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宮崎映画DVD今お得@アマゾンイタリア、日本語・イタリア語学習にも

 宮崎駿監督、ジブリの映画は、イタリアでイタリア語版を購入すると、日本で購入するよりも価格がずっと安い上に、音声はたいていの場合、2か国語、イタリア語と原語である日本語から選べるようになっているため、どちらの言語でも楽しめて、とても便利です。最近はファンが多いためか、かつて約20ユーロで購入した、最も高かったトトロのDVDさえ、今現在、7.59ユーロとなっています。ただし、DVDの仕様が日本と違うため、パソコンで見るには、リージョン制限を解除する必要があり、プレーヤーの場合は、リージョンフリーのDVDプレーヤーでないと見られないようです。(下記リンク参照)

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 アマゾンイタリアでは、今年4月18日から5月15日まで、6作品購入すれば30ユーロというDVDが数多くあるのですが、その中にジブリ作品の、天空の城ラピュタ(8.99€)、となりのトトロ(7.59€)、紅の豚(8.54€)、もののけ姫(8.99€)、千と千尋の神隠し(9.49€)、ハウルの動く城(8.99€)、崖の上のポニョ(8.99€)、耳をすませば(I Sospiri Del Mio Cuore)(8.54€)、風たちぬ(8.92€)が含まれています。かっこ内はイタリア時間2016年5月3日、執筆中の今現在のアマゾンイタリア上の価格で、値段は変わる可能性があります。ちなみに、他の宮崎作品についても、5月15日までなら、カリオストロの城 (9.99€)と魔女の宅急便(7.59€)は、4作品買えば30ユーロ、風の谷のナウシカ(15.25€)は、3作品で30ユーロの割引対象となっています。ちなみにブルーレイについては値段が違ってくるのですが、プレーヤーの値段もかなり高いということで、ここでは説明を割愛します。購入の際には、商品の下にFormatoFormato: DVDと書かれていること、Formato: Blu-rayとなっていないことを、十分にご確認ください。


 お世話になった理学療法士、アレッサンドロへのお礼にと、気持ちばかりに見たことがないという宮崎監督映画、『紅の豚』のDVDを買おうとアマゾンイタリアのサイトを見たら、このお得なDVDセールを見つけて、思わず購入を決めて、注文したのが上の6枚です。なつかしい作品が久しぶりに見られてうれしい上に、『風立ちぬ』のように日本が舞台となっている作品は、日本語の学習教材としても利用できます。フランス映画の『Quasi amici – Intouchables』(邦題は『最強のふたり』)は、映画館で見てよかったので、フランス語学習にも役立てようと、購入しました。このDVDも、音声はフランス語・イタリア語の2か国語が収録されていて、これまでご紹介したDVD同様、字幕としてはイタリア語の字幕のみついています。

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 一方、この写真で上に並ぶDVDは、1枚ずつ自分がほしいときに、見てみたいから、そして、日本語の授業でも使えるからと購入したものです。カリオストロの城は、まだ留学生活を送っていた頃に、新聞雑誌販売店(edicola)で、DeAgostiniから確か9.90€で販売されていたのを購入し、トトロは、まだ姪が幼い頃に、誕生日に贈ろうと決め、いっしょに自分用にも買ったものです。千と千尋の神隠しも、そのときいっしょに購入したのかもしれません。


 下の3枚は、昨年、やはりアマゾンイタリアの、数枚買えば安いというセールを利用して買ったものです。フランス映画、『Amour』は、イタリアで公開当時、見たいと思いつつ機会を逃していたので、フランス語学習にも役立つと考えて選んだのですが、内容が重たそうなこともあり、いまだに見ていません。

 宮崎駿監督の映画、ジプリ映画のイタリア語版DVDは、イタリア語でも日本語でも見られて、イタリア語字幕があるので、イタリア語学習にも役立ちます。そうして、6枚30ユーロとなっている作品中には、たとえば英語の映画でも名作がたくさんあります。配達先がイタリア国内であれば、29ユーロ以上の商品を購入すれば、送料も無料です。どなたか興味のある方のお役に立てば幸いです。

LINK
アマゾンイタリアでDVDが購入できる宮﨑駿監督作品
Amazon.it - DVD dei Film diretti da Hayao Miyazaki

Fanno parte delle promozioni fino al 15 maggio 2016 ↓↓
6 titoli 30€
- Il Castello Nel Cielo / 天空の城ラピュタ (1986)
- Il Mio Vicino Totoro / となりのトトロ (1988)
- Porco Rosso / 紅の豚 (1992)
- Principessa Mononoke / もののけ姫 (1997)
- La Citta' Incantata / 千と千尋の神隠し (2001)
- Il Castello Errante Di Howl / ハウルの動く城 (2004) 
- Ponyo Sulla Scogliera / 崖の上のポニョ (2008)
- Si Alza Il Vento / 風立ちぬ (2013)
4 titoli 30€
- Lupin III - Il Castello Di Cagliostro / ルパン三世 カリオストロの城 (1979)
- Kiki Consegne A Domicilio / 魔女の宅急便(1989)
3 titoli 30€
Nausicaä ella Valle Del Vento / 風の谷のナウシカ (1984)
↑↑ Tutti questi DVD - Audio: Italiano, Giapponese, Sottotitoli: Italiano, quindi sono molto belli ma anche strumenti utili per italofoni che studiano il giapponese e per i giapponesi che apprendono l’italiano.
関連記事 / Articoli correlati
- 宮崎映画で学ぶ日本語・イタリア語とサンレーオのカリオストロの城 / Studiare l’italiano / il giapponese con i film DVD di Hayao Miyazaki (7/9/2015)
- 『風の谷のナウシカ』10月イタリア公開 / Il 5, 6, 7 ottobre al cinema, film di Hayao Miyazaki, “Nausicaä della Valle del Vento” (3/9/2015)
- きらめく冬の夜と映画、『風立ちぬ』 / Bello il film, “Si alza il vento” di Miyazaki (12/12/2014)
- 『紅の豚』、久しぶりに鑑賞・感動 / Film, “Porco Rosso” (25/11/2010)
円高でお得なアマゾンイタリア ~ おすすめの教材と購入方法
↑↑ 書いたのは2012年ですが、現在も1ユーロ約122~123円と、ユーロに対して円が強くなっています。
参照ページ / Riferimenti web
Amazon.it – Promozione DVD e Blu-ray: 6 titoli = 30 EUR / 5月15日まで、6枚買えば30ユーロのDVDの数々
↑↑ ただし、割引を利用するためには、割引コード(この場合はDX6X30MLAP、太字codice「コード」として記載あり)を、注文確定前に入力する必要があります。
Amazon.it - Promozioni film DVD fino al 15 maggio / 5月15日までDVDセール、まとめ買いがお得
- 海外通販購入ガイド海外版のDVD・ブルーレイを再生するには
- Amazon.co.jp - パナソニック Panasonic DVD-S700 リージョンフリーDVDプレーヤー(PAL/NTSC対応) 全世界のDVDが視聴可能 【輸入販売店限定保証書/HDMIケーブル/変換プラグ/世界のリージョンコード&映像方式ガイド)付属】 (並行輸入品)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-05-03 23:43 | Film, Libri & Musica | Trackback | Comments(2)

便利ウンブリア空港、私とイタリア語検定CILS

 ウンブリア国際空港は、規模は小さいのですが、ライアンエアーの、ロンドン・ブリュッセルなど欧州主要都市への直行便もあって、なかなか便利です。早めに予約をすれば、格安で旅行できるため、バレンタインにロンドンからウンブリアに飛んで来た恋人たちに出会うこともあり、先月は義弟が家族4人で、直行便でロンドンに飛び立ち、小旅行を楽しみました。

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2/12/2011

 写真は、2011年12月、ロンドン小旅行への出発時に、直行便に乗り込もうというとき、撮影したものです。右手の山が白雪をいただき、中腹に夕日で茜色に染まった石造りの町並みが見えますが、これはアッシジの中心街です。

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 ウンブリア国際空港(Aeroporto Internazionale dell’Umbria)は、ペルージャとアッシジのほぼ中間に位置し、近年名前が変わって、アッシジの聖フランチェスコ、San Francesco d’Assisiの名を冠するようになりました。

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Dalla pagina http://www.airport.umbria.it/ita/mappa-destinazioni

 冬は運行のない便も多く、春からは便があっても、週の決まった日に運行するという便も多いのですが、たとえば4月27日現在は、ライアンエアーによるロンドン、トラーパニ(シチリア西部の港町)、ブリュッセルへの直行便があるほか、アルバニアのティラーナ、ルーマニアのブカレスト行きの便が、それぞれブルーエクスプレス、ウィズエアーから出ています。

 便利なのは、昨年同様、今年も5月15日から週に一度、8月中は週に二度運行される、ルフトハンザ航空の第二ハブ空港であるミュンヘン空港への直行便です。便数が限られてはいますが、ミュンヘン(イタリア語でMonaco)まで行けば、上の図にあるように、世界中のさまざまな都市まで、飛んで行くことができます。日本の空港名は記載がないのですが、ウンブリア空港サイトのルフトハンザ便予約ページで、日本への旅行をシミュレーションすると、わたしが入れた空港名と日時では便がないという結果が出たものの、国名として日本、空港として日本の空港も選べるようになっているので、乗り継ぎの時間さえうまく合えば、日本・ウンブリア間の往復に使うのも、不可能ではなさそうです。

 便の発着日時は、次のページに記載があります。

- Umbria International Airport – Orari Partenze / Departures Time
- Umbria International Airport – Orari Arrivi / Arrivals Time

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Dalla pagina http://www.airport.umbria.it/ita/trasporti

 ウンブリア国際空港には、ウンブリアの近隣の町、ペルージャ・アッシジ・フォリンニョに直接接続するバスの便があるほか、トスカーナ・マルケ・ラッツィオなど、近隣の州とペルージャを結ぶバスあるいは電車と、ペルージャから空港までのシャトルバスを併用する方法もあります。
 
- Umbria International Airport - Trasporti

 詳しくは上のリンク先に書かれているのですが、リンク先の情報をていねいに拾ってみると、ウンブリア州内の接続(collegamenti regionali)は、2016年4月27日現在は、Umbria Mobilità (Bus Italia)の便は、

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となり、便数が極端に少ない上、ferialeと書かれているため、平日のみ運行で、祝祭日や、ミュンヘンと接続する便が発着し、他の各都市との接続便も多い日曜日に、運行がありません。ちなみに、バスの時刻表で、空港(aeroporto)名がSant’Egidioとなっているのは、空港の数年前までの古い名前が、なぜかそのまま使われているからです。

 ですから、毎日便があり、かつ電話で予約すれば、PDFの時刻表の下に記されたホテルまで来てくれるACAPのこちらの便が便利だと思います。

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Dalla pagina http://www.acap.perugia.it/files/file_news83.pdf

 ただし、✳のついた場所については、あらかじめ電話によって、ここからバスを利用したい旨の連絡をしてはじめて、バスが発着することになっています。バス利用を告げる電話(番号075/50.16.735)の受付時間は表の下に記載があり、月曜から金曜までは午前8時から午後1時まで及び午後3時から午後6時半まで、土曜日は午後9時から正午までとなっています。

 料金や送迎可能なホテルの一覧などの詳細は、次のリンク先のPDFにあります。

- A.C.A.P. Airbus Perugia Centro – Aeroporto S. Egidio Orari in vigore dal 27.03.2016

 ペルージャ中心街(鉄道駅)・空港間が大人片道8ユーロ、往復14ユーロ、12歳以下の子供は片道5ユーロ、往復9ユーロなので、3人までの旅行で、自分でイタリア語で、あるいは宿の人などに頼んで、バス会社に、いつ何時にペルージャのどこからバスに乗りますと電話連絡できるようであれば、このバスが便利だと思います。けれども、4人以上の旅、あるいはイタリア語で電話をかけるのが難しいというようであれば、

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Dalla pagina http://www.airport.umbria.it/ita/trasporti

 Radiotaxi Perugiaのサービスが、空港からアッシジ、ペルージャまでが、4人まで荷物込みで30ユーロで、便利でお得かもしれませんし、空港サイトの交通機関(Trasporti)を記したページによると、空港内に、Hertz、Europcar、Avis、Budget、Sicily by Carといったレンタカーのカウンターがあるそうですから、レンタカーを借りるという手もあります。

 ペルージャ外国人大学に留学中の方や、ウンブリア在住の方をはじめ、欧州などに在住でペルージャを訪ねてみようという方にも、旅行の時期や日程によっては、ウンブリア空港の利用が便利でお得ということがあるのではないかと思います。

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Basilica di San Francesco, Assisi 17/5/2012

 ウンブリアは自然が豊かで食もおいしく、歴史・芸術から宗教まで、文化遺産の豊富な州です。古代エトルリア人に築かれた紀元前3~4世紀の城壁と門が、今も美しく中心街を取り囲むペルージャ、聖フランチェスコの生地で、ゆかりの教会や庵、町の美しいアッシジがあり、イタリア中部で最も大きい湖、トラジメーノ湖があり、緑の山野に、歴史ある修道院や庵が点在しています。ウンブリアを訪ねてみたいという思いがわいてきたら、ウンブリア空港の利用も選択肢の一つにあることを、覚えておいてください。

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Fontana Maggiore & Palazzo dei Priori, Perugia 12/4/2014

 個人で、あるいはご家族、お友だちどうしでのイタリア旅行を、自分たちだけで乗り切ろうというとき、もし出発前、旅行中に、手軽に手っ取り早く、旅行に役立ち、旅が楽しくなるイタリア語を勉強したいとお考えでしたら、ご連絡ください。3人様までなら2時間50ユーロ(あいさつ・交通機関・宿・レストランなど)、3時間75ユーロ(2時間の内容+初対面の人との会話・買い物など)で、イタリア語の文字表記と発音や、注文・買い物演習も交えて、楽しく勉強しましょう。買い物、あるいは仕事での取引先との商談などで、通訳が必要という場合は、報酬1時間あたり25~31.25ユーロと交通費などの実費をいただいています。20年前になりますが、実用英検1級に合格し、英語力が落ちぬように、英語の本を読み音声に触れるよう心がけていますので、旅行仲間や恋人・配偶者は英語圏の方という場合も、いっしょに授業を受けることが可能です。

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 イタリア語の検定は、イタリア留学当初、2002年に知名度の低いイタリア語検定試験で上級に合格したものの、実はその後、受けたことがありません。シエナ外国人大学の大学院課程で、外国語としてのイタリア語教授法を専攻した際、入試の応募資格に、外国人の場合はCILSのC2で75点以上を取得、あるいは同等の資格証明を有することとあったのですが、そのとき出願書類として、ペルージャ外国人大学の外国人へのイタリア語・イタリア文化教育の3年の学士取得課程を、満点で卒業したという卒業・成績証明書を提出し、筆記・口頭での試験に臨んだら、それで入学資格を認められて、十数人の受験者中、イタリア人学生と二人並んで首位合格し、同大学院課程で、CILSの問題作成や採点演習の授業も学んで、満点の成績で卒業したという経緯があるからです。CILSを運営するシエナ外国人大学からC2の75点以上のイタリア語力があると、大学院入学前に認められ、在籍中は、CILSの総監督を務める女性教授から、「あなたの大学での成績が抜群にいいのは、イタリア語がよくできるので、採点する先生たちがいい点をつけるからではないかしら」と、イタリア語教育についての知識には疑問を投げかけられても、イタリア語力については大いに認める言葉を言われたこともあり、イタリアで暮らしていく上では、二つの外国人大学での卒業・成績証明書があれば、イタリア語の力を証明する試験をわざわざ受験する必要がなかったため、受けずにきたのです。

✳追記(4月28日)
 アリタリアが運行していたペルージャ・ローマ接続便は、飛行機運行では採算が取れないため、ペスカーラ・ローマ接続便と共に、4月18日からバスで代行されることになりました。バスは1日3便、ペルージャ、パルティジャーニ広場のバスターミナルとローマ・フィウミチーノ空港を結ぶ直行便で、乗車前にオンラインチェックインを済ませておく必要があります。アリタリアのバス代行便については、アリタリア航空のサイトの次のページに、イタリア語・英語による詳細説明があります。バスターミナルは、場所が分かりにくいため、写真と行き方を後半で説明した過去記事へのリンクを添えておきます。

Info Aerobus Perugia - Roma
- Alitalia - Aerobus Perugia e Pescara (In italiano)
- Alitalia - Roma - Perugia | Roma Pescara Aerobus (In English)
Info (foto & map) Bus Terminal / Bus Station @ Perugia (Piazza Partigiani)
- ペルージャ観光、地図とアクセス / Visitare Perugia e Umbria, Info sui trasporti pubblici
↑↑ Info Bus Terminal in fondo all'articolo / in the end of the article

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Voli diretti per Londra, Bruxelles, Trapani con Ryanair,
dal 15 maggio con Lufthansa
per Monaco di Baviera e poi verso il mondo.
Comodo l'Aeroporto Internazionale dell'Umbria

da cui si vede la città di Assisi. (Foto: 2/12/2011)
A mezz'ora in autobus da Perugia :-)
Venite in Umbria! Partiamo per il mondo!
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
JITRAメルマガ「イタリアへ行こう」掲載のわたしの連載記事について
- 連載魅力のウンブリア / Fascino di Perugia & Umbria
- トラジメーノ湖に行こう、JITRA連載第2回 / Lago Trasimeno
- アッシジと聖フランチェスコ、JITRA連載第3回 / Assisi, San Francesco & Cammino
- うまし美しワインの里モンテファルコ、JITRA連載第4回 / Bella Montefalco
- 名産オリーブオイルと新オイル祭り、JITRA連載第5回 / Ottimi! Oli d’Oliva dell’Umbria
- 神父探偵と古代ウンブリア人の町グッビオ、JITRA連載第6回 / Gubbio, Città degli Antichi Umbri e di Don Matteo”
JITRAメルマガ掲載のわたしの記事 / I miei articoli su JAPAN-ITALY Travel On-line
- 第1回「ペルージャとっておき散歩コース」 / 1. Bella Perugia
- 第2回「トラジメーノ湖に行こう」 / 2. Andiamo al Lago Trasimeno
- 第3回「アッシジと聖フランチェスコ」 / 3. Assisi e San Francesco
- 第4回「うまし美しワインの里、モンテファルコ」 / 4. Bella Montefalco, ottimi i suoi vini
- 第5回「名産オリーブオイルと新オイル祭り / 5. Ottimi! Oli d’Oliva dell’Umbria」
- 第6回「グッビオ 古代ウンブリア人と神父探偵の町」 / 6. Gubbio, Città degli Antichi Umbri e di Don Matteo

参照リンク / Riferimenti web
- Aeroporto Internazionale dell’Umbria, San Francesco d’Assisi – HOME (In italiano / イタリア語)
- Umbria International Airport, San Francesco d’Assisi – HOME (In English / 英語)
- Aeroporto Internazionale dell’Umbria, San Francesco d’Assisi – Mappa Destinazioni
- Umbria International Airport. San Francesco d’Assisi - Trasporti
- Umbria International Airport – Orari Partenze / Departures Time
- Umbria International Airport – Orari Arrivi / Arrivals Time
- A.C.A.P. Airbus Perugia Centro – Aeroporto S. Egidio Orari in vigore dal 27.03.2016

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-04-27 23:59 | Umbria | Trackback | Comments(7)

郵便局口座開設@イタリア1

 迷い悩んで考えたあげく、ようやく心が決まり、昨日の朝、ペルージャ鉄道駅近くの郵便局で、貯金口座を開きました。

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 1か月4ユーロの手数料はかかりますが、これで、学校からの給料が出るたびに、会計係の人と打ち合わせをして、小切手を取りに行き、現金に変えるために、郵便局で長い間順番を待つ必要がなくなります。近年は他州の企業などから仕事をいただくことも多くなり、ウンブリア州内のように、直接企業に出向いて、現金や銀行小切手で報酬を受け取るのが難しいため、郵便為替を自宅に郵送してもらっていました。

 ところが、昨年7月に、立て続けに遠方の名の知れた企業二つから翻訳の依頼があり、わたしの方はすぐに翻訳を仕上げて納品したものの、そのどちらの企業からも、いつまで経っても報酬が届かず、最初はちょうど夏休みに入る時期だからかとしばらく待ち、夏が終われば、ひょっとしたら2社はすでに郵便為替を送る手続きをしたのに、郵便が届くまでに日にちがかかっているのかもしれないと思い、名のある業者なのだから、まさか払わぬことはあるまいと思っていたら10月になり、これはおかしいと両社に、電話ではこちらからの連絡の証拠が残らぬからと、メールで問い合わせると、一社からは「もうしばらくお待ちください」と返事があったものの、もう一社からはなしのつぶてです。幸い、メールの返事があった業者からの郵便為替は、11月に届きました。返事がないもう一社の方には、メールや電話で再度催促をしなければと思いつつ、催促ができずにいました。日本でもイタリアでも、教員としては基本的に、公の教育機関から職員あるいは準職員として給料をもらい、翻訳・通訳などの仕事でも、これまで長い間、どのお客さんも、報酬を事前に、あるいは直後にくださる方ばかりだったので、未払い報酬を取り立てた経験がなく、気が引けたのです。

 と言っても、約10年前、通訳の仕事の当日に、約束の時間を30分過ぎてから、依頼主の「体調が悪いから」と、2日間の通訳の仕事がキャンセルされたことがあり、そのときはキャンセル料など契約内容になかったので、仲介会社の方から、「以後はキャンセル料を契約書に盛り込みますから」と話があったものの、このときは、いっさいの支払いなしに仕事はすべてキャンセルとなってしまいました。まあ、いい勉強をさせてもらったとも言えますし、このドタキャン企業からは翌年やはり同じ仲介会社を通して、同内容の通訳の依頼があり、そのときは契約書にキャンセル時の料金も記載して、実際に通訳の仕事を、2日間遂行しています。

 閑話休題。そういうふうに、仕事をすれば、すぐにきちんと報酬をくれる教育機関や業者などとばかり仕事をしていたこともあり、報酬が受け取れないのがわだかまりになり、それでも、「払ってください」と催促するのが何だか気が引けて、イタリアでも日本でも有名な大企業だからまさか払い逃げするわけはあるまいと思いつつ、「もし電話をかけて、払わないなどと言われたら」と弱気になり、意を決して直接電話をかけて、翻訳をわたしに依頼した人と話したいと告げたのは、なんと今年の2月末になってからでした。

 すると、7月にわたしの見積もりにOKを出し、仕事を依頼し、わたしが翻訳を納品した担当者は、「あら、その報酬ならもうとっくに支払っているはずだけれど……ちょっと待ってくださいね。折り返し電話しますから。」と言います。まもなく折り返し電話があり、非常に申しわけなさそうな声で、「わたしは会計担当が支払うようにとっくに手続きをしていたのに、支払いが行われていないみたいなの。あなたが10月に書いたメールも、わたしは知らなかったの。」と言います。その後、会計担当者と電話で話すと、「郵便為替よりも、だんなさんに銀行口座があるなら、そちらに入金するので、口座の情報を教えてください。」とのことです。何はともあれ、そのときは、夫の口座を通じて、ようやく報酬を受け取ることができました。

 7月から2月までの7か月間、ずっと早く連絡しなければ、どうして支払いや連絡がないのだろうと、何だか嫌な思いをずっと抱えていたので、そのときは心が軽くなりました。同時に、支払う学校や企業も、口座送金の方が手間がかからずに済むし、わたし自身が、企業が郵便為替を送っていないのか、郵便が届くのが遅いのかといつまでも待つ必要もないので、口座を開設したほうがいいと、腹を決めました。学校の給料も、口座に直接受け取れるので、打ち合わせや移動、郵便局での待ち時間を考えると、月に4ユーロ払っても、時間的、精神的にお得に思えます。

 手数料がかかっても、利子はいっさいつかない口座ではありますが、便利と時間を買うのだと思うことにしました。まもなく支払わなければいけない自動車税も、オンラインで支払えるそうで、おかげでいろんな点で、時間や手間が省けそうです。

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Martedì ho finalmente aperto il conto corrente
; in Italia una volta avevo un conto corrente bancario, ma poiché in Giappone le poste e le banche non prendono nessuna commissione da chi deposita i soldi anzi gli regala qualcosina, non mi andava giù l'idea di dover pagare la commissione quando essi guadagnano usufruendo i nostri risparmi, ho chiuso il conto e preferito il risparmio soci Coop. Tuttavia, ora ho deciso di avere il conto corrente per non far perdere tempo sia a me che ai datori di lavoro; a scuola ogni volta mettevo d'accordo con il responsabile della cassa, andavo a prendere l'assegno postale e poi mi mettevo in una lunga fila alla posta per cambiarlo in contanti. La maggior parte dei clienti mi pagano o prima o subito dopo i lavoro di traduzione/interprete, tuttavia l'anno scorso due aziende note sia in Italia che in Giappone mi hanno affidato la traduzione, ho consegnato subito i lavori ad entrambi ma i compensi sono stati pagati con molto ritardo; una mi ha pagato a novembre, l'altra addirittura a febbraio di questo anno. Avevo chiesto il pagamento via vaglia postale e non ero sicura se i ritardi degli assegni fossero dovuti ai committenti o alla posta. Invece, d'ora in poi potrò sollecitare il pagamento senza esitazioni, controllando il conto on line. Comunque spero che i clienti mi paghino subito senza bisogno di sollecitazioni. Insomma, l'idea è quella di acquistare il tempo e la comodità con la commissione mensile di quattro euro.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-04-20 23:59 | Sistemi & procedure | Trackback | Comments(10)

教科書にニヤリびっくり

 昨年度学校で、日本語の教科書として、『まるごと 日本のことばと文化』を新たに採用しました。使っていて、いい意味でも困った意味でも、驚くことが多かったのですが、びっくりにんまりしたのは、「だい9か なんじにおきますか」の授業を準備していたときです。

 1日の生活を、皆が日本語で説明できるようになるために、教科書では、「おきます」、「あさごはんを たべます」、「おふろに はいります」といった、1日にありがちな行動を、絵と共に紹介しているのですが、なんとその中に、

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「にっき/ブログを かきます」という行動まで、含まれているではありませんか。

 日本には、それだけブログを書くことを日課としている人が、多いからでしょうか。日本語を学ぶ外国の方にも、日本語や母国語で、ブログを書く人が増えているのでしょうか。

 わたしは2010年4月3日に、このブログを始めたのですが、毎日投稿1週年を達成できたのは、今年3月28日で、つい最近のことです。年の初めには、ていねいな字で日記を手帳につづるつもりが、字も日記もおざなりになって反省しているところです。

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Sorpresa! Nel nuovo manuale di giapponese, "Marugoto"
compare "scrivere sul diario/blog" con disegno
insieme alle attività quotidiane comuni
come alzarsi, fare colazione e lavorare! (A1 Katsudo, L9, p.63)
Vorra dire che ormai molti giapponesi scrivono sul blog ogni giorno
e che il blog sta sostituendo il diario?
Ciò varrà anche per gli apprendenti stranieri della lingua giapponese?
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関連記事 / Link agli articoli correlati
- 『まるごと入門A1』考1、新しい日本語教科書と無料の日英独仏伊基本語彙集 / Nuovo manuale di Giapponese, “Marugoto” 1 – i suoi Pregi
- 外国語教育・学習と『まるごと入門A1』考2 / Nuovo manuale di Giapponese, “Marugoto” 2 – i suoi Problemi

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-04-05 23:41 | Insegnare Giapponese | Trackback | Comments(10)

美しいイタリア語と識字能力の低下

 イタリアの著名な言語学者でかつ元教育大臣であったトゥッリオ・デ・マウロ氏が、約10年前にペルージャ外国人大学で行われた会合で、イタリア人のイタリア語力の低下について講演をしたことがあります。確か、その講演では、日本語で言うと、ら抜き言葉や漢字の書き間違い・読み違いにあたるような間違い、標準イタリア語の規範からはずれる表現が、若者どころか社会人の間でも増えてきているということを、具体例を挙げながら説明されたのではないかと思います。氏は講演を、「こういう問題は、イタリア語が文法的にとりわけ複雑な言語なので起こるのでしょうか。」という言葉で締めくくりました。

 そのとき、ちょうど同大学で学士取得過程を卒業したばかりで、かつ日本語・日本文化を教える講師として働いていたわたしが、思わず挙手をして、わたし自身が日本の高校で12年間教えた経験と、おそらくは主に読書力の低下のために、その12年間に高校生たちの国語力の急降下がひしひしと感じられたことを説明し、ですから、国語力の低下は決してイタリアだけ、イタリア語だけの現象ではありませんと、発言しました。そうしたら、その後しばらくして、当時副学長だった、大学時代に「イタリア語教育法」を教わった恩師が、そばに来て、言ってくれたのです。

 デ・マウロ教授がさっきわたしに、「あの美しいイタリア語を話す日本人女性はだれですか。」って驚いて尋ねたのよ。「わたしたちの教え子で、今は同僚でもあるんですよ。」と答えたのよ。

 イタリア語について、「上手に話す。みごとなイタリア語を話す。」と、それが日本人であるにしてはであるにせよ、ほめられることは少なくないのですが、このときは、それがイタリアでも著名な優れた言語学者であり、かつ、イタリア人におけるイタリア語の話し言葉・書き言葉の乱れを嘆く発音をされた直後に、ですからそんなふうに、きわめて注意深くイタリア語の文法や語彙、表現法にも気を配りながら聴かれたであろう氏が、そう言ってくださったと知って、本当にうれしかったです。

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 氏のこの著作は、その後、シエナ外国人大学の外国語としてのイタリア語教育法を専門とする大学院課程に通ったとき、授業の教科書として購入し、読んだものです。

 昨日からの新しいブログのタイトル、「美しいイタリア語・日本語屋 なおこのブログ」は、このデ・マウロ氏の言葉をありがたく思い、そういうイタリア語をこれからも話し、書いていきたいし、教えていきたいという気持ちと、イタリア語・日本語という言語そのものの美しさをかけています。

 日本語についても、イタリア語についても、きれいに書いて話すと、いろんな方に言っていただけるのは、どちらの言語についても言語学や文法を、大学の授業などで、社会言語学から歴史言語学まで多岐にわたって学んだということに加えて、文学作品を中心として、多数の本を読んできたおかげだと思っています。


 最後に、関連映像として、デ・マウロ教授が、イタリア・世界における識字能力の後退について、特にイタリアに焦点をあてながら解説している番組のYouTube映像をご紹介します。大学卒業後の識字能力の後退は、イタリアのみならず、韓国・日本・フィンランド・オランダでも激しいと説明しています。

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Nel 2006 durante un convegno presso l'Università per Stranieri di Perugia, il grande linguista, il prof. Tullio De Mauro ha parlato delle difficoltà dell'educazione linguistica in Italia e ha concluso il suo discorso domandando se tali difficoltà fossero dovute alla peculiare complessità della lingua italiana. Poco dopo ho alzato la mano e detto - riporto qui la sintesi: "Gli stessi fenomeni stanno succedendo - vale a dire, gli allievi hanno sempre meno competenze della lingua materna anche nelle scuole giapponesi e li ho visti con i miei occhi come insegnante. Secondo me sono dovute soprattutto alla mancanza della lettura."
Dopo la prof.ssa Ciliberti mi si è avvicinata e sorridendo, mi ha raccontato che il prof. De Mauro le aveva chiesto: "Chi è la ragazza giapponese che parla un bellissimo italiano?" e che lei gli aveva risposto che ero ex studentessa e docente dell'ateneo.
Queste parole non le ho sentite io direttamente, ma sono tuttora uno dei complimenti a me più graditi e mi rendono ancora lieta e fiera :-)))
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- イタリア語のTPO / Le varietà dell’italiano e le situazioni comunicative (11/2012)
- ウ入りパスタと恋のコーヒー、外国語学習入門期の罠 / Tranfer a livello fonetico nell’apprendimento della L2 (1/2016)
- 優秀な外国語学習者とは / Il bravo discente di una lingua straniera (2/3/2014)
- 英伊仏ヒアリングマラソンと注意点 (1/2013)
- イタリアの方言と日本語特訓の成果その1 (11/2010)
- イタリアの方言と日本語特訓の成果その3 (16/11/2010)
- 伊日仏英語週間1、外国語教育の流れ (9/2013)
- 伊日仏英語週間2、英語で読む (9/2013)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-03-21 22:09 | Lingua Italiana | Trackback | Comments(12)

イタリア語手作りゲーム、子どもにも日本語学習にも

 今は大きくなった姪っ子たちが幼かった頃、日曜日の大家族での昼食後、義弟夫婦は散歩に出かけ、わたしと夫が姪たちの遊び相手をするということがよくありました。数時間の長丁場になるのですが、好きなように絵を描き、カードやボールで、あるいは外に出て遊んでいても、しばらくすると、二人のうち一人が、飽きてしまい、別のことをしたがります。

 それで、物置きにある包装紙で衣装を作ってみたり、段ボール箱にちらしの商品を切り抜いて貼りつけて家を作ってみたりと、いろいろ工夫をしてみたのですが、そうやって思いついた遊びの中で、これはよかったなというものの一つが、こちらの姪たち手作りのカードゲームです。

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 10年近く経った今も、姪たちが喜んで遊ぶ、大切な思い出のゲームになるとは思いもよらず、その日、わたしはふと思いついて、物置きと化したガレージから、不要な段ボール箱を掘り出して、ハサミで切り分け、トランプのカードほどの大きさのカードをたくさん作りました。

 そうして、確か、二つ下の妹娘はまだ保育園でアルファベットを習っている最中だったそのとき、姪たち二人に、「Aで始まる言葉には何がある?」と尋ねては答えさせました。そうして、わたしがあらかじめ青いペンで小さくAと記した4枚のカードに、姪たちが答えた、Aで始まるものの絵を、描くように言いました。カードに実際にかくその前から、姪たちの記憶力と想像力・創造力が羽ばたき始めます。

 ミツバチ(ape)を描くのに、太陽や花、大地の絵も添えてあるのがかわいらしいです。ほかにも、姉娘の名であるアレッシア(Alessia)飛行機(aereo)オレンジ(arancia)など、イタリア語のaで始まる単語とその絵が並んでいます。ARANCIAがわたしの筆跡なのは、当時の姪たちには、まだどう書いていいかが分からなかったからではないかと思います。

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 同様に他の文字についても、絵と言葉を4枚のカードにかかせました。今ガレージで見つけた袋にはどういうわけかAは4枚ずつあるのですが、他のカードは3枚ずつしかありません。3か月ほど前に姪たちと久しぶりに遊んだときには、ほぼすべてのカードが4枚ずつあったので、どこに消えたのかなぞです。

 Bとして姪たちが思いついたのは、泡(bolla)踊り子(ballerina)男の子(bambino)です。泡の絵をかこうとは、わたしの頭では決して思いつかなかったでしょう。子供の頭の柔軟さと発想の自由さを、改めて思います。

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 Cのカードには、(小さい)お肉(ciccicina)サクランボ(ciliegia)、ウンブリアではトルコロと呼ばれるリンク状のケーキ、チャンベッラ(ciambella)が登場します。

 右手の紙にわたしが大文字で、DONNA、CICCINAと書いているのは、Cのカード以降は、姪たちがそのときは書き方を知らなかった言葉も、カードには姪たち自身に直接書かせることにしたからだと思います。自らの手で書き写せば、すでに音声も意味も知っていた言葉のつづりが頭に入りやすいはずです。

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 Dのカードには、ドゥオーモ(duomo)女性(donna)固形ブイヨン(dado)が並んでいます。

 ドゥオーモと聞いて、日本の皆さんが思い浮かべるのは、フィレンツェやミラノのドゥオーモではないかと思うのですが、姪の描いたドゥオーモは、そういう大聖堂やイタリアでよく見かける教会とは若干違う形をしています。

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Duomo di Todi @ Carnevale Medievale 19/2/2012

 鐘楼の位置こそ違うものの、姪たちが住むトーディのドゥオーモを、どうだったかなと思い出しながら描いたら、こんなふうになったのではないかと、わたしは想像しています。こんなふうに角ばっていて、長い大きな階段が手前にあるドゥオーモは、あまり見かけないからでもあります。写真は4年前、中世の謝肉祭が催されたときに撮影したものです。(下記リンク参照)

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 Eのカードには、象(elefante)ヘリコプター(elicottero)草(erba)が描かれています。Eの文字カードの下にある紙に、わたしが象の絵と単語をかいているのは、姪たちがどうかいていいか分からないと言っていたからでしょう。

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 Fのカードには、イチゴ(fragola)キノコ(fungo)蝶(farfalla)が並んでいます。ここでもやはり、どうかいていいか分からないという姪たちのために、わたしがfragolaのつづりや、蝶の絵を、お手本としてかいています。

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 Gのカードに描かれているのは、キリン(giraffa)猫(gatto)ゴリラ(gorilla)です。猫の絵がひどく小さいので、一瞬どうしてかしらと考えたのですが、両脇に大きいキリンとゴリラが並んでいるので、カード内の絵にも、動物たちの実際の大きさの違いを反映させたのではないかと思いつきました。

 左手にキリンの顔をわたしが描いたのは、姪たちに助けを求められてのことだと思うのですが、姪のかいたキリンの胴体の大きさが興味深いです。小さい姪たちが下からキリンを見上げたとき、はるか上方にある長い首よりも、まぢかに見えた胴体の大きさの方が印象に残ったのかもしれません。

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 Iのカードに並ぶのは、カバ(ippopotamo)漏斗(imbuto)火事(incendio)で、incendioやgiraffaも、つづりが難しかったようで、わたしが紙の裏に書いています。義家族宅でもうちでも、オリーブオイルや酢は自家製のものを、大きい容器から小さい容器に移し替えるので、何かと漏斗が活躍するため、姪たちはIと聞いて、すぐにimbutoを思い浮かべたのだと思います。

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 イタリア語の従来のアルファベットは21字なのですが、カード作りはAからIまでの8文字で終わっています。Iに続くJとKは、W・X・Y同様、本来イタリア語には存在しない文字で、外国の地名・人名・自動車のバックナンバーなど、使われる用途がごく限られています。さらに、すでに完成したカードだけでも、十分に遊んで楽しめるので、これ以降は作るのをやめてしまったのではないかと思います。

 遊び方には主に2種類あります。かつてはどの文字も4枚ずつカードがあったので、すべてを裏返しにしてきれいに並べ、トランプの神経衰弱のように、一人ひとりが順に2枚ずつカードを表に返していって、2枚目に開いたカードの文字が1枚目と違えば、再びカードを裏返して並べ、開いたカードの文字が2枚とも同じであれば、2枚は開いた人のものとなり、文字の組み合わせが同じである限りは、同じ遊び手が続いてどんどんカードを裏返していくことができる、そんなふうにして遊びます。

 もう一つの遊び方は、最初に、写真の左下に重ねてあるアルファベットの文字だけを書いた小さいカードを、遊び手が一人1枚ずつ裏返した山の中から取って、その後、絵を描いたカードを山にしてテーブルの中央に並べ、皆が順に1枚ずつ開いていって、文字カードと同じ文字が書かれたカードを最初に4枚集めた人が勝ち、というものです。

 きわめて単純なゲームなのですが、絵や文字をかき始めても、何かこれをかくという目的がないと飽きる上、まだ字や言葉が書けない時期に、書くことや描くこと、そういう作業を通して学ぶことを、子供たちが楽しめる上に、後から遊ぶときにも、自分たちが自らの手でかいた絵と文字なので、その絵や言葉を見るという楽しみが、遊びと学びに加わって、姪たちは、作るときも、作ったカードで遊ぶときも、とても楽しそうでした。

 高校生、中学生になった今でも、幼い頃に自分たちが作ったカードが懐かしく誇らしいのか、時々カードを物置きから引っ張り出してきては、いっしょに遊ぼうと誘ってくれて、遊ぶときには本当に楽しそうです。日本語・イタリア語を勉強中のお子さんがいる方や幼稚園や小学校で英語を教える方の参考になればと、ふと思いついて、懐かしいカードを掘り出して、記事を書いてみました。ところで、失われたカードたちは、どこに行ったのでしょう。大切な宝物なので、探し出さなければ。

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Sono i Giochi di Memoria che le nostre nipotine
hanno creato con noi circa 10 anni fa.

"Ditemi le parole che iniziano con A."
"Allora, dipingerete un'ape."
Si divertivano, imparavano anche mentre creavano le carte e
anche ora quando frequentano liceo e scuola media,
ogni tanto a loro viene la voglia di giocare con queste carte insiema a noi
e sorridono guardando le carte fatte a mano da loro stesse.
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 中世の謝肉祭、トーディ / Carnevale Medievale, Todi (20/2/2012)
- 食後は歌とScarabeo / Scarabeo con le nipotine (30/11/2010)
- クリスマスの1日 / Scarabeo Hello Kitty (25/12/2010)
- トランプで日本語学習 / Carte da gioco per insegnare i numeri e le ore in giapponese (26/2/2013)
- 外国語、数字も時刻も難しい / Numeri – Giapponese VS Italiano (13/5/2014)
- 世界の中心、フォリンニョ? ~ 言語名、その国の人の言い方を練習するための日本語のカード (29/1/2013)

参照リンク / Riferimenti web
- Scarabeo イタリア語版スクラブル、単語を並べて特典を競うゲーム
- Scarabeo Hello Kitty イタリア語版スクラブル、ハロー・キティ版
- Mattel Y9596 - Mattel Games Scrabble

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-03-18 20:18 | Lingua Italiana | Trackback | Comments(12)

ウ入りパスタと恋のコーヒー、外国語学習入門期の罠

 海外旅行中、感謝の気持ちを伝えるつもりで、「I’m sorry(すみません)」と言ってしまったことはありませんか? 海外で車を運転するのに、運転席は左側なのに、つい右側のドアを開けようとしてしまったことはありませんか? 生まれ育った文化とは違う文化の中で暮らすとき旅をするとき、異国ではとんちんかんになってしまう場面で、うっかり日本風に話したり行動したりしてしまうことが、だれにでもあるのではないかと思います。

 お礼として謝罪の意を持つ言葉を口にすること、運転座席が右側にあること。後者については、これは英国などほかにもそういう国はないわけではありませんが、わたしたちは新しい環境に置かれたときも、その中でやり過ごしていくために、自分でも意識しないうちに、これまでに慣れている生まれ育った文化圏での慣習に頼っていることが多いのです。

 どう対処してよいのか分からないときに、無意識のうちに既存の知識や慣習に頼って、そこから情報を得ようとする。この生き延びるための手っ取り早い参照は、新しい言語を学ぶときにも、知らず知らずのうちに起こっています。そうして、こういう母語の影響は「転移」(transfer、transfert)と呼ばれ、単語・文法・会話での交流など、言語のさまざまな側面に見られるのですが、この影響が特に大きいのは、音声面です。

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 皆さんの中には、日本語を学ぶイタリア人が、「サヨナーラ」、「オアヨ」とあいさつし、大阪を「オサーカ」あるいは「オザーカ」と言うのを聞いた方があるかもしれません。

 イタリア語では、Hの音は発音されず、たとえばho、hai、hannoとhを含む表記があっても、Hが発音されないため、それぞれo、ai、annoと、意味は違えど発音は同じです。そのために、イタリア語を母語とする人には、日本語のハ行とア行の区別がつかず、Hがあっても聴き取れず、なくても「あるのかもしれない」と確信が持てない傾向があります。またイタリア語では、母音の長短が意味の弁別に関与しないため、母音の長短を聴き分けるのに、日本語をかなり勉強した人でも苦労します。「こと」と「コート」、「家」と「いいえ」が同じように聞こえてしまうのです。さらに、イタリア語では、単語の強勢アクセントが終わりから二つ目の音節に置かれ、その音節が開音節であれば母音が長母音になるため、「さようなら」をサヨナーラ、「おはよう」を「オアヨ」と発音してしまいがちです。

 外国語学習において、母語の音声面での影響は、ただでさえ大きいのに、この最初の肝心な段階で、イタリア人の日本語学習者が、一つ一つの仮名とその発音を覚える代わりに、ローマ字表記の読みに頼ってしまうと、母語であるイタリア語の音声体系を、それでは通用しないところでまで学習中の日本語に応用する度合いも頻度も大きくなり、結果として、上記のような間違いが、すぐにひらがなや片仮名を覚える人よりも多くなり、しつこく残る傾向があります。耳で聴き取れない音は、記憶にも正しく定着しにくいのに、最初に母語の干渉が強い覚え方をしてしまっているために、いつまでもきちんと言葉が覚えられなかったり、聴き取れなかったり、発音できなかったりするのです。

 こうした音声面における母語の悪影響は、日本のわたしたちが英語やイタリア語に限らず、外国語を勉強する際に、カタカナによる発音表記に頼り過ぎる場合にも、大きく、根深いものになってしまいます。RとLなど、日本語では聴き分ける必要がなく、そのためにただでさえ聴き分けづらく、R・Lを含む単語を正確に覚えづらいのに、いつまでもカタカナの音声表記に頼ってしまうと、そうした聴き分けや記憶が、いっそう難しくなってしまいます。またカタカナは万能ではありません。SやLのような母音が後につづかない音はカタカナでは表記できません。学習対象の言語には存在しない母音を補わないと、カタカナで表記することができないのです。そういうときにカタカナの発音表記で混入する外国語には存在しない母音が、いつまでもカタカナの発音表記に頼っていると、記憶に定着し、発音もしてしまい、間違った形・発音のまま頭と体が覚えてしまいます。

 そうして、日本における外国語学習教材は、残念ながら単語だけ、互いに独立した例文だけが参考書に登場する傾向があり、音声CDがあっても、会話や意見発表・朗読などで、どんなイントネーションや抑揚で話されるかが分からないものが、いまだに多いのではないかと思います。そのため、イタリア語や英語を話すときにも、どんなイントネーション、抑揚で話せばいいか見当がつかないと、無意識に自分の母語や既知の外国語の音声を参照にしてしまい、日本語や方言まるだしのイントネーションで、外国語を話してしまうことになります。こういう母語の悪影響は、歌や映画、会話の音声など、学習対象言語の幅広いインプットを得ることで、食い止めることができますが、いつまでもカタカナ発音表記に頼ると、さらに蔓延してしまいます。

 さて、今日の記事の内容は、実は、ブログ友達のぷーさん(ブログへのリンクはこちら)と、最近ツイッターで交わした以下のやりとりに発想を得たものです。140字以内に収めるために苦労しながら書いています。


 上の引用は、かなり長くなったやりとりのごく一部です。続きや省略されているところを読みたいという方は、ツイッターでご覧ください。ツイッターは利用していないけれど、やりとりの全文が気になるので知りたいと希望する方が多いようであれば、何らかの形でツイッターでの応答すべてをお伝えすることも考えています。

 ぷーさん、ブログでのツイートの引用を快諾してくださって、ありがとうございます。

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Quando studiate il giapponese, cercate di imparare al più presto a leggere e scrivere gli alfabeti giapponesi, Hiragana e Katakana. Se continuate a leggere con l'aiuto di Roma-ji, il vostro giapponese tenderà ad essere contaminato dalle influenze della fonetica e fonologia della vostra lingua materna.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-01-26 23:59 | ImparareL2 | Trackback | Comments(8)

おいしいうれしい贈り物

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 おしゃれでしかもおいしそうな、そうして実際に、食べてみたらそれはそれはおいしかったプチケーキを贈ってくれたのは、個人授業で日本語を教えている生徒さんです。生徒さんは、ペルージャから車で3、40分かかるフォリンニョの町に住んでいます。

 「12月6日に実施された日本語能力試験は、受験生皆が、予想に反して難しいと言っていたけれど、ぼくはいい結果を出すことができたと思います。これまで漠然としていたいろんなことが、先生のもとで学び始めてから、はっきりと分かるようになって、感謝しています。」

 まずは生徒さん本人が、一生懸命、日頃からこつこつと勉強を積み上げてきたからこそ、着実に力がついてきているのですが、そう言いながら、「クリスマス前ですから」と、おいしいケーキを贈ってくれて、とてもうれしかったです。

 「フォリンニョの歴史ある、とてもおいしい店なんですよ。」とは聞いていたのですが、後で夫と食べながら、一つひとつのケーキがどれもとてもおいしいので、感動しました。


 クリスマス直前の授業では、『きよしこのよる』を教えて、日本語でいっしょに歌おうと考えていたのですが、都合が合わず、次の授業はクリスマスの後になってしまいます。

 3年前の12月に、日本語の授業で『きよしこのよる』を教えて歌うことに決め、授業のあとも生徒さんたちが歌を繰り返し聴いて歌えるようにと、参考になりそうなビデオ映像を探したのですが、合唱で歌詞が聞き取りにくかったり、歌詞が書かれていなかったりして、なかなかいいものが見つかりません。それで、それならばと、自分で作ってしまったのが上の映像です。お役に立つようであれば、授業などで、ぜひお使いください。ひらがな書きの歌詞とイタリア語の訳・語注は、下記リンク先の記事にあります。

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Squisiti i dolcetti, regalati da un mio allievo di giapponese :-)))
Grazie mille, nella prossima lezione canteremo insieme "Kiyoshi konoyoru" (Astro del Ciel in giapponese). I link per la canzone e il testo, li troverete in fondo all'articolo.
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- きよしこのよる, “Astro del Ciel” in giapponese (19/12/2012)
↑↑ In questa pagina troverete la traduzione e le note in italiano della canzone.
- うたおう、きよしこのよる / Cantiamo, “Kiyoshi konoyoru” (18/12/2012)
- 歌い演じる元旦の夜 / Festa, canzoni e teatro di Natale (1/1/2011)
Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-12-20 23:59 | Insegnare Giapponese | Trackback | Comments(10)

カボチャ日本語イタリア語

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 ある日、昼食にカボチャを食べた直後に、日本語で「カボチャ」と言い、夫に「どういう意味か分かる?」と尋ねると、当然ですが首をかしげています。zucca(イタリア語で「カボチャ」)という意味よと教えると、「ああ、そう言えば、発音がcapocciaに似ているし、capocciaもzuccaも頭っていう意味があるよね。」とうれしそうです。

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Dal sito www.treccani.it

 イタリア語で「頭」と言えば、testaという単語をすぐに思い浮かべる方が多いと思いますが、capoとも言います。ごく親しい間柄では、くだけた場で、少しふざけながら、capocciaと言う場合もあります。

 カボチャと発音がよく似たcapocciaは、「頭」という意のcapoから派生した語で、上記のように「頭」を意味するのですが、一方、イタリア語で、野菜の「カボチャ」を表すzuccaという単語も、カボチャの形が頭に似ていることから、やはりくだけた場で、「頭」を意味する用法があります。

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Dal sito www.treccani.it

 イタリア語のzuccaを意味する日本語のカボチャの発音が、zucca同様にくだけた場で「頭」の意で用いられるcapocciaと似ていておもしろい。ひょとして、日本語の「カボチャ」という単語も、イタリア語、いやいやラテン語起源なのではないか、と夫が言い始めるではありませんか。

 そんなことがあるはずないでしょうと答えたものの、念のためにウィキペディアで調べてみると、なんとカボチャも、南北アメリカ大陸原産の野菜だそうで、名の由来にはいろいろな説があるようですが、いずれにせよイタリア語のcapocciaとは何も関係がないようです。意味はまったく違う単語の発音が、異なる言語どうしで、こんなふうに妙に似通っている場合があるのが興味深いです。

 Treccani.itのオンライン伊伊辞典では、zuccaを「頭」の意味で使う用例として、なんとダンテとボッカッチョの作品を引用しています。そこで、わたしが知っている作品かしらと思って調べてみたら、『神曲』、『デカメロン』からの引用ですから、イタリア語の父二人が著した、イタリア文学を代表する古典的傑作に、すでにそういう用法があるわけです。13・14世紀に生きた文人、ダンテ・ペトラルカ・ボッカッチョの三人がイタリア語の父であるということは、イタリア語の歴史やイタリア文学の授業でたびたび学びましたが、今こうやって例文の典拠を確認して、そのことを改めて実感しました。『神曲』、『デカメロン』の、オンライン辞書の用例として引用された箇所を読みたいという方は、記事末にリンクを付しておきますので、ご利用ください。

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"かぼちゃ (kabocia), così si dice zucca in giapponese."
"Si assomiglia a 'capoccia'! Anche la parola zucca significa 'capo, testa'. Allora, quella parola giapponese è derivata dal latino!"
Invece, diversamente da come ha pensato mio marito,
la parola, かぼちゃ non deriva dal latino, ma sì, la pronuncia è simile a quella di capoccia, la parola italiana, 'zucca' vuol dire anche 'testa'; è interessante.
Poi ho scoperto che la parola, 'zucca' è usata con il significato di 'testa' già nella Divina Commedia e nel Decamerone!!
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- イタリア語学習メルマガ第20号「イタリア語の歴史と3人の父、ダンテ・ペトラルカ・ボッカッチョ / Storia della lingua italiana e i suoi tre padri (4/9/2009)
- イタリア語学習メルマガ第18号「ダンテ『神曲』 / Divina Commedia di Dante」(14/8/2009)
- 日焼け、日本語・イタリア語 / Abbronzarsi Giapponese vs. Italiano (26/8/2015)
- 雪の下にはスキーかな / Kanji 雪 che significa ‘neve’ contiene gli SCII! (27/5/2015)
- -iteはいてえよイタリア語 / INFIAMMAZIONE italiano vs. giapponese (17/11/2015)

参照リンク / Riferimenti web
- Treccani.it – Sinonimi e Contrari – ‘capoccia’
- Treccani.it – Vocabolario – ‘zucca’
- 日本語版ウィキペディア - カボチャ
- Dante Online – Commedia – I - xviii
- ClassiciItaliani.it – Boccaccio – Decameron – Giornata quarta. Novella seconda

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-12-18 23:48 | Lingua Italiana | Trackback | Comments(10)

イアリア語ゴムはゴムでもゴムじゃない

 イタリア語では、「ゴム」のことをgommaと言います。発音は次のページで聴くことができます。
- Larousse – Italien-Anglais - gomma

 イタリア語の「gomma」と日本語の「ゴム」は、たとえば「消しゴム」(gomma da cancellare)のように、「ゴム」という素材を表す場合には、同じものを指しています。けれども、日本語の「ゴム」がいつもイタリア語のgommaに相応するわけではありません。たとえば、日本で袋の口を閉じるのによく使われる輪ゴムや、髪をまとめるためのゴムは、イタリア語ではelasticoと言います。また、自動車のタイヤは、イタリア語では、pneumatico(複数形はpneumatici)というタイヤを指すりっぱな言葉があるものの、ゴムでできているために、日常生活ではたいてい、gommaと呼ばれます。一方、日本語では、車のタイヤに言及するのに、「ゴム」とは言いませんよね。

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 そうして、イタリア語では、なんとガム、チューインガムのことも、gommaと呼ぶのです。同じ単語を使うためか、混同しないように、「gomma da masticare」(噛むガム)と、「噛むための」(da masticare)という言葉を後につける場合がよくあります。英語でも、ガムをchewing gumと言うのは、英語でも、「ガム」も「ゴム」も同じ単語、gumで表すため、「噛むもの」であることを明示するために、chewingという言葉を添えるのでしょう。

 日本では、「ゴム」は鎖国時代にオランダから貿易を通じて日本に伝わったため、オランダ語gomから日本語に外来語として入り、一方、チューインガムの方は、時代がくだってから英語経由で入ってきたため、「ガム」という別の語形を、日本語では用いることになったのでしょう。ちなみに、ドイツ語でこのgomma、gumに対応する単語も、外来語として日本語に入ってきています。どんな言葉で、どんな場面で使われるか、お分かりですか。

 正解は「グミ」です。ゴムのような噛み心地であるからか、こうした菓子が、ドイツで「ゴム」を意味するドイツ語、Gummiという名で販売され、日本ではこの菓子と共に、「グミ」という言葉も、ドイツから取り入れたようです。

 と、こういう「ゴム・ガム」にまつわる話や、前置詞DAの用法などを、先週発行したイタリア語学習メルマガの第101号でご紹介しています。興味のある方はぜひご覧ください。リンクはこちらです。↓↓

- もっと知りたい! イタリアの言葉と文化 第101号

------第101号の目次--------------------------------------------------------------------------
1. 前置詞DAで語彙増強 ~ 用途を表すDA 
2.絵つき・トピック別イタリア語基本語彙1000 ~無料で役立つオンラインPDF情報
3.宮崎映画で学ぶイタリア語、サンレーオのカリオストロの城、秋だ祭りだ! ウンブリア
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In lingua giapponese, la GOMMA da masticare è ガム (gamu), mentre la GOMMA da cancellare si chiama 消しゴム (keshi-gomu; 'keshi' significa 'da cancellare'). La gomma come materiale arrivò in Giappone durante l'epoca dei samurai tramite i Paesi Bassi, quindi i giapponesi presero il suo nome dal termine olandese, 'gom', menre la parola, 'gamu' fu introdotta insieme al prodotto, 'chewing gum' dagli Stati Uniti nel XX secolo.
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関連記事へのリンク
- もっと知りたい! イタリアの言葉と文化 第101号
- ウィキペディア日本語版 - オランダ語から日本語への借用
- ウィキペディア日本語版 - グミ

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-09-16 21:34 | Insegnare Giapponese | Trackback | Comments(6)