イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

初秋のテッツィオ山

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 10月8日金曜日、夕日が沈むのを眺めようと、夫と二人でテッツィオ山(Monte Tezio)を登りました。

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 眺めと自然が美しいのは、ミジャーナからの登山道(記事はこちら)ですが、今回はコンプレッソのテッツィオ山自然公園の入り口(上の写真)前に車を置き、ここから山を登ることにしました。

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 ゆるやかな長い坂道を登っていくと、やがて道が二手に分かれます。どちらの道も山頂まで続いているのですが、今回は二人とも疲れていたので、左手に曲がり、トラジメーノ湖が見晴らせる場所(Miralago)まで歩いて、そこから夕日をが眺めることにしました。

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 初夏には野生のアスパラガスを摘みながら歩いた道、エニシダやヒナゲシの花に覆われていた道(記事はこちら)が、今は真っ赤な実に彩られています。注目していただきたいのは、後ろに見える岩肌と石の色。テッツィオ山では、あちこちに石が転がり、岩がむき出しになっているのですが、こんなふうに美しい桜色をした岩や石も、白や灰色の石に混じって、存在しています。

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 秋はキノコの季節でもあります。道の両側に、このキノコがいくつか群がって生えていました。夫によると、食べられるし味も悪くはないのだけれども、特においしいわけではないので、人が採らないのだということです。荘子の言う「無用の用」が頭をよぎります。

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 左手に見えるのはカエデの木。「秋が深まれば美しい黄色になるのだけれど、まだ緑のままだね。」と、夫が後ろを振り返って、指さしました。

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 ようやく木々の間を出て、湖の見える場所(Miralago)まで来ました。

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 遠い山々を見やると、トラジメーノ湖が峰の間から少しだけ顔を出しています。まだ日没まで時間がありそうなので、もう少し先まで歩くことにしました。

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 おかげで、美しいシクラメンの花をいくつか見ることができました。

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 緑の枝の上に、立ち並ぶヒマラヤスギの球果たちも、オレンジ色が夕日を浴びて、いっそう鮮やかになり、風情があります。

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 野バラもまた、その真っ赤な実で、初秋の山に色合いを添えています。

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 日没に間に合うようにと、湖の見える場所まで引き返し始めたのですが、この日の太陽は、沈む前に雲のうしろに隠れてしまいました。

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 日光が和らいだおかげで、トラジメーノ湖(Lago Trasimeno)がよく見えます。

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 眼下には、緑の畑やオリーブ園、そして、点在する家が見えます。ペルージャ郊外のこの付近は、近年になって多くの家が建ち、住民もかなり増えました。

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 右手を眺めると、ペルージャの町中から離れているためか、緑がより多く、家はまばらになります。

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 少しずつ紅に染まっていく空をしばらく眺めてから、来た道を引き返しました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-10-14 16:57 | Umbria