2010年 11月 09日
ピザと満ちゆく月
今回の具は、トマト、ゴルゴンゾーラ、玉ネギ、そして、クルミです。一方、ふだんは、トマト、モッツァレッラに、アンチョビとケッパー、あるいは玉ネギを加えます。
クルミを載せようと提案したのは、わたしです。
ピザ屋、ポンペイのゴルゴンゾーラとクルミのピザがとてもおいしいし、最近、夫が友人の引越し作業を手伝ったときに、お礼にもらったクルミの実がたくさんあったからです。
風邪を引いて、前日は熱もあったのに、雨の降る寒い土曜日に、「約束だから」と出かけて行く夫を、心配しながら見送ったのですが、幸い風邪をこじらせることもなく、おいしいクルミを好きなときに食べることができます。
その友人の家にはクルミの木がたくさんあるのですが、20年ほど前にそのクルミの木を植える際にも、夫が手伝ったそうで、その若木が今は大きく育ち、毎年たくさんの実をならせているそうです。
ピザを焼くのでも、デザート作りでも、作業中の夫は真剣そのものです。わたしは、待ちながらテーブルを準備し、クルミを割りました。実が黒く、食べられないものも半分ほどあるのですが、夫から、手に持って重たい実を選ぶといいと教えてもらいました。言われてみると、確かに、食べられないクルミの実は、とても軽いのです。
さて、薪をくべるかまどのない我が家で、おいしいピザを焼くのに大活躍してくれるのが、こちらのG3Ferrari社のピザ焼き器、Pizza Expressです。
使ったばかりで汚れていますが、中はこんなふうになっています。オーブンのように火力を拡散させることなく、強い熱で、あっという間においしく焼けるので便利です。数年前に、安売りを機会に買ってすぐに、次のモデルが出たので、夫はとても残念がっていました。
ピザが焼きあがりました。端がめくれているのは、今回は夫が、珍しくも生地を伸ばしすぎて、ピザ焼き器の中に入らなかった部分を、中に折り込んだからです。
今回は、生地を作るのに使った小麦粉が、半分が薄力粉(farina 00)、半分が全粒粉(farina integrale)。
まずは焼きあがった1枚のピザを半分ずついただき、その間に、次のピザを焼きます。
焼きたてのピザは、夫の手作りでもあり、とてもおいしかったです。こんなにくつろいだ写真を載せていいのだろうかと思いつつ、雰囲気をお伝えするべく添えておきます。
いつか夫がわたしに、こう言ったことがあります。
「君って、満ちてゆく月みたいだね。」
あら、珍しく甘い言葉かしら、と思ったら、すぐに続けて、
「君の顔、だんだん丸くなる一方だもんね。」
甘いものやピザなど、おいしいものをつい食べ過ぎて、丸くなる一方のわたしなのでありました。友人たちと外食するときなど、夕食が夜遅くなるので、太りやすいから…などと言い訳するのをやめて、甘いものを控え、食事は腹八分にして、運動を始めなければ、と思ってはいるのですが……
この場を借りて、ダイエットの同志を募集します!
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アサイチになおこさんのブログを拝見するのが
楽しみになっている私です。
旦那様のpizza、本当に美味しそうです♪
pizza好きの旦那様が作るだけあり、
お家でも、美味しいpizzaでディナー素敵です♪
更に、ピザ焼き器。いいですね♪
旦那様のお言葉、笑ってしまいました。
ユーモアのセンスおありの旦那様、いいですね♪
お二人の愛情、感じました♪♪♪
私もよくまるいまるいと言われます。
そしてむくれる私を見て喜んでます、子供ですねー!
甘いものは中毒性があるので怖いですよね。
私はめんどくさがりやなのが幸いして、お菓子も買わず作らず食べない習慣を作ったら、ケーキ一切れ食べるのが大変なくらいの胃になりました。好きですけど食べ過ぎることはなくなりました。
砂糖断ち、いいですよ!
なおこさんの幸せそうな表情、素敵ね。
私は市販のクリームパンを食べた所です、何でも平らげるので真ん丸くなりました、横向いても同じ体型で困ります、ふふふ
犬の散歩に出てるとやっぱり良かったようですわ。
美味しく食べれるって素晴らしいことですね、どこかが悪いと
食べれないですもの。
わたしも、みそじさんのコメントを読んで、お返事をし、それからみそじさんのブログを拝見するのを楽しみにしています。ちょうど時差のおかげで朝起きると皆さんのコメントがあって、なんだかいつも決まった時間に、出会っておしゃべりをする仲間がいるようでうれしいです。
やはりできたてのピザは温かくておいしいし、ピザのときは、こうして夫が夕食のしたくをしてくれて、楽でもあり、それもうれしいです。この間、トルコロを作ったとき、「今度はピザ作りも覚えようね」と言われてしまいましたが……
からかうのも愛情なんですよね、たまには甘い言葉の一つもほしいような気もしますが、毎日のいろんな優しい行動に、愛情を読み取れるように、わたしもなってきました。
あ、サイードさんもですか。世の男性というのは…… 「からかう」と言えば、わたしがイタリアではどうか知らなくて尋ねると、夫がふざけていいかげんなことを答えて、その答えをわたしが信じ込むのを見て、おもしろがるときもあります。
「甘いものは中毒性がある」。確かに、度を過ぎると体に悪いのは、お酒や煙草と同じだし、少し食べると後を引きますよね。気をつけます。甘いものはわたしが買わなくても、夫や義母が作ったり、買ってきたり、いつも周囲にあるので、誘惑が多いのではありますが。
おっしゃるとおりですね。何でもおいしく食べられるのはありがたいのですよね。もう20年以上前の話ですが、胃ガンで亡くなった母が、食べたいものも食べられず、どんどんやせていったことを思い出しました。同じ頃やはり胃ガンにかかり、胃をすべて摘出したものの命を取りとめたお義母さんも、今は元気に過ごされていますが、やはり胃がないので、昔はふくよかだったのが今はすらっと痩身です。いつまでもおいしいものをおいしく食べられるためにも、食べすぎには注意しなければ、と思うのでありました。
わぁ、ご主人のピッツァだぁ〜! と、食い入るようにながめ、さらに、ピザ焼き器だなんて初めて見たので、便利そうで思わず欲しくなっていたところ...、お二人の仲睦まじいお写真とともに、ラブリーな会話が!
...と思いきや。で、思わずニヤニヤと笑ってしまいました(笑)
さすがご主人。そんな冗談を言うときも、洒落ていますねぇ!
ダイエットなんて、必要ないと思いますよ〜?
ご主人のその言葉からも、なおこさんが可愛くて仕方ない、と言わんばかりの愛情で充ちていますもの!
うふふ〜、ピッツァとともに、ごちそうさまでした!
このピザ焼き器、本当に便利なんですよ。わたしたちが買ったのは数年前で、ちょうど新しい改良版が出る直前だったからか、割引で70ユーロほどだったかと思います。
優しいなあ、みほさん。日本から持ってきた衣類には、脚が通せないものがたくさんあるのです。昨年イタリアで、それでも着られる服を買ってしまったので、エンジンが今ひとつかからないところもあります。
そうですか、やはりこんな言葉でも愛情表現に充ちているんですね?? 言葉だけじゃなくてですね、優しく肩に手をかけてくれたらいいのに、急におどかしたり、髪をひっぱったり、とにかく「からかう」のが妙に好きな夫なのであります。
てっきりご自宅に立派な窯があるのだと思ってました。
ピザ焼き器ですか~、さすがイタリア!
奥様の好みの具材で美味しいピザを焼く旦那様、素敵です。
それだけで、もう十分な愛情表現だと思いますが
おどかしたり、髪をひっぱったり、ですか・・・
それってまさしく、好きな女の子に接するやんちゃな少年のそれじゃないですか(≧∇≦)/
かわいいお二人、ご馳走様です~
以前住んでいたレスキオという村の古い家には、りっぱな窯があったのです。ピザがおいしかったのはもちろんですが、窯の場合は、ピザ作りに加えて、かなり前から薪を運び、くべて炭火を準備する必要があり、時間も手間もかかって大変でした。その点、このPizza Expressは、電気一つでおいしいピザが焼けるので、とても便利です。
夫がピザを焼くのは、何より自分自身が食べたいし、ピザ作りの腕を上げたいという精進のためでもあるんです。でも、「何を載せようか」といろいろ尋ねて、二人ともおいしく食べられるものを作ろうとしてくれることも、たまに、夕食を待つ側になれるのも、うれしいです。