2010年 11月 05日
テッツィオ山の紅葉

上の写真は、昨年11月15日に、我が家の所有する小さなオリーブ園から、テッツィオ山斜面の紅葉を撮影したものです。二つのコブの境い目がよく分かるかと思います。

この家とオリーブ園がある村は、Migiana di Monte Tezio(テッツィオ山のミジャーナ)。山の中腹にあるために、Migianaという名がついたようです。ミジャーナは夫が生まれ、19歳までを過ごした村です。

最初は500人ほどが暮らしていた村は、急速に過疎化が進み、同居していた神父の伯父の転勤に伴って、夫の家族が引っ越したときには、あと1家族しかミジャーナに残っていなかったそうです。

当時夫たちが住んでいた教会付属の建物は人手に渡り、その後、やはりミジャーナで育った義父が、知人から購入したのがこちらの家とオリーブ園です。わたしたちの結婚式を挙げてくれた神父さん、ドン・ネッロは、この家で生まれ育ちました。
購入したときには、すっかり荒廃していたオリーブ園。お義父さんが、下草を刈り、オリーブの木々を熱心に手入れをすることによって、ようやく元の姿を取り戻したとのことです。

向こうの丘に見える紅葉にも、風情があります。

正面に見えるのが、家族が所有する家です。この家の左手には、昔家畜の住んでいた小屋があります。赤い屋根は見えますが、屋根も壁も崩れかけています。一方、右手に見える家には、数年前から住んでいる隣人がいます。
1960年代には、ペルージャ郊外の村から、多くの家族がペルージャの中心街へと移動しました。義父母の家族も、その多くが、ペルージャ郊外からペルージャ中心街あるいはその近くへと、移住しています。一方、この数年は逆向きの移動が見られます。家賃の高い中心街を離れ、緑のあふれる郊外へと居を移す家族が多く、それまでは田畑のあった郊外の平地に、新しい家が次から次へと建てられています、

正面に見える木々、そして左手奥に隠れて見える木はいずれも桜の木です。秋には、赤・オレンジ・黄色と、まるで虹のような、美しい紅葉を見せてくれます。春には、真っ赤なサクランボの実がいっぱいになります。

やはり、昨年の写真です。11月21日、夫が我が家の庭で、オリーブを収穫しているところです。
話を今年に戻します。日曜日に雨の予報が出ているため、夫は今日は仕事を休み、朝からオリーブの収穫に励みました。夫が中心になって、オリーブに立てかけたはしごの上でオリーブを摘み、義母やパオロは枝の低い部分の実を収穫。わたしも木登りをして、オリーブを摘みました。日暮れ前に作業を終えて、本日収穫分を家の中に運び入れました。目分量で50kgほどだとのことです。夫は、「父さんも収穫ができれば倍は摘めたのに」。ふだん収穫の主役を務める義父は、今年は足を骨折したため、相談役です。家にもミジャーナにもオリーブの木がたくさんあるので、今年は長丁場になりそうですが、家族みんなで力を合わせて頑張ります!



郊外に人が集まってきてるのですね♪
バランスだと思いますが、
自然豊かな場所にコミュニティーが復活していくのはいいことのように感じました。
私はのんびりのマイペースなので、都会よりは自然豊かなところが大好きです♪
オリーブ50キロの収穫はすごいですね♪
そちら、寒くなってきたりして、収穫に体力使うと思います。
皆さんと頑張ってくださいね♪
応援しています♪
秋の色づいた木々ってホントに美しいですね。
この季節のイタリアは未体験です。ぜひ来年こそっ!
それにしても立派なオリーブの木ですね~♪
実はお友だちが、自宅の庭でオリーブの木を栽培して今年実がなったそうなんです。
「がんばってオリーブオイルを作る!」と言ってるんですけど、そんなに簡単にできるものなんですか?
こんにちは~
こちらの紅葉はスケールが違いますね、雑誌に出て来るような景色に
見とれています。
オリーブ園があるのですね、収穫は皆さん力を合わせて摘まれるのですねぇ。
お話に出て来るような生活、憧れます~
広い広い土地で生き物を飼ったり、作物を作ったり、夢なんですよ~
素敵な様子をありがとうございます。

わたしが最後に教えた愛媛県の小さな町も過疎化が進んでいました。若者の進学先となる専門学校・大学や就職先となる産業がないというのが原因でしたが、日本でも緑のよさが見直されたらと思います。
今朝も霧が立ち込めていたので、もう少し霧が晴れ、地面が乾いたら、収穫にとりかかります。応援ありがとうございます!
夫に「紅葉がとてもきれいだから」と誘われて、行ってみて、あまりにも美しいので、わたしもびっくりしました。
我が家ではオリーブの実を搾油場(frantoio)に運んで、オリーブオイルにしています。実をつぶし、しぼってオリーブオイルにすることはできると思いますが、できるオイルは、実の重さの5分の1ほどの量ですから、オリーブの実を楽しんで食べることになるのではないかと。
サクランボ目当てに植えられたと思われる桜の木を除いては、自然に生えていた雑木林であって、そのまさに自然の紅葉が美しいので、わたしも息をのみました。
オリーブは自分たち家族用であり、義父も手入れはしていますが、生産を上げるために肥料をやったりということはないため、「それぞれの木になる実にばらつきがあって、少ない木には本当に少ない」ということです。とは言え、100本近くあるオリーブのうち、昨日収穫できたのは2本のみ。「一番実がある木から」始めたので、以後は楽になるかもしれませんが、晴れた暖かい日が多いことを祈りつつ、頑張ります!
日本の庭園や公園の、あざやかに黄色い、あるいは赤い木々もとても美しいですよね。懐かしいです。こちらでは、大きいイチョウの木をめったに見かけません。自然に生えてきた木々がそれぞれに見せる色の美しさに、わたしも感動しました。
日本の栃木県でも、ようやく平野部にまで紅葉が降りてきました。
でも、やっぱり山の紅葉は綺麗ですよね。
赤・黄色・オレンジ・緑の色が入り乱れた紅葉は「錦の絨毯(にしきの じゅうたん)」のよう、ともいいます。
色とりどりの山の紅葉は良いものですね。
↓こちらでちょうど山の紅葉の様子を載せているところです。
http://blog.livedoor.jp/nekomu2/
凸d(^ー^)ランキング pochi!