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「日本がアジアの覇者に」 ~イタリアのニュース記事から

 日頃はサッカーの試合を見ないわたしも、しばらく前から日本チームのアジア杯での健闘ぶりを知り、試合は見られないものの、ツイッターのタイムラインに流れる、緊張感あふれるつぶやきやゴールの瞬間の大歓声を通して、試合状況を間接的につかみ、応援していました。なかなか得点が入らないときには、ため息と緊張感いっぱいのつぶやきが、ゴールが入ったときには、喜びいっぱいの叫びが、いっせいにタイムライン上に並び、ツイッターを通して、試合を日本で観戦中の方と共有できることに、何だか不思議な驚きと喜びを感じました。

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La fioritura dei ciliegi – Kyoto Gyoen (Kyoto Imperial palace park) 27/3/09


 大健闘した選手の皆さん、そして、言葉も習慣も異なる遠い異国で、新しいチームを育てるのに、苦労も多かったであろうザッケローニ監督。そして、このチームを支えてきたすべての人々、おめでとうございます! そして、この感動をありがとうございます。

 日本の皆さんには、今回のサッカーアジア杯における日本優勝を、ザッケローニ監督の母国、イタリアで、どう報道しているかに、興味がある方も多いことと思います。昨夜の30分のテレビニュースは、自国および近隣の国の政治状況でもちきりで、午後8時半からのテレビニュース、TG2では、唯一のスポーツの話題が、リュージュの世界選手権の男子一人乗りで、イタリア人選手が優勝したことでした。

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 けれども、イタリア時間で昨夜のうち、つまりアジア杯終了の数時間後には、さまざまなイタリアのオンラインニュースが、すでに、ザッケローニ監督率いる日本チームの優勝を伝える記事を続々と発表していました。その中から今回は、イタリア有力紙のオンライン記事を、一つご紹介します。試合内容はすでに皆さんもご存じと思うので、ここでは割愛します。イタリア語を学習中のサッカーファンの方には、うってつけの学習教材になると思います。

”La Vittoria di Zaccheroni. Giappone campione d’Asia” -  Republica.it, 29/1/2011

「ザッケローニの勝利、日本がアジアの覇者に」(「 」内は石井訳。以下も同様。)

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 記事の最後に、日本の新聞からの引用として、監督の言葉が紹介されています。

 「最高のチームが成し遂げた優勝でした。全員が一丸となり、非常に強い代表チームを打ち負かしました。全員が疲れ切っていましたが、最後の最後まで、果敢にもちこたえるこができました。」

(前田に代わって李を起用したことについて)
 「代用は生易しいものではありませんでした。しかし、このチームがすばらしいのは、控えの選手でさえ活躍を見せてくれるところです。日本国民は、この代表チームを誇りに思うべきです。」

*最後の「べきです」はイタリア語本文ではdeveと書かれています。この補助動詞dovereには「…はずである」という「推定」と「…しなければならない」 という「当然」の、両方の働きがあるため、「この代表チームを誇りに思っているはずです」と訳すこともできます。ここでは、個人的に、「こんなにすばらしいチームなのですから、皆さん、ぜひ誇りに思ってください」と捉えて、上のように訳しました。

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 ザッケローニ監督については、こう描写されています。

 「ユヴェントゥスでの過去シーズンにおける監督業が期待はずれの結果に終わったあと、昨年8月に日本サッカー協会からの申し出を受け、新監督に就任したアルベルト・ザッケローニにとっても、大変喜ばしいことに違いない。自らの手に委ねられた代表チームが前途有望であることを、ザックは、対パラグアイ、グアテマラ戦との親善試合における勝利を、スタンドから観戦したとき、すでに悟っていた。そして、10月8日、メッシ率いるアルゼンチンの試合におけるデビューは、望みうる最高の、輝かしいものであった。」

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 日本の皆さんがすでにご存じのことが多いとは思いますが、イタリアでの報道に興味のある方が多いのではないかと思い、今回はまず、Repubblica.itの記事からお届けしました。

 実は今朝、イタリアでベテランのスポーツ解説者が書いた、非常に興味深い記事も見かけたのですが、無理をしたためか、少し風邪をぶり返しましたので、そちらはまた、後日ご紹介したいと思います。

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 桜の写真はすべて、一昨年3月27日に、京都御苑で撮影したものです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-01-30 19:10 | Giappone | Trackback | Comments(6)

桜の花咲く部屋

 仕事中に、ふと手を止めて上を見上げると、満開の桜の花を思わせる美しい天井が、目に飛び込んできます。

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 木全体が一斉に花を咲かせようとする桜の精気と、その美しく優しい色合いに、心が落ち着き、励まされます。

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奈良、氷室神社の桜 La fioritura dei ciliegi - Himuro-jinja, Nara 2/4/2009


 懐かしい日本の春と花盛りの桜が心に浮かび、満開の桜の下に立って、降りかかる花びらを浴びているような、そんな気持ちになれます。

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奈良、氷室神社の桜 La fioritura dei ciliegi - Himuro-jinja, Nara 2/4/2009


 この部屋を、イタリア語ではstudioと呼んでいます。伊和辞典(リンクはこちら)には、語義として、「書斎、勉強部屋、仕事場」といった言葉が並んでいます。わたしが授業の準備をしたり、翻訳をしたりする仕事場でもあれば、そのために必要な本や資料が並ぶ書斎でもあり、夫とわたしがなにかと学習する勉強部屋でもあります。部屋には、夫とわたしの机が、向かい合わせに並べてあります。机上にはそれぞれのパソコンが並び、インターネットにも接続されています。

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 このstudioの天井に、防寒・防音用の(antifreddo, antirumore)コルク板(pannelli di sughero)を取りつけようという計画は、かなり以前からあり、秋には夫と共に、部屋を採寸し、コルク板の販売店に、説明を聞きに行ったりもしていました。

 それが、11月にはオリーブの収穫(記事はこちら)に追われたため、実際に材料を購入し、夫が本格的に作業に取りかかれたのは、11月末のことでした。

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 細長い板を、均等にかつ平行に天井に設置していき、そのつど、コルク板を、土台となる木の板の上に置いていく、という非常に根気のいる作業が、続けられました。

 夫の勤めるウンブリア州庁では、土日が休みである上、週に何日かは、午後2時に役場を出て帰宅することができます。とは言っても、やはり日曜大工。作業には日数がかかります。

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 まずは、ようやくコルク板すべてを、天井に取りつけることができました。ところが、コルク板の中央が、重みのために下がってしまっています。

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 そこで今度は、長方形のコルク板の中央部分にも、支えの板を、取りつけていくことになりました。上の写真は、まだ作業の途中ですが、ようやくこの支えの板をすべて取りつけたあと、さて、どうしようかという話になりました。

 なんだか頭の上にチョコレートの屋根がある、お菓子の家のようだし、木やコルクの色にも味があるから、このままでもいいのではないかと、わたしは、たまった疲れがよく見える夫に提案しました。ただ、コルク板の表面が、予想していたよりも、かなり粗い上に、表面の小片が、天井から床に落ち続けているため、やはり、何かで覆う必要があるということになりました。

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 そこで、木の板もコルク版も共に、ペンキで塗装しようということになりました。色は、わたしが提案した薄緑色です。ところが、ここで、コルク板の無数の細かい穴が、茶色い点として残る上に、パステルカラーのペンキでは、コルク版のこげ茶色が、透けて見えるという問題が、発生しました。

 夫が、コルク板をすべてもう一度引き下ろして、壁紙で覆おうと提案したとき、わたしは、それでは作業があまりにも大変ではないかと心配だったのですが、一緒に壁紙を選びに行ったとき、まるで桜の花びらで覆われたようなこの壁紙に、一目惚れしてしまいました。

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 色合いが微妙に異なる淡いピンクの小片の集まる様子が、満開に咲く桜の花を思わせて、こんなにすてきな天井の下で、仕事や勉強ができるのかという思いにわくわくしました。ピンクの中に時々淡い緑色も入っているので、天井にさしわたされた板の薄緑色にも、よく合うはずです。幸い、夫もすぐに賛成してくれました。

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 長く根気のいる作業を、挫折にもめげずに、黙々と続けていき、ようやく桜色の天井が完成したのは、今週の月曜日、1月17日の日暮れときでした。

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 何とも美しいできに感嘆し、夫をほめてねぎらった、その部屋の窓からは、やはり桜色に染まった美しい空が見えました。

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 紅色に深まりつつある夕焼けの空に、時々目をやりながら、二人で作業の後片づけをしました。

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 というわけで、今このブログの記事を書いている間も、時々目を上げると、そこには、繊細な桜色が広がり、満開の桜の下にいるような、すてきな気分にさせてくれます。

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京都嵐山、大覚寺、大沢池 Lago Osawa, Tempio Daikaku-ji, Arashiyama, Kyoto 10/04/09


 ルイージ、本当にお疲れさま。そして、どうもありがとう。

 夫も、苦労は多かったものの、美しく仕上げることのできた天井に、とても満足しているようです。

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京都嵐山、大覚寺、大沢池 Lago Osawa, Tempio Daikaku-ji, Arashiyama, Kyoto 10/04/09


 昨日の記事(リンクはこちら)で、京都の桜を取り上げたのは、イタリアの友人に日本の桜の美しさ、そして日本の方に京都の桜のみごとさを、花見旅行をゆっくりと準備できる時期に、お伝えしたかったからでもありますが、実は、今日の記事を導入するためでもあったのでした。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-01-19 17:48 | Giappone | Trackback | Comments(16)

京都、醍醐寺の桜

 2009年3月末から4月初めにかけて、アリタリア航空のローマ・関空、往復396ユーロという特別割引を利用して、日本に帰国しました。久しぶりに、花盛りの桜を見たいという思いと、ぜひ夫に美しい桜を見せたいという気持ちから、開花情報を参考にして、時期を選びました。

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La fioritura dei ciliegi - Tempio Daigo-ji, Kyoto  27/03/09

 イタリアを3月24日に発って、日本、そして京都に着いたのは、翌25日。26日に訪れた大原でも、27日の朝訪れた寺社でも、桜の開花はまだ今ひとつだったので、こちら、京都醍醐寺の美しい桜を見て、息をのみました。

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 わたしは、愛媛県に住んでいた頃、校庭や川沿いに植えられていた桜並木の、薄いピンクの花がいっぱいに咲く様子を、イタリアに住みながら、恋しくなつかしく思っていました。

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 花盛りの桜を眺める喜び、心が満ちる感じを、再び味わいたいと思っていました。

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 大学の授業の関係で、花見の時期に帰るのには、実は少し無理があったのですが、この年は、かなりの時間数の授業を振り替えて、旅行に踏み切りました。

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 無理をしても、桜が花開く時期の京都を訪れて、本当によかったと、心から思いました。

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 思いもよらぬほど、さまざまな色の、形の、種類の桜があることに、驚き、そして、感銘を受けました。

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 夫も、日本の桜が、これほどまでに美しいとは、予想していなかったようで、二人で、一つひとつの桜の美しさに感動しながら、境内を歩きました。

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 池の水面に姿を映す桜にも、風情があります。

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 桜だけではなく、日本庭園の美しさも、楽しみました。

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 平日だというのに、同じように花見に訪れた人が、大勢いました。

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「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし   在原業平」

 やれ桜が咲いたか、やれ雨風で桜が散るまいかと、花を愛して心を砕く日本人の心は、今も昔も変わりません。

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 桜の美しい国に生まれたこと、桜を愛でる文化に育ったことを、改めて、うれしく、誇らしく思いました。

LINK
春は桜。京都の美しい桜や、イタリアでは実が目当てで桜を植えることについては↓↓
Spettacolare Fioritura dei Ciliegi in Giappone con foto ↓↓
- 日本の桜1 はじめに / Fioritura dei Ciliegi in Giappone
Fioritura dei Ciliegi a Kyoto, spiegazioni anche in italiano ↓↓
- 日本の桜2 京都大原三千院 / Tempio Sanzen-in, Kyoto
- 日本の桜3 京都大原実光院 / Tempio Jikko-in, Kyoto
- 日本の桜4 京都大原宝泉院 / Tempio Hosen-in, Kyoto
- 日本の桜5 京都、渉成園 / Giardino Shosei-en, Kyoto

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-01-18 01:39 | Giappone | Trackback(1) | Comments(16)

リゾットと煮干し、タラ鍋

 今日は昼食に、グリンピースとパンチェッタのリゾットを作りました。

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 昔、イタリア料理の教室で習った、おいしいリゾット作りのコツは、

1.野菜ベースのブロードを用意して、弱火で沸かし続ける。
2.細かく刻んだ少量の玉ネギをバターで炒め、玉ネギの色が透き通ってきたら、米を入れて、米が透き通るまで炒める。(今日使ったお米の袋には4分間炒めるとおいしいと書いてありました。)
3.お玉を使って、1のブロードを少しずつ、お米の入った鍋に入れていく。ブロードは常に、ひたひたになる程度の量だけつぎ足し、お米をしばしばお玉でかき混ぜる。そして、ブロードが少なくなってきたら、再びつぎ足して混ぜることを繰り返す。
4.フライパンでリゾットの具を用意しておき、ごはんがほどよく炊き上がる5分前に、具を、米を調理中の鍋に入れ、混ぜ合わせる。そして、もうしばらく手順の3番を繰り返す。
5.ごはんが好みの炊き具合になったら、火を止め、すりおろしたパルミジャーノと混ぜ合わせる。

 上の「おいしいリゾットの作り方」は、マルケ州の小さな村に語学留学していたときに、語学学校で主催していたイタリア料理教室で、先生から教わったものです。村で生パスタの店を経営し、村役場の依頼で、地方の伝統的なレシピを集めた著書(下の写真)もある、すてきな先生でした。

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 このときの料理教室のレシピと上の本は、今も、家で料理をするときに、よく参考にしています。マルケ州伝統の料理と言っても、夫や義母が「ウンブリアでもこう料理する」というレシピもかなりあります。

 料理教室では、リゾットの具は、ポルチーニ、あるいは海老とズッキーニ、とおしゃれだったのですが、今回は、雨が続いて畑の野菜を取りに行けないときの強い味方、グリンピースを使いました。パンチェッタとは相性がいいので、この組み合わせは、パスタの具にすることもあります。日本ですき焼きの作り方が地方や人によって違うように、イタリアでもリゾットの作り方には、地域差や個人差があります。わたしは、最初に玉ネギと米を炒めるのに、できるだけオリーブオイルを使うようにしています。お米はバターと相性がいいとは言いますが、オリーブオイルのほうが健康にいいと思うからです。そして、やはり健康にいいからと玄米を使ったので、リゾットができあがるまで1時間近くお米を煮込むことになりました。

 さて、ここで問題発生。上の「おいしい作り方」に従ってリゾットを作っていると、ただでさえ湿気の多い冬には、台所に水蒸気が充満して、窓ガラスが濡れてしまいます。そこで、寒いし、雨は降っているものの、換気のために窓を開けることにしました。あたりを見回すと、ネコは一匹もいません。そこで、安心して、ほんの少しだけ窓を開け放しておきました。

 料理に没頭し、しばらくしてから振り返ると、なんと子猫が2匹、台所の中をうろうろしているではありませんか!

 慌てて子猫たちを外に出して、窓ガラスを閉め、今度は換気扇を回し、かつ上の手順の3番を変更して、たっぷりのブロードを鍋に入れて、鍋に蓋をして、しばらく煮ることにしました。

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 そして、子猫たちが4匹とも窓の外にいるので、昨晩だし汁を取るのに使った煮干しを、やりました。山に囲まれたウンブリア州では、義母が料理するのは、主に冷凍の魚か義弟マルコの釣った魚です。こんな小さい魚は、子猫たちは生まれて初めて見たと思うのですが、すぐに食べ始め、食べることに没頭しました。

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 あっという間に、一かけらも残さず、舌を使ってきれいに平らげてしまいました。ふだんは、パスタや肉などイタリア料理に慣れたネコたちです(記事はこちら)が、煮干しもとても気に入ったようです。

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 ちなみに、昨晩、煮干しでだし汁を取って作ったのは、タラ鍋です。白菜も長ネギも手に入らないので、たくさんの玉ネギで代用し、シイタケはこちらでは高価品なので、惜しんで二つだけ使いました。味は、だし汁にしょうゆ・みりん・塩を足して、調えました。

 イタリア料理とは、魚のスープの作り方がひどく異なるので、夫の気に入りますようにと思いつつ作ったのですが、幸い夫も「これはおいしい」と喜んで、おかわりをしてくれました。鍋料理は、体も心も温まります。

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 今日の夕方は、窓から、燃えるような美しい夕焼を見ることができました。雲が多いのですが、明日は晴れるのでしょうか。明日から、トスカーナに2泊3日の小旅行に出かけます。夫が誕生祝いにと贈ってくれる旅行で、宿泊先は、ブログを通して知り合った彩さんの働くアグリトゥリズモ、Sant’Egle(詳しくはこちら)です。うち1日は、彩さんが働かれているトラットリーア(詳しくはこちら)で夕食も楽しむ予定です。場所も人も食事もすてきだと確信しています。天気にも恵まれますように。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-12-03 18:25 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(14)

黒い三連星?

 相変わらず、おかしな天気が続いています。曇り空が晴れたかと思うと、暗雲が立ち込め、雨が降ってきました。子猫たちも、雨宿りのためか、窓際近くに陣取っています。

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 できるだけ温かくいるために、ぴったりと寄り添う子猫たちを見て、「あ、『黒い三連星』!」(何だそれはという方はこちら)と、カメラを取りに行きました。

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 角度を変えて、よくよく見ると、どうも子猫たちは、3匹ではなく、4匹いるようです。

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 テラスの物干し台を屋内に入れようと、窓を開けると、「黒い四連星」一同は陣形を変え、遠まきに陣を構えました。

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 窓を閉めると、再び窓際に近寄ってきます。

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 中には、フラッシュをたくカメラに興味を持って、窓ガラスに顔を近づける子猫もいます。

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 ここで、ふるまいがジャイアン的な親分ネコ、登場。子猫ののび太はジャイアンに追われ、子猫のスネ夫が2匹の後を追います。ひょっとしたらドラえもん的ネコで、のび太ネコを助けようとしているのかもしれません。

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 残った子猫たちは、しばらく「どうすれば最も温かいか」と様々な陣形を試みたあげく、この形に落ち着いたようです。あとの2匹が遊び(?)を終えて戻ってくるまで、こうして静かに待っていることでしょう。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-12-01 15:47 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(14)

晩秋の土曜日

 昨日、11月27日土曜日は、とても寒い1日で、早朝の気温は氷点下でした。

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 朝、窓を開けると、庭の木にキジバト(tortora)が4羽とまり、ひなたぼっこをしていました。

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 手前のイチジクの木の高いところに、わずかながら、青い実が残っています。

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 久しぶりに1日中快晴でした。子猫たちもうれしそうに、ジャスミンの鉢の上で、仲よくひなたぼっこをしています。

 天気がいいので、義父と夫たち息子3人は、朝から日暮れまでオリーブの収穫に励みます。

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 階下に下りると、お義母さんが、パスタ作りをほぼ終えたところでした。毎週日曜日は、トーディから義弟の家族も訪れ、大人数で食卓を囲みます。翌日の昼食のための、生パスタ作りです。

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 昼食用のサラダを採ろうと野菜畑に足を運ぶと、お義父さんと義弟が、協力しながら、オリーブを収穫していました。

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 頭上を見上げると、桜の木には、早くも、赤い小さなつぼみが、たくさんできています。長い冬を越えたあと、4月には美しい純白の花(記事はこちら)、そして、真っ赤でおいしいサクランボの実で、わたしたちを楽しませてくれることでしょう。

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 さて、昼食にとわたしが選んだのは、こちらのキクヂシャ(insalata riccia、indivia)とルーコラ(rucola)です。日本では見たことのなかったキクヂシャを、義母がいつもinsalata riccia(直訳すると「縮れたサラダ菜」)と呼んでいるので、わたしも日本語名を知らぬまま、こう覚えていました。確かに葉がちりちりに縮れています。

 野菜畑で、サラダ菜や青菜を採るとき、外側の葉は固かったり、傷んでいたり、虫に食われたりしていることが多いので、取り除きます。

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 そして、鶏たちのところまで行き、囲いの中に放り込みます。近づく姿を見ただけで、「エサだ!菜っぱだ!」と悟った鶏たちが、いっせいに近くに走り寄ります。それから、おいしそうに、この葉っぱを食べ始めます。

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 夫は何をしているのだろう、と様子をうかがいに行くと、大きな大きなオリーブの木の下で、作業をしていました。木が急傾斜の下方にあるため、苦労しながら網を持ち上げ、オリーブの実を寄せ集めています。

 そろそろ昼食に戻るから、と言うので、わたしは急いで家に戻り、クリームシチューを(記事はこちら)温めて、ルーコラとキクヂシャのサラダを用意しました。雨の日が続いて、どちらも泥だらけだったので、水でよく洗いました。例によって、ナメクジ(lumaca)も数匹、葉の間に隠れています。

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 昼食の途中から、ひなたを求めて、台所の窓際に、子猫が一匹やって来ました。そして、いったいこの人間たちは何をしているのだろう、とでも言いたげに、つぶらな瞳で、時々室内をのぞきこんでいました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-11-28 11:54 | Famiglia | Trackback | Comments(8)

ネコとpizzaとクリームシチュー

 このところ、ペルージャでは、おかしな天気が続いています。曇り空が続くと思えば、突然日がさしてきて、そうかと思って、窓を開け、洗濯物を外に出そうと思うと、すぐに雨が降ってきて……

 11月24日水曜日。この日も正午前に、いっとき太陽が雲の間から顔を出しました。

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 ネコたちも、この束の間の日ざしを楽しもうと、仲よくジャスミンの鉢の上で、ひなたぼっこをしています。三つの植木鉢の上に、ネコが4匹。鉢の間に置かれたおけには、テラスの屋根から落ちる雨水をためて、椿への水やりに使っています。

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 仲よく一緒に、ひなたでぬくぬく。

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 枝の影からじっと見つめる子猫、自由にのんびりくつろぐ子猫、そのネコにちょっかいを出そうかと機会をうかがっているかに見える子猫。姿はそっくりのネコたちも、個性はさまざまです。

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 影から見ていた子猫は、今度は一匹、木の椅子の上の、微妙な場所に陣取っています。つい先ほどまで降っていた雨で、まだ床が濡れています。

 ここで、晴れたからと洗濯物をテラスに出して、しばらくすると、再び雨が降ってきて、ネコたちもどこかに行ってしまいました。

 11月25日木曜日。夫は、前夜すでに準備しておいたピザの生地を、この日の晩、仕事から帰るなり、手際よくこね始めました。

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 写真は、生地をこねる手元だけ許可するとのことでしたので、手さばきだけご覧ください。

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 今回、ピザの具として用意したのは、モッツァレッラ(mozzarella)、トマト(pomodori)に加えて、ケッパー(capperi)とアンチョビ(alici)です。自分の好きなピザの具を表すイタリア語を覚えておくと、イタリアのピザ屋で注文するときに、役立ちます。

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 一つひとつ具を載せていきます。モッツァレッラだけは、ピザを少し焼いてから、生地の上に載せていました。

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 準備ができたら、すでに加熱しておいたピザ焼き器、Pizza Express(記事はこちら)に入れて、じっくり焼き上げます。焼き始めてから、2分後にモッツァレッラを追加し、さらに3分後には、もうおいしいピザが焼き上がります。

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 2枚のピザを1枚ずつ焼き、ピザが焼き上がるたび、1枚のピザをはんぶんこして食べました。夫手作りのあつあつのピザを、ふうふうしながら、おいしくいただきました。

 今日、11月26日金曜日の夕食には、生まれて初めて、ルウを使わずに、クリームシチューを最初から作ってみました。クックパッドのけゆあさんの「基本のクリームシチュー」のレシピ(リンクはこちら)を見て、これなら、わたしでも作れそうだと思ったからです。

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 こちらが、できあがったシチューの写真です。今日はひどく寒かったので、あつあつのシチューから立ちのぼる湯気で、シチューが霞の中に見えます。

 わたしは母がハウスのルウで作るクリームシチューの味に慣れて育ち、母がいつも豚肉を使っていたので、自分でも、シチューと言えば、ルウと豚肉を使って作っていました。シチューやカレーのルウはイタリアでは売っていないので、こちらでは食べられないものと思い込んでいたのですが、ふとしたことから、こちらのレシピを見つけて、挑戦してみました。

 レシピを少しアレンジして、鶏肉の代わりに豚肉を使い、サラダ油の代わりにオリーブオイルを使いました。肉汁も捨てずにそのまま使いました。それでも、できあがったシチューが、昔からよく食べ慣れていた、あのクリームシチューにそっくりだったので、感激しました。懐かしいおいしい味と、イタリアでもクリームシチューが食べられるという感動と、おいしいシチューが自分で作れたという喜び。夫も「おいしいね。」と、おかわりもしてくれました。

 けゆあさん、すてきなレシピを本当にどうもありがとうございます。ちなみに、わたしの場合は、作るのに、約1時間ほどかかりました。4人分とあるのですが、わたしたちが小食なのか、おそらく二人であと2回分はシチューを楽しめそうです。それとも、お義父さんとお義母さんに日本の味(?)を知っていただこうかと、ただいま考え中です。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-11-26 23:23 | Gastronomia | Trackback | Comments(12)

椿まつりでお茶を

 トスカーナ州、ルッカ県には、椿の里とも呼ぶべき美しい村があります。そして、この村の付近には、椿あふれる見事な庭園を持つ館が、たくさんあります。

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 こちらが、椿の里、Sant’Andrea di Compito。毎年3月に、隣村のPieve di Compitoと共に、椿まつりの会場となる村です。数年前も訪れたこの椿の里を、今春は椿まつり開催中の、3月6日、7日に訪れました。

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 村の中心を流れる川を遡ると、川岸に椿が並ぶ散歩道に出ます。

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 橋の左手に咲くこの椿の名は、Bonomiana。同じ木に咲く花の色も模様も、さまざまで美しく、夫は今回の椿まつりで、この椿の鉢を購入しました。
 
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 やはり小川沿いに咲いているこの椿の名は、Mrs.Tingley。

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 こうした看板が椿の近くにあるので、一つひとつの椿の品種やその歴史が分かります。

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 川に沿って歩いて行くと、やがて左手に、広大な椿園が現れます。

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花の色も模様もさまざまな300種以上の椿が並ぶこの椿園では、700以上の品種を集めようと、 少しずつ拡大作業が行われています。

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 わたしは知らなかったのですが、椿はお茶の木の仲間であり、そのため、椿まつりでは、お茶に関する展示や催しもありました。上の写真は、Sant’Andrea di Compito村にあるVilla Orsiという館で催されたお茶会の様子です。有料ですが、世界の3種類のお茶を、数々のお菓子と共に、説明を聞きながら、おいしく味わうことができました。中には、紅茶や抹茶を使って作られたお菓子もありました。お茶をおいしく入れる方法も詳しく教えてもらいました。

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 お茶会の会場は、この見事な椿並木に囲まれていました。わたしたちはお茶会の後、桜の花入りの緑茶とお茶会で飲んで気に入ったモーリタニアの紅茶を購入しました。

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 一方、こちらが椿まつりの中央会場です。「Antiche Camelie della Lucchesia」(訳すと「ルッカ地方の歴史ある椿」)と書かれた大きな看板のすぐ下には、村の催し物会場や散歩コース、椿園の場所などが、地図に示されています。一方、一番下の看板には、会場となる二村を含むCapannori市の地図があり、椿の美しい庭園を持つ数々の館が図示されています。

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 展示会場には、さまざまな品種の椿が並んでいます。椿の花や村と椿の関わりを説明した展示や、お茶の販売コーナーもありました。奥に見える、椅子の並ぶテント内では講演が行われ、わたしたちも、世界の茶の歴史や千利休の人生についての講演を、興味深く聴きました。

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 カパンノリ市内の椿の美しい館も、いくつか訪ねました。こちらは、Tenuta dello Scompiglioの庭園に生える見事な椿です。有料で、庭園を案内してもらいました。

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 ブドウ園の向こうに広がる風景の美しさ、そして、遠くに見える山々の荘厳さに息を飲みました。

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 庭園訪問の料金には、おいしい世界のお茶をお菓子と共に楽しむ料金も含まれていました。本当は1種類だけ味わえるところを、3種類のお茶を少量ずつ味見させてくれました。

 実は、カパンノリには、他に、本当に美しい見事な庭園がいくつもあるのですが、すでに数年前に訪ねているため、今年は行きませんでした。

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 椿まつりでは、数々の美しい椿の鉢植えも販売しており、今回は、夫とわたしがそれぞれ自分の好きな椿を、一鉢ずつ購入しました。今、我が家のテラスでは、この椿たちのつぼみが少しずつ膨らんできています。きっと来春も、今年の春のように、美しい花で目と心を楽しませてくれるであろうと、今から楽しみです。(我が家の椿が美しく花開く様子はこちら

関連記事
・「トスカーナ小村の椿まつり」(メルマガ第40号、リンクはこちら

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by milletti_naoko | 2010-11-23 23:15 | Feste & eventi | Trackback | Comments(15)

ネコ、ネコ、子猫

 遠い昔、今は亡き祖母が飼っていた猫たちは、みそ汁をかけたごはんや身の残った魚の骨を食べていました。イタリアに来てから、猫がパスタやケーキの残りを食べるのを見て、初めは驚きました。

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 人間が日本ではごはんで育ち、イタリアではパンとパスタで育つように、残飯を食べることが多い猫たちも、それぞれの土地で、よく口にするものを食べ慣れて、愛するようになるのでしょう。我が家では残飯がパスタやローストチキンの骨になります。オーブンで肉を焼いたときに、オーブン皿に残る肉汁を、パンでふきとって猫たちにやることもあれば、おなかがすいたようだと、トルコロ(記事はこちら)を一切れやることもありますが、猫たちは、どれも喜んで食べています。

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 イタリアの家庭では、食事の際には布製のテーブルクロスを使い、食事の後には庭の土の上に、パンくずを払い落とします。小鳥たちにえさとしてやるわけです。初めてこれを知ったときに、ようやく「ヘンゼルとグレーテル」の中で、なぜ小鳥たちがパンくずを食べてしまったかに合点がいきました。雀は米つぶを食べるもの、ハトは豆を食べるものと思い込んでいたからなのですが、イタリアでは、ハトもうれしそうに地面に落ちたパンくずを食べています。さらには、パンくずが落ちる前から、ベンチでパニーノを食べる人の周囲で準備態勢を整えていたりもします。このパンくずのおかげもあってか、我が家には、ツグミを始めとする鳥たちが大勢やってきて、朗らかな歌声を聞かせてくれます。

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 動物を愛する夫は、庭の草刈りをしていて、たまにツグミの頭を見つけて、憤慨することがあります。まずはツグミを殺したこと、そして命を奪ったくせに食べ残しをしていることに怒るわけです。上の写真の猫が、わたしたちが一番愛着を抱いている猫です。最近、義弟が鶏小屋を開けに行ったら、この猫がすごい早業でネズミをしとめるところを目撃したそうです。なぜか孤立していて、他の猫が一緒に群れて行動しているのを離れて眺めていることが多く、子猫を産んでしばらくは子供の面倒を見ていたものの、再びスナフキンさん的な孤高のふるまいを見せるようになりました。

 近所を歩くとたまに見かけるトカゲが、我が家の周囲にはまったくいないので、猫たちは、小鳥やネズミと並んで、トカゲも捕まえては食べているようです。お義母さんは「周囲にいては気持ちが悪いし、家に入らないから助かる」と言い、夫は「でも、トカゲがいると、ハエや蚊も食べるのに。」と残念がっています。イタリアのトカゲは、小ぶりで薄緑色をしていて、わたしも「触れ」といわれたら触れませんが、日本のトカゲに比べて、愛嬌があって、かわいい気がします。

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 我が家では猫は飼っていませんが、周囲に常住している猫が10匹ほどいます。近所に住むお義母さんの従姉妹の家で、猫が増えて困っていたのが数年前。「ネズミ対策になるから、残飯があれば猫にやるようにするわ。」と、義母が助けを申し出たのが、事の発端です。

 なぜか雌猫ばかり生まれるので、この猫たちが増える一方です。人が7人住む二世代住宅に、常住の猫が9匹、うち生まれたばかりの子猫が4匹。さらに、時々近所からやってくる猫も何匹かいます。

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 最近では誰かが時々キャット・フードを飼ってやったりもするのですが、「ネズミやトカゲを捕まえられなくなる」とお義父さんは自重を促します。と言いつつ、一番よく餌を買うのはお義父さんとお義母さんです。お二人は、どの猫もミンモ(mimmo)と呼び、皆を呼ぶときは、ミンミ(mimmi)と複数形で呼んでいます。ちなみに、猫をあらわすイタリア語はgatto。読みは「ガット」です。昔懐かしい漫画かつアニメの『キャッツ・アイ』のイタリア語での題名は、『Occhi di gatto』です。

 時々うっかり開いた窓やドアから入る猫もいるものの、基本的には家の中には入れていません。特に子猫は愛らしく、わたしたちのお気に入りの猫も人懐っこくて、かわいらしいのですが、最近は猫が増えすぎて、餌の問題と共に、雌猫ばかりなので、さらに数が増える恐れ、そしてフン害も派生してきており、悩みの種にもなってきているのでありました。

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 さて、昨日ローズマリーの写真を撮ろうと外に出たら、ドアの音を聞いて、「餌か!」とばかりに、猫たちの集団がやって来ました。しばらくすると、「食べ物はない」と分かったようで、去っていきましたが、このミンモ君、小鳥並みに高い鉄柱の上にいすわっています。鉄柱は結わえている紐でお分かりかもしれませんが、物干し台として活躍しています。

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 せっかくだから猫の写真も、と思ったのですが、集合写真どころか個別写真も、これだと思う瞬間に逃げられてしまって、撮影できませんでした。

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 乳離れしたばかりの4匹の子猫(上の写真はその一部)については、現在誰か引き取ってくださる方を探しています。電気技師の方が子猫がほしいと言っていたのですが、なかなか捕まえられなくて、どうもあきらめたようです。というわけで、どなたかペルージャ近くにお住まいで、4匹一度に面倒をみよう、猫を捕まえるのはお手のもの、という方がいらっしゃったら、ご連絡くださいませ。

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by milletti_naoko | 2010-11-04 15:35 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(10)

白牛と紅葉

 色づき始めた秋の山を背に、牛たちが一心に草をほおばっています。

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 ほとんどがキアニーナ種の牛です。体が白く大きいのが特徴で、ウンブリア州やトスカーナ州で、山道をゆくと見かける牛は、たいていこのキアニーナ(Chianina)です。

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 カメラを構えると、牛たちも、興味深そうにこちらを見つめ返します。

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 10月10日日曜日は、昼食のあと、友人ルーカの車で、アッペンニーニ山脈へと向かいました。リミニから来た友人たちと、バディア・テダルダ(Badia Tedalda)で合流してから、まずは車で、プレサリーノの滝(Cascata del Presalino)(上の写真)に行きました。

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 滝の近くに車を置いて、散歩をしました。

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 森の木々が、それぞれの秋色で、山を染めてゆきます。

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 プレサリーノの滝から流れ落ちて、この川に注ぎ込んだ水は、やがてマレッキア川(Fiume Marecchia)に合流します。

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 虹を思わせる七色の森。崩れ落ちた家の中に育ちゆく緑の木々。

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 プレサーレ川(il Presale)沿いに、川をさかのぼりながら歩いていきます。

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 黒々と熟れた、おいしいブラックベリーの実を、時々摘み取って味わいます。

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 優しいシモーナは、自分が摘んだブラックベリーを、わたしにもいくつか分けてくれました。

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 日々刻々と、黄に紅に染まってゆく秋の森の美しさ。

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 撮影にかまけて皆に遅れるわたしを心配して、夫が時々振り向いてくれます。

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 こちらの柵の前まで歩いてから、来た道を引き返しました。夏には柵を越えて、さらに川も渡って歩いて行くのですが、今は秋。空がぐずついて天気が悪い上、リミニの友人たちが帰途を急いでいたからです。

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 道沿いに、大きなブナの木が1本生えていました。感嘆しながら、色を変えつつある木の葉の色を眺めます。

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のんびりと草をはむ白牛たちに再びあいさつしてから、車で近くのバールまで行き、温かい紅茶とおしゃべりを一緒に楽しんだあと、友人たちと別れて、家路につきました。

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by milletti_naoko | 2010-10-18 16:35 | Viaggi in Toscana | Trackback | Comments(12)