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受け継がれる命

 2年前の突風で、ラヴェルナではブナを主とする多くの木がなぎ倒されました。昨日森を訪ねると、そんなふうに突風で倒れた木のほかに、地盤がゆるんで、あるいは病気で、あるいは寿命で倒れた木々にいくつか出会いました。

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20/5/2017

 出会って何だか感慨深かったのが、こちらの木です。まだ若いであろう木が倒れてしまったわけですが、その倒れた根の土の部分から植物が育ち、きれいな花がいくつも咲いていました。

 梶井基次郎の「桜の木の下には死体が埋まっている」ではありませんが、自然界の命が、自らの命が尽きたあとも、他の命を生かし続けている不思議を、ふと思わずにはいられませんでした。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-05-21 23:59 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(4)

野の花彩る初夏の聖地、ラヴェルナ修道院

 今日は久しぶりにラヴェルナ(La Verna)を訪ねました。アッシジの聖フランチェスコが聖痕を受けた岩山の上に築かれた修道院は後世のものですが、ブナの木が茂り、岩がそびえる山は、生前の聖フランチェスコが瞑想や祈りに過ごした頃の面影を今もかなり残しているのではないかと思います。

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Santuario della Verna & prato fiorito
Chiusi della Verna (AR) 20/5/2017 12:08

 ベッチャ(Beccia)に車を置いて、ラヴェルナへの参詣道をしばらく登り、途中で道の左手の門から、聖なる森(Foreste sacre)に向かうと、修道院が建つ岩壁の下に、色とりどりの野の花が咲いていて、それはきれいです。

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 ここからは、ペンナ山(Monte Penna)の岩壁のふもとの森を通り、ラヴェルナの周囲を一周する周遊コース(anello basso del Monte Penna)を歩いて、修道院に向かいました。新緑の優しいブナの森に入ると、小鳥たちのさえずりも楽しめます。

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 いったん森を出て、見晴らしを楽しめるこの場所で、昼食にと購入したパニーノを食べました。最初は日が照っていたのですが、食べ始めてしばらくすると、冷たい北風が吹き始め、寒いほどでした。

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 近くには、自生の蘭(orchidea spontanea)も咲いています。

 今日は夫も珍しく一眼レフのカメラを持ってきていたので、二人ともしばしば立ち止まっては、撮影をしたため、修道院に着いたのは3時過ぎで、教会近くで、聖痕の礼拝堂へと行進をする信者の列に出会いました。境内で、かつて日本に留学し、その後仕事で横浜に2年暮らしたというアメリカの男性に出会いました。修道院の宿は満室だったため、ふもとのキウーシに宿泊し、修道院まで歩いて山を登ったそうです。

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15:18

 雲は多いものの、その間から見える空が、いつになく青く、それはきれいです。夕方雨が降るという予報が出ていたため、今回は修道院では小さな教会だけをさっと訪ね、すぐに山を下りました。

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 帰り道、ラヴェルナとベッチャを結ぶ参詣路を下ると、道沿いのキングサリ(maggiociondolo)が花盛りで、とてもきれいです。

 思いがけず野の花にたくさん出会え、鳥のさえずりと緑の中を歩くことができて、うれしかったです。

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Fiori variopinti, bosco verde & canti di uccelli
oggi sui sentieri per visitare il Santuario della Verna. 20/5/2017
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-05-20 23:25 | Toscana | Trackback | Comments(4)

傘させば花開く傘と庭のバラ

 わたしは、登山・巡礼中に傘を使うことも多く、時に強風に逆らって歩いたり、歩くときにリュックが傘にぶつかったりするからか、15年前にイタリアで暮らし始めて以来、何度も傘を購入しては、傘が壊れて、新しい傘を買い求めていました。

 丈夫で長持ちするよい傘をと、できるだけ値段が高いイタリア製の傘を選ぶようにしていたのですが、1年どころか半年もしないうちに、傘が壊れてしまうことが多く、そのため一度は日本に帰ったときに、台風にも耐えるという日本製の折り畳み傘を購入したのですが、その傘も他の傘と大差ないほどの寿命で、使い物にならなくなってしまいました。丈夫そうで、かつ色やデザインが気に入る傘に、買い物不精のわたしがめぐりあえることはまれで、そのため最近は、ずいぶん前から折り畳み傘が壊れて、この傘では暴風雨どころかふつうの雨でもしのげないという状況になっていたのに、いい傘が見つからず、必要なときは壊れた傘やトレッキング用のレインポンチョを持ち歩いていました。

 ところが先日、夫と買い物に出かけて、母の日の贈り物を探していたとき、たまたま色がとても気に入った傘があったのです。中国製だったので、どれだけもつだろうかと不安には思いながら、どうせ最近はイタリアメーカーの製品と記されているのに、開いてタグを見たら中国製であることもあり、イタリア製や日本製の傘でもすぐ壊れるのだから、色が気に入ったこの傘を買おうと、すぐに購入を決心しました。きれいな藤色の傘であるのに、どういうわけか黒い奇妙な模様が小さく入っていることだけが気がかりだったのですが、店内で傘を開くのも気が引けて、傘を開くことのないままに購入しました。

 そうして、5月15日に、傘を開いてみて、どうしてその黒い模様があるのかが、初めて分かりました。

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15/5/2017

 傘を開くと、傘に描かれたバラの花もぱっと開くようになっていたのです。

 初めて傘をさしたとき、発見して何だかうれしくなり、帰宅してすぐに写真を撮ろうと思ったのですが、イタリアでは、屋内で傘を開くと不運を招くと言われているため、わたし自身は気にしないのですが、写真を見た人が気にするだろうかと、開いた傘をテラスで撮影しました。傘に描かれたバラの向こうに、本当のバラたちが咲いています。

 4日後の今日は、さらにたくさんの花がきれいに咲いているのではありますが、

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慌ただしくて撮影する余裕がなく、また、雨に濡れたバラには独特の美しさがあったので、この記事では、その日の写真をご紹介します。

 藤色の傘ではありますが、紫にも近く、ふとガラスの仮面の紫のバラを思い出しました。あの恋物語、演劇ドラマは、いったい今どんなふうに話が進んでいるのでしょうか。

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Il mio nuovo ombrello, quando lo apro, si apre un fiore e io sono sotto un grande fiore di rosa. L'ho comprato perché mi è piaciuto il colore. Ora mi piace ancora di più! In fondo i veri fiori di rosa.
I love my new umbrella; when I open it, a rose blooms.
傘をさすと大輪のバラの花 が開きます。色が気に入って買った傘、開いてみて、ますます気に入りました。イタリア
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-05-18 23:59 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(4)

フランス語版ディーパク・チョープラ21日間瞑想講座、原語の英語つき5月29日開始・オンライン無料

 5月29日月曜日から、フランス語版のディーパク・チョープラ瞑想講座が始まるということで、今から楽しみにしています。つい最近あった英語版は、なんとか通して受講することができました。毎日や人生をより心穏やかに、より豊かに生きるのに役立つであろう言葉や教えに満ちていて、受講することで少しでも、実践ができるようになっていけたらと考えています。

 フランス語版なのですが、まずはディーパク本人による英語の説明があって、それからフランス語訳が入るという形を取り、英語とフランス語の短い文が交互に流れるため、わたしのようにフランス語はまだ入門と中級の間をうろうろしている状況でも、英語を手がかりにして、フランス語に耳を慣らすよいきっかけにもなるかと思います。

 機会があれば逃さずディーパクのいろいろな教えに触れたいことが、一番の受講動機なのですが、ついでに、すっかりさぼっているフランス語の勉強を再開するための起爆剤にもなってくれたらと考えています。

 上のリンク先のログイン場面から、過去のフランス語版瞑想講座の1日分を例として聞くことも可能ですので、興味があれば、ぜひ聞いてみてください。

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15/5/2017

 写真は昨日夕方撮影した庭のバラです。天気予報では晴天のはずが、突然どしゃべりの雨が降ったのでびっくりしました。大輪の花がきれいに咲いていて、つぼみも多いので、これから毎日楽しみです。



*追記(5月17日)
 今日、フランス語版のディーパク・チョープラ瞑想講座のフェイスブックページに、昨日埋め込んだ投稿よりも、講座内容がより分かり、かつよりフランス語の勉強になりそうな投稿がありました。そこで、昨日投稿した分と、差し替えましたので、ご了承ください。

 通常、ディーパク・チョープラの瞑想講座のフランス語版は、フランス時間のその日の0時頃に瞑想講座の受講が可能となり、日々の瞑想講座(1日目、2日目など)はサイト掲載から5日間のみ、無料での受講が可能です。フランス時間の0時は、イタリアでも0時なのですが、日本時間では、夏時間の現在は午前7時となります。

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Foto: fiori di rosa del nostro giardino 15/5/2017

- Lunedì 29 maggio inizia il corso di meditazione di Deepak Chopra in francese; 21 giorni, on line & gratis.
Ormai il mio francese è arrugginito ma poiché nel corso la traduzione in francese è preceduta dalle parole originali di Deepak in inglese, spero di riuscire a seguirlo senza problemi.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-05-16 22:44 | Vivere | Trackback | Comments(0)

太陽へと咲くナデシコと米印象派・その庭を描く映画

 テラスでは、すでにいくつか冬を越したナデシコ(garofanino)が、今年は大きな鉢に植え替えたためか、いつになく元気で、きれいな花をいくつも咲かせています。

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8/5/2017

 日の光がさす南に向かって、勢いよく伸びるように咲いているのがおもしろいのですが、そう言えば、このテラスの塀の上に置いた鉢では、今も昔も、ローズマリーもカーネーションも、皆南に向かって、まるで飛び込み台から飛び込むかのような曲線を描いて、まずは上に伸び、それから下へと垂れています。

 しだれるほどの高さがないナデシコの花は、競技開始の前に、スタート地点に並ぶ走者が、皆、合図と共にすぐに前に躍り出ることができるように、身を乗り出すように構えている、そんな風情です。このテラスは、北と上からの日の光はテラスを覆う天幕のために当たらず、東は隣家の高い木が日を遮り、すぐ西に我が家の壁があるため、南からしか日が当たらないので、大切なエネルギーを送ってくれる太陽に向かって、伸びているのでしょうか。


 夫に誘われて、今夜はアメリカの印象派の画家やその美しい庭、歴史の中での位置づけなどを語るドキュメンタリー映画を見に行きました。とても美しい庭や花、絵もあり、興味深かったのですが、最近寝不足だったこともあり、不覚ながら途中で何度かうとうとしてしまいました。夫は、絵や庭、花はきれいなものが少なくなかったけれど、映像の割に言葉による説明が多すぎたと言っています。今日は学校とうちでの個人授業と合計7時間半授業があり、本当はこれから明日の授業の準備をしなければいけないのですが、今夜は早く就寝し、明朝早起きをして、すっきりした頭で準備しようと考えています。

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Belli e vigorosi i fiori di garofanino sulla nostra terrazza.

Leaning towards the sun, flowers of dianthus on our terrace.
太陽へと向かうように伸びて咲くナデシコ の 花。いくつか冬を越したのですが、今年はいつになく元気と勢いがあります。
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- モネと睡蓮、近現代絵画と花・庭園@明日までイタリア映画館で上映 / Film, "Da Monet a Matisse. L'arte di dipingere il giardino moderno" (24/5/2016)
- 映画、『わたし、クロード・モネ』とモネが好み描いたノルマンディーの風景 / Film, "Io, Claude Monet" & luoghi della Normandia amati e dipinti da Monet (14/2/2017)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-05-11 23:11 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(6)

庭のバラも咲きました、ペルージャ

 ゆっくりゆっくりとつぼみを育てていた庭のバラが、ようやく咲いているのを、今日見つけました。

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 畑のバラたちを愛でに行く時間が、最近は取れずにいるのですが、かつて夫がわたしの誕生日にと贈ってくれたバラが、きれいに咲き、元気なつぼみもたくさんあるので、これからも楽しみです。

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Sono fiorite le rose del nostro giardino :-)
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-05-10 23:59 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(6)

カルチョーフォのつぼみも畑ですくすくと、ペルージャ

 ペルージャの我が家の畑では、今あちこちにカルチョーフォ(carciofo)が育ち、緑の葉の間から、

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赤紫がかったつぼみが、顔を出しています。おいしいけれども、下ごしらえに手間がかかるこのカルチョーフォのつぼみを、最近わたしが忙しいことを知って、優しいお義母さんが、摘んで料理してから、分けてくださるのがありがたいです。

 天ぷらにするとおいしいので、一度時間があるときに、わたしも摘んで、衣をつけて揚げてみたいなと思っています。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-05-08 23:59 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(4)

花と古城、アスパラガスに出会う山、ペルージャ

 昨晩は義父母や義弟夫婦と共に、山の家でピザとおしゃべりを楽しみ、今日日曜日は、友人たちと朝からテッツィオ山の中腹を周遊しました。

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Perugia 7/5/2017 12:33

 夫たちが少年時代に釣りをしたというこの池も、今日は久しぶりに訪ねました。空は曇っていましたが、木々が水面に映る様子がきれいです。昔から夫は、蛙が鳴く池や水辺で、蛙の鳴き声をまねて、蛙たちの大合唱を誘い出すのが得意なのですが、今日は夫と共に、友人たちも蛙の合唱をしました。池の蛙たちがその合唱に応えたので、皆うれしそうです。

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11:09

 前夜は、夫や友人たちがかつてインドやマレーシアなどを旅行したときのスライドを見ていて、就寝が遅くなりました。そのため、日曜の朝、山歩きに出発したのは、午前11時過ぎです。このところ、ペルージャでは天気が変わりやすく、週末は時々雨という予報が出ていました。

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13:37

 幼い頃から、夏は当時ミジャーナに住んでいた夫の家族と過ごし、テッツィオ山もよく歩いたというフランコの提案で、この日は池を訪ねたあと、こちらの今は廃墟となっている古城を訪ねました。

 思いがけず長い間歩くことになったのですが、野生のアスパラガスを探して摘んだり、

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野ばらやエニシダの美しい花や風景を眺めたりして、楽しみながら歩くことができました。

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 めずらしい自生の蘭(orchidea)が、こんなふうに他のさまざまな蘭と共に咲いているところもあり、ヒナゲシやヘレボルス、シクラメンの花も咲いていて、わたしは皆に遅れないように気をつけつつ、花を愛でたり撮影したりしました。

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14:19

 出発時にフランコが行こうと言っていたサン・ピエートロは、確かこの集落です。帰りはここから坂を上ってミジャーナのうちまで40分ほどで戻っていますから、ここまで往復するだけならば、1時間半もあればすんだはずなのですが、

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14:58

途中晴れ間も出て、花も景色もきれいで、歩くのが楽しくなり、あちこち歩いていたら、うちに戻ったのは午後3時頃、出発してから約4時間後になりました。

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16:20

 たくさん摘んだ野生のアスパラガスで、ロージーがパスタを、わたしが卵料理を作り、皆がその間に、昨夜の残りのピザを温めたり、サラダを用意したり、テーブルのしたくを整えたりしてくれました。

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食事の開始は4時20分になってしまいましたが、たくさん歩いたあとでもあり、とてもおいしかったです。

 わたしたちが家に着いてまもなく雨が降り始め、食事を終えた頃には、どしゃぶりになりました。天気については、今回は本当に運がよかったと思います。友人たちのおかげで、楽しく充実した週末になりました。

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Passeggiata sul Monte Tezio, Perugia. 7/5/2017

Laghetto con rane, bellissimi panorami,
fiori di rosa canina, ginestra, papaveri, orchidee, cisti,
luoghi interessanti da visitare.
Una bellissima passeggiata con gli amici.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-05-07 23:59 | Umbria | Trackback | Comments(8)

過去・悔いを断ち切り今を、瞑想講座終了

  悔いや恨みというのは、  
  こうであったらよかったのにという
  過ぎ去ったことについての願望であり、
  すでに起こってしまったことは変えられない。
  だから、過ぎたことは過ぎたことと割り切って、
  心を過去の呪縛から解き放とう。

 過去は思い出、記憶の中にしかなく、未来もまだ実現していないのであって、本当に大切なのは、今このとき、わたしたちがこれからを変えていけるのは、今というかけがえのない、大きな可能性を秘めたときを、どれだけしっかり意識して過ごしていくかということなのだとは、ディーパク・チョープラが、今回に限らず、これまでの瞑想講座でたびたび言っていることです。

 そうなのですが、確か昨日の朝聞いた瞑想講座の第20日分を聞いたとき、導入部で語るオープラが引用した冒頭のような言葉が、心に響きました。


 インスタグラムを始めた頃、ディーパクが質問に答えて語る映像が投稿されていたので、見てみたら、なんと、「瞑想講座の間は、メモを取ってはいけない」ということでした。何度も思い返したいような大切な教えや言葉が多いので、それまでは、しばしばメモを取っていて、分厚い瞑想講座専用メモノートまで作って、1冊終えたわたしは、それを聞いて驚きました。確か、メモをすると、その分話を聞くことに集中できなくなるということだったと思います。メモを取っている間は、そのとき話されていることを聞き損なう可能性がある上に、「メモをしたから、また後で聞くことができる」と、聞く態度も気づかぬうちにおろそかになる可能性があるからだろうかと、その投稿を見ながらそんなふうに思い、以後は、残念に思いつつも、今回も含めて、講座を聞いている間にメモを取ることは、いっさいやめました。

 そのために、冒頭の言葉がどうして心を打ったのか、どういう文脈で言われたかも漠然としか覚えていないのですが、記憶のパズルをつなぎ合わせて考えてみるに、「許す(forgive)ということは、過去にこうであればよかった、こうしなければならなかったという自らの実現しなかった願望を捨て去り、そうした過去から、自らに自由になる機会を与える(give)ということなのです。」と言うことだったように思います。と言うのも、オープラが言ったのか、ディーパクが言ったのか覚えていないのですが、「許すという行為は、許すべき相手のためと言うよりも、過去のどうしても変えようのない、思っても悔いても嘆いても仕方のないことに縛りつけられている、そうしてそのために、大切な今というときを生きられていない、今この瞬間に集中できていない自分を、そうした心、過去のしがらみから解き放って自由にすることであり、ですから、むしろ自分自身のためなのですよ。」という教えは、よく覚えているからです。forgive「許す」という言葉のつづりの中に含まれるgive「与える」という言葉を盛り込み、掛詞的に利用しているのがうまいななどと、そんなことに感心しながら聞いていました。

 そうすれば、自分の心がずっと軽やかになるはずです。

 「自分についても、他の人についても、その時々に自分やその人の、その時点のレベルでできる最善のことをしたのだと、そう考えて許しましょう。自分を許せなければ、人を許すこともできませんから、まずは自らを許すことが大切です。」というディーパクの言葉は、繰り返し語られたので、記憶に残っています。


 表向きは21日間瞑想講座なのですが、毎回ボーナスに22日目の瞑想もあり、その日は、自分だけではなく、世界や他の人のことにも思いを馳せて、瞑想し、祈ることになっています。今朝は朝8時から肩のリハビリがあったため、第21日分は昨夜聞き、明日も朝早くからミジャーナに行かなければいけないため、最終日、第22日分の講座は、今夜のうちに聞き終えました。と言うのも、無料で聞けるのは、イタリア時間で明日の朝9時までだからです。

 毎回講座を聞いたあとに、教えを内在化し、日々の人生に生かすために、自らに問いかけて記すべく質問がいくつかあるのですが、その質問には人生や生活に深く揺さぶりをかけるものが多く、後で書こうと思ったまま、まだ答えられていない質問がたくさんあります。質問はコピーして、パソコンに文書として保存してあるので、これからおいおい答えていくつもりでいます。ディーパク・チョープラの21日間オンライン無料講座を、わたしが初めて受講したのは数年前で、それはイタリア語版でした。以後、何度もいろいろな西欧言語の講座を受講したのですが、22日分すべて欠かさず聞くことができたのは、今回が初めてで、枕元にMacBookを置いて、床に横になって聞いたりした日もあったのですが、何だかうれしい達成感があります。学んだことを、これからの毎日に少しでも生かしていけたらいいなと感じています。

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4/5/2017

 写真は、唯一、畑ではなくペルージャのうちの庭に、夫が植えてくれたバラです。撮影したのは昨日で、こちらは今、最初の一輪が咲く準備を整えているところです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-05-05 23:59 | Vivere | Trackback | Comments(0)

バラがきれいに咲いています、ペルージャ

 義母、そして夫の母方の祖父母や伯父・伯母は、その昔、トスカーナとの州境にあるウンブリアの小さな村に暮らしていました。その村にある亡き祖父母が住んでいた古い家を、夫はわたしと出会うずっと前から、友人たちの手を借りて、少しずつどうにか住めるようにして、休みを友人たちと過ごしたりしていました。

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2/5/2017

  今は人手に渡ってしまった、そのレスキオの家で、わたしと夫は、2005年の秋から1年あまり二人で暮らしたのですが、そのとき夫が、家の前や木の下に、香りのいいバラを植え、大切に育てていました。2007年初めに、その家が人手に渡り、わたしたちは今も住んでいる、ペルージャの二世代住宅に引っ越しました。そのとき、家具と共に運んだ大切なバラを、レスキオでは、大半をうちの前の小さなバラ園に植えていた、そのバラたちを、どういうわけか、ペルージャの家では、夫は広い畑の金網のそばという居住空間からは遠く、木の影になって、うちからも畑からも見えにくい場所に、植え替えました。

 すてきなもの、いいものを見たければ、歩いて動かなければいけないということでしょうか。金網のそばには、大きい木が多く、やや日かげになることもあり、また根を下ろす場所が異なるために、最初は育つにも花を咲かせるにも苦労したバラたちでしたが、毎年少しずつ、新しい環境に慣れ、今ではほとんどの花に、春にはきれいな花が咲くようになりました。

 冒頭の写真のバラだけは、レスキオで、家の前ではなく、うちから少し離れた大きな木の下の、ベンチのそばにありました。高く大きく育ったみごとなバラで、今も昔もそれはいい香りがします。レスキオではあれだけ高く育ち、大輪の花を咲かせていたあでやかなバラが、ペルージャでは日が当たらないためか、どの花もややうつむき加減で、枝が低い位置にとどまったままです。鮮やかな深紅とかぐわしい香りのバラが、いつかかつてのように元気を取り戻してくれますように。

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 同様に、かつて大きくみごとに育っていたのが、このバラです。以前は1メートル以上の高さまで育ち、たくさんの枝に、長い間大輪のバラが咲いていたことを思うと、今もまだかつての咲きぶりにはとても及ばないのですが、植え替えたばかりの2007年に比べると、木がかなり育つようになりました。

 この写真で、バラたちがうちの敷地、畑の隅の金網のそば、かつ、大きな木の下にあることが、よくお分かりかと思います。

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 一方、昔も今も、ほぼ同じ大きさに育ち、淡いピンクのかわいらしい、香りのよい花が、たくさん咲いているのは、こちらのバラです。夫のおばあさんが大切にしていたバラだそうです。

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 これ以外のピンクや白・黄色・オレンジ色のバラたちは、レスキオでは、虫の被害にあって、木が小さく、大切な花が、つぼみのうちから、しばしば虫に食べられてしまっていたのに対し、今もそれほど大きくはなりませんが、あの頃に比べると、虫の被害もなく、木が二回りほど大きく育ち、花もきれいに咲いています。

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 おととい、畑に野菜を取りに行って、レタスと共に、一輪ずつ摘んでうちに持ち帰ったのは、以上の五つのバラたちです。他にも白や黄色、オレンジ色のバラなどがあるのですが、畑のさらに奥にあり、おとといは、サンダルで出かけたため、泥の上を歩いて行かなければいけない、こうしたバラのところには行きませんでした。

 明日はリハビリに学校の授業に会計士の訪問、あさっては週末ミジャーナにやって来る予定の友人たちを迎える準備と、しばらく慌ただしくなりますが、来週にはまた、畑の奥にあるバラたちの様子も見に行きたいと考えています。

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Molti fiori di rosa bella e profumata

prima a Reschio, ora a Perugia.
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関連記事へのリンク
- バラ美しき野菜畑 / Orto, rosa e insalata (2/5/2017)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-05-04 23:49 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(4)