2010年 08月 14日
百の湖自然公園を訪ねて2
「百」(Cento)は湖の実際の数ではなく、湖がたくさんあることを意味しています。数多い湖のうち、わたしたちが7月の旅行で訪れたのはごく一部ですが、今回は、その湖を、写真でご紹介します。
こちらは、 Lago Santo。santoは「聖なる」を意味しますから、「聖なる湖、聖湖」と訳しておきます。この湖は、ラグデイの山小屋(Rifugio Lagdei、記事はこちら)の近くから、山道を歩いて、1時間半ほど、登ったところにあります。
傾斜が急なところもあり、歩きにくいのですが、苦労して登ったかいがあって、山に囲まれた湖は美しく、ほとりには、宿泊と食事ができる山小屋もあります。(聖湖についての記事は、こちら)
こちらは、ラゴーニ(Lagoni)にある二つの大きな湖(Lagoni)の一つです。地名も、この大きな二つの湖と同じで、ラゴーニです。上の写真の湖は、道路のすぐそばにあるので、車でも行くことができます。湖のすぐ近くに、食事・宿泊ができるラゴーニの山小屋(Rifugio Lagoni)もあります。
一方、もう一つの湖は、上の湖のすぐ近くなのですが、湖の脇を通る山道を歩いて行かないと、見ることができません。
道路脇の湖の左手にある小道を行くと、急な登り坂が続いたあとに、奥にあるもう一つの湖が見えてきます。(上の写真)
ラゴーニの南東にあるプラート・スピッラ(Prato Spilla、1351m)から、山道を登ってアッペンニーニ山脈の尾根を行くと、その途中、あるいは尾根から、いくつもの湖を見ることができました。
最初に出会ったこのマルティーニ湖(Lago Martini)で、わたしは足を水に浸して疲れを取り、夫は一泳ぎしました。
見晴らしを楽しみながら、アッペンニーニ山脈の尾根を歩いていて、右手に見えてきたこの二つの湖は、コンピオーネ湖(Laghi di Compione)です。
この二つの湖の近くには、とても小さな、名もない湖がありました。池と呼んだ方がいいかもしれないほど、小さな湖です。
コンピオーニ湖の周辺には、ブルーベリー(mirtillo)が一面にびっしりと生えていて、足を一歩一歩進めるのが大変なほどでした。この湖から、プラート・スピッラへと引き返す途中に、遠くから見えたのが、下のヴェルデ湖(Lago Verde)です。
帰り道にも、再びマルティーニ湖の脇を通りすぎました。
まったく同じ湖なのに、別の道を通って、反対方向から眺めると、大きさも形も、かなり異なって見えます。どの湖も、山道を歩いて行って、違う高さや方向から眺めるたびに、少しずつ違って見えました。
世界や世の出来事、そして人間も、きっと、少し角度を変えただけで、さまざまな姿が見えてきて、解釈が変わり得るのだと、当たり前のことを、改めて、つくづくと感じました。
次回からは、百の湖自然公園でした様々な散歩について、詳しくお話していくつもりです。
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