イタリア写真草子 ペルージャ在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

アグリトゥリズモ、Preggio

 先週4月20日(火)に、プレッジョ(Preggio)郊外にある豊かな緑に囲まれた美しいアグリトゥリズモ、Agriturismo Preggioを訪れました。

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 プレッジョは石造りの町並みの美しい小さな町です。ペルージャ中心街から、車で北に30分ほど。新緑の鮮やかな麦畑や咲きほこる菜の花畑の間を通り抜け、さらに連なる緑の丘の峰を走る道路をしばらく進み、松林を通り抜けたあたりに、さらに一際高い丘があります。プレッジョの町は、この丘の上にあります。

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 ペルージャからプレッジョまでの道路は、オリーブ園に囲まれた丘の坂道を登り始めたあたりから、トラジメーノ湖(Lago Trasimeno)や山々、下方に広がる平地を見晴らすことのできる絶好のドライブ・コースでもあります。

 今回、このアグリトゥリズモのある農場(azienda agricola)、Preggioを訪れたのは、夫が養蜂の講習を受けたときに、経営者のエーレナと知り合ったからです。エーレナもご主人のブルーノもイタリア北部の出身なのですが、北部の人の波や喧騒に耐えられず、自然の中に暮らし、大地の恵みを生かして働くことを志してウンブリア州、プレッジョの田舎に、農場を開きました。

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 わたしの夫の母の家族は、プレッジョの町のさらに北方、車で10分ほど行ったところにあるレスキオ(Reschio)という村の出身です。レスキオはウンブリアとトスカーナの州境に位置し、緑の丘や森、田園に囲まれたそれは美しい場所で、実はかつてわたしは夫と二人で、1年余りこのレスキオで暮らしたことがあります。その1年ほどの間は、夫の母が生まれ育った家に住んだのですが、今は人手に渡ってしまったこの家では、水道の蛇口から水が出るものの、それが井戸の水なので節約の必要があったり、暖房は薪をくべる旧式のストーブと暖炉しかなくて冬は仕事が多い上に寒かったり、最も近い店が車で10分ほど行ったところだったりと、生活はなかなか大変でした。けれども、ナイチンゲール(usignolo)の歌声が聞こえたり、春には野の花の咲き誇る森の中の道を散歩したり、夏には静かに広がる畑の中で夫と二人で舞い踊る蛍(lucciola)の光を眺めたり、すてきな思い出もたくさん残っています。

 そういうわけで、近くに住んでいた上に、夫の親友も住んでいるため、プレッジョを訪れることはしばしばありました。にも関わらず、この農場が、緑に囲まれ、見晴らしのいい、非常に美しい場所にあるため、わたしたちも、すっかり農場に魅了されてしまいました。

 養蜂に興味のある夫のために、エーレナはわたしたちをミツバチの巣箱(arnia)まで案内してくれました。鶏やアヒルたちがのどかに闊歩する道を通り抜け、可憐な白い花の美しいリンゴ並木の下を通って、巣箱の前に到着。

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写真のリンゴの木は我が家のものです。農場にはカメラなしで行ったのが残念。


 それから、畑や果樹園についても、有機農業(agricoltura biologica)での企業を志す夫のために、エーレナは畑を回りながら、自分たちがどんなふうに作物を育てているかを詳しく説明してくれました。

 オリーブ・オイル(olio d’oliva)が健康によいことは近年日本でもよく知られているようですが、中でも最良とされるのが、エキストラ・バージンのオリーブ・オイル(olio extravergine d’oliva)です。そして、さらにその中で、最高級とみなされるのがDOP (Denominazione d’Origine Protetta、「保護を受けた原産地呼称」)を有するものです。DOPは、「伝統的食材に対し、品質管理と産品保護のため地域を指定した上、基準をみたすものにのみ特定原産地の名称を付して販売することを許可する制度」(Wikipedia日本語版より引用)によって、外部機関から厳しいチェックを受けて合格した、本当に優れたごく限られた食材だけに認められるものです。

  イタリアで生産されるオリーブ・オイルは無数にありますが、このDOPを有するエキストラ・バージンのオリーブ・オイルは、イタリアにも数えるほどしか存在しません。ウンブリア州で、DOPを誇るエキストラ・バージンのオリーブ・オイルは、その名も「Umbria」で、その原産地として記述されているのはColli del Trasimeno、「トラジメーノ湖の丘陵」です。。

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 このウンブリア州が誇るl’olio DOP “Umbra”については、トラジメーノ湖およびその周辺のミニ観光ガイド、『Trasimeno 2010』(上の写真)にも、もちろん説明があります。

 農場Preggioは、家族経営の零細企業でありながら、品質と有機栽培にこだわり、見事このl’olio DOP “Umbra”の生産許可を獲得し、最高級のエキストラ・バージンのオリーブ・オイルを生産しているのです。

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 イタリア政府の農業食糧林産資源省が発行するオンライン雑誌、『AGRICOLTURA ITALIANA』(イタリアの農業)の昨年12月号には、「Regali di Natale? olio d’oliva made in Italy」という記事があります。題を訳すと、「クリスマス・プレゼント? (おすすめは、)イタリア産オリーブ・オイル」。この記事は、「贈り物を選ぶ際には、卓越した品だと公的に認められたDOPやIGPのものを選びましょう」と締めくくられているのですが、「卓越したDOP商品」の例として、この記事の写真に選ばれたのは、この農場Preggioが生産するl’olio DOP “Umbra”なのです。
 
 残念ながら、農場のShopping On Lineでは、現在はイタリア国内向けにしか販売を行っていないのですが、日本のオンライン・ショップで売られている他のDOPの商品と比べると、かなり良心的でお得な値段(750ml入り、16ユーロ)で販売されています。他の商品にはなんと3倍やそれ以上の価格で売られているものもありますから……。

 実際、Wikipedia日本語版の「オリーブ・オイル」の項にも、「最高級クラスのオリーブ・オイルのほとんどは手搾りなので、入手困難な稀少品である。しかしこの事は日本ではあまり知られていない。最高級クラスのオリーブ・オイルの生産者は零細な農家ばかりで、プラント化と大量生産が可能な業者がいないからである。」とありますが、この家族経営の農場Preggio も、まさにそうした生産者であり、上質なものを有機栽培で、じっくり手がけて作るために、生産量が限られているのです。

 原産地域も生産方法もきちんと管理・保証された農場Preggioが生産する 最高級のl’olio DOP “Umbra”。日本へも、たとえばオリーブ・オイルを愛好するグループやレストラン、卸業者などで一定量の注文があれば発送も考えるとのことですし、イタリア国内にお住みの方やペルージャ周辺を旅行で訪れる方にはおすすめです。輸出となると関税や送料・保険料で値段が高くなるとは思いますが、現在はちょうど今年9月に消費期限が切れてしまう在庫もあるため、特にこうした品についてはさらなる割引も可能とのことです。新鮮なオリーブ・オイルは開けたらできるだけ早く使い切る必要がありますし、我が家では揚げ物意外はすべてオリーブ・オイルを使っていますので、1か月に1本は楽に消費してしまいます。ちなみに、義母は揚げ物にもすべてオリーブ・オイルを使っています。

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  このl’olio DOP “Umbra”については、観光ガイド、『トラジメーノ湖2010』の34ページ(上の写真)に、「particolarmente indicato per tutte le pietanze delicate e per il pesce」(特に、あっさりとした風味の料理や魚料理におすすめです)とありますので、日本料理にもうってつけではないかと思います。わたし個人は、日本料理も(時には揚げ物まで)オリーブ・オイルで料理して食べるのに慣れてしまいましたので、あまり断言ができませんが、生での使用にも炒め料理にも、健康に最良なのはエキストラ・バージンのオリーブ・オイルですから、多少オリーブの風味に癖があっても、できればオリーブ・オイルを使われることをおすすめします。

 日本からイタリアを訪れるのに、仕事の都合などで、日程が限られていて、慌しく各地を回らなければいけない方が多いのはよく承知しています。ローマ、フィレンツェ、ヴェネッツィアなどの町並みや美術館、風景をぜひ見たいと考えて、忙しく移動する方も多いことでしょう。

 ただ、日本でも最近は、slow tourism、ゆっくりと楽しむ旅を楽しまれる方が増えてきたと、トスカーナ州が発行していた観光動向か何かで読みました。熟年の方や定年退職された方で、時間にも経済的にも余裕のある方が多いようです。

 そういう大人の旅をじっくり味わいたい方にとっては、このAgriturismo Preggioでの滞在はうってつけだと思います。

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 優しい緑と美しい景色に囲まれてゆっくりと安らぎ、自家生産の蜂蜜・野菜・穀物、手作りのパン・パスタ、最高級のオリーブ・オイルを使った伝統料理を味わうことができるからです。

 車でいらっしゃる方には、アカデミー賞も受賞したベニーニの傑作、『ライフ・イズ・ビューティフル』の舞台となった中世の町並みが美しいアレッツォ(Arezzzo)の町やトラジメーノ湖もすぐ近くなのですが、車なしでも、せわしく移動することなく美しい自然の中で、散歩を楽しんだり、大地の恵みをおいしい伝統料理で味わったりしたいという方にはおすすめです。

 エレーナもブルーナも自分たちが人混みや喧騒から逃げ出して来たために、「たくさん客を泊めて収入を上げること」よりも、「もし満室になっても互いの存在が煩わしくなく、ゆったり過ごせる静かな落ち着いた空間を提供すること」を重視しています。そして、イタリアの法律で定められた公共施設の屋内での禁煙に加えて、このアグリトゥリズモでは、屋外も全域が禁煙です。

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 本当に健康にいいこと、自分たちが納得のいく質のいいものを提供することに専念しているのは、オリーブ・オイルやワインなどの生産物だけでなく、部屋(大きくゆったりしたバブル・バスのある部屋もあります!)や希望すれば食べられる昼食・夕食も同じ。

 わたしと夫は、二人だけで、あるいは友人たちと共に、イタリア各地のアグトゥリズモで食事をしたり、宿泊したりすることも多いのですが、実は、アグリトゥリズモとは名ばかりで、耕地や果樹園が木の剪定や果実の収獲もせずに放ったらかしで、単に緑の自然には囲まれているものの、農業活動はまったくしていないか、していても形だけのところがたくさんあります。そうした中で、この農場Preggioは、伝統の味と技術を守ろうとして、真剣にかつ愛情を持って、農作業に取り組む人々によって経営されています。

 美しい自然の中で、本物のアグリトゥリズムで、一味違う乙な休暇を過ごしてみたいという方は、ぜひ宿泊、あるいは自家製のオリーブ・オイルやパスタの購入のために立ち寄ってみてください。

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 わたしの夫自身が目指す農業が、やはり伝統や自然を大切にしたものなので、この農場訪問ではかなり啓発・刺激を受けて、「自分も頑張らなければ」と思ったようです。実は夫がうちの野菜畑で育てているトマトなどの野菜も、イタリア伝統の、従来の純粋な品種を種から育てたものです。そして、その種は、「イタリアの食と農業の伝統である在来品種を絶やさず、後世に受け継ぐべく努めよう」とする農業家から、譲り受けたものです。

 最近流行のトマトと比べると皮が厚く種の多いものもあれば、病気にも弱いのでしょうが、生でサラダとして食べても、パスタのソースに使っても、コクのある甘さが本当においしいので、夫もわたしも昨年は大喜びで、お義母さんも時々味を試しては、おいしいと言っていました。(我が家の野菜畑には、お義父さんが市場で買ってきて育てている一般に出回っているトマトも各種あり、数もはるかに多いのです。)

 ブルーノから、つい最近「日本から宿泊の予約が入ったよ」と電話で聞きました。英語版ホームページを見て、特にレストランで食べられる自家生産の品々を使ったおいしい伝統料理に魅かれたからということです。「手作りのパスタを食べられるなら、そのパスタ作りを自分も学びたい」という日本人旅行者の方の希望にも応じたとのことです。

 交通には不便なので、今のところイタリア国内やヨーロッパから車で訪れる客が圧倒的に多いとのことですが、至近の鉄道の駅、パッシンニャーノ(Passignano)までは車で送迎サービスも可能だそうです。上記の日本の方も、フィレンツェから鉄道で到着するのを車で出迎えに行く予定だとか。

 とてもすてきな農場を見つけたので、もし「そんなアグリトゥリズモを探していた」という人がいたら、価値あるものを提供する人と価値あるものを求める人の架け橋になれたらという気持ちになって、記事にしました。

Azienda agricola biologica Preggio
Via Madonna del Sodo 147 - 06019 Preggio (PG)
Tel. : +39 075 941 0191
Email: info@preggio.it, pec info@pec.preggio.it
Sito: https://www.preggio.it

*追記(2018年11月): 現在では、農場としての活動は続けているものの、宿泊は受け付けていないと、共通の友人から聞きました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by Gina at 2010-04-29 13:09
AGRITURISMO PREGGIOのHPを拝読しました。
ステキですね。これぞアグリツーリズモ!!!
私はこれまで2か所にしか滞在していません。
乗馬ができることが第一条件なので、アグリ探しにはとても苦労しています。
もちろんおいしい料理も必須ですし(笑)
6月にはFiculleのアグリに滞在しますが、その次はどこにしようか探しているところです。
候補はいくつかあるのですが、
乗馬ができるステキなアグリをご存知でしたら、ぜひ情報をお願いします。
http://www.castelsenese.it/
http://www.agriangeletti.it/
http://www.pieveasalti.it/
Commented by milletti_naoko at 2010-05-01 16:35
数年前に、だれか友人から、ペルージャ南方、トーディの近くにあるMassa Martana(マッサ・マルターナ)のアグリトゥリズモに滞在して、食事もおいしかったし、乗馬体験もできてとてもよかった、という話を聞いたことがあり、そのときにそのアグリトゥリズモの案内ももらったのですが、残念ながら見つかりません。

 トーディの近辺には聖なる清水が湧き出ることで知られるコッレヴァレンツァ(Collevalenza)もあり、なだらかな緑の丘が連なる風景も美しいし、中世の町並みの美しい中世の町もたくさんあります。

 たとえば、陶器づくりの町、デルータや古代ローマから中世にかけて、さまざまな時代の建造物を見られる上に美しい自然に囲まれたアメーリア。

 もしアグリトゥリズモの案内を発見したら、またコメントを追加しますね。ただ、その乗馬についても、単に素人が乗馬体験ができるのか、それともかなり高度な乗馬練習ができるのかは分かりません。

 また、何か分かったらご連絡しますね。
Commented by milletti_naoko at 2010-05-01 16:38
 また、以前わたしたちが住んでいたレスキオの土地を夫の家族が手放したのは、古くからの住民がいなくなり、とあるヨーロッパの国の伯爵(conte)が周囲の土地や古い住宅を次々に買い取っては、豪華な別荘に建て直し、観光客に貸したり裕福な外国人に売ったり、馬を育てたりして、包囲されて孤立した感があったからでもあります。当時は、わたしたちの家の近くで馬を何十頭も飼育していて、豪華なレジデンス的B&Bも経営しており、専門のシェフのいるコックもいたようです。

 伯爵やその家族の態度が傲慢で(滞在客に対しては違うと思いますが)、滞在費も法外な金額になりますが、レスキオは美しい丘や森に囲まれ、小川もあるし、トスカーナの州境にあり、アレッツォやコルトーナもすぐ近くです。

 ホームページへのリンクを貼っておきます。
 http://www.reschio.com/enter.html

 乗馬については書いていないかもしれませんが、なにせ飼育している馬の数が多い上、伯爵自身が馬であちこち闊歩しているくらいのんびりしたところ(ほとんど伯爵の領地と化しています)も多いので、問い合わせれば可能ではないかと思います。ご参考までに。
Commented by Gina at 2010-05-03 14:02
アグリの情報をありがとうございます!!!
レスキオのアグリは、リゾートホテルのようでとってもステキですね。
でも、私には高級すぎるようです(笑)
まだまだ乗馬もイタリア語も初心者ですから。
もっと上達したら、胸を張って宿泊できるかもしれません。

トーディにも語学学校があるようなので、休暇が取れれば1~2週間のんびりとした環境で勉強してみたいです。
ペルージャへも行ってみたいですし、本当にイタリアは何度行ってもまだ足りない!!!

乗馬サイトで紹介している私のブログです。
乗馬にご興味ありましたら、覗いてみてください。
全くの初心者の頃から順を追って書いていますので、私の成長記録でもあります。
http://www.toelle.jp/blog_comment.aspx?id=27113

ジーナ






http://www.toelle.jp/blog_comment.aspx?id=27113
Commented by hanashigai at 2019-08-09 01:21
25年程も前ですが「シンラ」という月刊誌のアグリツーリズモ特集記事でイタリアに此のような文化があるのを知りました。
今でこそ日本国内も似たような農場体験型宿泊施設も増え始めましたが、それでも規模も違いすぎますし、濃さと言いますか、なおこさんの書かれた記事のような体験には程遠いようです。まあ文化が違うので日本にそのままってのは僕が無理を言ってるだけですが、羨ましい限りです。
本物のエキストラバージン・オリーブオイルをちゃんと使えるのもイタリアならではですね。
希少な高級品な筈なのに日本では低価格で流通してたりして不思議だったのですが、そんな安物はほぼ確実に、ブレンドだったり、中国経由で全く違う物を混ぜて詰め直してエキストラバージンに偽装するらしいとか。
きっと僕は本物の味を体験できてない気がします(汗)
Commented by milletti_naoko at 2019-08-09 20:48
放し飼いさん、イタリアでアグリツーリズモに宿泊すると、本当に農業に従事していて、体験・見学ができる施設から、農業はしていても宿泊者は泊まって食事を取るのみの場合もあり、ひどい場合は、本当に農業をしているのかしらという場所もまれにあり、様々です。最近は、宿泊施設の口コミも残せるようになったので、どういうところかの見極めが事前にできるようになって、便利になりました。

オリーブは収穫は大変ですが、苦労して収穫したオリーブから取れたオリーブオイルはやはりおいしいです。自分たちで収穫したオリーブから取れたエクストラバージンのオリーブオイルでも、搾油場に持ち込んで絞ると費用がかかることを考えても、イタリアでもたまに見かけるひどく安価なオリーブオイルは、どこのどういうオリーブオイルをどうやって絞っているのかと思いますし、こちらの新聞でもまがいものの摘発が報道されることが時々あります。

オリーブオイルの買いつけにイタリアにいらした方にお会いしたこともあるのですが、やはり経費もかかるので、日本では値段が跳ね上がりがちなのでしょうね。いつかおいしいオリーブオイルを味わえる日が来ますように。
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by milletti_naoko | 2010-04-29 07:55 | Umbria | Comments(6)