2010年 10月 20日
ペルージャ、チョコレート祭り

ヴァンヌッチ通り(Corso Vannucci)は、町が誇る美しい大噴水・大聖堂(上の写真、奥)からイタリア広場まで続くペルージャの目抜き通りです。さまざまなチョコレートや関連製品を販売するブースが、路上に並んでいます。

こちらの看板には、Evento PeriGolosoとあります。これは、ちょっとした言葉遊び。 Evento per i golosi(おいしいものに目がない人向きのイベント)という言葉と、Evento pericoloso(危険なイベント)という言葉を掛けてあります。

ブースの中には、おいしそうなチョコレートが並んでいます。イタリア全国から来たチョコレート専門店のブースもあれば、ぺルジーナやリンツなど、チョコレート菓子の大手製造者のブースもあります。

ピザを思わせる大きな円形のチョコレートの上に、さまざまなトッピングをして販売しているブースもありました。ブラックチョコレート、ホワイトチョコレート、コーヒー風味のミルクチョコレートと、チョコレートの種類も豊富です。

こちらは、マッテオッティ広場(Piazza Matteotti)。ヴァンヌッチ通りと平行に延びるこの広場にも、チョコレート販売ブースが並びます。子供たちのためのメリーゴーランドもあります。
写真の左手に見えるのは中央郵便局。郵便局の正面左にある緑のブースでは、日頃からポルケッタやポルケッタ入りパニーノを販売しています。チョコレートを売る露店は、この郵便局の左側の通りにも、ぎっしりと並んでいます。

瓶入りのチョコレートクリームも、シナモン風味、ヘーゼルナッツ入りなど、種類が豊富です。

なんと、カカオ入りのパスタもあります。タッリャテッレ、リガトーニ、ウンブリチェッリなど、種類はさまざま。手前のショーケースには、チョコレートリキュールが並んでいます。

カカオ入りのパスタのレシピも、貼ってありました。香草とブルーベリー(erbette e mirtilli)となら、確かにおいしいパスタになるかもしれませんが、プリモとデザートの間をいく不思議な味になりそうです。

ピアディーナ(piadina)に、チョコレートクリームのヌテッラ(Nutella)を塗って、立ち食い用に販売しているところもありました。イタリアのスーパーでよく売られていて、人気のあるチョコレートクリームがこのヌテッラです。パンやケーキの上によく広がり、子供や若者に好きな人が多いのですが、夫や義弟は、原材料名を見て、体に悪い、質のよくないものばかりだと顔をしかめます。

大きなチョコレートの板に、唐辛子やへーゼルナッツなど、さまざまな具が大胆に入れられたものも、売られていました。

箱入りの板チョコも、いろんな風味のものがあります。1ユーロと安いものから、3、4ユーロするものまで、たくさん見かけました。家に帰って、原材料を見てから、安いチョコレートと高いものでは、カカオの割合が違うことが分かりました。ここで私たちが買ったのは、左手に見えるオレンジ風味のチョコレート。1ユーロですが、とてもおいしかったです。(すぐに開封して、歩きながら食べました。)安いのはたぶん、ミルクチョコレートでカカオの量が少なく、代わりに牛乳が多く使われているからでしょう。

一方、こちらの店で買った板チョコは、4ユーロ。ジャスミン入り紅茶風味の純ブラックチョコレート(puro cioccolato fondente con tè verde al gelsomino)です。夫はジャスミンの花が好きで、庭にも植木鉢が数多くあり、緑茶もジャスミン風味のものを、助け合い市で購入したばかりです。

左から四つ目が、このジャスミン入り紅茶風味チョコです。他にも、蜂蜜、プロポリス、アロエ、ラムなど、いろんな素材が入った板チョコがたくさんあります。

ホットチョコレート(cioccolata calda)も、好みの風味のものを、選んで飲むことができます。このチョコレート会社の板チョコは、箱に材料の香草や植物、材料ではないけれども関連する動物の絵などがとても写実的に描かれていて、夫はその絵にすっかり魅かれてしまいました。

チョコレートで模造した目玉焼き、ゆで卵に、モルタデッラ(写真右)、そして、ゴルゴンゾーラを初めとする各種チーズ(写真下)。創造力には果てがありません。意表をついていておもしろいので人目を引くのですが、さて買う人がいるのかどうか、心配です。

チョコレートのCDもあります。「チョコレート味の甘い調べ」(Dolci note al cioccolato)という名前が心にくいです。

雨の日が続いたあとの、秋晴れの美しい1日で、右にサン・ピエートロ教会、中央にサン・ドメーニコ教会の鐘楼が、夕日を浴びて、ほんのりと紅に染まっています。中央よりやや左のずっと奥の方に見える山の中腹に、白く小さく見えるのは、アッシジ(Assisi)の町です。

チョコレート以外にも、傘、パーカー、タオルなど、チョコレート祭りの関連商品がたくさん販売されていました。わたしたちが気に入ったのが左手の商品。「ぼくはチョコレート嫌いだよ。」(Non mi piace il cioccolato.)と言うピノキオの鼻が長く伸びています。残念ながら、子供用のみて、大人用はありませんでした。

こういう衣装を身にまとい、全身で宣伝に努めている人々もいました。

チョコレート祭り中は、中心街近くに駐車場を見つけるのは難しいだろう、ということで、ピアン・ディ・マッシアーノの大駐車場に車を置き、ミニメトロで会場まで行きました。死者の市が始まるのは11月1日からとは言え、付近にはもう、たくさんの出店や遊具施設が並んでいます。美しい夕焼けに感動しながら、車へと向かいました。
チョコレート祭りでは、他にもショウガ入りチョコレートやイチゴ味のチョコレート、そして、ヘーゼルナッツ入りのチョコレートクリームを購入しました。これから少しずつ、慌てずに大切に味わっていきたいと思っています。
>追記(10月26日)
チョコレート祭りについて、もっと知りたいという方は、次の記事もぜひお読みください。
・「チョコレート祭り、番外編」(リンクはこちら)

日本でもやらないかしら、チョコフェス…
食べなくてもその場にいるだけで幸せになれそうな光景ですね。
ピノキオの写真可愛いです^^
そうなんです。このピノキオの絵と言葉が本当にかわいいので、大人用がなくて、とても残念。
昨日はコメントありがとうございました(^-^)
大好きなチョコレートがたくさん、、、、(◡‿◡*)
じっ~~と見ちゃいました!
あれもこれも欲しくなっちゃいそう♪♪
パスタも一口どんな味がお味見したいところです(◡‿◡*)
素敵な光景がたくさんのブログでじっ~と見ちゃいました^^
イタリア、、大学の卒業旅行で一度だけ行きましたが、とっても素敵な国でした♪
いつかまたじっ~くりいけたらいいな(^-^)
naokoさんのブログで、イタリア旅行気分を味わっています~♪
記念に応援していきます~(^-^)
こちらこそ、コメントと訪問ありがとうございます!わたしもおいしそうなお料理をたくさん見て、啓発されました。北海道には幼い頃住んでいたため、かえって大人になってから旅行で行くということがなかったのですが、秩父別のローズガーデンも本当に美しくて、ぜひ「旅行で寒いところは避けたがる」夫を説得して、もう一度訪ねてみたいと思いました。
わたしが住んでいたのは豊平区月寒というところです。当時は、大きな公園があちこちにあり、冬には小山でスキーを楽しんだ記憶もあるのですが、なにしろ30年前のことですから、もうすっかり変わってしまったかもしれませんね。応援ありがとうございます。札幌は、数多いわたしの故郷の一つなので、わたしも時々、思い出探しも兼ねて、ブログにおうかがいします。
チョコ好きの私にはたまらないお祭りです^^
フィレンツェでも確かチョコレートのフェスタがあったと思いますが、ペルージャの方が大がかりなんですねぇ!
このお祭り、行きたいなぁと思いました。
秋のイタリア、よいですね~^^
秋のイタリアは、ポルチーニのキノコ料理に、採れたてのオリーブ・オイル、新酒ワイン(novello)が味わえるので、食の楽しみが多いです。
イタリアのチョコラータ・カルダ、濃くって大好きです。日本のはサラサラで味も薄いから。。。
ヌテッラ中毒のイタリア人は知っていますが、ヌテッラに顔をしかめるイタリア人は初めて知りました。思い込みの激しいイタリア人とは違って、冷静な判断のダンナさま、好感度あーっぷです(笑)
話が少しずれますが、チョコと牛乳と肉はセロトニンを増やして、うつ病を防ぐそうです。プチうつになりやすい秋に食べるといいとTVでやっていました。あ~、だから日本人と違って、イタリア人に鬱は少ないのかと、妙に納得でした。
ぜひぜひ来てみてください。来年の4月には、イタリア統一150周年記念の一環として、トリノでも再び盛大にチョコレート祭りが行われるそうです。うちに帰ってからパンフレットを見て、実は劇場やRocca Paolina内でも、もっともっと興味深い催しがたくさんあったことに気づきました。やはり何事も予習が必要ですが、昨日の夕方は二人とも疲れていたので、外で傾きゆく日を浴び、目を楽しませながら散歩できてよかったと思います。
夫が顔をしかめるのは農業に関心があり、自分でも野菜や植物を育てるのが好きなので、健康によいもの悪いものにこだわるからです。義弟については、ぺルジーナのチョコレート工場で働くがゆえの職業病か、お菓子に限らず食品はすべて手に取るとすぐに原材料に目を通す習慣があります。特に甘いものに関しては、仕事柄、何が健康によくて何が悪いかをよく知っています。
夫はチョコレートクリームが大好きで、例年チョコレート祭りではいろいろな瓶のラベルをじっくり読んで、原材料や風味を見極めたあとで瓶をいくつか購入しています。たまに泊まりがけで遊びに来る友人たちがヌテッラの瓶を残していくと、夫もうれしそうに食べていますが……
コメントをありがとうございます。ブログ拝見しました。料理長とはすばらしいですね。シエナには数か月だけですが、住んだことがあります。ウンブリア州山中のホテルとは、どちらでしょう。シビッリーニ山とテッツィオ山にはよく登るのですが……
素敵な写真をたくさんの載せられているのに心ひかれて書き込みさせて頂きました。また時々訪問させてください。
私は、10月初めイタリアのフィレンツェとベニスを旅して、ルネサンス美術の傑作を見てきました。ヴェネツィアで美術館などをまわりルネサンス美術を見た思い出や、
ヴェネツィアの街を歩いて撮った写真などをブログに加えましたのでぜひ見てください。
http://desireart.exblog.jp/11448786/#11448786_1
なにかコメントしてくださると感謝です。よろしくお願いします。
実は明日でイタリア撤退なのです。
ウンブリアはスポレートから1時間位のCerreto di Spoletoにある修道院を改装したアルベルゴで働いていました。山奥すぎて車の無い外国人労働者にはちょっと無理な環境でした。
なんとも魅惑的なお写真の数々!素敵すぎますっ!
ペルージャでチョコ祭りなんて知りませんでした。
ホントにイタリアって奥が深い国ですね~。
ますます好きになりました!
これからも素敵な情報楽しみにしていますね。
そうですか。よくよくお考えてのご決断なのでしょうし、イタリアで身につけられた技術と経験が、日本できっと道を開くのに役立つことでしょう。仕事は場所で躊躇することがわたしもよくあります。車と言えば、最近ようやく日本の運転免許をイタリアのものに書き換えました。自動車学校に行って練習し、中古車でも買って自立しなさい、と夫にも義父にも言われますが、維持費もかかるし、ハンドルも走る側も逆だし、こちらでは車間距離が狭いし、もともと運転も駐車も下手だし、ということで、この免許がいつ日の目を見るかはなぞです。話が少し逸れてしまいました。ご無事の帰国と今後のご活躍をお祈りします
訪問とうれしいコメントをありがとうございます。イタリアも各地に美しい風景や町並み、芸術作品、おいしいものがあふれているため、やはり日本に伝わる情報はごく一部で、そういう知られざるイタリアも少しずつお伝えしていけたらと思っています。
ペルージャのチョコレート祭りは、イタリア国内では有名で、ウンブリア・ジャズ、死者の日と並ぶペルージャの三大行事の一つではないかと思います。初めてイタリアに暮らし始めたのがマルケ州で、後に「ペルージャに行く」と告げると、皆から、「チョコレート祭りのときに会いに行くね」と言われた記憶があります。
かつてゴディバさんのチョコレートリキュールを大量にサンプルとして送られショウガ風味のチョコレートムースのレシピを提出したことがあるのですが、こちらを紹介されるまでチョコレート製品というとベルギーやフランスのイメージでした。
まだまだ私は無知だなぁ。。
こちらではラジオのイタリア語講座が夕刻に流れます。英語も中途半端なんですが「チョコレート祭りにいつか行くぞ」を目標にちょっと頑張ってみようかな?なんて考えています。
こちらこそ、お越しいただけて光栄です。ご訪問、コメントをありがとうございます。
やっぱりイタリアの人はおいしいものが好きなので、チョコレートでも各地でより趣向を凝らした美味なチョコレートを作り上げていこうと、いろいろなチョコレート専門店があるのだと思います。
イタリア語に旅行で困らない程度の会話力は、独学でもさまざまなテレビ・ラジオ講座や教材を利用すれば、十分に身につくはずです。ぜひ頑張ってください。イタリア語学習用のメルマガも発行しています。よろしかったら、右側にリンクがありますので、サイトとメルマガのバックナンバーものぞいてみてください。
英語ができれば、それに越したことはありませんが、やっぱり語学はやる気が一番です。「チョコレート!」が動機でも、それが強ければ、英語が完全ではないことがかえってイタリア語を頑張るバネになっていいと思いますよ。
処で私はナポリのチョコメーカーのBABBIが大好物なのですが
日本では値段が高い!!!
チョコ祭りにはBABBIも出店してるのかしら・・・・・
出店している業者の数が多い上、夫があとから聞いた話では、おいしく価値あるチョコレートには屋内での展示・販売が多かったようなので、BABBIがあったかどうかは残念ながら分かりません。また、分かり次第お知らせしますね。



