2010年 04月 21日
アイスランド火山噴火速報2
情報源は、イタリアの有力紙、『La Repubblica』のホームページ(la Repubblica.it)に見つけた記事です。見出しとリンクは以下のとおり。
Vulcano Islanda, si torna a volare
"La nube di cenere si sta disperdendo"
見出しを日本語にすると、
「アイスランド火山(噴火続報)、飛行機が運行を再開。
『火山灰の雲、分散中』」
となります。
アイスランド(Islanda)火山の噴火が収まりつつあり、気象情報からも、火山灰の大気中への分散が見込まれるため、ヨーロッパで閉鎖されていた空港の状態が、平常に戻りつつあるとのことです。
この記事はイタリア時間の4月21日、つまり日本時間では午前7時以降のものです。

以下が、記事に書かれた各国空港の飛行再開の日時です。記載の日時はすべてイタリア時間のもので、場合によっては、わたしの方で、日本時間を( )内に入れて記しています。
欧州空港における飛行再開の日時(実施済みあるいは予定)
イタリアの空港 4月20日 12時(4月20日 19時)
イギリス、ヒースロー空港 4月20日 夕方
フランスの空港(部分的に運行) 4月20日
ドイツ・フィンランド・
ノルウェー・デンマーク 4月21日 (4月21日7時以降)
~ ただし、飛行の再開が「部分的なものか全面的なものか」は書かれていません。
一方、スウェーデンの空港については、まだ閉鎖が続くとのことです。Eurocontrolは、ヨーロッパ上空の75パーセントは安全だとみなしているとか。
記事は、火山噴火による6日間の飛行停止が航空会社にもたらした損害は17億ドル(12億6千万ユーロ)に上るだろうという国際航空運送協会(IATA)の報告内容で締めくくられています。日本円では、約1580億円にもなり、もともと苦しい業界がさらに経済危機で打撃を受けたところに、この火山噴火ですから、今後また経営に苦しみ、破綻や合併に追い込まれる航空会社が出てくるかもしれないと心配です。
関連記事
- 「アイスランド火山噴火速報」(4月17日、欧州空港の運航状況)
- エキサイト 国際ニュース「欧州域内便で依然欠航続く 長距離便の再開優先(共同通信)」
↑ この国際ニュース記事へのリンクは、2018年3月現在、記事が存在しないため、削除しました。

