2010年 09月 20日
アンゴラうさぎとカンナーラ午後の散歩
それが、9月14日火曜日に、初めて、このアンゴラうさぎの写真を見ることができました。夫とCIA(イタリア農業者連合)の支部に出かけたときに、部屋の壁に、世界中のうさぎの写真のポスターが、貼ってあったからです。
ちなみに、こういうポスターが農業連合会に貼ってあるのは、イタリアではウサギ(coniglio)を食用として育てるからです。
ふかふかで柔らかそうな毛並みは想像したとおりでしたが、写真写りが悪いのか、モデルの問題か、思い描いていた姿とかなり違っていたのでびっくりしました。
夫が農業連合での用事を終えたあと、先日玉ネギ祭り(記事はこちら)で訪れたカンナーラ村を、日の光のもとで散歩することにしました。
ペルージャから車でカンナーラに近づくと、道路の左手にアッシジの町が見えます。横に長い台形のような形をしたスバージオ山のふもと近くに見える白い部分に、アッシジの美しい町並みがあります。夫によると、聖フランチェスコは、このアッシジのスバージオ山とペルージャのテッツィオ山が双子の兄弟(gemelli)だと語ったということです。
車を駐車し、トピーノ川(fiume Topino)を渡って、カンナーラ(Cannara)村の中心街へと向かいます。
わたしたちが玉ネギづくしの夕食を堪能したレストラン・ブースは、この石壁の内側に、設置されていました。石畳の道や外灯に、風情があります。石壁の中をのぞくと、レストラン・ブースは今年のお役目を終了したものの、まだテントが設営されたままで、子供たちが何人か、テーブルの間を走り回って遊んでいます。
村の中心に美しい教会があります。祭りのときには、出店やコンサート、大勢の人々でにぎわっていた教会前の広場も、今は人がまばらで、ひっそりとしています。
こちらは夫が撮影した街角の写真です。4階建ての家の屋根近くまで、高く生い茂っている緑は、なんとジャスミン(gelsomino)です。
こんな風に、さりげなく壁に飾られた花たちが、優しい空間を作り出しています。
ふと見上げると、しっぽが太くふさふさとした猫が、わたしたちをじっと見つめています。
夕日が傾き始め、石壁に温かい色の光を投げかけています。
アッシジ、スペッロ、フォリンニョなど、近くに美しい町が多いので、近くを何度も素通りしてしまっていたのですが、玉ネギ祭りをきっかけに、また一つすてきな村を見つけることができました。
アンゴラうさぎさん、まさにアンゴラニットですね!
...なんとも、顔が埋もれているところが情けなくもあり、かわいいですね(笑)
うさぎは、その風貌が大好きで、うさぎグッズを集めたり、自分でもよくうさぎの絵を描いたりしていました。
でも、そちらでは食用でもありましたね。かつてジビエを頂きましたが、やはり完食はできなかった思い出が...。
そんなわけで、以前の、なおこさんのハトのお話も、うんうん頷いて読ませていただきました。
話はかわって、玉ネギ祭り、どのお料理もおいしそう〜!
出店に並ぶ玉ネギも、こんなに種類があったのかと思うほど、色とりどりで、お料理もバリエーション豊富で!
玉ネギは、じっくりと炒めるほどに甘さが増すので、デザートとしてもおいしいのでしょうね。うぅ、食べてみたい...。
クロスティーニは本当においしそう。真似っこして、作ってみたいです。
なおこさんの玉ネギのお話を読んでいたら、玉ネギ料理が食べたくなってきました! もっと涼しくなったら、オニオングラタンスープを作ろうかな...なんて思っています。
玉ネギ祭りの食事はおいしかったのと同時に、ここまで玉ネギを使っていろいろな料理ができるのかという驚きもあって、おもしろかったです。今年が30周年でもあり、毎年メニューも増え、厳選もされてきたのでしょうが、一つの食材をこれだけ活かせ、楽しめるのかと感嘆もしました。
わたしこそ、美穂さんのお料理は皆本当においしそうで、ぜひ食べてみたいものばかりです。若い頃インド旅行をした夫は、インド料理が時々懐かしいようなので、一度美穂さんの本格的なカレー・レシピにも挑戦できたらと思いますが、技術と根気の前に、まずは材料の調達が難しそうです。←これは言い訳です。日本でよく食べていて、こちらであまり食べないものの一つなので、カレーは懐かしいのです。幼い頃から食べ慣れているのが、リンゴと蜂蜜入りの例のカレーのしかも甘口なので、こちらにもインド料理店があるのですが、味が違うことが明らかなので、食べてみたことがありません。