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ローマめぐり歩き、初めての在外公館投票・北斎展・テベレ川散策

 今日は、日本の衆院選の在外投票に始まる充実した1日をローマで過ごし、午後8時頃、無事ペルージャの我が家に戻りました。夫の希望で、最後にサン・ピエートロ大聖堂に向かったのですが、あまりの長い行列に、帰りのバスの時間が迫っていたこともあって、大聖堂内に入るのはあきらめました。

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Basilica di San Pietro in Vaticano 12/10/2017 15:56

 サン・ピエートロ広場を歩いていると、いろいろな旅行者から写真を撮ってほしいと頼まれたので、機をとらえて、私たちも撮影してもらいました。いっしょにあちこちに出かけても、わたしたち二人の写真は、ほとんどないからです。カメラケースが開いたままで、少し間が抜けているのですが、うれしかったです。

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L'arrivo a Roma con FlixBus 9:49

 FilixBusで、朝9時50分、ローマのバスセンター、Autostazione Tibusに到着したわたしたちは、まず近くのバールで朝食を済ませ、まずは在外公館投票のために、ローマ大使館を目指して歩きました。バスで行った方が歩く時間が少ないようだと、夫が事前に調べてはいたのですが、市内はかなりの渋滞で、バスが遅れて来る可能性もあり、降りる場所が分からないのが不安だからと、地下鉄を利用しました。

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10:51

 地下鉄駅から日本大使館までの長い道のりは、昨晩グーグル・マップで調べ、『地球の歩き方 イタリア』の地図に、蛍光ペンで道筋を記入していました。ところが、地下鉄B線をカストロ・プレトーリオ駅で降り、駅から階段を上って地上に出たとき、その地点がどこかが分からず、地図のちょうどその辺りが本のページの端にあり、道路の反対側の地図が欠けていたこともあり、しばらく反対方向に向かって歩いてしまいました。人に聞いて、正しい方向が分かり、以後はグーグル・マップに頼って、大使館を目指しました。ようやく大使館に着いたのは、長距離バスでローマに到着した約1時間後、10時10分前でした。大使館の写真はないのですが、大使館のすぐ近くのバス停に北斎展の宣伝があったので、撮影しています。

 ローマ日本大使館では、これは毎回なのですが、わたしだけが大使館の敷地内に入り、夫は門衛さんたちが詰めているところで、待たなければいけませんでした。けれども、そこで無料のローマの地図や観光案内の小冊子がもらえたおかげで、夫も退屈せずに済みました。選挙会場に行ったわたしは、パスポートと在外選挙人証を提出し、親切でていねいな会場の投票方法の説明のおかげで、他にだれもいなかったこともあり、30分後には大使館を後にすることができました。ちなみに、大使館入口から選挙会場まで同行してくれた警備の方によると、投票初日であった昨日すでに、かなり多くの方が投票に来ていたそうです。

 大使館からのメールでの選挙案内に、衆議院小選挙区の区割り改正の案内があったので、久しぶりに投票したわたしは、恥ずかしながら、うっかり小選挙区制の選挙だけだろうと思い込んで、比例代表制の選挙も同時にあるとは、予想だにしませんでした。選挙会場で初めてそれを知り、慌てたのですが、幸い投票所のそれぞれの机の上に、都道府県ごとにそれぞれの選挙についての各選挙区ごとの候補者名や党名が印刷されたファイルが置いてあります。予習なしではありますが、この政党の人ならと、政党で選んで投票しました。

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11:22

 投票から帰りのバスの出発まで、昼食の時間も考えると、それほど時間がないので、わたしはテベレ川沿い、あるいはどこかの庭園でも訪ねて歩けたらと思っていたのですが、ちょうど今日から北斎の展覧会が始まることを、昨晩夫が発見しました。展覧会場はテベレ川に近く、よさそうな日本料理店もその近くに見つかったので、投票の後は、展覧会場に向かって、またグーグル・マップのお世話になりながら、ひたすら歩きました。

 大使館を出てすぐに、夫が関心を持ったこちらの教会に立ち寄りました。

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11:56

 途中で5分ほど、先の教会を訪ねたため、北斎展の会場であるアラ・パチス博物館(Museo dell'Ara Pacis)に到着したのは、大使館を出てから約30分後でした。ちなみに、北斎展の会場は、この写真に見える正面入り口内ではなく、写真右手に見える人々が歩いている道路をしばらく進んだところにあります。

 北斎展は一般入場料金が11ユーロで、北斎をはじめ、当時の様々な浮世絵などが約200点も展示され、とても見ごたえがありました。北斎に意外な作品があることに驚き、傑作を鑑賞すると同時に、こうした作品を通して、当時の市民の暮らしが細かいところまでよく分かり、そういうことも興味深かったです。

 入口の館員さんに訪ねると、作品数も多いので、さっさと回れば1時間で済んでも、じっくり見て回り、解説もすべて読めば、2時間はかかるということだったのですが、解説は斜め読みし、作品をじっくり見たわたしたちは、約1時間50分後には、展覧会と展覧会関連のお土産や本の売り場を見終わり、会場を後にしました。館内では撮影が禁止となっています。重い荷物を鍵つきのロッカーに預けられるのがありがたかったです。ロッカーの右手前にある廊下の奥に、無料で掃除も行き届いたトイレがあって、助かりました。

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Pranzo al Ristorante giapponese Rokko 14:25

 昼食は、テベレ川にも北斎展会場にも近い、日本料理店、六甲で食べました。博物館から10分たらずで着いたように思います。夫もわたしもランチメニューのかつどんを注文しました。ランチメニューには他にも、寿司盛り合わせ・鮭のちらし・焼肉丼・天丼があり、いずれもサラダ・みそ汁・果物がついて15ユーロです。水750mlが3ユーロとは高いなと思ったのですが、セットメニューだからかサービス料金の追加がなかったのが、ありがたかったです。かつどんはおいしかったのですが、わたしの好みに比べると甘く、また肉が薄いので驚きました。食後に出た大粒のブドウは甘くておいしかったし、サラダは自家製の和風ドレッシングが使ってあり、夫がとてもおいしいと喜んでいました。

 店の奥にある禅寺風の中庭に風情がありますし、お店の方がどなたも日本の方で、とても親切なので、イタリア語は不安で、旅行中にたまには日本料理が食べたいという日本の旅行客の方には、うってつけなのではないかと思います。北斎展の会場に入る前に、あらかじめ店に電話して、オーダーストップの時間を尋ね、そのために展覧会の説明を斜め読みしたのではありますが、おかげで、午後2時頃、オーダーストップ前に到着することができました。

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Passeggiata sul lungotevere 15:19

 食事を終えて、店を出たら、午後3時頃でした。ペルージャへの帰りのバスの出発は5時15分で、あまり時間がないため、六甲からも地下鉄駅からも近いポポロ広場やポポロ教会へと、テベレ川沿いに歩いて行って訪ねようかと、わたしは考えていたのですが、教会にカラヴァッジョや、ペルージャ出身の画家、ピントゥリッキオの絵があると言っても、夫はあまり興味がないようでした。帰宅後の今になって、記事を書くために、『地球の歩き方 イタリア』を見ていて、「かつてのローマの玄関口」はこの広場にあるポポロ門だったと言えば、いろいろな巡礼の旅を経験した夫は、興味を持ったのではないかと、気づきました。

 閑話休題。この日夫はすでに、わたしが投票する間大使館で待ち、日本料理店での昼食を了承してくれていたので、昼食後は夫の希望に従って、サン・ピエートロ大聖堂まで、テベレ川に沿って歩いて行くことにしました。六甲からテベレ川沿いの歩道に行き着くまでに、道路を通る車の量があまりにも多いのに、改めて驚きました。夫と旅行でローマに来るときは、たいてい最後はテベレ川に沿って、サン・ピーエトロに向かうことになり、また、リエーティからローマまで歩く巡礼の旅をしたときにも、最後はテベレ川沿いの道を歩いて、大聖堂を目指しました。美しい歴史ある建造物も多く、川の眺めを楽しみながらの散歩は楽しいです。

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15:26
 
 川沿いに植えられたプラタナスのみごとな枝が、川辺に向かって長く伸び、緑の葉が日に光る様子もきれいです。

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Fiume Tevere & Castel Sant'Angelo, Roma 15:30

 ようやくサンタンジェロ城が見えてきたのは、日本料理店を出てから、約30分歩いたときでした。夫がサンタンジェロ橋でテベレ川を渡ろうと言うので、ずっと対岸の遊歩道を歩いたのですが、それが最適だったと思います。と言うのは、それまで出会った他の橋が、車も通る大きい道路が中央にある橋ばかりだったのに対し、サンタンジェロ橋は歩行者天国で車が通らず、橋の両側にある天使たちの像と正面にそびえるサンタルカンジェロ城の眺めを楽しみながら、渡ることができるからです。

 さらに大聖堂を目指し、途中でバールに寄って、わたしはコーヒーを飲み、夫はジェラートを食べ、サンタンジェロ城の写真から約30分後に、サン・ピエトロ大聖堂の前で、写真を撮ってほしいと頼んだ観光客に、後でわたしたちも、冒頭の写真を撮影してもらいました。

 もともとは衆院選の投票のためのローマ行きでしたが、芸術鑑賞や日本料理、ローマの町の散歩も楽しめて、充実した1日になりました。

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Basilica di San Pietro in Vaticano 12/10/2017

Giovedì a Roma ho votato per l'elezione giapponese,
poi abbiamo visitato la mostra di Hokusai,
pranzato nel ristorante giapponese,
passeggiato lungo il fiume Tevere e poi
visitato Piazza San Pietro.
Purtroppo, non siamo potuti entrare nella basilica;
la fila era lunghissima e dovevamo prendere l'autobus per Perugia in tempo,
ma in 7 ore abbiamo potuto fare tante cose,
abbiamo camminato molto e ne sono contenta :-)
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 初FlixBusでローマ行き、大使館で在外投票 来週木曜日 / Andrò a Roma a votare per l'elezione giapponese con FilxBus (4/10/2017)
- ローマ目指して1、秋色の道 / Via di Roma, Cammino da Rieti a Roma 1° giorno - Da Rieti a Poggio San Lorenzo attraverso i colori d'autunno (16/10/2011)
- ローマ到達、サン・ピエートロ大聖堂前で記念撮影 / Via di Roma 6° giorno - Finalmente a Roma (21/10/2011)

参照リンク / Riferimenti web
- 第48回 衆議院選挙における在外投票の実施について - 在外公館投票(在イタリア日本国大使館(ローマ). 投票期日:10月11日(水)より 10月15日(日)[pdf] (2017/9/29) ← 在イタリア日本国大使館(ローマ)サイトのリンク先にあり
- 朝日新聞デジタル - 2017年 第48回衆議院選挙(衆院選)の特集ページ
- Museo dell'Ara Pacis - Mostre - HOKUSAI. Sulle orme del Maestro
- Ristorante giapponese Rokko a Roma - HOME / ローマの日本料理店 六甲

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by milletti_naoko | 2017-10-12 23:57 | Lazio | Trackback | Comments(4)

京都平安神宮の桜、水影の妙

 実際の桜の花もきれいだけれども、水面に映る花と、そうして映った像と本当の花が対象をなす様子が、えも言われず美しいいと、9年前の春に、京都の平安神宮で撮影した写真に、見入りました。

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 平安神宮に到着したのは日が傾いた頃で、日ざしが若干赤みを帯びていました。おかげでピンクがより鮮やかに見えるのかもしれません。

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 庭のどの一角も、人が知恵と技術の限りを尽くし、自然と力を合わせて生み出した、すばらしい芸術のようです。

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 枝ぶりのみごとな緑美しい木々の存在に、今このときに全力で咲こうとする桜の花のピンクが、より映えるように思います。

 ペルージャの庭に咲く、やがてはサクランボの実がなる純白の桜の花を愛でつつ、今日本各地で咲いているであろう桜を思い、かつて見た桜の写真を、時々インスタグラムに投稿する今日この頃です。




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Bellissimi i fiori di ciliegio e i loro riflessi sulle acque
@ Heian-jingu Shrine, Kyoto 7/4/2017
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LINK
Heian-jingu Shrine
- 平安神宮 - [公式]Heian Jingu Shrine - HOME (in Japanese)
- Kyoto Travel Guide [official] - I templi - Santuario di Heian (Heian-jingu) (in Italian)
- Kyoto Travel Guide [official] - Shrinese & Temples - Heian -jingu Shrine (in English)
Kyoto
- Kyoto Travel Guide [Officiale] - Scopri di Kyoto (in Italian)
- Kyoto Travel Guide [Official] - HOME (in Japanese)

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by milletti_naoko | 2017-04-05 23:05 | Giappone | Trackback | Comments(8)

うれしい一言と京都清水寺の桜

 授業や教材は、時間をかけて準備するようにしていて、日本語であれ英語であれイタリア語であれ、その授業が個人授業である場合が最近は多いのですが、今朝はカードを見た生徒さんが、「昨日の晩、ぼくのためだけに作ってくれたんですか。」と、心の底からそう言ってくれたので、何だか感動しました。実は、カード作りよりも、プリント作りの方に時間も手間もかかっていたのですが、手書き・手作りであるために、今日の授業のためにわざわざという印象が大きかったのかもしれません。

 10日間では、ひらがなやカタカナの定着に加えて、さらに国名や職業名を覚えるのは難しいので、ロールプレイの前に、授業の初めに、準備体操のつもりで、昨晩作ったカードを、国名・職業名・言語名の三つのグループに分けるように言ったら、まずその作業にかなり時間がかかりました。ただ、そういう作業を通じて、まだ覚えていないカタカナや自信がないひらがな、意味が分からない言葉や読めない言葉がどれかということが、生徒さん自身にもわたし自身にも分かりやすく、カードなので、そういう苦手な仮名を含む言葉や記憶が危うい言葉のカードだけを集めておいて、定着を図るべく、いろいろな形で練習することもできました。

 国名のカードは、「お国は」と出身国を尋ねるロールプレイに使ったほか、カードを1枚引かせておいて、わたしの方から、「…さんは、ドイツ人ですか。」と問いかけ、「いいえ、ドイツじんじゃありません。かんこくじんです。」と答えさせて、「出身国+じん(人)」の表現や、疑問文・否定文の練習もしました。アメリカやイギリス、オーストラリアなど、欧米の国のカードも多かったのに、どういうわけか生徒さんが、「エジプト・ちゅうごく・かんこく」と、欧米ではない国のカードばかり引いていたのですが、おかげで、「ひらがなで書かれているけれども国の名前」であるこういう国の名前と、どの国を指すのかを覚える役に立ったのではないかと信じたいところです。

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Fiori di ciliegio, Tempio Kiyomizu-dera, Kyoto 8/4/2009

 今日の写真は、8年前の京都で見た、桜の花に彩られて美しい清水寺です。

 今朝は朝8時から3時間の授業のあと、午後7時まで、成人への外国語教育についての研修会があり、講義は明日も早朝から午後7時まで続きます。昨晩は遅かったので、今日は真夜中前に就寝することにします。おやすみなさいませ。




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by milletti_naoko | 2017-03-29 23:46 | Giappone | Trackback | Comments(2)

春・桜の季節、わたしとインスタグラム

 日本やイタリア、そうして旅した国々の美しい風景やすてきなものを紹介したいし、いろんな興味深い、きれいな写真が見られたらというのが、わたしがインスタグラムを始めた動機です。わたしが桜の季節に帰国して京都・奈良を訪ね、古都の桜のみごとさに感動したのは、もう8年前のことなのですが、そのときに撮影した美しい桜を、できるだけ多くの方に見てもらえたらという思いは、常にありました。インスタグラムを始めた頃にも、すでに何枚か写真を載せていたのですが、日本の春と桜の美しさを多くの方に知っていただくためにも、3月末から4月初最近は毎日1枚投稿する写真として、すでに何枚か日本の桜をご紹介してきました。桜の写真ばかり、日本の写真ばかりでは、イタリアに興味があってフォローしてくれている方が飽きるかもしれないと考え、少し桜の写真が続いたら、次はイタリアの写真と、似たような写真ばかり続かないように工夫しています。

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Fiori di ciliegio, Tempio Horyu-ji, Nara 3/4/2009

 デジタルカメラの性能も今ひとつですし、まだブログを始める前で、自分たちの旅行の記念写真として撮影しているため、インスタグラムに投稿するのに適した写真を見つけるのに苦労しています。上の写真は、奈良の法隆寺で撮影した桜なのですが、法隆寺と言えば、五重塔を紹介したいところなのに、五重塔のいい写真がなかったりするのです。そこで、五重塔は皆が載せているからいいかと開き直り、改めて写真を見て、自分がきれいだな、いいなと感じた写真を選んで、投稿するようにしています。



 インスタグラムでおもしろいのは、それはブログの記事でもそうなのですが、自分ではどうかなと思った写真に意外と人気があったり、自分では自信があった写真にそれほど反響がなかったりということが、時々あることです。

 自然や山歩きが好きな人をフォローしているおかげで、今度の週末はここを訪ねてみたい、そういう週末の山歩きにいい場所を、インスタグラム仲間の写真から見つけて、これはすてきな場所に行くことができたということも、すでにありました。

 むやみに多くの人をフォローするより、今関係がある人とのつながりやコミュニケーションを大切にしたいと思い、最近ではわたしからはフォローはしなくなりました。時々、自分のフォロワーを増やすためだけにフォローして、すぐにフォローを外す不届き者がいるのですが、そうやってフォローしてきた相手がフォローを外したときには、わたしもフォローを外します。ところが、その後再びフォローしてくる、そういう懲りない面々もいます。そこで、二度手間三度手間を避けるために、最近では、あまり興味がないような写真ばかり載せているのに、フォローしてくれたから一応フォローを返したら、すぐにフォローを外した輩は、わたしからもフォローを外した上に、ブロックしています。そうしたら、そのマイ・ブロック・ブラック・リストが、かなり長くなりました。そういうえげつない方法で、ファンの数だけ増やそうという人が多いのあきれつつ、わたしは、少なくとも、どこかしら心や感性が通じる人と、時々写真を通して、コミュニケーションが図れたらと考えています。

 春分の日ということで、明日は授業で『春が来た』を歌いたいところですが、まずは、明日の朝、生徒さんのひらがなの習得度合いを見て、歌うのを明日にするか、また別の日にするか、決めたいと思います。

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by milletti_naoko | 2017-03-21 23:28 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(10)

国境も世代も超えるドラえもん

 今日から教える、新しい生徒さんの息子さんが、日本のアニメはどれも知っていて大好きだという話になり、その例として、「頭の上に何か取りつけて空を飛ぶアニメも……」という説明がありました。わたしが暮らすのはイタリアで、この生徒さんも息子さんもイタリア人です。

 さっと頭にひらめいて、「ひょっとしたら、このアニメではありませんか。」と、

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ホワイトボードにさっと描いたら、「そうそう、それです。本物そっくりですね。」と、ほめてくれました。「え」を赤い丸で囲んでいるのは、ひらがなの「う」と「え」を、初めのうち混同していたからです。

 今から約40年も前の話ですが、当時小学生だったわたしや弟が、時々親に買ってもらっていた『小学四年生』、『小学一年生』などの雑誌に、ドラえもんの漫画が連載されていて、わたしも弟も楽しみにしていたように覚えています。幼い頃、夏休みには、毎年、母方の祖母が叔父と共に暮らす兵庫県の家に、母と弟・妹といっしょに、長い間滞在したのですが、ある年弟が、確か伯父が1巻からずらりとそろえていた『ドラえもん』の漫画を見つけて大喜びし、二人で夢中で読んだ、そんな記憶があります。弟自身がドラえもんの漫画をそろえ始めたのは、中学生だった頃でしょうか。

 わたしたちはドラえもんに、長い間そんなふうに漫画を通して親しんでいたため、アニメーション化はうれしかったのですが、ドラえもんの声を初めて聞いたとき、びっくりしました。わたしが漫画を読んで想像していた声とは、まったく違う声だったからです。そういうことは、小説の映画化やドラマ化でもあって、初めてシャーロック・ホームズのドラマをNHKで見たときも、わたしが本を読んで想像していたホームズとは、容貌も雰囲気もまったく違うので、驚きました。こんなふうに驚くたびに、本を読むとき、どれだけわたしたちが、文章や表現から自分なりに、主人公の風姿や町や自然の描写を、自分の経験や知識から、自分なりに想像して作り上げているかということを思うのです。

 閑話休題。ドラえもんに人気があることは、イタリアでもしばしばアニメが放映されることから知っていましたし、ドラえもんは、教科書の『みんなの日本語』にも取り上げられています。今日の授業で、生徒さんの息子さんがドラえもんのファンと知り、わたしたちの叔父の世代もドラえもんが好きだったことを思い、ドラえもんには、世代も国境も超える魅力があるのだとつくづく思いました。ドラえもんと言うと、わたしがすぐ思い浮かべるのは、「夏休みが終わるのに、宿題に手をつけてない」と、ドラえもんに泣きつくのび太の姿です。しなければいけないことを、ついついぎりぎりまで先延ばしにしてしまう。そういうことは、国を問わず、往々にしてあることなのでしょう。そういうとき、だれか助けてくれる人がいればと願う気持ちは万国共通で、でも、そういう小手先の他人・文明の利器に頼った手段では、結局本当の解決にはならないという教えは、世界のどんな国の子供にも役に立つことでしょう。けれど、役に立つとか教えがあるとか、そんなこととは関係なく、はらはらしながら読んで楽しめる。それがドラえもんのいいところかと思います。

 アニメも日本が誇る大切な文化です。こういうさまざまな文化的側面も、これからの授業でいろいろ紹介していけたらと思っています。いまだにのび太君と同様、締め切りが近づいて慌てることがわたしも少なくないので、ドラえもんから学んだことも、きちんと生活と人生に生かしていくべく頑張ります。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-03-20 22:15 | Giappone - Italia | Trackback | Comments(6)

美しい記念切手に救われる

 急に日本から自分の戸籍謄本を取り寄せる必要があり、本籍地のある松山市役所に、イタリアから郵便で請求することにしました。市のホームページに郵便請求の仕方が詳しく書いてあって助かります。結婚したときに、親から独立した戸籍を作ったために、家族と同じ戸籍ではないので、わたしの父や弟でさえ、わたしからの委任状がなければ請求ができません。わたしが委任状を送り、それを持って市役所に行ってもらい、さらにまた入手した戸籍謄本をイタリアに送ってもらっていては、迷惑も日数もかかってしまいます。

 請求にあたって、返信用切手を貼った返信用の封筒が必要だったのですが、幸い、帰国時に美しい記念切手シートをいくつか買っていたため、その切手を使いました。 

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 郵便が無事に届けば、返信用封筒に貼った切手は、わたしのもとに戻ってくるはずです。今回は使わなかった切手を、きれいだなとうっとりと眺めながら、日本で多めに購入しておいてよかったと思いました。

 この郵便請求のために、ダウンロードした申請用紙を印刷したり、身分証明書をコピーしたりする必要があったので、大至急プリンターが必要だったのです。昨晩は箱から出して設置して、デスクトップ・マックブック・携帯電話のいずれからも印刷ができるように設定するまでに数時間かかったため、郵便請求のために必要な書類の作成には、今晩仕事から帰ってから取りかかり、先ほどようやくすべてを封筒に入れ、あとは明日郵便局に持って行くだけとなりました。プリンターが故障したため、プリンター選び・購入にも時間を割かなければならず、遅くなってしまいましたが、気になっていたことがようやく一つ片づこうとしていて、ほっとしています。

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Molto belli i francobolli giapponesi.
Sono della mia collezione :-)
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参照リンク
- 松山市 - 戸籍に関する証明書の郵便請求

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by milletti_naoko | 2017-02-28 23:59 | Giappone | Trackback | Comments(6)

明日イタリア有力紙で日本特集、アニメ・寿司・北斎など6頁

 イタリアの有力紙、『la Repubblica』の、明日1月29日日曜版の文化を紹介するRobinsonで、『Lezioni giapponesi』と題して、日本文化特集が、6頁掲載されるそうです。


 上記記事の見出しには、「寿司から村上春樹まで」とあり、副見出しを見ると、イタリア人を引きつける日本の美(il bello)と魅力(fascino)を特集してあるようです。

 具体的には日本文化のどういう面を紹介するのだろうと、本文を見ると、次のようにあります。

Dai film d’animazione al cibo, dai manga a Murakami agli haiku, dalle code per la mostra di Hokusai a Milano al boom di turisti italiani sono tanti gli aspetti [...]

 「アニメ映画から料理、漫画から村上春樹、俳句、ミラノの北斎展への行列に、イタリア人の日本観光ブーム」(「 」内は石井訳、一部意訳あり)

 執筆陣も、イタリア人・日本人とも興味深く(「吉本ばななが語る」とあるのは、執筆ではなくインタビュー内容かもしれませんが)、

Per gli amanti dei consigli brevi c’è anche il Giappone spiegato in dieci cose e otto parole.

 「短い助言が好きだという人のために、日本を十のものと八つの言葉で紹介してもいる」(同上)

とのことでもあり、いったいどんなふうに紹介しているのか、気になります。

 と言うわけで、今夜はもう遅いですが、明日は早起きして、新聞を買いに行くつもりでいます。

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Fiori di ciliegio al Tempio Todai-ji, Nara 2/4/2009

 記事を読むと、「花見」についても紹介しているようですので、東大寺で撮影した桜の写真を添えておきます。

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Cultura giapponese, domani 29/1/2017 sei pagine sull'inserto culturale di Repubblica!

"Dai film d’animazione al cibo, dai manga a Murakami agli haiku, dalle code per la mostra di Hokusai a Milano al boom di turisti italiani sono tanti gli aspetti" (Dall'articolo di Repubblica http://bit.ly/2jCzHkD)
Foto: fiori di ciliegio al Tempio Todai-ji, Nara 2/4/2009
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 「花よりだんご」のイタリア人? (9/4/2010)
- 映画、『JAPAN MANGA』 ~ イタリア人旅行者の見た日本 (31/5/2010)
- 日本の魅力、再発見 (6/6/2010)
- 「日本がアジアの覇者に」 ~イタリアのニュース記事から (30/1/2011)
- 「ザッケローニ、日本、おめでとう!」 ~イタリアのニュース記事から2 (1/2/2011)
- 日本特集! 雑誌、『Meridiani』 2月号 (7/2/2011)
- 伊マスコミと地震報道1 (24/3/2011)
- 伊マスコミと地震報道2~日本人のわたしたちからの呼びかけ (25/3/2011)
- 天皇のスピーチ (31/3/2011)
- 伊マスコミと地震報道3~日本人のわたしたちからの呼びかけ2 (31/3/2011)
- 日伊の架け橋、アニメと漫画 (2/6/2011)
- 電車でおしゃべり1 (20/11/2011)
- 奇跡の国、ニッポン (4/3/2012)
- 日本、ワールドカップ一番乗り ~イタリアのオンライン記事から (6/6/2013)
- 日本健闘、惜敗するもイタリアで絶賛 (20/6/2013)
- 日本人観光客は (21/1/2015)
- 21世紀の独裁者 (26/1/2015)
- サムライ特集、Rai歴史番組で今日・明日放映 (8/2/2016)

参照リンク / Riferimento web
- Repubblica.it - Arte e Cultura - Robinson e le lezioni giapponesi, dal sushi a Murakami

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-01-28 23:59 | Giappone - Italia | Trackback | Comments(4)

どっちつかずの学校・MacBookと彦根インスタグラム

 早く購入してしまわない限り、時間さえあれば、いえ、時間がないときでも、ついつい一番いいのはどのノートパソコンだろうかと延々と調べ続けて時間を浪費し続けてしまいそうな気がしたため、昨日は、夕方学校での仕事が終わってすぐに、ペルージャ中心街のMac専門店に突進し、「この割引ならお得」という教員特別価格を提示してもらえたMacBookを買いに行きました。

 学校がたくさんApple製品を買い込んでいるために特別割引ができる・できないと、店の人によって言うことが違ったのは、どうもわたしが昨年初めて店を訪ねたときにいたのが、このチェーン店の営業専門の人だったためらしく、割引金額について合致したのは、この人とのメールのやりとりを通してでした。昨日わたしが店を訪ねたとき、その人はいなかったのですが、「この金額でいいと言ってくれました」と、受け取ったメールを携帯電話で見せたら、その金額で購入できることに、すぐに話が決まりました。

 迷ったのは、一度は自分がうっかり壊しても無料で修理してもらえて、保証期間が3年間になるとは言え、249ユーロという高額の保険料です。もともと同じパソコンを日本で買えば、マック専門店でも日伊往復の飛行機代が浮くほど安くつくことに気づいて、けれども2月末締め切りの大仕事あり、今はどうしても授業を見続ける必要のある生徒さんも数人ありで、日本に帰国する時間的余裕がありません。ただでさえひどく高いパソコンですが、逆に言えば、店の人が言うとおり、ちょうど中古車だって購入できるほどの値段であり、車であれば高い買い物なので保険をつけたいところ…… ひどく高い保険料ですが、3年で249ユーロ、1年あたり81ユーロ、1日あたり22セントと、妙な計算をして観念し、払うことに決めました。

 ただいよいよ購入する段になって、問題が発生しました。勤めている学校では、教員証のようなものは特に発行されていないために、持っていないのですが、店は教員割引をした理由を証明する書類を添えて、Appleに提出しなければならないために、そういう証明書が何かないかと聞かれたのです。カバンには、学校からの呼び出し文書やら、教員用駐車許可証の申し込み書などがあって、そういう書類も見せたのですが、それではだめだとのことです。前回来たときに、たまたま学校関係者が店内に入ってあいさつをしたこともあり、「信用しますので、今日は一応これでお売りしますから、近日中に何らかの証明書を持ってくるか、メールに添付して送付するかしてください。」と言われて、「いえ、そういうことであれば、一度学校から何か証明書類をもらってから、また出直してきます。」と言ったのですが、すでにパソコン本体はもとより、ケースやアダプターなどの付属品も購入することに決めて、すべてがレジの前に置かれていたこともあり、店の人は、「いえいえ、書類は後からでいいです。」と、「今買ってもらった方がありがたい」という顔で言い続けます。いったんお金を払って、後でめんどうなことになっては、つまり、結局は割引ができないことになっては困るという思いもあり、この店で割引を受けて昨年購入した同僚に電話すると、ところが、「あれ、ぼくはそういう証明書が必要とは別に言われませんでしたけど。」とのことです。担当者にもよるのでしょうが、たまたま、教員であるなしに関わらず、一律10%引きのセールのときに購入したために、特に証明書はいらなかったそうです。そもそも割引が利用できると考えたのは、学校の人から聞いたからで、そう伝えたときに店の人も割引ができると言ったからです。学校で教えていますと一筆書くくらい、頼めばすぐにしてもらえるだろうと思い、決して安くはない金額を払ってマックのノートパソコンを購入し、家路を急ぎました。

 そうしてうちに戻ったのが6時過ぎで、昨晩は8時から映画、『君の名は』を見ることになっていたため、帰ってすぐに食事のしたくをして夕食を取り、片づけて映画館に向かい、遅くに帰ったため、新しいパソコンは、結局箱に入ったままとなりました。

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Ryōtan-ji Temple, Hikone, Shiga 31/3/2009

 10時半に帰宅して、インスタグラムに何の写真を載せよう、日本の映画を見たから日本の写真をと、ふと頭に浮かんだこの彦根市の龍潭寺の写真を、古い写真の中から探し出して、投稿しました。この写真を撮った2009年の春には、結婚式にと友人たちが贈ってくれて、初めて持つことになったデジタルカメラを、わたしと夫で共有していたため、夫が撮ったのだかわたしが撮ったのだか分からないのですが、だれとも知れぬこの像の構えや表情、後ろに見える絵馬、だるまや装飾の彩りなどが、妙に気に入り、印象に残っていたのです。

 今朝は久しぶりにうちにいられるからと、まずは洗濯をし、それからすぐに学校に連絡を取りました。電話では返事がないので、メールを書き、すぐに何か証明する旨の文書を送ってくれるだろうと思っていたら、ところが、これまで話したことも会ったこともなさそうな人から電話があり、「学校では教員証は発行していないし、そういう証明書は発行できません。契約書を送ればそれでいいのではありませんか。」と冷たい口調で諭されました。その電話があったのが昼食の準備の最中だったため、昼食後に学校での仕事の契約書を添付して店にメールを送り、「これでもいいかどうかできるだけ早く知らせてください。」と、本文に書いておきました。

 こうなったら、これでもいいという返事があって初めて、新しいパソコンの箱を開けようと考えたのですが、結局営業時間が終わっても返事がありませんでした。まあ、掃除をしたり、明日の日本語の授業の準備をしたり慌ただしくて、新しいノートパソコンを開いて、使い方をあれこれ勉強するひまはなかったのではありますが。

 というわけで、ようやく昨日、意を決してMacBookを購入したものの、割引はそのままでいいのか、契約書でだめなら、知っている人に頼めば、学校がちゃんとした文書を何か作成してくれるのか、何だかはっきり決着がつくまでは、けちがついたようで、ノートブックパソコンは、箱に入ったまま24時間を我が家で過ごしました。明日は午前中うちで日本語の個人授業、午後からは学校で仕事があるので、明日の午前中に店から連絡があることを期待しつつ、もしなければ、午後学校に出向いた際に、また直接書類を作ってもらえるように頼んでみるつもりでいます。そもそも学校も店も杓子定規で、妙に融通の利かないところがあって、学校は学校で、「そういう先例が自分の知る限りではなかったから」と発行をしぶり、店は店で、「ふつうは教員証があるから」と、契約書でもいいかどうかをAppleに問い合わせているのではないかと、そんな気がしています。

 個人的にはどういうわけか魅かれるものがある龍潭寺の写真は、他の写真比べて、あまり反響がなかったのですが、それは、自然の美しい写真を載せる人を好んでフォローしているために、自然以外の写真だとあまり反応しない人が多いからかもしれません。



 今日はインスタグラムに何の写真を載せようか、せっかくだから昨日に引き続き、彦根の写真にしようと、彦根城と桜の写真を選びました。桜の花を期待して行ったのに、残念ながらこの年は3月31日になっても、この桜の木が咲いているくらいで、まだつぼみの桜がほとんどでした。それでも、日本のお城が珍しいからか、侍に詳しくて興味があるからか、桜の花が咲いているからか、この写真には、イタリアやフランスの人の反応が多くて、うれしかったです。

 もう一つ驚いたのは、他の観光地の写真ではあまりないことが起こったことです。写真を載せて、まだ数時間しか経っていないのに、もう地元、滋賀の方二人が、写真を見て「いいね!」を押してくれたのです。滋賀や彦根の写真を見ると、今はかなりの雪に覆われているようで、白雪は美しいものの、交通や日常生活に支障が出るほどの積雪の写真がかなりありました。それだけ寒い現状にあるために、桜が咲いた彦根城の写真に、遠く待ち遠しい春を感じて、喜んでもらえたのかもしれません。ペルージャではまた気温が急下降し、明日の早朝の予想気温は-3度です。厳しい寒さの中でも、桜が花を咲かせる準備を着々と整え、根を伸ばすように、わたしもいろいろなことにくじけずに、自分のつぼみや花、根をしっかりと育てていきたいです。

*追記(1月26日)
 後からこの彦根城と桜の写真が、記念すべき200枚目の写真だったことに気づきました。100枚目のときは意識して桜の写真を選んだのですが、きっかけは『君の名は』の映画とは言え、200枚目も数を意識せず、不思議と日本の桜の写真になっているという不思議。これは、100枚目の区切りは、以後も桜の写真にしていかなくてはという気になんとなくなったのですが、3か月後はそんなこと忘れていそうな気がします。はてさて。 

関連記事へのリンク
- 僕と新MacBook森で24時間生き延びられるか、イタリア語映像 / Simpatico il filmato, "Io, il nuovo Macbook, 24 ore, un bosco. Sapravvissuti?" (20/1/2017)

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by milletti_naoko | 2017-01-25 23:43 | Altro | Trackback | Comments(6)

映画『沈黙-サイレンス-』イタリア公開、日本上映は21日

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 遠藤周作の小説、『沈黙』を映画化した『沈黙-サイレンス-』が、イタリアでは日本より一足先に、昨日、1月12日に公開されたのを、今夜映画館に見に行きました。遠藤周作は好きな作家で、20歳の頃にいろいろな作品を読み、小説、『沈黙』に感動したのを覚えてはいますが、もう30年近くも昔のことです。興味はありつつも、内容が重いこと、そのため、ただでさえ空がどんより重く、雨が降り北風が吹きすさぶ日に見に行くのはどうかと思う上に、原作が日本の小説とは言え、アメリカが制作する映画で描かれる日本の映像や歴史解釈には疑問があり、2週間ほど前に予告編を見たものの、自分から行こうというつもりはありませんでした。

 それが、「今日は天気がひどく悪いから、駐車場があるシネマコンプレックスで上映される映画を見に行こう、『沈黙』はどう?」と夫に誘われ、最初は断ったのですが、日本での評価をインターネットで調べると、評価が高い上に、すでに大切な賞も日本から受けているようです。そこで、映画への興味もあり、また、日本語や日本文化を教える立場として、早いうちに見ておいた方がよかろうと、見に行くことに決めました。

 小説をご存じの方ならお分かりと思いますが、人生や宗教の究極の問いを突きつける上に、残酷な場面も多い作品です。夫は作品そのものの主題よりも、主人公たち、ポルトガル宣教師に見える西洋至上主義などに嫌悪感を抱き、あまりよい印象を持たなかったようですが、わたしは見てよかった、胸や見る目・心に重いものはあるけれども、いい映画だと思いました。ただ、どうして当時の日本政府がカトリック教徒を迫害し始めたかなど、日本人読者を対象とした小説では必要のなかった説明が、日本の当時の歴史について知識がほぼ皆無であるイタリアの観客を対象とする映画の場合には、冒頭に数行の文字の説明でもいいから、あればよかったのではないかという気も、わたしはしました。

 英語音声日本語字幕付きの日本向けの予告編、イタリア語音声のイタリア語版の予告編を以下にご紹介します。舞台設定が日本で、登場人物の大半が日本人ですから、日本語の音声もところどころにあり、その中には、イタリア語版では字幕のないセリフがいくつかありました。





 迫害は、イタリアおよびヨーロッパでは、古代ローマ時代に、ローマ帝国がキリスト教徒に対する残酷な迫害を続け、中世以降はカトリック教会が異端派とみなす宗派や、魔女と呼んだ無実の女性たちなどに恐ろしい迫害を行っているため、過去の日本でのカトリック教徒への迫害を知って、だから日本は野蛮だとみなすイタリア人は、よほど無知な人でなければいないはずです。

 詳しい感想は、まだ小説を読んだことのない方もいるかもしれませんので、映画の内容が分からないように、ここでは伏せておきます。

関連記事へのリンク
- ciatr - 映画『沈黙-サイレンス-』あらすじ・キャスト【窪塚洋介、小松菜奈がハリウッドデビュー】

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by milletti_naoko | 2017-01-13 23:59 | Feste & eventi | Trackback | Comments(2)

鯉と日本語・日本文化

 日本語の新しい生徒さんは社会人で、旅行で何度か日本を訪ねたことがあり、日本文化に興味を持って、日本語を勉強したいと考えるようになったのですが、仕事がひどく忙しく大変そうなので、ひらがなの学習を授業中にいっしょに、ゆっくりじっくり終えてから、教科書を進めることに、方針を変更しました。

 「酒」、「すし」など、旅行などを通して知ったという語彙がいくつかあるので、そういう既知の語彙やイタリア語に入った日本語からの外来語を利用して、ひらがなの練習や復習を強化することにしました。新しく学ばなければいけない言葉の数を抑えて、ひらがなを覚えることに集中できるようにするためです。

 そういう既存の知識を利用できる日本語からの外来語として、今日は「こい」と発音して、ひらがなできちんと書けるかどうかを見てみました。日本の錦鯉は、イタリア語ではふつうの鯉、carpaと区別して、carpa koiと呼ぶのです。

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Carpe koi, Castello Nijo, Kyoto 6/4/2009

 生徒さんが書く前に、鯉を知っているかどうか尋ねてみたのですが、思いもかけない返事が返ってきたので、びっくりしました。

 「知っていますよ。ヤクザなんかの入れ墨によく描かれている魚のことでしょう。」

 入れ墨に疎いわたしは、遠山の金さんの桜吹雪は知っていても、生徒さんが「インターネットの写真でよく見かける」ほど、鯉が入れ墨の題材として人気があるとは思いもしなかったので、びっくりしました。

f0234936_726595.jpg

 「鯉と言えば、すぐに頭に思い浮かべるのは、日本庭園ではないかと思うのですが。」
とわたしが答えると、今度は生徒さんの方が驚いていました。

 入れ墨に彫られる象徴的な意味が、鯉にはあるのではないですかと聞かれて、古来、中国で滝の激しい流れに逆らってのぼることができた鯉は龍になることができると言われ、日本では端午の節句に鯉のぼりを飾って、男の子の成長を祝い、祈るのだという話はしておきました。授業後に調べてみたら、どうやらそういう説明でよかったようで、ほっとしました。そうして、異文化ではなく、同じ文化圏に暮らしていても、あるいは同じ家に暮らす家族であっても、何かの言葉を聞いて、連想するものが違うということは、そう言えばあるなと、思い至りました。

f0234936_726057.jpg

 写真はすべて、数年前、桜が花盛りの頃に夫と京都の二条城を訪ねたときのものです。二条城の堀の橋を渡っていたら、鯉たちが近寄ってきたので、何かないかとリュックの中を探した夫は、パンの残りを見つけて、それをちぎって、鯉にやっていました。

****************************************************************
Alitalia & Carpe Koi del Castello Nijo di Kyoto 6/4/2909

- Quando abbiamo guardato il fossato del Castello, si sono radunate molte carpe koi. Mio marito cercava qualcosa nel suo zaino; si ricordava di avere un pezzo rimasto del pane servito durante il volo Alitalia, l'ha trovato e ha cominciato a dare i pezzettini del pane alle carpe. Le carpe sembravano molto contente :-)
****************************************************************

LINK
- it.wikipedia.org - Carpa koi
- ja.wikipedia.org - コイ
- Lucky Round Tattoo - 鯉(カープ)のタトゥーの意味

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-10-19 23:59 | Insegnare Giapponese | Trackback | Comments(6)


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