2010年 10月 01日
花華やぐ秋の庭
ずいぶん前から招待を受けていたナターシャの庭を、ようやくわたしたちが訪ねたのは、9月5日日曜日の朝のことでした。庭の花が美しいのは、本当は春なのでしょうが、秋になっても、まだ目を楽しませてくれる花がたくさんあります。今回は、そういう花を選んで撮影しました。
色とりどりのこの美しい花は、ユウゼンギク。 イタリア語名がsettembrinoなのは、9月(settembre)に咲く花だからでしょう。夫にキク科の花だと聞いて驚きました。菊と言うと、白や色調を抑えた黄色や紫という印象があって、こんなに華やかな色の花を咲かせるものがあるとは思いもしなかったからです。
9月というと、わたしには秋という気がしますが、夫に言わせると秋の始まりは秋分の頃なので、秋ではなく「夏の終わり」ということになります。
花の名前は、分かり次第、後から追加していくつもりです。
夫は花や植物に詳しいので、友人たちの間では、ちょっとした植物博士、庭づくりと野菜畑の助言者的役割も果たしています。そのため、ナターシャに以前から、庭を見に来てほしいと言われていたのは、そういう夫の助言を聞きたいということもあったのでした。
前日、9月4日土曜日は、秋のアッペンニーニ山脈を歩いて、色とりどりに美しく実るブラックベリーを眺め、ブナの巨木を訪れたあと、アドリア海岸はイジェア・マリーナのマヌエーラ宅に泊まりました。
その翌朝、秋風が吹き始めて、海水浴を楽しむ人の少なくなった砂浜を歩いて、ナターシャ宅へ向かったのです。(写真は、マヌエーラの家へと引き返す帰り道に撮影したものです。)
途中、いつものバール、Bar Gigiで、イタリア風の甘い朝食を取りました。
泡立った牛乳を注いだカップッチーノに、ハートの形ができていて、それがうれしくて、撮影してしまいました。
さて、ここは再びナターシャの庭です。
種を見せながら、ナターシャが夫に相談をし、その後で、苗を育てている最終の鉢のたくさんあるところや温室も訪れました。
今の二世代住宅に暮らし始めてからは、お義父さんの意向もあるため、なかなか自分の思うように庭づくりができなかったルイージも、ナターシャの庭園づくりの計画を聞きながら、自分の望む庭づくりへの夢を育くみ始めたようです。
ナターシャの歓待と華やかに咲きほこる花々の美しさを、うれしくありがたく思いながら、いつかまた一緒にどこかの庭園を訪れようと約束して、別れを告げました。
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