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Programma del Blackout in Kanto

14/3/2011 6.20-22 ore giapponesi, Interrzione della Luce Programmata in zone di Kanto. Circa 3-5 ore di blackout a turno in 5 zone.
Il Blackout Programmata (vedi il Link sotto) potrebbe durare anche per un mese.

Quanto al gruppo 1 (6.20-10/16.50-20.30) nessun blackout per oggi (ore giapp. 14/3).

LINK - Programma del Blackout nella zona di Kanto dal 14/3/2011

Durante il blackout, possibile interrzuzione dell'acqua in alcune zone, palazzi. Internet forse non disponibile. Non allontanate dalla candela mentre è accesa. Non usate l'ascensore durante il blackout. Preparate l'acqua. Alcuni semafori non funzionano, quindi evitate di guidare.

Ancora senza luce e gas in numerose case delle zone terremotate. In alcune difficle usare telefono fisso, cell, Internet (NHK)

Oggi (in Giappone già 14/3/2011 ore 6.21) a causa del blackout programmato tanti servizi di treni sono sospesi intorno a Tokyo.

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-03-14 00:02 | Giappone | Trackback | Comments(2)

祈りを日本に

 今日は日曜日。今朝は、ペルージャのカトリック教会でも、ミサの間に、被災に苦しむ日本と日本の人々のために祈りましょうという言葉があり、皆で被災地の方々を思いながら、祈りを捧げました。

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 まずは、ミサの最初に、司祭が、「地震の被害に苦しむ日本国民、艱難の中で互いに助け合うこのすばらしい国の人々と苦しみ・悲しみを分かち合い、共に日本のために祈りましょう。」と、おっしゃいました。

 さらに、ミサの途中、信者の祈り(preghiera dei fedeli)の際に、ふだんは、冊子に印刷されたいくつかの祈りを司祭が読み上げるのですが、今回は、印刷された祈りのあとに、被災に遭った日本の人々に対する祈りも、司祭の方から、温かい言葉と共に、述べられました。一同がその後に続いて、祈りを唱えたあと、司祭はさらに、内戦に苦しむ地中海の国の人々にも、同様に、祈りの言葉を捧げました。

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 今日のミサは、四旬節(Quaresima)に入ってから、最初のミサです。『創世記』から、神が人間を土の塵からつくられたというくだりが、また、福音書からは、イエスが砂漠で悪魔の誘惑を退ける一節が読まれました。

 そして、ミサの終わりには、司祭の前に並び、一人ひとりが灰を頭に受ける灰の式がありました。夫や義母によると、昔は、司祭は灰をふりかけながら、「塵であるおまえは、塵に戻ることを覚えておきなさい。」(Ricordati che sei polvere e in polvere ritornerai!)と言っていたそうです。第2バチカン公会議(1962-1965)までは、ミサはラテン語で行われていたため、義母はこの言葉を、今もラテン語で覚えています。本来は、四旬節の初日である灰の水曜日(Mercoledì delle Ceneri)にミサに行って、灰をいただくべきところなのですが、水曜は平日でもあるため、今日の日曜日に灰を受けている人が、他にも大勢いました。司祭の言葉は、かつてとは異なり、「回心して福音を信じなさい」(Convertiti e credi al Vangelo)でした。

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 今日からしばらくは、ペルージャでは雨が降り、気温が上がっていくという予報が出ています。椿のつぼみもいっそうふくらんで色づき、咲いた花が雨を浴びて、心なしか色鮮やかに見えます。

 地震によって、大切な人を失った方、多くを失われた方も、また、今まだ家族の安否が分からず、あるいは、放射能汚染の可能性に、不安なときを生きていられる方が、今も、大勢いらっしゃることでしょう。今回の地震や津波による被害や犠牲はあまりにも大きく、そうした痛みを思うと、言葉もありません。

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京都大原 三千院(Tempio di Sanzen-in, Ohara, Kyoto) 2009/03/26


 でも、日本は、苦しいときにも、きっと互いに支え合い、明日を信じて、復興に向かって歩んでいける国だと、信じています。長く厳しい冬を経て、梅や桜が美しい花を咲かせるように。近年は物が豊かになったものの、心の豊かさが失われてきたと、言われていましたが、こういう災害で自分自身が苦しいとき、助けが必要なときに、皆が互いのこと、地域のことを考えて、行動できる和の精神は、今もしっかり生きているのだと、海外から被災地の様子を見守りながら、つくづくと思いました。

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京都、渉成園(Giardino Shosei-en, Kyoto) 2009/03/29


 地震発生以来、ここイタリアで、多くの方々から、日本の家族の安否を尋ね、日本や被災地の方々を思う温かい言葉を、たくさんいただきました。イタリアで、そして世界中で、皆が、日本を思って祈り、被災地の方々を応援しています。がんばれ、日本!

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-03-13 18:40 | Giappone - Italia | Trackback | Comments(4)

INFO Terremoto in Giappone – Tel & Siti Utili

TEL

-Servizi Interpretariato gratuito via telefono per Stranieri Terremotati
tel 050(5814)7230 in Inglese 24h/24h, Portoghese & Spagnolo ore 9-20

Interpretation Service on phone 24h/24h
tel 050 (5814)7230 in English, Chinese & Corean - Free for Foreign Victims of Earthquake

Dall'Unità di Crisi -Sito del Ministero degli Affari Esteri
"Sisma Giappone.- Invito ai Connazionali che si trovano nelle aree che potrebbero essere toccate dalle onde provocate dal sismaRoma 11 Marzo 2011

Si invitano i Connazionali che si trovano nelle aree che potrebbero essere toccate dalle onde provocate dal sisma avvenuto in Giappone di evitare le zone costiere, di consultare gli organi di informazione e di attenersi alle indicazioni delle autorità locali.

Per emergenze tel. AmbTokyo: +81334535274 (mail: consular.tokyo@esteri.it)
Tel. UdC: +390636225 (mail: unita.crisi@esteri.it)"

-Comune di Sendai, Informazioni per telefono in inglese, cinese, coreano
tel (022)-265-2471, (022)-224-1919
cfr. Info terremoto dal Comune (solo in giapponese)


LINK

LINK1⇒Google Crisis Response – 2011 Japanese Earthquake and Tsunami
Sito con Info & Link Utili in INGLESE
Per esempio,
Allarme delle scosse, degli tsunami
Ricerca per trovare persone
Informazioni dei Voli
(Purtroppo, alcune informazioni come servizi Treni, Metro, Autobus sono attualmente solo in lingua giapponese. Pure Info sull’Interruzione della Luce in diverse zone terremotate.)

LINK2⇒ L'Unità di Crisi - Ultime notizie - Sisma in Giappone
-Italia, Ministero degli Affari Esteri - Situazioni connazionali, l'assistenza ai cittadini italiani all'estero ecc.

LINK3⇒Khaosan Tokyo Guest House - HOME
-Guest House di Tokyo, Sala Aperta, Wifi e PC Disponibili per Turisti Stranieri. Tutti Staff parlano l'inglese.

LINK4⇒NHK Word Live from Japan
-Live TV stream della NHK World in lingua INGLESE con notizie aggiornate (NHK=TV pubblica giapponese)

LINK5⇒NHK –TV LIVE Broadcast
-Trassimione in diretta delle notizie sul terremoto da parte della NHK
In lingua giapponese, ma Allarme, Informazioni in tempo reale.

LINK6⇒Croce Rossa Italiana - Donazioni Online
LINK7⇒Croce Rossa Italiana - Donazioni su conto corrente
Donazioni/Offerte Online e su conto corrente, scegliendo la Causale, “Pro Emergenza Giappone” tramite la Croce Rossa Italiana


NOTIZIE AGGIORNATE

-Numero dei morti in diverse regioni del Giappone
--Hokkaido 1, Aomori 3, Iwate più di 500, Miyagi più di 500, Yamagata 1, Fukushima 204, Ibaragi 17, Tochigi 3, Gunma 1, Chiba 13, TOKYO 5, Kanagawa 3
In totale, finora previste più di 1000. A TOKYO, finora, i danni e le vittime sono molto minori. (Fonte - NHK Live broadcast, 12/3/2011 alle 17.00 ore italiane)

-Fukushima, Fuga Radioattiva. Evacuazione entro 20km dal primo reattore dei Centrali.
--L'esplosione - 15.36 (7.36 ore italiane)
--Nessun danno al contenitore del primo re-attore, l'esplosione è stato causato dalla reazione tra idrogeno e ossigeno e ha distrutto solo il cemento che copriva il contenitore; dopo l'esplosione non c'è grave cambiamento della quantità della fuoriuscita radioattiva. Attualmente pure diminuito un po' rispetto a prima.
---Decisione di raffreddare il reattore riempendolo con l'acqua del mare
---Possibile la fusione del reattore, se sì il primo caso in Giappone. Successo in passato in Three Mile Island, USA.

“La quantità della fuoriuscita radioattiva è entro il limite previsto” – Yukio Edano, segretario del gabinetto nipponico.

-Continuano le Scosse

-Diversi villaggi della regione dell’ Iwate sommerse e distrutte dagli Tsunami

-Da usare il telefono e l’eletriccità al meno possibile. In molte zone terremotate, ancora interrotte la linea telefonica (cell e fisso) e la luce. In futuro c’è pericolo che l’elettricità non basti per diversi lavori necessari nell’ospedale, nella diffusione delle informazioni importanti ecc.


↓↓Notizie aggiunte al 14/3/2011

Blackout programmato nella zona di Kanto dal 14/3/2011
Per il Programma, le Zone, Attenzioni al riguardo, vedete il Link sotto.
LINK⇒Progrmma del Blackout in Kanto

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-03-12 13:04 | Giappone | Trackback | Comments(10)

日本の大地震

 日本時間で今日14時46分(イタリア時間6時46分)に、東北地方の沿岸で、マグニチュード8.8という大地震が起き、建物の崩壊や津波、火災によって、大勢の方が被害に遭われ、今も火災が広がり、津波や余震、建物崩壊の恐れがあるとのことです。少しでも早く余震や火災、津波の危険がなくなり、日本の皆さんが、無事に、安全に過ごせるように、心からお祈りしています。

 わたしも含めて、海外に住む身としては、日本の地震の被害の様子や家族・知人の安否が気になるところだと思います。

 比較的最新の地震に関するNHKニュースを、海外、イタリアからでも視聴することができるリンクを見つけましたので、ぜひ今後、地震の情報を把握するためにお役立てください。

・NHK総合テレビの「東北地方太平洋沖地震」関連ニュース(リンクはこちら

 詳しいこと、および最新情報は、上のリンクからご覧いただきたいのですが、建物の倒壊による被害に加えて、津波・火災による被害、死者、行方不明の方が多数出ている模様です。まだ状況が把握されていないものの、東北地方では数千世帯に避難勧告が出され、気仙沼市では今も大規模な火災が続いています。福島第一原子力発電所では、危険はないものの、念のために半径3km以内の住民には非難するように指示が出ています。また、東北のみならず、北海道から九州まで、今も、太平洋沿岸一帯に、津波警報・注意報が出ています。また、東北地方では午後10時56分にも揺れがあり、今後も余震や建物崩壊の恐れがあるということです。

 重要あるいは役立ちそうなニュースがあれば、ツイッター(Twitter)上、Facebook上で、できるだけ日本語およびイタリア語で、情報をできるだけ伝え、またリツイートなどをして、情報の拡散ができるように、心がけています。

 上のNHKのニュース映像とあわせて、以下のウェブページにも、地震関連の警報・注意報、災害掲示板、交通機関の運行状況、停電情報などのリンクがあり、便利ですので、参考にしてください。

・Google Crisis Response 東北地方太平洋沖地震(リンクはこちら

 イタリアでも、午後1時からのRAI2、午後1時半からのRAI1のテレビニュースでは、30分のニュース枠のうちの初めの10分が、日本の地震の報道に充てられ、壊滅的な被害が起こっている様子が放映されました。どちらのニュースでも、ナポリターノ大統領が日本の地震の被害に心を痛め、心は日本の方々と共にあると述べ、ベルルスコーニ首相も早急に日本への支援を準備すると言っている様子が放映されていました。(言葉はうろ覚えですが、主旨はそういうことだったかと)被害がまだ予想される地域の方は、今後も十分に各種ニュースに注意して、安全に留意されてください。すでに利用されている方には、ツイッターに、被害状況や避難所開放、地震速報などの役に立つ情報が多いので、ぜひご活用ください。

 岩手県では、県庁のサーバーがダウンしたため、県公式ホームページはしばらく使用できず、当面は、Twitter、Facebookによって情報提供を行うということです。

追記
 イタリア時間、18時13分現在、確認された死亡者の方は300人以上、行方不明の方は500名以上。少しでも早く被害が食い止められ、これ以上被害が広まらないことを心から祈っています。以下の英語ニュースが、日本やイタリアのニュースよりも、より深刻で衝撃的な地震の被害状況を伝えているかと思います。

MailOnline - The big pictures: The moment Japan's cataclysmic tsunami engulfed a nation(リンクはこちら

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-03-11 16:37 | Giappone | Trackback | Comments(12)

日本特集! 雑誌、『Meridiani』 2月号

 新聞の広告で、日本特集号が発売中と知り、今日さっそく雑誌を購入して来ました。

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 『Meridiani』は、毎号、休暇で訪れたい場所、国や島、町などを一つ絞り込んで、特集して取り上げ、その土地について、観光名所や旅の情報だけではなく、文化や歴史なども、深く取り下げ、美しい写真と共に、紹介している雑誌です。

 雑誌名の下に「Giappone」と書かれているように、今月、2月号は日本特集

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 買ったばかりで、まずは巻頭言とローマ日本大使、安藤氏のあいさつの言葉を読み、ざっと雑誌をめくり、目次に目を通しただけなのですが、とにかく写真の美しさと記事の多様さに目をみはりました。

 20年以上におよぶ雑誌の歴史の中で、日本を取り上げるのは今回が初めてということで、日本の姿をくまなく伝えようとすれば、複数冊必要であろうところを、1冊でできるだけさまざまな日本を紹介しようと工夫をした、と巻頭言に書かれています。

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 目次を見ても、Tradizioni (伝統)、Tokyo(東京)、Fuji (富士)、L’imperatore (天皇)、Giardini(庭園)、Cultura pop (ポップカルチャー)、Tecnologie (技術)、Animali(動物)、Kyoto(京都)、Robot(ロボット)、Architetture(建築)などと、記事の内容が多彩であることが分かります。

 ただ本や映画の紹介に関しては、イタリアでも人気のある吉本ばななや村上春樹、北野武の作品が中心になっているのが、残念です。日本文学を教えている身としても、『枕草子』や『徒然草』、『伊勢物語』、『源氏物語』、そして松尾芭蕉などの俳句作品ももっと取り上げてほしいと思いました。こうした作品の底を流れる自然を愛する心や感性の細やかさ、豊かな叙情性は、日本の文化の他の側面とも、切っても切れないものだと思うからです。

 Quanto all’introduzione alla letteratura giapponese, mi dispiace molto perché la rivista presenta soprattutto le opere degli scrittori contemporanei già assai conosciuti in Italia, mentre tralascia diverse opere classiche che, oltre ad offrire una lettura piacevole, vennero scritte con l’amore per la natura, una sensibilità raffinata e un ricco lirismo i quali sono osservabili anche negli altri aspetti della cultura giappones come i giardini giapponesi, la filosofia e i costumi nella vita quotidiana ecc. Forse di questo dovrei scrivere io stessa sul blog o sul sito, cercando di trovare il tempo.

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 鶴や温泉を楽しむ猿など、日本独特の動物たちを紹介している記事もあります。ちなみに日本の鶴については、つい先日RAI3の『Geo & Geo』という番組でも、求愛の踊りや絶滅の危機について、説明されていました。

 “I Samurai del Tonno”(マグロの侍たち)と題する、築地魚市場を語っているらしい記事もあります。記事の最初に掲げられた写真は、大きな冷凍のマグロがびっしりと並ぶ中を、卸売り業者が点検しているところを撮影したものです。マグロについては、わたしの夫は時々、「イタリアの最も質のいいマグロは、皆日本に行ってしまう」と、恨めしげに言っています。また、漁業については、イタリアのテレビでは、時々、「また日本が野蛮な捕鯨を……」といった具合で、偏見を助長するような口調で、ニュースに取り上げられることがあるので、この記事がどう書かれているのか、かなり気になります。

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 わたしが教えてきた日本人学生の中には、アニメ・漫画の大ファンで、日本語を勉強したくなったという学生が、大勢います。中には自分で、インターネット上の漫画を読んだりして、次々と漢字を独学で学んで、日本人でも平仮名で書くだろうという漢字を、必死で覚えている学生までいました。ある日授業をしようと教室に入ったら、黒板が二人の学生たちが書く漢字や文字でびっしり埋まっていて、びっくりしたこともあります。というわけで、もちろんこの雑誌にも、アニメと漫画についての記事があります。

 イタリアのテレビや新聞を見ていると、ニュースで日本が登場する機会は非常に少なく、大きな地震が起こったときや経済、科学技術の最先端の話題に加えて、捕鯨問題や雅子妃のうつ病が報道される程度のような気がします。一方、世界の文化を伝えるような番組では、日本の文化のさまざまな側面が紹介されています。

 イタリア人の友人には空手・合気道など、日本の武道をたしなむ人も多く、わたしの夫も、柔道の教室に通ったことがあるそうです。最近のニュースでは、日本料理がイタリア中で人気を集めていると語られており、確かにペルージャにも、得てして中国人経営であることが多いものの、日本料理が食べられる店が増えているようです。日本人向けの求人情報を見ても、寿司や日本料理が作れる人を、イタリア中でしばしば募集しています。アニメから、武道から、日本料理からと、さまざまな動機で日本に興味を持つイタリア人が多い一方で、ただし、中国と日本の違いがあまり分からないような人がたまにいることも事実です。

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 そんなふうに、イタリアで報道される、そして、知られている日本文化の側面が偏りがちであることを考えると、この『Meridiani』の日本特集号は、少ない誌面をうまく活用して、イタリア人が関心を持つ話題を数多く提供しつつも、既成の枠にとらわれない、さまざまな日本の姿を伝えていると言えると思います。イタリアでは「日本と言えば地震」と思う人も多く、もちろん、地震(terremoto)についての記事もあり、耐震建築や学校での避難訓練の写真が添えてあります。

 巻末には、交通機関や年中行事、宿やレストランの紹介など、旅をするのに役立つ便利な情報(La guida - Notizie e consigli)も添えられています。

 というわけで、イタリア人の配偶者や家族がいて、ぜひ日本をよりよく知ってもらいたいという場合にも、イタリアで日本がどう紹介されているかを知りたいという場合にも、とてもいい雑誌だと思います。値段は6.20ユーロ。日本語と日本文化を教えているので、イタリアで日本文化を紹介する本は、自分でも何冊か持っていますし、書店でも気にしながら見ているのですが、これだけ安い値段で、豊富な写真を使って、的確に日本のいくつかの側面を紹介する雑誌を購入できるのは、めったにない機会だと思います。まだ具体的に記事を読み込んでいないのではありますが、美しい写真を眺めているだけでも、日本人としてうれしくなり、誇らしい気持ちがわいてくるものと思います。よかったら、ぜひ一冊購入してみてください。

LINK
- Amazon.it - Rivista monografica di viaggi, "Meridiani - Giappone" (Domus)
- アマゾンイタリアの活用法とおすすめのイタリア語CD・DVD&本

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-02-07 19:15 | Giappone | Trackback | Comments(18)

「ザッケローニ、日本、おめでとう!」 ~イタリアのニュース記事から2

 昨日に続いて、日本チームのサッカーアジア杯優勝が、イタリアでどのように報道されているかを、ご紹介します。(昨日の記事はこちら

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La fioritura dei ciliegi – Tempio di Toji, Kyoto 28/3/2009


 今回は、イタリアのベテランスポーツ記者でかつEurosportイタリア版の編集長であるStefano Benziが、今回の日本優勝とザッケローニ監督の活躍をどのように評価しているかを、ご紹介します。

 “Sono contento per Zaccheroni e per il Giappone” – Yahoo! Italia Sport, EuroSport.com

 題は直訳すると、「(わたしは)ザッケローニと日本のために、うれしい(うれしく思う)」で、英語で言うと、ちょうど”I’m happy (glad) for Zaccheroni and Japan.”です。contentoは「満足で、うれしい」気持ちを表す形容詞だからです。この言葉、だれかが試験に受かったり、就職が決まったり、その人にとっていい知らせがあったときに、”Complimenti! Sono contento per te.”「おめでとう! わたしは君のためにうれしいです。」(話し手が女性の場合は、”Sono contenta”と言います。)といった具合に、祝意の気持ちを込めて、使われることが多いので、ブログの記事の題では、「おめでとう」と訳しています。

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 Benziは記事冒頭で、まずザッケローニ監督に、祝辞と賛辞を送っています。

 「私はアルベルト・ザッケローニのアジア杯での優勝を、まったくもって本当にうれしく思っています。野心に富むものの完全に一新する必要のあった代表チームの監督に当たってからわずか数か月、しかも、意思疎通や相互理解、そして適応が難しく、その困難が克服しがたいものと思われたであろう状況の中で、ザックはただ、自らが完全に掌握していた唯一の共通言語、どこであろうと意思の疎通が可能な言語、つまり、サッカーという言語が語られるに任せた。」(「  」内は石井訳。以下も同様。)

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 その後、ザッケローニ監督が、若い力を信じ、また投資をして、技量ある選手たちをうまくまとめていったことを認め、実際のオーストラリア戦での、監督の采配を賛辞と共に、説明しています。

 「延長時間に入り、オーストラリアの経験が差を見せるだろうと思われたまさにそのときの、ザッケローニ監督の判断が、勝利をもたらすものとなった。長友のクロスパスと李忠成のゴール。李は、韓国人の一家に生まれながら、日本チームでプレイすることを選んだ選手であり、ザッケローニ監督自らが、ぜひ侍の一員にと要望した選手だった。この李忠成が、代表チームにおける2度目の出場で、自らの人生の中で最も重要なゴールの一つとなるであろうゴールを決めたのだ。」

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 記事の最後には、記者自身の感慨も込められています。

 「正直言って、ザックの涙にうるんだ瞳を見ていると、彼のイタリアにおける最後の監督業が人生で最も幸せな時期と呼べるものではなかったことを知っているだけに、わたしまで、いくばくながら感激した。それと同様、このアジア杯、(イタリア・ヨーロッパでは)不当にも完全に過小評価されているものの、実際には飛躍的な成長を見せたアジア杯を観戦して、感激した。(中略)再び、資金がたくさんあるだけではだめだということを教えてくれた。どう金を投資するかを知っている必要がある。そして、若者に投資すれば、決して間違うことがない。

 今日、日本チームには、3、4人の世界レベルの選手がいて、有能な監督がいる上、平均年齢は23歳だ。そして、さらに重要なことは、楽しむこともまた知っているということだ。つまるところ、サッカーで、これ以外にさらに望むことがあるだろうか。」

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 今回いろんな記事を調べていて、後の祭りなのですが、この記事を見つけたサイトでは、アジア杯の決勝戦を、イタリアからもオンラインで見ることができたらしいことも、分かりました。

 サッカーにはふだんからあまり興味がないので、わたしもザッケローニ監督のことはこれまでほとんど知らなかったのですが、今回いろいろな記事を読んでいて、監督としてすばらしい人物であるのはもちろん、謙虚でかつ真摯で、誠実な人物だという印象を受けました。

 見かけた記事の中に、日本人としてはとてもうれしいコメントがあったので、ご紹介します。東京で取材した記事のようですから、日本の皆さんはすでにご存じかもしれません。

”Calcio, Zaccheroni: Italia-Giappone? Magari in Conf. Cup” – RepubblicaSPORT NEWS Tokyo, 18:16

 記事の最初で、日本とイタリアの親善試合の可能性について語っているところは、日本の新聞にも確実に載るでしょうから置いておいて、なんだかいいなと思ったのは、インタビューに答えるザッケローニ監督の、次の言葉です。

 「イタリアへの郷愁? 自分の母国だから、郷愁を感じるのは当然ですが、日本は、わたしが居合わせることのできた最高の場所です。ここでは、人々が、常に成長を目指して突進しています。」「わたしが日本で最も人気のあるイタリア人かって? それは分かりませんが、人気などを考えているわけではありません。わたしには果たすべき使命があって、そのために、ここ日本にいるのですから。」

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 今夜のイタリア、TG2のニュースでは、今回のアジア杯でも大活躍を見せた長友選手の、チェゼーナからインテルへのレンタル移籍が正式に発表されたと、テロップに書かれていました。オンラインにも、以下のような記事が見つかりました。下の記事には、「インテルチーム全員が、長友を歓迎している」とも書かれています。

”Ufficiale: Nagatomo è dell’Inter” – Il Sole 24 Ore, 31/1/2011

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 桜と庭の写真はすべて、一昨年3月28日に、京都の東寺(とうじ)で撮影したものです。

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by milletti_naoko | 2011-02-01 00:05 | Giappone | Trackback | Comments(11)

「日本がアジアの覇者に」 ~イタリアのニュース記事から

 日頃はサッカーの試合を見ないわたしも、しばらく前から日本チームのアジア杯での健闘ぶりを知り、試合は見られないものの、ツイッターのタイムラインに流れる、緊張感あふれるつぶやきやゴールの瞬間の大歓声を通して、試合状況を間接的につかみ、応援していました。なかなか得点が入らないときには、ため息と緊張感いっぱいのつぶやきが、ゴールが入ったときには、喜びいっぱいの叫びが、いっせいにタイムライン上に並び、ツイッターを通して、試合を日本で観戦中の方と共有できることに、何だか不思議な驚きと喜びを感じました。

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La fioritura dei ciliegi – Kyoto Gyoen (Kyoto Imperial palace park) 27/3/09


 大健闘した選手の皆さん、そして、言葉も習慣も異なる遠い異国で、新しいチームを育てるのに、苦労も多かったであろうザッケローニ監督。そして、このチームを支えてきたすべての人々、おめでとうございます! そして、この感動をありがとうございます。

 日本の皆さんには、今回のサッカーアジア杯における日本優勝を、ザッケローニ監督の母国、イタリアで、どう報道しているかに、興味がある方も多いことと思います。昨夜の30分のテレビニュースは、自国および近隣の国の政治状況でもちきりで、午後8時半からのテレビニュース、TG2では、唯一のスポーツの話題が、リュージュの世界選手権の男子一人乗りで、イタリア人選手が優勝したことでした。

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 けれども、イタリア時間で昨夜のうち、つまりアジア杯終了の数時間後には、さまざまなイタリアのオンラインニュースが、すでに、ザッケローニ監督率いる日本チームの優勝を伝える記事を続々と発表していました。その中から今回は、イタリア有力紙のオンライン記事を、一つご紹介します。試合内容はすでに皆さんもご存じと思うので、ここでは割愛します。イタリア語を学習中のサッカーファンの方には、うってつけの学習教材になると思います。

”La Vittoria di Zaccheroni. Giappone campione d’Asia” -  Republica.it, 29/1/2011

「ザッケローニの勝利、日本がアジアの覇者に」(「 」内は石井訳。以下も同様。)

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 記事の最後に、日本の新聞からの引用として、監督の言葉が紹介されています。

 「最高のチームが成し遂げた優勝でした。全員が一丸となり、非常に強い代表チームを打ち負かしました。全員が疲れ切っていましたが、最後の最後まで、果敢にもちこたえるこができました。」

(前田に代わって李を起用したことについて)
 「代用は生易しいものではありませんでした。しかし、このチームがすばらしいのは、控えの選手でさえ活躍を見せてくれるところです。日本国民は、この代表チームを誇りに思うべきです。」

*最後の「べきです」はイタリア語本文ではdeveと書かれています。この補助動詞dovereには「…はずである」という「推定」と「…しなければならない」 という「当然」の、両方の働きがあるため、「この代表チームを誇りに思っているはずです」と訳すこともできます。ここでは、個人的に、「こんなにすばらしいチームなのですから、皆さん、ぜひ誇りに思ってください」と捉えて、上のように訳しました。

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 ザッケローニ監督については、こう描写されています。

 「ユヴェントゥスでの過去シーズンにおける監督業が期待はずれの結果に終わったあと、昨年8月に日本サッカー協会からの申し出を受け、新監督に就任したアルベルト・ザッケローニにとっても、大変喜ばしいことに違いない。自らの手に委ねられた代表チームが前途有望であることを、ザックは、対パラグアイ、グアテマラ戦との親善試合における勝利を、スタンドから観戦したとき、すでに悟っていた。そして、10月8日、メッシ率いるアルゼンチンの試合におけるデビューは、望みうる最高の、輝かしいものであった。」

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 日本の皆さんがすでにご存じのことが多いとは思いますが、イタリアでの報道に興味のある方が多いのではないかと思い、今回はまず、Repubblica.itの記事からお届けしました。

 実は今朝、イタリアでベテランのスポーツ解説者が書いた、非常に興味深い記事も見かけたのですが、無理をしたためか、少し風邪をぶり返しましたので、そちらはまた、後日ご紹介したいと思います。

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 桜の写真はすべて、一昨年3月27日に、京都御苑で撮影したものです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-01-30 19:10 | Giappone | Trackback | Comments(6)

桜の花咲く部屋

 仕事中に、ふと手を止めて上を見上げると、満開の桜の花を思わせる美しい天井が、目に飛び込んできます。

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 木全体が一斉に花を咲かせようとする桜の精気と、その美しく優しい色合いに、心が落ち着き、励まされます。

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奈良、氷室神社の桜 La fioritura dei ciliegi - Himuro-jinja, Nara 2/4/2009


 懐かしい日本の春と花盛りの桜が心に浮かび、満開の桜の下に立って、降りかかる花びらを浴びているような、そんな気持ちになれます。

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奈良、氷室神社の桜 La fioritura dei ciliegi - Himuro-jinja, Nara 2/4/2009


 この部屋を、イタリア語ではstudioと呼んでいます。伊和辞典(リンクはこちら)には、語義として、「書斎、勉強部屋、仕事場」といった言葉が並んでいます。わたしが授業の準備をしたり、翻訳をしたりする仕事場でもあれば、そのために必要な本や資料が並ぶ書斎でもあり、夫とわたしがなにかと学習する勉強部屋でもあります。部屋には、夫とわたしの机が、向かい合わせに並べてあります。机上にはそれぞれのパソコンが並び、インターネットにも接続されています。

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 このstudioの天井に、防寒・防音用の(antifreddo, antirumore)コルク板(pannelli di sughero)を取りつけようという計画は、かなり以前からあり、秋には夫と共に、部屋を採寸し、コルク板の販売店に、説明を聞きに行ったりもしていました。

 それが、11月にはオリーブの収穫(記事はこちら)に追われたため、実際に材料を購入し、夫が本格的に作業に取りかかれたのは、11月末のことでした。

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 細長い板を、均等にかつ平行に天井に設置していき、そのつど、コルク板を、土台となる木の板の上に置いていく、という非常に根気のいる作業が、続けられました。

 夫の勤めるウンブリア州庁では、土日が休みである上、週に何日かは、午後2時に役場を出て帰宅することができます。とは言っても、やはり日曜大工。作業には日数がかかります。

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 まずは、ようやくコルク板すべてを、天井に取りつけることができました。ところが、コルク板の中央が、重みのために下がってしまっています。

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 そこで今度は、長方形のコルク板の中央部分にも、支えの板を、取りつけていくことになりました。上の写真は、まだ作業の途中ですが、ようやくこの支えの板をすべて取りつけたあと、さて、どうしようかという話になりました。

 なんだか頭の上にチョコレートの屋根がある、お菓子の家のようだし、木やコルクの色にも味があるから、このままでもいいのではないかと、わたしは、たまった疲れがよく見える夫に提案しました。ただ、コルク板の表面が、予想していたよりも、かなり粗い上に、表面の小片が、天井から床に落ち続けているため、やはり、何かで覆う必要があるということになりました。

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 そこで、木の板もコルク版も共に、ペンキで塗装しようということになりました。色は、わたしが提案した薄緑色です。ところが、ここで、コルク板の無数の細かい穴が、茶色い点として残る上に、パステルカラーのペンキでは、コルク版のこげ茶色が、透けて見えるという問題が、発生しました。

 夫が、コルク板をすべてもう一度引き下ろして、壁紙で覆おうと提案したとき、わたしは、それでは作業があまりにも大変ではないかと心配だったのですが、一緒に壁紙を選びに行ったとき、まるで桜の花びらで覆われたようなこの壁紙に、一目惚れしてしまいました。

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 色合いが微妙に異なる淡いピンクの小片の集まる様子が、満開に咲く桜の花を思わせて、こんなにすてきな天井の下で、仕事や勉強ができるのかという思いにわくわくしました。ピンクの中に時々淡い緑色も入っているので、天井にさしわたされた板の薄緑色にも、よく合うはずです。幸い、夫もすぐに賛成してくれました。

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 長く根気のいる作業を、挫折にもめげずに、黙々と続けていき、ようやく桜色の天井が完成したのは、今週の月曜日、1月17日の日暮れときでした。

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 何とも美しいできに感嘆し、夫をほめてねぎらった、その部屋の窓からは、やはり桜色に染まった美しい空が見えました。

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 紅色に深まりつつある夕焼けの空に、時々目をやりながら、二人で作業の後片づけをしました。

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 というわけで、今このブログの記事を書いている間も、時々目を上げると、そこには、繊細な桜色が広がり、満開の桜の下にいるような、すてきな気分にさせてくれます。

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京都嵐山、大覚寺、大沢池 Lago Osawa, Tempio Daikaku-ji, Arashiyama, Kyoto 10/04/09


 ルイージ、本当にお疲れさま。そして、どうもありがとう。

 夫も、苦労は多かったものの、美しく仕上げることのできた天井に、とても満足しているようです。

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京都嵐山、大覚寺、大沢池 Lago Osawa, Tempio Daikaku-ji, Arashiyama, Kyoto 10/04/09


 昨日の記事(リンクはこちら)で、京都の桜を取り上げたのは、イタリアの友人に日本の桜の美しさ、そして日本の方に京都の桜のみごとさを、花見旅行をゆっくりと準備できる時期に、お伝えしたかったからでもありますが、実は、今日の記事を導入するためでもあったのでした。

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by milletti_naoko | 2011-01-19 17:48 | Giappone | Trackback | Comments(16)

京都、醍醐寺の桜

 2009年3月末から4月初めにかけて、アリタリア航空のローマ・関空、往復396ユーロという特別割引を利用して、日本に帰国しました。久しぶりに、花盛りの桜を見たいという思いと、ぜひ夫に美しい桜を見せたいという気持ちから、開花情報を参考にして、時期を選びました。

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La fioritura dei ciliegi - Tempio Daigo-ji, Kyoto  27/03/09

 イタリアを3月24日に発って、日本、そして京都に着いたのは、翌25日。26日に訪れた大原でも、27日の朝訪れた寺社でも、桜の開花はまだ今ひとつだったので、こちら、京都醍醐寺の美しい桜を見て、息をのみました。

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 わたしは、愛媛県に住んでいた頃、校庭や川沿いに植えられていた桜並木の、薄いピンクの花がいっぱいに咲く様子を、イタリアに住みながら、恋しくなつかしく思っていました。

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 花盛りの桜を眺める喜び、心が満ちる感じを、再び味わいたいと思っていました。

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 大学の授業の関係で、花見の時期に帰るのには、実は少し無理があったのですが、この年は、かなりの時間数の授業を振り替えて、旅行に踏み切りました。

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 無理をしても、桜が花開く時期の京都を訪れて、本当によかったと、心から思いました。

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 思いもよらぬほど、さまざまな色の、形の、種類の桜があることに、驚き、そして、感銘を受けました。

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 夫も、日本の桜が、これほどまでに美しいとは、予想していなかったようで、二人で、一つひとつの桜の美しさに感動しながら、境内を歩きました。

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 池の水面に姿を映す桜にも、風情があります。

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 桜だけではなく、日本庭園の美しさも、楽しみました。

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 平日だというのに、同じように花見に訪れた人が、大勢いました。

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「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし   在原業平」

 やれ桜が咲いたか、やれ雨風で桜が散るまいかと、花を愛して心を砕く日本人の心は、今も昔も変わりません。

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 桜の美しい国に生まれたこと、桜を愛でる文化に育ったことを、改めて、うれしく、誇らしく思いました。

LINK
春は桜。京都の美しい桜や、イタリアでは実が目当てで桜を植えることについては↓↓
Spettacolare Fioritura dei Ciliegi in Giappone con foto ↓↓
- 日本の桜1 はじめに / Fioritura dei Ciliegi in Giappone
Fioritura dei Ciliegi a Kyoto, spiegazioni anche in italiano ↓↓
- 日本の桜2 京都大原三千院 / Tempio Sanzen-in, Kyoto
- 日本の桜3 京都大原実光院 / Tempio Jikko-in, Kyoto
- 日本の桜4 京都大原宝泉院 / Tempio Hosen-in, Kyoto
- 日本の桜5 京都、渉成園 / Giardino Shosei-en, Kyoto

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by milletti_naoko | 2011-01-18 01:39 | Giappone | Trackback(1) | Comments(16)

イタリアの方言と日本語特訓の成果その3

 3か月歩く間に、日本語を勉強したいから、会話文をiPodに吹き込んでほしい、と2600kmの巡礼の旅を控えたフランコに頼まれて、わたしが躊躇したのは、「繰り返し聞き流して、外国語を覚える」という学習法に、原則として反対だったからでもあります。(詳しくは、前回の記事を参照。リンクはこちら

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写真はすべて、彦根の龍澤寺。 Ryotan-ji, Hikone    2009/3/31

 とは言え、8月8日、大切な友人に、出発の前日に頼み込まれては、やはり断れませんでした。ただし、ロンリー・プラネットの文を吹き込むのは論外で、わたしの方で、旅行に必要な会話表現を30ほど書き出して、イタリア語の訳を添えてみました。「はじめまして、わたしはフランコです。」、「わたしはイタリア人です。」と言った具合に、誰かと出会った場面や道を尋ねる場面、買い物の場面などを想定して、ごく簡単な日本語の表現をイタリア語訳とともに紙に書いて、さらにフランコのiPodに吹き込みました。

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 外国語の学習書では軽視されがちな、語学入門者や旅行者の強い味方となる言葉も、もちろん取り入れました。

これ、ください。               Mi dia questo, per favore.

「これ」(questo)、「あれ」(quello)というのは非常に便利な言葉です。特に、語彙が少ないときは、指をさしてこう言えば、買い物もできるし、レストランでも、特に日本のようにメニューに写真がある場合には、食事の注文もできます。

「使える言葉」より「文法項目の順序」を気にして作られた学習書でも、旅行会話集でも、得てしてその大切さが指摘されていない、便利な言葉です。でも、イタリア語ゼロの状態で、イタリアで暮らし始める移民や子供も、まず覚えるのは、「あいさつ」や「人の注意を喚起する言葉」と共に、自分の語彙不足を補ってくれるこの便利な代名詞なのです。

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 フランコは、すでに2度、サンティアーゴ・デ・コンポステーラまでの巡礼を果たしており、2度とも大勢の日本人巡礼者に出会ったそうです。そのときは英語で会話をしたようですが、今度は、それを日本語で話すいい機会にできるようにと、「あなたは日本人ですか。」という文も加えておきました。

 “Grazie, Naoko!!”と大喜びで、わたしが会話表現を記した紙とiPodを手にし、翌日からスペインを目指して歩き始めたフランコ。イタリア国内を歩いていた間は、電話でもよく話をしたので、「がんばれ」という言葉は、リストにはありませんでしたが、真っ先に覚えたようです。

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 サンティアーゴからさらにフィニステッレまで歩いたので、結局フランコは2700km近く歩いたわけですが、それでは、この3か月の間に繰り返し聞き続けた日本語の学習成果はいかに?

 なんと、「3か月間何度も聞いたから、表現はすべて丸暗記したけれども、ある日本語表現と、その意味を思い出すには、そこまでにあった表現を全部思い出さなければならない」ということです。つまり、たとえば、”Dov’è il bagno?”を日本語でどう言うかを思い出すには、もしこれがリストの20番目の文であるとしたら、そこまでの19文をすべて頭の中でさらう必要があるということです。

 「外国語聴くだけ学習」に懐疑的だったわたしも、ここまでひどい結果が出るとは思わなかったので、びっくりしました。実は、イタリア人の我が夫も、数字の1から10までを、日本語で言えるものの、1から10まで一括りに丸ごと覚えているだけです。「7」を日本語で何と言うかは、頭の中で1から6まで言ってからでないと出てきません。これと同じ現象が、まさかこれだけ長い録音で起こるとは思わなかったので、驚きました。

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 誤解のないように書いておきますが、繰り返し音声を聞くこと自体は、外国語学習に不可欠、たとえばアルクの1000時間ヒアリングマラソンは、かつて実用英検1級に合格できる総合力をつけるのを助けてくれましたし、雑誌、『English Journal』(リンクはこちら)と付属のCDも非常に優れた教材です。実際、イタリアでは映画でもドラマでも音声を吹き替えるため、英語を耳にする機会が少なく、それを補おうと、今年の春から、英語のブラッシュアップのために、年間購読しているくらいです。

 言葉を読み・書き・聞き・話すことができるようになるためには、聞いて覚えるだけではなく、併行して、文を読むことも必要だし、文法や語彙を学ぶことも、コミュニケーションの機会を持つことも必要なのです。外国語は「丸覚え」するものではなく、多くの外国語のインプットに接し、文法を学習する中で、その「しくみ」を理解し、使えるようになるものです。言語学者たちが言うように、人間の頭は生まれたとき、まったくの白紙状態では決してなく、だれもが言語を身につける能力、言語の仕組みを理解し応用できる潜在能力と共に、生まれてくるのです。

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 言われた言葉をそのまま返すオウムが決して語学の達人とは言えないように、単に連ねられた文章を丸ごと覚えるのは、外国語を話せるのではなく、覚えたことを口にするだけです。サイトでも、いくつかのイタリア語の学習教材のCDを、繰り返し聞くこと、真似て言うことをおすすめしていますが(リンクはこちら)、これだけでは「イタリア語のリズムや発音に慣れる」だけであり、本当にイタリア語の力をつけるには、やはり平行して、鉛筆と辞書を片手に学習書を使って勉強し、テレビのイタリア語講座やイタリア語の歌・映画や本を通して、一方では、語彙や文法から理解・表現できる力をつけ、もう一方では、周囲の補助的情報(話者の表情・ジェスチャー・物語の展開など)から言われている内容や言葉の仕組みを推測できるようにする必要があります。

 全体から細部へ、細部から全体へ。母国語を話すときには、まず右脳で概要をとらえ、左脳で細部(言葉の意味・文法など)を分析し、再び右脳で両者の情報を統合して、言われることを理解するという研究結果が、明らかにされています。外国語の場合にも、同様に、脳のしくみを利用して、全体(概要)⇒細部(分析)⇒全体(統合)という順序で、右脳と左脳の両方を活用する必要があります。

 周囲の補助的情報も利用して、話の概要を捉える訓練ができていないと、語学留学して、すべてイタリア語で授業が行われる場に放り込まれたときに、一語でも分からない言葉があると不安で、辞書ばかり見て、大切な授業の多くを聞き逃すことになります。逆に、あまりイタリア語を学習せずに、イタリア人の中で暮らすようになると、周囲の様子から言われていることの概要は推測できるものの、自分の言いたいことを伝えるための語彙やしくみ(言葉のメカニズム・文法)が自分にないために、もどかしい思いをすることになります。

 英語の場合には、多くの日本人が高校までの9年間学んでいるため、確かに聞き流しているうちに、昔学んだことを思い出すこともあるかもしれませんが、イタリア人がゼロから日本語を、日本人がゼロからイタリア語を学ぶ場合には、その足がかりもありません。

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 ちなみに、フランコの日本語特訓がこういう結果に終わったのには、もう一つ理由があります。わたしもフランコも、「巡礼中に日本の人と会って、おしゃべりを重ねるうちに、少しずつ身についていくだろう」と思っていたのに、なぜか今回の巡礼に限って、フランコは3か月中、一人も日本人に出会わなかったのです。巡礼をする東洋人にはたくさん出会い、そのたびに、「あなたは日本人ですか。」と尋ねたのに、皆、中国・台湾・韓国と、別の国から来ていたのです。そのため、日本語を実際にコミュニケーションの場で使う機会がなかったというのも、フランコの日本語が丸暗記に終わった理由です。それでも、何度も言おうとしたためか、「あなたは日本人ですか」という文だけは、どういう意味かを覚えているし、日本語の発音だけは、わたしが教えたイタリア人学生の平均よりも、いいくらいではあります。

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 外国語を学習しようと思ったら、音声を聴くことはとても重要ですが、それだけでは困ります、ということを、今回はお伝えしました。

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by milletti_naoko | 2010-11-16 18:47 | Giappone | Trackback | Comments(10)


日本語教師・通訳・翻訳家。元高校国語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより


by なおこ

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Naoko Ishii
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Interprete Traduttrice
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