2010年 11月 20日
ケーキにもオリーブ

今日も早朝から義弟マルコがトーディから加勢に訪れ、男4人は忙しく、木の上でオリーブの収穫。最近は、お義父さんも家族も、皆オリーブのことばかりが、気にかかっています。

お義父さんは若い頃に、誰かからオリーブを育て、収穫し、それを次の世代に伝える大切さを学んだそうです。

というわけで、台所で見つかった数少ない材料で工夫して、焼いたケーキの上に、オリーブの実った枝を、描いてみました。

「おめでとうございます」(Auguri)の字が少し流れてしまいましたが、最後のiの点の部分には、ザクロの赤い小さな実を飾りました。熟したオリーブは、ブルーベリー・ジャムで描きました。このジャムは、夏に、ブルーベリーが生い茂る山の近くで購入したものです。瓶の中のジャムは、美しい濃い紫色をしているのに、ケーキに載せると、枝に使ったトッピング用のチョコレートソースの色と、あまり違いが分からないので、残念です。

オリーブの葉と、まだ青いオリーブの実には、ピーマンを砂糖を入れた水で、ことこと煮込んだものです。ピーマンも、じっくり煮込むと甘くおいしくなるのですが、色が茶色っぽくなってしまいます。明るい緑色を添えたかったので、二度目は、鮮やかな緑が色を変えぬうちに、鍋から取り出して、ケーキの上に飾りました。色が美しいピーマンの方には、少しですが苦味が残っています。

ちなみに、ケーキを飾るときに、わたしがイメージしていたのは、オリーブのこういう枝です。(上の写真)
お義父さんが、おいしいと喜んで、何切れも食べてくださったのが、うれしかったです。

それもそのはず。お義父さんが一番好きなケーキは、ウンブリア伝統のトルコロ(torcolo)だと知っていたので、同じ材料を多めに使って、穴のない型に入れて焼いたものだったからです。(卵4個、砂糖125gのヨーグルト容器3杯分、薄力粉125g×6杯分、レモン1個、オリーブオイル125g×1/2、牛乳オリーブオイル125g×1/2、ベーキングパウダー1袋)
オリーブ園が多く、おいしいオリーブオイルの産地でもあるウンブリア州に伝わるケーキなので、バターの代わりに、オリーブオイルを使っています。というわけで、このケーキには、デコレーションのみならず、生地の材料にも、オリーブが含まれています。
家の周囲には、もうわたしの手が届く範囲には、オリーブの実がありません。というわけで、今日はオリーブを収穫する代わりに、ケーキ作りや掃除に励み、ブログの記事も、早く書き終えることができました。午後4時頃、雨が降り出したので、夫たちも作業を中断し、オリーブの実と道具を片づけて、家に戻ってきました。

昼食の片づけのあと、ネコが一匹、興味深げに家の中をじっと見つめていました。



そして、お義父様のお誕生日おめでとうございます♪
なおこさんが作られたケーキ、とっても素敵です♪
とっても綺麗にオリーブが描かれていますね♪
オリーブを長年育てられ、パッションをもって
次の世代に伝えようとなさってるお義父様って
とっても素晴らしく、素敵だと思いました。
猫、一緒にパーティーに参加したかったのでしょうか(w)
うふふ
オリーブをみなさんで摘み取り出荷される工程は大変なんですね。
ご両親さまも優しそうな方ですね、なおこさんお幸せだわ。
ケーキに見とれています、オリーブの枝と実感じがでていますわ。
猫ちゃん可愛い顔してますね、お家に入りたいのかなぁ。
今日は奈良へ鹿に会いに行ってきます、頭でぐいぐいとおされましたのよ、餌を持ってるとわかるのねぇ。
おほめの言葉、ありがとうございます。最初はブドウの実を、オリーブの実代わりにしようと思っていたのですが、我が家でとれたブドウは水分が多くて、実はごく小さかったため、「何とか家にあるもので」と考えて、ピーマンを思いつきました。
義父のオリーブや植物を育てることへの情熱は、夫にもしっかり受け継がれているようです。とは言え、オリーブ収穫は州庁の仕事と二重にもなり、家でも休日にも休めないので、本当に大変そうです。今日は雨なので、夫もゆっくり休むことができます。
猫たち、よく窓の中をのぞき込むんですよ。一体人間たちが集まって何をしてるんだか興味深いのでしょうね。
義父母がいい方なので、本当にありがたいと思っています。奈良の鹿って、本当に人になついていますよね。去年夫と訪れたときも、鹿せんべいを手にした夫が鹿に囲まれ、詰め寄られてびっくりしていました。
庭のネコちゃんたち、みんな可愛いですね♪
オリーブの木って、こんななんですね。初めて見ました。
僕は登山・トレッキングの際にはリュックサックにパンをいくつか入れていきます。パンは軽いですし、暑い日でも悪くなりにくいです。
登山が終わってからのカレーライスとかも最高に美味しいですね。
凸d(^ー^)応援pochi!
中学校の地理の授業で、「地中海性気候・オリーブ・ブドウ」と3点セットで覚えたのをまだ記憶していますが、オリーブが本当に生活にも歴史にも根ざしていることを実感しました。ブドウもワインを通して、オリーブと共に、歴史・食文化・宗教にも深く関わっています。日本ではお米からできたお神酒、カトリック教でよくたとえに用いられ、ミサで使われるのはブドウからできたワインですから、伝統的な農産物の地域に与える影響の大きさをつくづく思います。
収穫しやすいようにオリーブの木が大きく高くなりすぎないようにしている家や農園も多いのですが、我が家のオリーブは義父母が家を買ったときから、すでに植えてから数十年経っていたようで、かなり大きかったそうです。
カレーライスいいですね。こちらではなかなか食べる機会がありません。

オリーブのケーキはなおこさんお手製なのですね!
バターの代わりにオリーブオイル、
愛情たっぷりでとっても美味しそうです。
日本食材の記事も拝見しました↓
さすがにお高いですね。
でも日本でもドライトマトなんて目を剥くお値段ですからしょうがないかな。
焼きうどん、私の母もソース味でしたが、
私はめんつゆで作ることが多いです。
旦那様も美味しく召し上がって下さって良かったですね。
ありがとうございます。今回夫の反応をきっかけに、インターネットのレシピをいろいろ調べてみて、焼きそばの味つけが、人や地方によってさまざまなので、びっくりしました。めんつゆの焼きそばもおいしそうですね!