2010年 10月 06日
夕焼けのトラジメーノ湖
蘇軾が詩で称えた西湖のように、ウンブリア州の西に位置するトラジメーノ湖もまた、晴れた日だけでなく、雨の日、そして曇った日にも、それぞれの美しさで魅せてくれます。
写真は昨年10月18日に、ペルージャの西方にある湖畔の村、サン・フェリチャーノ(San Feliciano)で撮影したものです。
右手に見える緑の島は、湖に浮かぶ3島のうち、最も大きいポルヴェーセ島(Isola Polvese)です。夏の間は、ポルヴェーセ島へ、サン・フェリチャーノからフェリーで行くことができます。自然の美しい島は、わたしたちのお気に入りの散歩場所です。
こちらは、この日初めて訪れた村、モンテ・デル・ラーゴ(Monte del Lago)です。地名をあえて訳すと、「湖の山、湖畔の山」。車で通りかかったとき、石造りの建物に覆われた小高い丘が湖に突き出している様子が美しかったので、訪ねてみることにしました。
駐車場は湖畔にあります。夕陽が湖を少しずつ紅に染めていきます。
中心街へと登る階段を一歩、また一歩と登って行きます。奥の方、左手にマッジョーレ島(Isola Maggiore)、右手にミノーレ島(Isola Minore)が見えます。
湖畔に近い部分では、湖やオリーブ園の眺めが美しく、上に登ってくと、今度は石造りの町並みに風情があります。
沈みゆく日はやがて、石壁も赤く染めていきます。
「人は悲しいと、夕日が見たくなる」と、星の王子さまが言っていますが、わたしの夫は、悲しいときに限らず、夕日を見るのがとても好きです。
おかげで、わたしも美しい夕日を、さまざまな場所から眺めることができます。沈んでいく夕日には、いつも二人でこうあいさつします。
「さようなら。今日の日をありがとう。また明日も、どうかよろしく。」
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