イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

アンゴラうさぎとカンナーラ午後の散歩

 アンゴラうさぎの毛をニット製品に利用することを思いついたのが、ルイーザ・スパニョーリ(Luisa Spagnoli)であり、彼女が、ペルージーナ社の創業者であると同時に、バーチ・チョコレートの産みの親でもあることは、以前にもお話しました。(詳しくはこちら)ただ、わたしは、つい最近まで、アンゴラうさぎが一体どういう風貌をしているのかを知りませんでした。

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 それが、9月14日火曜日に、初めて、このアンゴラうさぎの写真を見ることができました。夫とCIA(イタリア農業者連合)の支部に出かけたときに、部屋の壁に、世界中のうさぎの写真のポスターが、貼ってあったからです。

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 ちなみに、こういうポスターが農業連合会に貼ってあるのは、イタリアではウサギ(coniglio)を食用として育てるからです。

 ふかふかで柔らかそうな毛並みは想像したとおりでしたが、写真写りが悪いのか、モデルの問題か、思い描いていた姿とかなり違っていたのでびっくりしました。

 夫が農業連合での用事を終えたあと、先日玉ネギ祭り(記事はこちら)で訪れたカンナーラ村を、日の光のもとで散歩することにしました。

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 ペルージャから車でカンナーラに近づくと、道路の左手にアッシジの町が見えます。横に長い台形のような形をしたスバージオ山のふもと近くに見える白い部分に、アッシジの美しい町並みがあります。夫によると、聖フランチェスコは、このアッシジのスバージオ山とペルージャのテッツィオ山が双子の兄弟(gemelli)だと語ったということです。

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 車を駐車し、トピーノ川(fiume Topino)を渡って、カンナーラ(Cannara)村の中心街へと向かいます。

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 わたしたちが玉ネギづくしの夕食を堪能したレストラン・ブースは、この石壁の内側に、設置されていました。石畳の道や外灯に、風情があります。石壁の中をのぞくと、レストラン・ブースは今年のお役目を終了したものの、まだテントが設営されたままで、子供たちが何人か、テーブルの間を走り回って遊んでいます。

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 村の中心に美しい教会があります。祭りのときには、出店やコンサート、大勢の人々でにぎわっていた教会前の広場も、今は人がまばらで、ひっそりとしています。

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 こちらは夫が撮影した街角の写真です。4階建ての家の屋根近くまで、高く生い茂っている緑は、なんとジャスミン(gelsomino)です。

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 こんな風に、さりげなく壁に飾られた花たちが、優しい空間を作り出しています。

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 ふと見上げると、しっぽが太くふさふさとした猫が、わたしたちをじっと見つめています。

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 夕日が傾き始め、石壁に温かい色の光を投げかけています。

 アッシジ、スペッロ、フォリンニョなど、近くに美しい町が多いので、近くを何度も素通りしてしまっていたのですが、玉ネギ祭りをきっかけに、また一つすてきな村を見つけることができました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-09-20 17:02 | Umbria