2010年 05月 09日
伊北西でも空港閉鎖
ただし、北西部、ヴェネッツィア、トリエステ、リミニの空港では、記事発行の段階では、通常通り便が運行されるようです。
情報源は、昨日5月8日(土)付のla Repubblica.itです。記事へのリンクはこちらです。
題を和訳すると、
「火山灰の雲、イタリアに到達、
北西の空港閉鎖」
となります。
昨日、5月8日(土)にも、イベリア半島が火山灰の雲に覆われたため、スペインとポルトガルで多数の空港が閉鎖され、そのために、イタリアの空港でも、スペイン・ポルトガル発着の多くの便がキャンセルされたとのことです。
昨日(昨日付の新聞にoggi「今日」とありますので)、スペインでは、日曜日にF1の開催が予定されているバルセロナの空港を含む、19もの空港が閉鎖され、少なくとも900の便がキャンセルされたとあります。バルセロナ空港で飛行機が離陸できなかったために、ライアン・エアーについては、フィレンツェとカリアリを結ぶイタリア国内便もキャンセルされたとのこと。
フランスでも50便がキャンセルとあります。
この新たな火山灰の雲は、大西洋北部に沿って、長さ2000メートルにわたって広がり、1万メートルの高度に達していると書かれています。この昨日付の記事には、現状および今後の予測として、火山灰の雲の低空にある部分(地表と高約6500メートルの間)が、「飛行にとって最も危険であり、リグーリア海とティレニア海まで押し寄せ、その後イタリアの他の地域にも、西部から徐々に襲来するだろう。一方、火山灰の雲の上空にある部分(高度6500―11000メートル)は、北イタリア全域に押し寄せるものの、バルカン半島へと進んで行くと予測される」と書かれています。
この昨日付の記事には、さらに、「火山灰の雲の低空部分は、13時までに、シチリアとサルデーニャを除くイタリア全土を覆い、それからギリシャへと前進するだろう。」とあるのですが、ペルージャでは、昨日の朝が曇りがちで雨だったものの、午後は雲が残るものの晴れた空が広がり、この火山灰は地上にいるわたしたちの目には見えませんでした。
まだまだ、火山噴火による影響は続きそうです。今後旅行を計画されている方は、さまざまな情報源を駆使して、出発前に状況を確認してください。