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マテーラ舞台のイタリアドラマ、町きれいでも話がこわい

 白い石の町並みが美しいマテーラ(Matera)は、イタリアでいつか行ってみたい町の一つです。2週間前に、マテーラを舞台にしたテレビドラマが放映されると知って、すぐに見ようと思ったのは、『ドン・マッテーオ』でも、ルイーザ・スパニョーリを主人公としたドラマでも、舞台となるグッビオやスポレート、ペルージャの町がよく画面に現れ、Raiのドラマは、舞台となる町を旅した気分にさせてくれるところがあるので、ドラマを見れば、マテーラの町をさまざまな角度から見て、どんな町かも知ることができるだろうと考えたからです。

 それで今晩も、その第3話を見ました。確かにマテーラの町並みや、屋内の様子、町を取り囲む自然は美しいし、そういう映像を楽しめるのですが、話が半分推理物、半分サスペンスのような感じで、殺人があり、奇怪な現象があり、人間関係のもつれや怒り、憎しみを登場人物があらわにする場面ありで、こういう暗く重いドラマだと知っていたら、きっと見なかっただろうなという内容なのです。わたしは、人間関係のもつれや裏切りばかりに焦点をあて、登場人物同士のいがみ合いがひどかったりする作品は、ドラマにせよ映画にせよ、好きではないからです。

 それでも、マテーラの興味深く美しい町や家、自然を、ドラマを通して見られる上に、夫は、「あれ、おもしろいし、いいんじゃない。」と言うので、続きも気になって、毎回見続けています。Raiが初回放映分の最初の9分ほどの映像だけ、YouTubeに載せていますので、イタリア語やマテーラの町に興味のある方は、ご覧ください。


 今晩も第3話を見終わったら、すっかり遅くなってしまいました。明日は朝8時から肩のリハビリがあり、その後、バスで学校に教えに行きます。皆さん、おやすみなさいませ。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-03-23 23:59 | Lingua Italiana | Comments(7)

映画、『わたし、クロード・モネ』、イタリアで今日明日上映

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Stagno delle ninfee, casa e giardini di Claude Monet, Giverny 16/6/2016

 印象派の大家、モネの人生を描くドキュメンタリー映画が、今年イタリアで2月14日・15日の2日のみ上映されます。初日の今日、さっそく見に行ってきました。イタリア語版の題名は、『Io, Claude Monet』で、日本語に直訳すると、「わたし、クロード・モネ」です。

 画面には、モネの作品およびその作品を描いたであろう場所の映像が流れ、モネが若い頃から晩年まで、友人・知人などに書いて送った手紙を読み上げることを通じて、手紙ですから当然「わたし、モネ」が、その時々にどんな精神的・経済的状況に置かれていたか、芸術や家族、自然に対してどんな思いを抱いていたかが、語られていきます。


 もともと印象派やモネの絵が好きである上に、昨年、ノルマンディーでモネの家と庭園をはじめ、モネゆかりのさまざまな場所を訪ねたばかりなので、夫もわたしも興味深く見ました。

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Étretat, Normandie, France 18/6/2016

 エトルタの海に切り立つ美しい白い断崖も、モネのさまざまな絵画と共に紹介されました。

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 夕日が沈む頃の空と海の美しい色を見て、いつかまた夕日の頃までじっくり滞在を楽しめたらと思いました。

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Honfleur, Normandie, France 18/6/2016

 オンフルール(Honfleur)は、夫が旅行ガイドを見て、風景や町並みに魅かれて行ってみたいと言うので訪ねたのですが、ここもやはりモネが訪ねていて、しかも風景に心を動かされ、絵心を刺激されていたらしいと知って、驚きました。

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Le Havre, Normandie, France 18/6/2016

 旅行中にル・アーヴルを訪ねたのは、そもそもはわたしの希望でエトルタを、夫の希望でオンフルールに行くことにしたものの、公共の交通機関を使っての旅でもあり、毎日宿を変えるより、どちらにも便利のいい場所に宿を取って、そこからバスで行こうと決めたからです。映画ではモネが印象、日の出の絵を描いたと思われる海辺の風景と、絵そのものの映像が流れました。残念ながらわたしたちがこの場所を訪ねたときは、どしゃぶりの雨でした。(詳しくはこちら

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Rouen, France 15/6/2016

 モネが何度描いても思うように絵が仕上がらず苦しんでいると書簡で告げたルアンの大聖堂も、訪ねました。映画では、モネが描いた大聖堂のさまざまな絵が紹介されましたが、この写真は、ルアンの美術館にあった作品を撮影したものです。

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16/6/2016

 ノルマンディーで旅行中、モネが何度も描いたルアンの大聖堂に、モネの睡蓮の絵をモチーフにした映像が映し出され、それはきれいだったので、感動しました。

 冒頭の写真に写る睡蓮の池があるモネの家と庭園を、わたしたちはルアン滞在中に、ルアンから電車で日帰りで訪ねました。

 そもそもわたしたちが昨年6月ノルマンディーに出かけたのは、信仰心のそれは厚い友人たちに、モンサンミシェルとシャルトルへの旅に誘われたことがきっかけでした。テロの危険もあり、肩は痛み、目にも問題を抱えていたわたしは、医者から行かない方がいいと言われたのですが、モンサンミシェルにもともと興味があった上に、5月下旬に、映画でモネの庭園の映像を見て(詳しくはこちら)、どうしてもすぐにジヴェルニーのモネの庭を見たいという思いが募ったためです。

 今晩の映画は、その映画、『モネからマティスまで。近現代庭園を描く芸術』に比べると、モネが自らの生活苦や芸術家としての不安などを語ることが多いがために、重く暗く単調にはなりがちでした。モネの絵画が美しく、自分たちが訪ねた場所や見た絵、モネの人生・心に触れられて、わたしたちには興味深かったのですが、モネ自らの手紙の言葉と絵・風景を通して、モネの人生を語ろうという手法が終始一貫して取られているために、何かドラマのようなものを期待して見てしまうと、がっかりされるかもしれません。今はこれだけ世界中で愛される画家、モネでさえ、若い頃こんなに評価を受けられず、貧困に苦しみ、また、将来の不安に襲われていたのだと驚きましたが、だからこそ、彼の絵には深みがあり、繊細な感受性を持つからこそ、絵があんなにも美しいのだろうと感じました。

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Film, "Io, Claude Monet" fino a domani, 15 febbraio al cinema

- Pensieri, sofferenze e passione per lavoro dell'artista straordinario attraverso le sue parole nelle lettere, le sue opere e le immagini dei luoghi da lui dipinti.
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- エトルタの白い断崖青い海、ノルマンディー / Étretat e le sue Scogliere (18/6/2016)
- 仏映画、『愛しき人生のつくりかた』 / Film, “Les Souvenirs” (13/7/2016)
- 幻想美、夜のルーアンと大聖堂/ Cathédrale de lumière à Rouen (16/6/2016)
- モネの庭、ジヴェルニーに記念日に / Anniversario nel giardino di Monet a Giverny (16/6/2016)
- 印象派の電車、ノルマンディー2016 / Treno dell'Impressionismo, Normandia 2016 (6/2016)
- モネと睡蓮、近現代絵画と花・庭園@明日までイタリア映画館で上映 / La Grande Arte al Cinema "DA MONET A MATISSE. L'arte di dipingere il giardino moderno"

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by milletti_naoko | 2017-02-14 23:59 | Film, Libri & Musica | Comments(4)

映画『君の名は』をイタリアで、イタリア語音声明日25日が最終日

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 日本で人気を博したことは知っていて、予告編を映画館とインターネットで見て、イタリアでは1月23・24・25日の3日間限定上映であることもあって、中日の今日、夫と見に行きました。内容については予告編で見たくらいしか知らなかったおかげで、最初は少し拍子抜けしながら見ていたのですが、漢詩の構成さながらの「起承転結」の「転」にあたる突然の話の急展開でびっくりして、それからははらはらしながら夢中で見ました。イタリア人の夫は、地名を知らないためもあってか、話の筋が飲み込めず、今ひとつという印象を受けたようですが、わたしはいい映画だなと感動しました。

 シネマコンプレックスの比較的小さい会場で、それでも200は優にあった座席が、映画が終わって見回すと、満席になっていたようです。夜8時からという時間帯ではありましたが、中学生・高校生・大学生が多く、社会人もいましたが若い人が多くて、中では夫が最年長だったかもしれません。周囲で見たイタリアの若者たちは、よかったと言いながら、他に自分たちが感動した日本のアニメ映画を互いに勧め合っていたので、まあ自発的に見に来るほどの日本のアニメファンが多かったのではありましょうが、いい映画だと感じた若者が多いという印象を受けました。

 イタリアでは例によって、イタリア語に吹き替えて上映されています。YouTubeで見つけた英語字幕つき日本語の予告映像と重なる場面が多いので、この二つを互いに参考にしながら見れば、英語字幕つき日本語予告編は日本語の学習に(イタリア人で英語はあまり分からない人でも、イタリア語音声字幕が理解の助けに、イタリア語音声の予告編は、日本の方などのイタリア語学習に、リスニング教材として使えると思いますので、両方へのリンクを埋め込んでおきます。



1:28  「あなたは だれ?」
1:30 「おまえは だれだ?」




1:26 "Ma tu chi sei?"
1:28 "Si può sapere chi sei?"

 イタリア語では、「あなたはだれ?」も「おまえはだれだ?」も、"(Tu) chi sei?"だけでもいいのですが、それでは2(3)音節で、6音節・7音節の日本語のセリフに対して短すぎることもあって、長さを原語に合わせるために、「でも、それにしても」と、maという逆接の接続詞を冒頭に加えたり、"Si può sapere chi sei?" 「おまえがだれかを知ることができるだろうか」と、「おまえはだれだ」([tu]chi sei)の部分をふつうの疑問文から間接疑問文に変え、さらに長い文の一部としてしまっているのでしょう。

 ちなみに文学的書き言葉を母体とする標準イタリア語では、文法的には厳密に言うと、間接疑問文内の動詞は接続法でなければいけないために、"Si può sapere chi tu sia?"と、疑問文では直説法現在の動詞seiが接続法現在のsiaになります。さらに、seiは、英語のbe動詞にあたるイタリア語の動詞esereの2人称親称単数形のtuの単数形に対してのみ使われる形なので、seiを使えば主語のtuはあえて明示しなくても分かるので、特に強調するのでなければ、明記しないのがふつうですが、 接続法現在では、動詞essereは、主語が1人称単数(io)、2人称親称単数(tu)、3人称単数(lui/lei)、2人称敬称(Lei)のいずれの場合にもsiaと同じ形を取るため、動詞だけでは主語が特定できないので、接続法現在のsiaを用いる場合は、前後の文脈からよほど自明でない限りは、主語のtuを明記する必要が出てきます。ただし、話し言葉では、こんなふうに間接疑問文内の動詞が接続法にならず直説法のままということも、特に親しい人の間どうしのくだけた会話ではよくあります。

 おそらくは長さを原語に合わせるために、イタリア語訳ではよけいな装飾がついているものの、イタリア語なら"(Tu) chi sei?"と同じ言葉ですむのに、日本語だと「あなたはだれ?」、「おまえはだれだ?」、あるいは、「君はだれだい?」などと、話す人や会話の相手、話し相手との関係によって、表現が変わってくるため、そういうところが日本語で、話すにも聞いて理解するにも、難しい点かと思います。日本語の初級の授業では、敬体を使って、「あなたはだれですか?」を最初に教え、徐々に口語的表現も導入するのですが、日本に留学して、若者が友人どうしの間で交わす言葉に接して、教科書や大学で学んだ表現との違いにとまどうイタリア人大学生も少なくありません。

 イタリアを旅行中、イタリアで留学中の方は、イタリア語の勉強も兼ねて、イタリアで長く暮らされている方は、日本に興味のあるイタリアのお友達やご家族に、日本を知ってもらうために、興味があれば、ぜひ誘ってごいっしょに、見に行ってみてください。 

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by milletti_naoko | 2017-01-24 23:59 | Film, Libri & Musica | Comments(2)

映画『沈黙-サイレンス-』イタリア公開、日本上映は21日

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 遠藤周作の小説、『沈黙』を映画化した『沈黙-サイレンス-』が、イタリアでは日本より一足先に、昨日、1月12日に公開されたのを、今夜映画館に見に行きました。遠藤周作は好きな作家で、20歳の頃にいろいろな作品を読み、小説、『沈黙』に感動したのを覚えてはいますが、もう30年近くも昔のことです。興味はありつつも、内容が重いこと、そのため、ただでさえ空がどんより重く、雨が降り北風が吹きすさぶ日に見に行くのはどうかと思う上に、原作が日本の小説とは言え、アメリカが制作する映画で描かれる日本の映像や歴史解釈には疑問があり、2週間ほど前に予告編を見たものの、自分から行こうというつもりはありませんでした。

 それが、「今日は天気がひどく悪いから、駐車場があるシネマコンプレックスで上映される映画を見に行こう、『沈黙』はどう?」と夫に誘われ、最初は断ったのですが、日本での評価をインターネットで調べると、評価が高い上に、すでに大切な賞も日本から受けているようです。そこで、映画への興味もあり、また、日本語や日本文化を教える立場として、早いうちに見ておいた方がよかろうと、見に行くことに決めました。

 小説をご存じの方ならお分かりと思いますが、人生や宗教の究極の問いを突きつける上に、残酷な場面も多い作品です。夫は作品そのものの主題よりも、主人公たち、ポルトガル宣教師に見える西洋至上主義などに嫌悪感を抱き、あまりよい印象を持たなかったようですが、わたしは見てよかった、胸や見る目・心に重いものはあるけれども、いい映画だと思いました。ただ、どうして当時の日本政府がカトリック教徒を迫害し始めたかなど、日本人読者を対象とした小説では必要のなかった説明が、日本の当時の歴史について知識がほぼ皆無であるイタリアの観客を対象とする映画の場合には、冒頭に数行の文字の説明でもいいから、あればよかったのではないかという気も、わたしはしました。

 英語音声日本語字幕付きの日本向けの予告編、イタリア語音声のイタリア語版の予告編を以下にご紹介します。舞台設定が日本で、登場人物の大半が日本人ですから、日本語の音声もところどころにあり、その中には、イタリア語版では字幕のないセリフがいくつかありました。





 迫害は、イタリアおよびヨーロッパでは、古代ローマ時代に、ローマ帝国がキリスト教徒に対する残酷な迫害を続け、中世以降はカトリック教会が異端派とみなす宗派や、魔女と呼んだ無実の女性たちなどに恐ろしい迫害を行っているため、過去の日本でのカトリック教徒への迫害を知って、だから日本は野蛮だとみなすイタリア人は、よほど無知な人でなければいないはずです。

 詳しい感想は、まだ小説を読んだことのない方もいるかもしれませんので、映画の内容が分からないように、ここでは伏せておきます。

関連記事へのリンク
- ciatr - 映画『沈黙-サイレンス-』あらすじ・キャスト【窪塚洋介、小松菜奈がハリウッドデビュー】

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by milletti_naoko | 2017-01-13 23:59 | Feste & eventi | Comments(2)

耳をすませば、映画誘う東京・イタリアの思い出

 ずっと昔に日本の映画館で見た『耳をすませば』を、今日久しぶりにDVDで見ました。主題歌こそ覚えていたものの、内容はほぼすっかり忘れていて、まるで初めてのように楽しむことができました。

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 自分の原石を見つけて磨いていく必要を、ひたむきで純粋な主人公たちの姿に思うと同時に、あちこちに散りばめられていた懐かしい映像に、郷愁を覚えました。

 日本を離れてイタリアに暮らしていると言うばかりではなく、中学3年のときに東京から愛媛に転校して以来、東京は、中学時代の友人の結婚式のために一度帰って以来、訪ねたことがないからです。



 商店街の小さな店が立ち並ぶ駅前、電車の車内や走るときに立てる音、愛媛の小さな町や旅行で訪ねた他の日本の町とはどこか違うなつかしい風景や音を、懐かしみながら映画を見ました。

 一方、校舎のつくりや教室内の様子は、東京でも愛媛でもびっくりするほどよく似ていて、映画を見ながら、予鈴やチャイムの音、野球部の練習、緑色の黒板や廊下、窓、蛍光灯のつくりなどを、ああそう言えばと、ひどく懐かしい思いで、見たり聞いたりしました。

 バイオリンづくりを学びにイタリアのクレモナへという若者の夢を、かつて見たときはきっと驚きながら聞いたことと思います。イタリアに暮らし始めてから、ブロガー招待を受けて、ボローニャ県ピエーヴェ・ディ・チェントの弦楽器製作工房を訪ねたときも、映画の主人公が恋する少年同様に、クレモナの学校でバイオリンづくりを学ぼうという志に燃える日本の方が、まずはイタリア語を学ぼうとペルージャ外国人大学で学ばれていたときに、イタリア語の個人授業を通して、入学手続きのお手伝いもしたときも、この映画にクレモナでのバイオリン製作学校で学ぼうという少年が出てきたことは、すっかり忘れていました。

 というわけで、東京の風景や学校の校舎や校内の活動に郷愁を覚えつつ、イタリアに来てからの経験でより理解しながら見られたように思います。主人公たちと共に、わたしもいくつもの場所と時を共に再び訪ねられたようで、いつにない不思議な映画鑑賞となりました。DVDを買っておいてよかったな、年明けに見られてよかったなと、心から思いました。

関連記事へのリンク / Link per gli articoli correlati
- ブロガーと被災地の宝たち/ Blogger a Pieve di Cento (BO) (8/12/2013)
- 宮崎映画で学ぶ日本語・イタリア語とサンレーオのカリオストロの城 / Studiare l’italiano / il giapponese con i film DVD di Hayao Miyazaki (7/9/2015)
- 宮崎映画DVD@アマゾンイタリア、日本語・イタリア語学習にも / Film di Hayao Miyazaki per chi studia il giapponese, versione italiana anche per gli apprendenti giapponesi di italiano L2 (3/5/2016)

参照リンク / Riferimenti web
- Amazon.co.jp - 『耳をすませば』 [DVD]
- Amazon.it - Film DVD, "I Sospiri del mio Cuore"

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by milletti_naoko | 2017-01-02 23:59 | Film, Libri & Musica | Comments(8)

愛・親切・お金すべてはめぐるエネルギー、ディーパク著書読書再開

 自然界同様、わたしたち人間の世界でも、エネルギーはめぐり、出して与えた分だけ自分に戻ってくるのであって、心でも金銭でも、ため込んでいてはよどんでしまい、何のためにもならない。愛情や親切、人が幸せを感じ笑顔になれるような言葉やささいな贈り物、そうしてお金だって、人に与えること、放出することで生きるのであって、自分にも返ってくるのだ。

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 読みさしていたディーパク・チョープラの本を11月末に、また冒頭から読み直すことにして、数日前に第4章の途中まで読みました。日頃感じていたことや、これまでのオンライン瞑想講座で聞いてきたディーパクの言葉との相乗効果で、心に響くところが多くあります。実は、ブログの記事に、「やろうと思うだけではだめで、意気込みがなければ行動に移せず、努力をしなければ目標が達成できない。」と書いたその12月6日の晩に、床で本を開き、読んでいたら、「最小限の努力の法則」(The Law of Least Effort)を説く第4章に入って、びっくりしました。「魚は泳ごうと努めるのではなく、ただ泳ぐのであり、花は咲こうと努めるのではなく、ただ咲くのだ。人間も同様に、本来、自らの夢を、苦労せずともたやすく実現できるはずなのだ。」とあり、一瞬わたしがブログに書いたばかりのこと正反対に思えたからです。ただ、読むうちに、そのためには、自分にさえよかればという思いは捨て去り、動機が人のため、愛・思いやりでなければいけないなど、いろいろ満たすべき条件があることが分かりました。

 愛やお金が流動するエネルギーであり、ためこむとその循環が止まってしまい、新たに流入することがなくなくなってしまうという言葉に、はっとしました。イタリアに暮らし始めてから、最初は学生だったこともあって節約を心がけ、今も日本で働いていたときに比べるとずっと稼ぎが少ないこともあって、将来のことを思い、またただでさえ物も本も多いので、これ以上買うのはどうかと、倹約を心がけてきました。けれども、最近イタリアのテレビの経済のニュースでも、「人々が物を買うよりは貯金をして将来に備える傾向があり、結果として経済がずっと足踏みをしている」と言っていたように、確かにお金も持っているだけでは生きず、循環しないので、結局は自分のところにも入ってこないと言えるでしょう。生徒さんたちが60分25€という、学生や若い社会人には決して安くない授業料で教えているわたしのところに来てくれるので、わたしもそのお金のおかげで、カイロプラクティック院に私費で週2回通うことができ、そんなふうに、風が吹いて桶屋が儲かるではありませんが、結局は使うことを通して、回りまわって、皆の懐や世が豊かになり、また自分に返ってくるのだろうと感じたのです。

 同時に、流動性という点でいうと、片づけについても、持っていてもどこにあるか分からず使えていないもの、結局再利用する機会のない紙の資料や、着ることのない衣類などは、それこそよどんだ水のようなもので、それよりも、そうしたものを手放していくことで、もっと望ましいいいこと、いいものがめぐってくるようになるのではないかと、いろんな方の片づけや断捨離の記事を目にして思いました。

 そんなふうに最近は、本の言葉になるほどと思ったり、それをきっかけに、日々の生活や人生を新たな角度から見つめ直したりしています。本の題名の「成功」は富や名声ではなく、世のため人のために役立ちながら愛や友情に満ちた生き方ができるということだろうと、まだ途中までしか読んでいませんが、これまでに受講したディーパクの言葉から想像ができたので、題名だけでは眉つばものに思えそうなこの本を、購入しました。

 かかりつけ医診療所のにぎやかな待合室や夜眠る前という時間に英語で読んでいるために、記憶があいまいなところを、自分の経験や過去のディーパクの瞑想講座の言葉で補って自分なりに理解してしまっているところもあると思います。けれども、数か月ほどの差であるでしょうに、数か月前に最初に読んだときよりも、読み直している今の方が心に響くことが多く、また深く響くことに驚いています。日本語訳があるのを発見しましたので、興味のある方のために、日本語訳およびイタリア語訳の本へのリンクも、最後にご紹介しておきます。

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 日々こつこつ肩リハビリも日本語も (6/12/2016)
- 読んでます、"The Seven Spiritual Laws of Success", Deepak Chopra (8/8/2016)

参照リンク / Riferimenti web
- Amazon.co.jp - Deepak Chopra, "The Seven Spiritual Laws of Success: A Practical Guide to the Fulfillment of Your Dreams" (English Edition) Kindle版
- Amazon.co.jp - 富と成功をもたらす7つの法則 (角川文庫) 文庫 – ディーパック・チョプラ (著), 渡邉 愛子 (翻訳)
- Amazon.it - Deepak Chopra, "Le sette leggi spirituali del successo"
- Amazon.it - Deepak Chopra, "The Seven Spiritual Laws of Success: A Practical Guide to the Fulfillment of Your Dreames" (Inglese)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-12-11 23:41 | Film, Libri & Musica | Comments(5)

猫と若者の感動映画、英・米に続き葡・ブラジルで上映、日本では来夏頃、原作は世界でベストセラー

 昨日ご紹介した猫と若者を描く感動的な映画は、舞台がロンドン、映画を製作したのも英国なので、原語である英語版、『A Street Cat Named Bob』は、英国ではイタリアより一足先に、11月4日から劇場公開されています。



 一方、アメリカでは今日、11月18日から全国の映画館で上映されるとのことです。

 さらに年内に、12月12日からポルトガルで、12月29日からブラジルで公開予定とのことで、ポルトガル語版の予告編も出ています。ただし、英語音声のポルトガル語字幕つきです。


 題は『Um Gato de Rua Chamado Bob』となっていますから、イタリア語版と違って、原題を忠実に訳した題をつけています。ちなみに、英語の題をそのままイタリア語に訳すと、「Un Gatto di Strada Chiamato Bob」となって、同じ俗ラテン語から発展したイタリア語とポルトガルの文法や語彙が互いに似ていることが、こんなところにも表れています。映画の題名は原作となった本と同じで、フランス語の本の題名も、原題に忠実で、『Un chat des rues nommé Bob』(リンクはこちら)、スペイン語の題名は『Un gato callejero llamado Bob』(リンクはこちら)となっています。

 日本で映画が公開されるのは、来年の夏頃とのことです。


 この映画は実話に基づいていて、上のFB投稿で紹介された記事に書かれているように、映画の主人公であるジェームズ本人が自分の人生や猫、ボブとの出会いを語った本が、世界中でベストセラーになり、映画化されたものです。

 日本やご自分がお住いの国で映画が上映されるまで待てないという方、あるいは、映画を見てよかったという方は、ぜひ原作や訳をお読みください。うちの夫も、昨日映画が終わってすぐに、「これは原作を読まないといけないね。」と言っていました。



LINK
- 猫と若者を描くあったか映画『A Spasso con Bob』 - un film bellissimo e commovente, ora al cinema

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by milletti_naoko | 2016-11-18 22:46 | Film, Libri & Musica | Comments(6)

猫と若者を描くあったか映画『A Spasso con Bob』

 今日は猫との出会い、つきあいで思いがけず運命が変わっていくロンドンの若者を描くすてきな映画を見ました。ペルージャの友人たちといっしょに見て、そのあとピザ屋での夕食に直行し、おしゃべりも楽しく帰宅が遅くなり、さらに今日の午後からまたデスクトップがまともに起動・作動しなくなったため、取り急ぎイタリア語吹き替え版予告編へのリンクをご紹介します。


 機会があれば、ぜひご覧ください。

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Gatta Mimì & foglie di vite dorate, Perugia 30/10/2016

 猫の映画の記事ということで、写真は10月末にうちの前で撮影したミミの写真です。奥に見えるブドウの葉が金色になって、とてもきれいだったのですが、11月に入って激しい北風の吹く日が続き、今は葉も残り少なくなりました。

 この日はわたしたちはミジャーナ、義父母も泊まりがけの旅行に出かけていて、留守にしていたため、心配していたのでしょうか。帰ったわたしたちを見て、ほっとしているように見えました。

LINK
- 猫と若者の感動映画、英・米に続き葡・ブラジルでも上映、日本では来夏頃、原作は世界でベストセラー / Film, "A Street Cat Named Bob" Trailer in inglese & Libri

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Film, "A Spasso con Bob"
Commovente e molto carino, l'abbiamo visto ieri sera.
Nella foto la nostra Gatta Mimi & foglie di vite dorate.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-11-17 23:59 | Film, Libri & Musica | Comments(4)

アオスタ夜散歩と新推理ドラマ、『Rocco Schiavone』

 今夜はヴァルダオスタ州の州都、アオスタを舞台にした新推理ドラマの第2話を見ました。

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Passeggiata ad Aosta di Notte 14/8/2016

 初回を見逃したために、主人公ロッコや登場人物の人となりや状況などがあまりつかめないままに見たこともあって、ドラマの世界に入り込むことが、少し難しかったです。けれども、今年8月に友人たちと北イタリアを旅行したとき、アオスタの中心街も初日の夜に訪ねて、散歩をしたので、そのときに見た広場や印象に残った建造物などが、ドラマの端々に出てきて、出てくるたびに、何だかうれしかったです。たとえば、今夜の放映では、ロッコが冒頭の写真の広場にあるバールに立ち寄ったり、

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こちらの門、Porta Pretoriana (Porte Pretorienne, I sec. a.C.)が、そのすぐ近くに事件解決の鍵を握る女性が住んでいるために、しばしば登場したりしました。

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 町から少し離れて建っているのが印象に残った、こちらの門、Arco di Augusto (Arc d'Auguste, I sec. a.C.)もドラマに出てきたように思います。

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 この写真で青い光に照らされた遺跡は、古代ローマ時代の劇場、Teatro Romano (Theatre Romain, I sec.)です。訪ねてみたいと思ったのですが、いくつか試してみた道はすべて行き止まりで、こんなふうに一部だけしか眺めることができませんでした。そのローマ劇場が、ドラマの中で日の光のもと何度か出てきて、いろいろな角度から見ることができたので、何だかそんなこともうれしかったです。

 Rai2で放映中のこの推理ドラマ、『Rocco Schiavone』は小説を原作としています。人の死や暴力がしばしば描かれる重たい推理ドラマはあまり好きではないので、予告編を見てどうかなと感じていたのですが、最近はモンタルバーノもドン・マッテーオも新シリーズや新しい回の放映がないので、夫と二人で今晩は試しに見てみました。興味のある方は、イタリア語での会話や内容が気になるのであれば一つ目、アオスタやアルプスの風景に関心がある場合は二つ目の映像をご覧ください。


 「モンタルバーノの舞台がシチリアで南イタリアだったから、今度は北のアオスタが舞台のドラマにしたのかもね。」と夫が途中で言っていました。そう言えば、ドン・マッテーオも舞台はイタリア中部、ウンブリア州のグッビオ、スポレートでした。


 舞台はアオスタですが、登場人物はローマ、トスカーナなど出身地がさまざまで、ですから話し方にいろいろ癖があって、時に聞き取りにくいときもありました。

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Passeggiata ad Aosta di notte 14/8/2016

Porta Pretoriana, Arco di Augusto (I sec.a.C.) & questa piazza, oggi abbiao potuto rivederli mentre guardavamo "Rocco Schiavone" e ci è tornato il ricordo del viaggio in Valle d'Aosta.
Poi in agosto ad Aosta non sapevamo strada e non riuscivamo ad avvicinarci al Teatro Romano (I sec.) ma oggi durante il telefilm abbiamo potuto vederlo bene diverse volte sotto il sole :-)))
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by milletti_naoko | 2016-11-11 23:59 | Valle d'Aosta | Comments(2)

ボッティチェッリ『地獄編』、芸術・歴史の謎に迫るドキュメンタリー映画イタリアで11月7・8・9日上映

 繊細で美しい絵画で知られるサンドロ・ボッティチェッリ(Sandro Botticelli、1445-1510)は、実はメディチ家に依頼を受けて、ダンテ・アリギエーリ(1265-1321)の傑作、『神曲』の『地獄編』(Inferno)に添える約100枚の絵を、できるだけ作品内容に忠実になるように構想して描いていました。

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Immagine presa da http://www.nexodigital.it/botticelli-inferno/

 現在その作品の大半はドイツにあり、いくつかはバチカンにあります。

 色が施されたものがごく一部しかないため、おそらく未完成とされる作品は、19世紀には、フランスに所蔵されていたと言われ、フィレンツェの画商を通じて、スコットランドの貴族の手に渡り、その子孫が売りに出すにあたって、初めてその所在が公になったようです。作品は完成していたのか。ボッティチェッリの手からどんな経路を経て、フランスに行き着いたのか、それとも、フランスにあったというのは偽りか。


 ボッティチェッリの本名や生まれた場所、絵画に興味を持ったいきさつ、そして晩年をどのように過ごしたと考えられるかなど、画家の人生や当時のフィレンツェ・メディチ家にも触れながら、上記の謎に迫るドキュメンタリー映画を、今晩映画館で見て、とても興味深かったです。

 イタリアでは11月7・8・9日の3日間だけ劇場公開されるこの映画の予告編を、上のリンク先から見ることができます。興味があれば、ぜひご覧ください。

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"Botticelli Inferno" dal 7 al 9 novembre al cinema.

L'abbiamo visto stasera.
Film documentario, ma narrato quasi come un giallo.
Interessante e pieno di sorprese almeno per me.
Dal sito di Nexo Digital: "forse uno dei più importanti per comprenderlo [lo=Botticelli] nel profondo - è rimasto a lungo chiuso nei depositi climatizzati del Vaticano. Si tratta del disegno che Botticelli dedicò all’Inferno di Dante e che diventa oggi protagonista di un film documentario originale, appassionato e coinvolgente."
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LINK
- Nexo Digital - Botticelli Inferno 7-8-9 novembre al cinema
↑↑ 映画の内容の詳細説明があるほか、ページ下方で州名と県名を選べば、上映される映画館と日時が分かるようになっています。
- イタリア語学習メルマガ第18号「ダンテの『神曲』」
↑↑ 冒頭部をイタリア語学習教材とし、解説・訳のあとで、『神曲』がどういう作品であるかを説明しています。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-11-08 23:59 | Film, Libri & Musica | Comments(0)