イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

ラゴーニの二つの湖

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 7月15日木曜日の朝、モンキオ(Monchio)のB&Bを後にしたわたしたちは、次の目的地、プラート・スピッラ(Prato Spilla)に向かいました。ただし、その前に、少し寄り道をして、コッラ峠(Passo della Colla)を通って、美しい湖が二つあるラゴーニを訪れることにしました。

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地図は、観光案内、『Destinazione Appennino Parma Est』から借用


 「峠付近は道が悪いから、車で行くのはやめた方がいい」と、宿の主人に忠告されたにも関わらず、夫がこの道を選んだのは、前日、苦労して山頂まで登ったナヴェルト山を、真下から見上げてみたかったからです。

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 期待どおり、峠の近くからは、ナヴェルト山(Monte Navert)が、よく見えました。


 上の写真で緑の矢印で示した部分に、山頂に建てられた十字架があります。

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 ちなみに、こちらは、前日にナヴェルト山の頂上まで登ったときの写真です。(登山についての記事はこちら

 確かに峠付近は、でこぼこや穴の多いひどい砂利道だったのですが、夫の車、カングーは車高も高く、夫も車もこういう道に慣れています。峠を下っている最中に、馬の群れに行く手をふさがれたりもしたものの(記事はこちら)、無事ラゴーニに到着しました。

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 ラゴーニ(Lagoni)は、「大きい湖」を意味するイタリア語、lagoneの複数形で、すぐ近くに美しい湖が二つあるため、この名があります。その一つは道路沿いにあるので、車でも行くことができます。

 というわけで、この湖の周囲には、水辺で日光浴をしている人も何人かいました。

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 湖と道路のすぐ近くには、ラゴーニの山小屋(Rifugio Lagoni)があって、食事と宿泊をすることができます。。

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 わたしたちが、昼食に選んだのはこちら。

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 ノロジカの肉を猟師風に料理して、ポレンタを添えたもの(capriolo alla cacciatora con la polenta)です。香草や香辛料をたっぷり使い、じっくり煮込んだ肉や肉汁がおいしかったです。ボリュームたっぷりなので、わたしたちは、この一品しか食べませんでしたが、ポルチーニ茸(funghi porcini)を使ったメニューもいくつかありました。

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 百の湖自然公園の周辺は、夏でも、涼しく水分が多いので、ポルチーニを収穫できるのです。山小屋のテラスでは、採れたてのポルチーニを細切りにして、日に干して乾燥させていました。

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 経営者の中に狩りを楽しむ人がいるからか、山小屋の食堂の壁には、さまざまな動物の剥製が飾られています。ただし、上の写真を撮ったのは、中央にあるストーブが夫の気に入ったからです。

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 食事を待っている間も、この紙製のランチマットを見ていたら、退屈しませんでした。ラゴーニ周辺のトレッキング・コースが、コースの番号と共に、赤で記されています。青色で描かれているのは、百の湖自然公園(Parco dei Cento Laghi)(記事はこちら)内にあるさまざまな湖です。湖の名前や大きさ・形とともに、どのトレッキング・コースを歩けば行けるかも、一目で分かります。そして、周囲に生息する動植物も描かれています。狼、イノシシ、ノロジカ、リス、そして、ポルチーニなどなど。

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 昼食後、奥にあるもう一つの湖を見に行くことにしました。道路から見て、左側にある湖畔に沿って歩いて行きます。軽い散歩のつもりが、急な山道を登ることになり、この急斜面が、いつまでもいつまでも続きます。

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 危険や高い所をものともしない夫が、右手にある突き出した岩の上へと歩いて行き、「ここからなら湖が二つとも見えるよ。」と、わたしを呼びます。それで、おそるおそる歩いて行って、岩から見えたのが、こちらにある奥の湖です。写真の手前に見える白いものが、わたしたちが足を載せていた岩場です。

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 一方、こちらは山小屋からも見えていた、道路沿いにある湖です。反対側の湖畔を歩けば、登り道がないので楽だったことに気づいたものの、苦労して登ったからこそ、美しい眺めを楽しめたと満足して、ここで来た道を引き返しました。

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 湖付近の森を歩いていると、こんな見晴らしのいい場所にたどり着きました。

 ここから右手を見ると、再びナヴェルト山の頂を別の角度から眺めることができたので感動しました。

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 この後、ラゴーニからラグデイ(Lagdei)まで引き続き砂利道を車で進み、周囲の景観を楽しんでから、ようやく宿泊予定地のプラート・スピッラへと向かいました。ラゴーニとラグデイの間は、道路が舗装されてこそいませんが、十分整備されているので、普通の車でも問題なく通行することができます。道理で、ラゴーニに人がたくさんいたわけです。

 宿泊は、安く泊まれる大部屋なので、集団での利用におすすめです。

LINK ⇒ Facebook - Rifugio Lagoni

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by ゆん at 2010-08-28 07:38 x
ご主人は山歩きが本当にお好きなのですね。
私たち夫婦も最近は都内をジョギングしたりして、脚力にはそれなりに自信がありますが、きっと旦那様には叶いません(笑)

お二人でコンサートに出かけられたりと
常に仲良くお二人で行動される様子、微笑ましく読ませてもらってます^^

それにしても、カメラはCANONのpowershotでしたか。
私も同じくcanonですがよりコンパクトなIXYモデルです。
昨年買い換えたばかりですが、powershotの方が随分優秀のようですね。残念(笑)
最近日本ではデジタル一眼レフカメラ(略してデジイチ)が人気です。綺麗な写真を掲載している方は、「デジイチだから」とおっしゃる方が多くて、なおこさんもてっきりそうだと思ってました。
Commented by milletti_naoko at 2010-08-28 17:06
山道を登るのは夫の方が速いでしょうが、ジョギングは、ゆんさんたちの方が断然速いと思いますよ。

わたしはかなり出不精なので、夫のおかげで山の景色を楽しんだり、いろいろなことを経験することができます。

ただし、疲れているときや他にしたいことがあるときは、友人たちと映画やパブに行ってもらっています。サザエさんでもマスオさんは友達や同僚と飲みに行くのですが、イタリアではそういうときでも、とかく夫婦や恋人同伴になりがちなのです。ホラーやスリラーは見たくないので、特に夫がどうしてもその手の映画を見たいときには固く辞退しています。

ゆんさんとだんなさんとの会話ややりとりも、気心が通じているから言えることが多く、また、結局はだんなさんがいつもゆんさんの意見を聞き入れているところがほほえましいと思います。サングラスにしても、白髪染めにしても……

カメラと言えば、今回の写真をブログに載せていて初めて、レンズの汚れに気づきました。これからも、しみのある写真がいくつかあるかと思いますが、大目に見てやってくださいませ。
by milletti_naoko | 2010-08-26 18:45 | Emilia-Romagna | Comments(2)