2010年 11月 14日
週末は助っ人参上!
なるほど、こうして肩から斜めにかけるのであれば、首が痛くなることもありません。左肩のこりやすいわたしには、難しいかけ方ではあります。
この日の午後は、義弟パオロの奥さんも、カゴいっぱいのオリーブを収穫。母国エクアドルではおじさんが広大なコーヒー畑を所有しているそうで、採れたての豆を炒る様子も、ビデオで見せてもらいました。
ハシゴに背をもたせかけて、オリーブの収穫。最も長い間、そして最も忙しくオリーブを摘んでいるのは、わたしの夫です。数日雨が続いた後、ようやく雨の降らない日が訪れたので、この日も仕事を休み、朝から日暮れまで作業を続けます。
この日夫がハシゴを立てかけた木には、低く垂れた枝にもいっぱいにオリーブの実がなっていました。そこで、わたしは、時には身をかがめながら、時には背を伸ばしながら、一緒に同じ木のオリーブを摘みました。
お義母さんも、慣れた手つきで、次々にオリーブを摘み、カゴをいっぱいにしていきます。
皆の協力のおかげで、1日に4箱近くものオリーブを収穫することができました。
11月13日土曜日は、久しぶりの快晴。黄色く色づいた葉が美しいのは、イチジクの木です。
子猫たちもうれしそうに、日なたぼっこ。
柿の実が少しずつ熟していきます。
週末は、2600kmの巡礼の旅を終えて間もないフランコが、はるばるリミニから、オリーブ収穫を手伝いに来てくれました。日が照って暑かったからか、半袖のTシャツで作業しているのがフランコで、青い作業着でオリーブを摘んでいるのが、わたしの夫です。お義父さんは、作業現場を監督し、皆がハシゴを安全に立てかけるように指導しています。
土曜日は、夫のもう一人の弟、マルコもトーディから駆けつけ、朝から日暮れまで、ハシゴの上で活躍。
パオロは、ぺルジーナのチョコレート工場での夜勤のあと、午前中睡眠をとったあとで、参加。上の写真では、木に登って、オリーブを摘んでいます。
わたしも木やハシゴに登って、オリーブを収穫。この日は人数も多く、余裕があったので、ようやく夫に、オリーブを摘むわたしの写真を撮ってもらうことができました。
1日の作業を終えるのは、日が沈んで、薄暗くなり始める頃です。
夕焼けを撮影しようと、窓を開けると、
お義母さんが、猫たちにエサと水をやっているところでした。
今日、11月14日日曜日は、ルイージ、パオロ、フランコの3人が、お義父さんと共に、朝からオリーブの収穫。今日の昼食は、フランコとトーディのマルコの家族だけではなく、他にも4人お客さんがいて、合計16人。
というわけで、女たちは家で、午前中は昼食の準備、午後は後片づけ。
昼食後は、マルコの娘である姪っ子たちも、父と一緒にしばらくオリーブの収穫を手伝いました。
日暮れまで、夫たちと共に、オリーブ収穫に大活躍してくれたフランコも、午後6時ごろ、帰途につきました。優しく頼れる得がたい友人に、皆感謝しながら見送りました。巡礼の道中の興味深いエピソードも、この2日間にたくさん語ってくれました。今度はノルウェーで巡礼をしたいとのことで、わたしたちも誘われましたが、やはりまずはサンティアーゴ・デ・コンポステーラまで歩いてみたい、という気持ちが、フランコの話を聞いて、さらに強くなりました。
オリーブの収穫の様子が手にとるようにわかります、こうして家族や皆さんの協力で出来るのですねぇ、素晴らしいわぁ。
物を作り育てるまでの期間と収穫する喜びって苦労があるでしょうが、感動も一際大きいでしょうねぇ。
巡礼をされてるなんて感動します~
未知の世界ですが、日本のお遍路さんにあたりますかしら?
もっと敬虔なものなんでしょう~
イタリアにも柿があるのですね^^
この前散歩の途中で干し柿を作っている民家を見かけた時に、彼に「何あれ?」と聞かれて、ヨーロッパでは食べないのかなーと思っていました。
私も友人さえついてきてくれれば 笑、海外暮らしいいなあと憧れてしまいます。キノコ狩りとかオリーブ収穫とか、私もしたいですっ!!
オリーブの収穫、ご家族と一緒にがんばられていますね。
朝から日暮れまで、収穫作業つづけられていて、
今が本当のオリーブの実りの日なのですね。
更に巡礼もお友達から詳しくお話を聞けたようで、
よかったですね♪♪♪
やはり、実際に行った方からお話を聞くと、一層体験したくなりますね。
↓イタリア語、また歴史について勉強になりました。私は世界史は好きだったのですが、まだまだ知らない事が一杯です。とっても勉強になりました。ありがとうございます♪♪♪
今朝も義父と夫は、朝早くからオリーブの木の上です。今朝、お義父さんが骨折以来初めてハシゴの上で作業する姿を見て、元のように歩ける日も近いだろうと安心しました。
最初から敬虔な気持ちで巡礼を始める人も多いのですが、フランコの場合は、とにかく歩くのが好きなので、出発前には「歩くことや風景を楽しみたい」と考えていたのが、人との出会いや様々な出来事を通して、魂を揺さぶられ、思いがけず宗教的な意義も多い旅となったそうです。
我が家の近所にも、秋に色づく実の美しさだけを目当てに、柿の木を植えているらしい木があって、実がすべて地面に落ちているのを、義父母がもったいないと言っています。我が家では、渋柿であるためもあって、十分に熟して甘く柔らかくなってから、スプーンですくって、いただきます。サイードさんが見たことがないのは、イタリアよりはるかに北にあるスウェーデンでは育たないため、あるいはヨーロッパでは干し柿を作る習慣がないからかもしれませんね。
晴耕雨読ではありませんが、「雨が降らなきゃオリーブ収穫」という日が続いています。フランコが巡礼について語った中で印象に残ったことの一つは、彼のフランスの人に対する考え方が変わったというこです。「こちらを見下し、冷ややかに接するだろう」という偏見を持っていたのが、まったく逆で、旅行中心優しいフランス人にたくさん出会ったのだそうです。フランスのプロヴァンス地方が美しいので、またいつか戻りたいとも言っていました。
前回の記事の写真は、パスポート更新のために大使館へ行ったついでに、ローマの町を散歩したときのものです。古代ローマ時代の俗ラテン語から、言葉が変容を遂げ、やがてイタリア統一と共にイタリア語が生まれたことを書いたので、古代ローマの遺跡や教会、そしてイタリア統一を象徴する建造物の写真を載せてみました。記事に退屈しても、写真で楽しめればと思ったのですが、記事も興味を持って読んでいただけたようで、うれしいです。
イタリア人も柿を食べます。甘く柔らかくなってから、スプーンですくって食べます。我が家の柿は渋柿なので、ここまで待たないとおいしくないのですが、近所に甘柿を持つ親戚がいて、やはり実がトロトロになってから食べるそうです。ただし、すぐ隣の家の柿は、実の色の美しさ目当てに植えているようで、毎年熟した実が木の下に転がっています。柿に限らず、家によってはオリーブの木でさえ、装飾用で、実が落ちるに任せているところも、たまにあります。Wikipediaで見た限りでは、干し柿の習慣はイタリアにはないようです。我が家でも、やってやれないことはありませんが、それほどは柿の実がならないというのが現状です。干すといえば、義父母が干しブドウを作るために、収穫したブドウのいくつかを、屋内に張りわたしたヒモに吊り下げて乾燥させているところです。