イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

タラとポテトの香り焼き、イタリア風

 今回は、とっておきの白身魚のレシピをご紹介します。

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 魚とジャガイモを、ローズマリーとニンニクの香りと共に、オーブンでじっくり焼いたこの料理は、夫も大好きで、いつも喜んで食べてくれます。カリッとした食感があり(croccante)、ニンニクの風味がきき、ロースト・ポテトが添えてあってと、夫の愛するものがそろっているからでもあるのですが。

 ただし、使用している魚は、冷凍されたタラ(merluzzo)です。山に囲まれ、海を持たないウンブリアでは店の魚の鮮度に疑問があるということで、魚は、義母もいつも冷凍食品を利用しています。わたしは新鮮な魚もたまに買って料理するのですが、ここで、もう一つ問題があります。日本では魚に多少骨があっても、箸で取り分けながら食べると思うのですが、うちの夫は、骨のない冷凍の魚を調理したものに慣れているからか、少しでも小骨があると、不満そうなのです。文化・習慣といえばそれまでなのですが、一つひとつ小骨をこちらが取っては手間も大変。というわけで、冷凍の魚は、そういう意味でも重宝しています。

 このレシピは、もともとCOOPの冷凍魚についていたレシピに、我が家好みに若干の変更を加えたものです。元のレシピは、冷凍したメルルーサ(nasello、タラ科の魚)を対象としていました。

2人分の材料は、

冷凍タラの切り身   200g
ジャガイモ      400g
ローズマリー     1~2枝
ニンニク       1~2粒
パン粉        適量
(我が家では、堅くなった古いパンをすりおろしたものを使用します)
オリーブオイル    適量
塩・こしょう     適量

1.オーブン皿の底一面にオリーブオイルを薄く塗り、冷凍タラの切り身を間隔を開けて並べ、周囲に一口大に切ったジャガイモを並べていく。
2.1の上から、塩・こしょうをふりかける。
3.ローズマリーの葉とニンニクをみじん切りにして、タラとジャガイモの上にふりかける。
4.3の上からさらに、パン粉を全体にムラなくふりかける。
5.190~200度に加熱しておいたオーブンに入れ、30分ほどじっくり焼き上げて、できあがり。

 魚もジャガイモも、パリパリとして食感がいい上に、ニンニクやローズマリーの風味がよく行きわたって本当においしいのです。オーブンに入れるまでが30分、入れてからが30分と、1時間ほどで簡単にできます。ぜひ一度召し上がってみてください。

 ローズマリーとニンニクの量は、元のレシピでは一枝、一粒だったように覚えています。夫がしっかりした味わいが好きであるため、そして、今回見つけたローズマリーの若枝が小さかったため、今回はそれぞれ二枝、二粒使いましたが、一枝、一粒でも十分おいしくできますので、分量は、お好みに合わせて調整してください。

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 昨日、ローズマリーを摘みにテラスに行くと、なんと花盛りです。そこで、花のない緑の葉だけの枝を選んで、ハサミで切り取りました。

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 我が家の庭には、あちこちにローズマリー(rosmarino)の茂みがあるのですが、秋深い今の時期に、花を咲かせているローズマリーはごくわずかです。香りのある草花を愛する夫は、パンテッレリーア島やエルバ島など、旅行に出かけるたびに、それぞれの土地に生えているローズマリーの枝を摘み取って、うちに帰ってから栽培するのですが、今この薄紫の美しい花を咲かせているローズマリーも、そうした旅みやげの一つです。

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 食後には、夫が作ったトルコロ(記事・レシピはこちら)を食べました。今回は、カカオ入り。ほんのりとしたチョコレートの風味がとてもおいしかったです。今朝の朝食は、このトルコロを緑茶と共にいただきました。

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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-11-03 17:41 | Gastronomia