり、日本文化に興味を持って、日本語を勉強したいと考えるようになったのですが、仕事がひどく忙しく大変そうなので、ひらがなの学習を授業中にいっしょに、ゆっくりじっくり終えてから、教科書を進めることに、方針を変更しました。

 「酒」、「すし」など、旅行などを通して知ったという語彙がいくつかあるので、そういう既知の語彙やイタリア語に入った日本語からの外来語を利用して、ひらがなの練習や復習を強化することにしました。新しく学ばなければいけない言葉の数を抑えて、ひらがなを覚えることに集中できるようにするためです。

 そういう既存の知識を利用できる日本語からの外来語として、今日は「こい」と発音して、ひらがなできちんと書けるかどうかを見てみました。日本の錦鯉は、イタリア語ではふつうの鯉、carpaと区別して、carpa koiと呼ぶのです。

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Carpe koi, Castello Nijo, Kyoto 6/4/2009

 生徒さんが書く前に、鯉を知っているかどうか尋ねてみたのですが、思いもかけない返事が返ってきたので、びっくりしました。

 「知っていますよ。ヤクザなんかの入れ墨によく描かれている魚のことでしょう。」

 入れ墨に疎いわたしは、遠山の金さんの桜吹雪は知っていても、生徒さんが「インターネットの写真でよく見かける」ほど、鯉が入れ墨の題材として人気があるとは思いもしなかったので、びっくりしました。

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 「鯉と言えば、すぐに頭に思い浮かべるのは、日本庭園ではないかと思うのですが。」
とわたしが答えると、今度は生徒さんの方が驚いていました。

 入れ墨に彫られる象徴的な意味が、鯉にはあるのではないですかと聞かれて、古来、中国で滝の激しい流れに逆らってのぼることができた鯉は龍になることができると言われ、日本では端午の節句に鯉のぼりを飾って、男の子の成長を祝い、祈るのだという話はしておきました。授業後に調べてみたら、どうやらそういう説明でよかったようで、ほっとしました。そうして、異文化ではなく、同じ文化圏に暮らしていても、あるいは同じ家に暮らす家族であっても、何かの言葉を聞いて、連想するものが違うということは、そう言えばあるなと、思い至りました。

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 写真はすべて、数年前、桜が花盛りの頃に夫と京都の二条城を訪ねたときのものです。二条城の堀の橋を渡っていたら、鯉たちが近寄ってきたので、何かないかとリュックの中を探した夫は、パンの残りを見つけて、それをちぎって、鯉にやっていました。

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Alitalia & Carpe Koi del Castello Nijo di Kyoto 6/4/2909

- Quando abbiamo guardato il fossato del Castello, si sono radunate molte carpe koi. Mio marito cercava qualcosa nel suo zaino; si ricordava di avere un pezzo rimasto del pane servito durante il volo Alitalia, l'ha trovato e ha cominciato a dare i pezzettini del pane alle carpe. Le carpe sembravano molto contente :-)
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LINK
- it.wikipedia.org - Carpa koi
- ja.wikipedia.org - コイ
- Lucky Round Tattoo - 鯉(カープ)のタトゥーの意味

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-10-19 23:59 | Insegnare Giapponese | Trackback | Comments(6)

急な翻訳今夜は夜なべ

 火曜に打診の電話はあったのですが、その後音沙汰がないので、だれか他の人に頼んだのかと思っていたら、昨夕車で歯医者に向かう途中に、依頼確定の電話がかかってきました。運転中は電話に応じず、歯科医院に着いてすぐに、わたしの方から業者に電話をしました。仕事はありがたいのですが、昨日は歯医者から帰ったら午後7時、今朝は日本語の授業があり、明日金曜の朝に肩の施術・リハビリの予約があるのに、かなり時間のかかりそうな翻訳の締め切りが、金曜の午後6時というのが、火曜に聞いていた話でした。

 依頼内容は、翻訳がきちんとできているか見て校正してほしいというもので、火曜の昼に電話があって早急に見積もりを出してほしいと言う業者からは、「校正の料金は通常翻訳の半分程度」と聞いていました。そこで、また急な見積もり要求か、困ったなと思いながら、1時間以内に見積もりを送付しました。昨日は午後7時に帰り、夕食のしたくをし食べ終えて、授業の準備も終えなければと気にしながら、疲れた目で翻訳原稿に目をやり、日本語としては読めそうだからまあ翻訳のやり直しではなく校正でいいかと、夜のうちに業者にメールを書きました。

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 今朝、業者から受け取ったメールでは、いつのまにか提出日時が金曜の午後6時から午後2時になっていたのですが、まあ翻訳が悪くはなさそうだからいいかと、早朝授業の準備をしながら、考えました。

 ところが授業を終えて、昼食後、実際に校正を始めたら、英語の原文の文の構成に、一見よく書けているように見える日本語の文の構成がまったく対応していないではありませんか。結局はほぼ翻訳のやり直しなのに、半額の校正料金なのは勉強になったということにしても(社会勉強と英語の勉強)、原文が3ページ半あるのに、まだ2ページの初めまでしか訳が進んでいません。もともと頼まれたのは校正なのだから、そこまで綿密に訳さなくても、もとの文を利用すればと思いつつ、時間がないというのにそうもできない性分なのでありました。

 明日リハビリに行くひまはなさそうだと、今日暗くなる前に、予約を月曜朝に変更してもらいました。徹夜するつもりはないのですが、せめて2ページ分は翻訳を終えてから、就寝するつもりでいます。

 写真は、ミジャーナに咲いていたサルビアの花を、土曜日に撮影したものです。

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Finalmente sono libera!
Ho finito il lavoro di traduzione che mi ha costretto a lavorare senza sosta, perché ho ricevuto i documenti mercoledì sera e dovuto consegnare la revisione della traduzione e un testo tradotto entro oggi. Poi ieri avevo anche lezione.
Foto: fiori di salvia a Migiana 8/10/2016
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-10-13 23:58 | Inteprete Traduzioni | Trackback | Comments(6)

いたくばたばた1週間、肩の診療と歯医者

 ミジャーナ用に購入したマットレスはひどくかたく、どう向きを変えても肩が痛んだ上に、雨がちで気温が下がったために、週明けは肩がいつもに増して痛みました。

 火曜日はようやく専門医に左肩を診療してもらいました。以前診てもらったカイロプラクティック院のあの先生に診てもらいたいと思って、8月2日に電話をすると、国の保健制度による割引枠は8月半ばまでいっぱいで、そのあと夏休みに入るから8月22日に電話をし直すように言われ、8月22日に電話すると、先生が旅行中なので9月にかけ直すように言われ、9月にようやく取れた予約は、先生が長いながい旅から帰った10月だったのです。

 あまりの痛みにそんなに待てぬと、実は8月22日に、最も早く診てもらえる専門医の診療予約を取り、8月25日にペルージャから車で1時間かかる湖畔の町で、診療を受けてはいました。たどり着いてみると、診療所がどこにあるかが分かりづらく、人に聞いてようやく見つかった診療所では、離れたところにある別の事務所で支払いを済ませてからと言われ、地元の人に聞いても知らない人のいるその別の事務所を何とか見つけ出し、どこで支払っていいのか案内表示がないので途方にくれて、近くの人に尋ねたら、不思議なことに、「戸籍課」と記されたところで支払うことになっていると分かり、あちこちさ迷い親切な人に助けられながら、ようやく支払いを済ませて、診療所に戻りました。

 ところがそうしてようやく診てくれた専門医の診断は非常に大ざっぱだったのです。わたしの話だけ聞いて、「肩の周囲がひどくかたくなっているから痛むのでしょう。リハビリを処方しますね。」と言うだけで、具体的な病名やどうすればいいかという具体的な対処法がいっさいありません。リハビリと言っても、たとえば前回右肩が関節包炎、右腕・肩が腱炎を患っていたときは、療法士は、その病名に基づいて、できる施術や体操を判断していたわけで、かたくなっているからだけでは、療法士の人もどういうリハビリを指示していいか困るだけでしょう。それで、やっぱりいつもの先生に診てもらおうと、かかりつけ医に再び専門医の診療を処方してもらい、カイロプラクティック院に電話すると、なじみの受付の女性は、「湖畔のその先生は診療が大ざっぱなために、困ってここに受診に来る人が多いのよ」と言っていました。

 昨日ようやく受けられた診療では、やはり左肩も関節包炎(凍結肩)であって、肩と腕に急性腱炎がある上に、肩甲骨の上あたりに慢性腱炎もあるねと、肩・腕の可動範囲と古い6月の超音波検査の結果を見て、診断を下してくれました。うちでできる体操をいくつか教えてくれた上に、磁気療法・施術とリハビリも10回分処方してくれたのですが、右肩のために今年はすでに二度リハビリを保健制度の割引を利用して、同じカイロプラクティック院でしているために、わたしが同施設で再びリハビリで割引が利用できるのは、残念ながら来年になってからです。右肩の回復には理学療法士の施術が効果を奏したのですが、かつてお世話になったアレッサンドロは故郷に戻ってもういませんし、ひょっとしたら今施術をしてもらっても、痛いだけかもしれません。とりあえず金曜の朝に一度、以前と同様、保健制度は利用せず、1時間20ユーロで、施術とリハビリを体験してみて、今後も続けた方がいいかどうかを決めることにしました。

 昨年は、最初に診療を受けた若い医師から、コルチゾンと麻酔薬の注入を3度受け、今回診てもらった老先生からも、何度か注入を勧められたため、何とか注入は避けるために、どう反論しようかと思っていたら、まったく言及がなかったので、ほっとしました。8月半ばから鎮痛剤を常用し、最近は同時に薬草を使った鎮痛剤や消炎剤も併用して、なんとか痛みをやり過ごしています。

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 今日は夕方歯医者で虫歯を治療してもらいました。写真は、治療後に車を置いていた広場で撮影したものです。木々の右手に、白い月がちょうど顔を出したばかりのようで、それはきれいでした。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-10-12 23:59 | Sistemi & procedure | Trackback | Comments(4)

懐メロ、授業準備と方言・日本語・イタリア語

 「太鼓の音が聞こえてきた」、「けいこを続けていれば、わかってきますよ」、「生まれた川に戻ってきます」(すべて『みんなの日本語 中級I 本冊』から引用)と、同じ「~てくる」という表現を使っても、意味・用法はそれぞれ違います。

 どうすれば、混乱なく生徒さんに理解してもらえるだろうと、授業のプリントを準備していたら、懐かしい歌が心に浮かびました。

 「行ったきりなら 幸せになるがいい 帰ってくるなら いつでもおいでよ」
 「帰ってこいよ 帰ってこいよ 帰ってこいよ」

 今調べてみると、『勝手にしやがれ』は1977年、『帰ってこいよ』は1980年の歌ですから、それぞれわたしが10歳、13歳の頃にはやっていた歌です。にも関わらず、サビの部分などしっかり覚えているのは、スーパーなどの店頭でよくかかっていたため、また、親がよく見ていたテレビの歌謡番組で、しばしば歌われていたためでしょう。

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Vite americana @ Eremo di Camaldoli 1/10/2016

 まだ日本の高校で国語を教えていた頃、教職員の飲み会の二次会か三次会で、皆が代わるがわるカラオケで歌っていたときに、先輩の先生がしみじみと言ったことがあります。「おれの年頃になると、この歌はあのときのって、人生の思い出になる場面ごとに、この歌っていう歌があるんだよな。」当時、二十代だったわたしは、半信半疑で聞いていたのですが、今になって、そのときのその先生の感慨が分かるような気がします。

 閑話休題。先の二つの歌をきっかけに、中学3年で、卒業が目前だった冬休みに、突然東京から松山に引っ越し、転校することになったときのことも思い出しました。

 まだ転校したばかりの頃、教室で同級生が「帰ってこうわい」と言ったので、戻るものと待っていたら、いつまでも姿が見えず、後になって、伊予弁では単に「うちに帰ります」の意味だと知りました。

 掃除の時間に、「机をかいて」と言われて、「どこに机をどうして描かなきゃいけないんだろう」と思っていたら、「机を運んで」の意味だと分かるまでにも、しばらく時間がかかりました。

 愛媛県立高校の教師となってからは、今治、野村、内子と、三つの市町村の三つの高校に勤めて、同じ愛媛県でも、アクセントやイントネーション、語彙が地域によって違うことを興味深く観察しました。転勤が決まって、初めて野村高校にあいさつに行ったとき、事務室で事務の方同士が交わしていた会話がほとんど理解できなかったので、どうしようと慌てたのですが、実際に勤務してみると、まったく問題ありませんでした。

 同じ人でも、方言を共にする親しい人とくだけた話をするときには純方言で、他の地方から来た同僚には方言色を和らげて話す傾向があるからだと、イタリアの大学で社会言語学をいろいろ勉強した今はよく分かります。

 これはその土地に暮らして、外国語を身につける場合にも注意が必要な点で、たとえば長くイタリアに暮らして、高齢者の介護をしながらイタリア語を学んだ移民は、もっぱら方言で話す高齢者とその家族とのやりとりの中で学ぶために、方言、あるいは方言色の強いイタリア語を身につけてしまう傾向があります。一般的には、共通語に近い言語を話すとされる学歴の高い人でも、住民が方言を誇りに思い、職場などでもよく使う地域に暮らしていれば、くだけた場面のみならず、職場でも町角でも方言を使いがちです。そのためでしょう、大阪に長く暮らしたというある英語指導助手(AET)のアメリカ人男性は、日本語のつもりで大阪弁を話していました。わたしがかつてペルージャの中心街の同じアパートで暮らしていたドイツ人女学生も、イタリア語をまったく知らずにペルージャに勉強しにきて、バジリカータの仲よし女性二人組と同じアパートで共同生活を送りながら学び、さらに恋人がナポリの男性だったため、ペルージャに暮らし、先生が標準語に近いイタリア語で話す大学で学びながらも、南部の訛りが色濃いイタリア語を話すようになりました。方言を理解できて、話せるのはすばらしいことなのですが、ただ、服装や靴と同じように、言葉もまたTPOによって、使い分ける必要があります。イタリア人は高齢者でも、今はテレビのおかげで、仲間内では方言、改まった場面では方言色が薄いイタリア語と、使い分けられる人が多いのですが、イタリアで外国人として、身内や仲間うちで使われるくだけた口語表現や方言の中で生活しながらイタリア語を学ぶだけでは、くだけた場面やその地域では通用しても、改まった機会になるとどうかなということになりかねませんので、注意が必要です。

 今夜はもう遅いので、明日は早起きして、授業用のプリントを完成させるつもりです。

 写真は、土曜日に訪ねたカマルドリの庵の塀を覆っていたツタの葉です。

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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-10-05 23:35 | Insegnare Giapponese | Trackback | Comments(4)

うれしい報告と新しい生徒さん、日本語のあいさつの歌

 大学の日本語の試験の点が今ひとつで、再挑戦しようと思って、低い合格点を退けたものの、数か月勉強せずにいたら、日本語をすっかり忘れてしまい、夏休み明けには試験があるのに、どこから手をつけていいか分からない。最近わたしが日本語を教えてきた若者の一人は、そういう事情で、わたしのところに個人授業に通うようになりました。

 引き受けた当時は心配していたのですが、幸いやる気は十分にあり、どうやら問題は、何でもかんでもまるごと記憶してしまう傾向があるので、大学の授業であれ、わたしの授業であれ、同じように問いかければすらすら答えられるけれども、少し問い方を変えると、たちまち分からなくなってしまうという記憶の仕方の癖にあるようでした。

 それで、試験勉強にも使える練習問題や文型整理のプリントを作ると同時に、絵を利用して、問い方をいろいろ変え、「まるおぼえ」ではなく「考えて」答えられるように、訓練をしてきました。9月に入ってからは、英語やドイツ語の試験が毎週複数あって、大丈夫かしらと心配していたのですが、昨日の朝電話があって、「満足な点数を取って合格することができました。ありがとうございます。」という電話がありました。ほっとしましたし、すぐに電話をしてくれて、うれしかったです。「今回の授業はおとといで終わりですが、冬の試験前には、よろしかったらまたお願いします。」とのことでした。

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 昨日の午後は、新しくゼロから日本語を学習するという社会人の生徒さんとの初顔合わせでした。大学や語学学校、町の語学講座と違って、個人授業では、個人の希望に合わせて、学習内容や教科書、学習方法も決められるので、生徒さんが将来日本語を使って何をしたいか、どういうレベルまで到達できたらと望んでいるかということを、質問を通して聞き出し、初めての出会いの際のあいさつや日々のあいさつ、ひらがななどを、いっしょに勉強しました。やる気がありそうで、これからが楽しみです。

 採用する教科書なのですが、この春、N3受験を目指して学ぶ中級に上がった生徒さん用にと、中級の教科書をいろいろ探したとき、わたし個人としてはよくできていると気に入っているHoepliの教科書は、初級までしかイタリアでは販売されていないことを知り、残念に思いつつ、これまでチームを組んで教える際に、しばしば使ってきた『みんなの日本語』を使うことにしました。

 それで、長期的に勉強するつもりであるならば、やはり同じ教科書を使い続けた方がよかろうと、新しい生徒さんの教科書も『みんなの日本語』がいいだろうかと昨日は考えたのですが、今朝になってから、どこで注文するのが一番いいかと、アマゾン日本・イタリアのサイトなどで調べるうちに、だんだん迷いが出てきました。アマゾンイタリアでは、『みんなの日本語』の評価がかなり高いのですが、アマゾン日本では指導法の古さを指摘するコメントもかなりあります。さらに、漢字やロールプレイ、作文練習などが教科書にはいっさいなく、別冊で購入するか、教える側が進度に応じて取り上げる必要がある上に、何よりももととなる指導法が古すぎるのが問題だと思い、結局はHoepliの教科書にすることに決め、それから、あいさつやひらがなの学習によさそうなウェブページを探しました。そうして、そうした情報をメールで新しい生徒さんに知らせました。

 あいさつと言うことで、今日は彦根の龍澤寺で2009年春に見かけた、あいさつへの言及もあるポスターの写真を添えています。そうして、教材を探していて見つけた、社会人向けの授業には今ひとつですが、とても楽しい歌をご紹介します。



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Ha superato l'esame di giapponse il ragazzo che ho aiutato a studiare in questa estate. Grazie per la telefonata, ne sono molto contenta :-)
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LINK
- イタリアの方言と日本語特訓の成果その3
↑↑ 彦根の龍澤寺の写真があるので紹介したのですが、たまたま記事も、日本語でも他の外国語の学習でも、丸覚えではいけませんということを伝えています。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-09-29 23:37 | Insegnare Giapponese | Trackback | Comments(6)

せる・させる、れる・られる~日本語教育と人生

 イタリアでは年に一度開催される日本能力試験(JLPT)の受験日は、今年は12月4日です。わたしが個人授業で教えている若者の一人は、昨年初級認定とも言えるN4に合格し、今年は中級の第一歩、N3合格を目指して勉強しています。

 昨年から、N3対策のために、わたしの授業に通うようになったのですが、もっぱら日本の友人とのおしゃべりやメール交換、アニメや漫画を通して、日本語力を培った上で、日本語能力試験対策の問題集・参考書を使って、主に独学で勉強してきたために、読み・書きにそれは強く、漢字や語彙も驚くほどよく知っているのですが、話し言葉・書き言葉ともに口語表現・俗語表現に偏り、文法的に困った間違いが多く、文を書けば、かつて初級レベルまで教えた大学や語学学校・講座の生徒たちが到底及ばないほどの長さ・構成・内容の作文ができるものの、そういう生徒たちさえ犯さないような句読点の使い方や仮名の書き方、て・に・を・はなどの助詞の使い方に関する間違いがたくさんありました。

 言語の力は、母語・外国語に関わらず、どうやって学習・吸収したか(聞くだけ、書き言葉だけ、交流しながらなど)、どんな場面で身につけたか(親しい間柄での会話・改まった場での話・読書など)、接した言語の特徴(俗語・方言・学術語など)などによって、異なってくるからです。わたしたちの健康が、わたしたちが口にするものや運動量とその内容によって決まってくるように、わたしたちの言語の力も、わたしたちがどんな言語をどんなふうに口にし、耳にし、使ってきたかによって決まるのです。

 大ざっぱにはいろいろなことを知っていて、理解もでき、意思疎通も図れるものの、間違いがてんこもりなので、昨年から、意識的に、全体的にバランスが取れ、できるだけ間違いのない、場に応じた日本語が使えるようにと、作文指導をしばしば取り入れて、教えてきました。おかげで以前は、ぼんやりとこんな感じではないかと理解して、話したり書いたりしていたのが、文法的な面にも意識しながら、読んで書き、聞いて話すことができるようになってきました。

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 N3対策になって新たに登場した文法項目のうち、「せる・させる」、「れる・られる」の使用法をしっかり勉強したいという本人からの希望があって、この1、2か月は、中級の教科書と並行して、『みんなの日本語 初級II』を使って、使役と受け身も勉強してきました。昨日の授業で、このいずれもがきちんと把握できるようになったという手応えがあったので、これからは試験対策を中心に、中級の勉強を進めていくつもりです。

 今教えている生徒には、大学の日本語の成績が振るわずに、親に言われて、大学の試験対策に授業に通うようになった若者もいます。できるだけ、楽しみながら勉強できるようにと、絵を描いたり、トランプの札を使ったり工夫してきました。今週は他の科目の試験がたくさんあるということで、月曜に一度だけ授業をしたのですが、思いがけず、日本や日本語に興味を持ち始めたので、今京都に留学している友人を訪ねて、早く日本に行きたいと言うのを聞いて、とてもうれしかったです。

 「馬を水辺に連れて行っても、水を飲ませることはできない」(You can lead a horse to water, but you can't make him drink )という英語のことわざがありますが、何事も、「させられる」という意識ではなく、相手が「してみたい」と思ってくれるように取り計らいたいと思うと同様に、どうせ何かをしなければいけないのであれば、「させられる」ではなく、「よしやってみよう」という気持ちで取り組んでみたいものだと感じました。

 実は、モンブランが間近に見える展望台へは、友人が行きたいと言い、夫が賛同したので、わたしは「緑の山を歩きたいのに」と思いながら同行したのですが、その結果、あんなにもすばらしい風景が見られたのです。犬も歩けば棒に当たる。今週末は、マルケ州の海辺の町、セニガッリアで、以前にもご紹介したパン祭り、Pane Nostrumがあります。出店や講演が興味深く、海も近いので、行ってもいいよとは言っていたのですが、なんと夫は、二つもの小麦粉を使った実演料理講座に、自分だけではなく、わたしの名前でも受講希望を出して、了承をもらってしまっていました。最近は左肩の可動域がせばまって、ひどく痛むので、ちゃんと教わるとおりのことができるかどうかが心配なのですが、せっかく参加するのですから、「作らされる」ではなく、「喜んで作る」心意気で、臨むつもりでいます。

関連記事へのリンク
- 語学本選び買ったら開いて学べ、日本語・フランス語で初級から中級へ JLPT N3 & DELF B1
- 木を見て森も見る外国語学習
- 優秀な外国語学習者とは
- イタリアアルプスとモンブラン展望台
- パンの祭典、セニガッリア1 / Pane Nostrum, Festa internazionale del Pane a Senigallia 1
- パンの祭典、セニガッリア / Pane Nostrum, Festa internazionale del Pane a Senigallia 2

参照リンク / Riferimenti web
- 日本語能力試験 JLPT - 海外の実施都市・実施期間一覧
- 日本語能力試験 JLPT – N1~N5:認定の目安

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-09-23 18:34 | Insegnare Giapponese | Trackback | Comments(2)

Change! 習慣ロボットからの脱却を図れ、ディーパク英語版瞑想講座

 ~自我(ego)は、心身の安全、安泰を図ろうとする。そのため、新しいことに飛び込もう、挑戦しようとする心の芽があっても、自我がその芽を摘みとってしまい、過去に経験がある習慣的な行動を選ぼうとする。「わたしには無理だ」、「そんなことは社会的に非常識だ」など、人が何かをしようとするときに、行動を思いとどまってしまうのは、自らの過去の経験や世間の常識、他人の言葉に縛られてしまうからである。

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 そうして、そういうときの束縛は、単に精神的なものばかりではなく、身体的なものでもある。と言うのは、脳の段階で起こる反応の段階で、すでに過去の経験や世間の常識などに縛られてしまっているからである。

 もし、わたしたちが自分の行動のかじ取りを、そんなふうに制限を受けた脳に任せてしまったら、だれもが予測できる古い考え・行動のパターンから抜け出せなくなってしまうけれども、それでは生命こそあるものの、自分の意思ではなく、過去や世間に制限を課せられた脳の指令に応えて動くだけのロボットになってしまう。

 脳に支配されるのではなく、そうやって習慣にとらわれがちな脳のかじ取りを、わたしたち自身が行っていこう。こうした過去の習慣的行動の束縛から自由になるためには、自己認識を培っていくことが必要である。~

 昨日、ディーパク・チョープラの21日オンライン英語版瞑想講座の22日目のボーナス講座を、5日遅れで聴きました。旅行が入ったり数か国語の講座が重なったりして、聴けない回も多かった一連の西仏伊英4か国語版の瞑想講座がようやく終わりました。毎回、楽しみにはしているものの、この数か月は何かと慌ただしくて、最後は何だか義務になってしまい、二兎を追うまいと、途中からイタリア語版は受講を放棄して英語版一本にしぼり、さらにその英語版も、5日遅れでしかも真夜中直前に、その日の案内メールを読んで、オープラの導入とディーパクの教えだけ聴き、瞑想はしないままという状況に、最後の週はなってしまっていたので、終わってほっとした気持ちも大きいです。

 冒頭の言葉は、英語版瞑想講座の5日目分の案内メールを読んで、わたしがメモをしたノートの言葉(写真参照)に、他の日や他言語の講座の内容も参考にして、わたしがこういうことだろうなと考えた解釈を加えて、肉づけしたものです。実は、この頃は、まだ英語版とイタリア語版を両方聴こうとしていたのですが、おかげでどちらもゆっくり落ち着いて聴くことができず、聞き逃してしまう日がありました。この5日分も、「おお、興味深い内容だな」と思いながら案内メールの言葉をノートに書き写したのに、講座自体は結局聴けずじまいに終わってしまい、とても残念に思っています。


 とは言え、習慣から脱却する必要や大切さは、これまでの講座で何度も繰り返されていて、毎回聴くたびに、「なるほど」と思うのです。現状のままではいけないと思うなら、まずはたとえば、「これまでならこの道を通っていた、こう聞かれればこう答えていた、こういうときはこうしていた」という、これまでのパターンを打ち破っていくことが大切だというディーパクの言葉に、なるほどと思いました。

 道の曲がり角には何が待っているか楽しみだと、赤毛のアンが言っていたように覚えているのですが、先に何が待っているのか分からない、そういう曲がり角に、もっと積極的に自分を置いていかなければと考えました。

 ところで、英語のchangeという言葉には、「変化、改変、変える」という意味のほかに、「おつり、釣り銭」という意味もあります。わたしの個人授業は、日本語でも英語でも、60分25ユーロに設定しているので、1時間半なら37.5ユーロ、2時間だと50ユーロになります。イタリア語を学ぶ日本の生徒さんの場合には、外国人大学の授業の家庭教師をしたり、他の場所で入学するための手続きをお手伝いしたりすることが多く、たいていは2時間連続で授業をすることもあって、おつりが必要だったことがありません。他方、これまでわたしが教えてきたイタリア人の生徒さんは、今も引き続き教えている人も含めて、50ユーロの場合こそおつりがいらない場合が多いものの、25ユーロあるいは37.5ユーロなのだけれども、20ユーロ札2枚や50ユーロ札を差し出されることが多く、おかげでわたしも、今では財布に小銭や5・10・20ユーロ札を多めに常備するようになりました。

 ところが、7月末から教えている新しい生徒さんは、授業料がはんぱな金額であるにも関わらず、今のところ3回とも、きっちりおつりのないように準備して、授業の後に渡してくれているのです。しかもその生徒さんが21歳と、個人授業で教えた中では、日本で大学時代に家庭教師をしていたときを除けば、最も若い人なので、とても新鮮な驚きを感じています。

*********************************************************
"We first make our habits, and then our habits make us." (John Dryden)

- Liberiamoci dai nostri modi abituali di pensare e di agire.
Così dice Deepak Chopra. Domani inzierò qualcosa di nuovo,
anzi già da oggi...
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-08-06 18:12 | Vivere | Trackback | Comments(6)


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