2010年 07月 04日
ピザと教会と音楽と
ペルージャやその近辺でも、夏は有料・無料のコンサートが多く、昨日7月3日土曜日は、教会にオーケストラを聴きに出かけました。
コンサート会場は、サン・ドメーニコ教会。「パノラマ鳥瞰」の記事(リンクはこちら)でもご紹介したように、この写真の左手にある鐘楼を修復中の教会です。ちなみに、写真中央よりやや右、奥の方に小さく細長い鐘楼が見えるのは、サン・ピエートロ教会で、サン・ドメーニコ教会同様に、歴史の古い美しい教会です。
一方、こちらは、昨夜のコンサートの前に、サン・ドメーニコ教会(Basilica di San Domenico)を、正面から撮影したものです。
午後9時15分から、オランダのオーケストラ、VU-Orkestの無料コンサートがあり、バーンスタインやガーシュインなどの音楽を披露してくれました。
メロディーの美しい曲や陽気な曲もあり、久しぶりにオーケストラの演奏を生で楽しむことができました。こうしたコンサートの情報は、観光案内所にチラシが置いてある上に、開催地近辺の掲示板にも貼り出してあります。
催し物の情報は、インターネット上にもあります。たとえば今回のコンサートは「若手合唱団・オーケストラ国際フェスティバル2010、Musica dal mondo」の一環として行われたのですが、8月末まで続くこの音楽祭や7月9日から始まるウンブリア・ジャズのプログラムは、現在、ペルージャ市のサイト(リンクはこちら)からダウンロードすることができます。このウェブページには、他にも講演や各地の村祭り、美術展の案内もあります。
コンサートの前に、会場に近いピザ屋で、夕食にピザを食べました。
ナポリ風の生地の厚いピザがおいしい、このピザ屋、ポンペイ(Pizzeria Pompei)は、上の写真の左側、日よけ・雨よけのためのオレンジ色のオーニングがある店です。ペルージャ中心街のはずれにあり、ちょうど最初の写真でご紹介した二つの教会、サン・ドメーニコとサン・ピエートロを結ぶ道路沿い、しかもそのほぼ中間地点にあります。写真の奥には、サン・ピエートロ教会の鐘楼が見えています。
夫の好きなピザ屋の一つで、わたしが昨日頼んだゴルゴンゾーラ・チーズとクルミのピザ(上の写真)もおいしかったです。一風変わった映画を上映することの多いCinema Zenithに近いので、この映画館で映画を見る前、あるいはその後に、ここでピザを食べることが、たまにあります。
わたしが座った席の横にはポンペイの遺跡の壁画らしき絵がありました。店内は、ナポリやその周辺に関連する絵や写真で、飾られています。テーブルの上には、ナポリ名物のデザート、ババ(babà)があります。ラム酒に浸されたこのデザート、夫も大好きなのですが、昨日注文したのはルーカでした。
さて、中心街のはずれとは言え、上のピザ屋の写真を見れば、道路の両脇に隙間なく路上駐車されているのがお分かりかと思います。そのため、Zenithで映画を見るときやポンペイでピザを食べるときは、サン・ピエートロ教会の近くの路上、または教会の駐車場まで行って、そこに駐車することになります。
昨夜も、ピザを食べる前に、車をサン・ピエートロ教会(Chiesa di San Pietro)に駐車しました。有名な芸術作品の多い教会を訪れようと、境内に入ったのですが、残念ながら、教会は閉まっていました。
それでも教会の扉の横にある古い壁画は見ることができました。というわけで、この日の晩は、おいしいものを味わっただけでなく、美術・音楽の作品も楽しめて、とても充実したときを過ごすことができました。
次回にperugia に寄った際には是非Pizzeria Pompeiに寄ってみます。
Corso vannuciのPiazza della Repubburica を入ったところにあったPizzeria は今でもあるのかしら。
わたしとルーカはPompeiで頼んだピザに満足したのですが、夫は、チーズだと思っていた具のfriarelliが実は青野菜で、出てきたピザを見てげんなり。やはり分からないことは質問をした方が悔いが残らないと、皆で思いました。