2010年 12月 02日
ニョッキを作ろう
そこで、お手伝いして、ニョッキ作りを教わりながら、その様子を撮影・取材することにしました。
まずはジャガイモをゆでます。「今回は、ニョッキが作りやすいと聞いたので、皮ごとゆでたけれど、いつもは皮をむいてゆでるのよ。」とのことです。この赤いジャガイモ(patata rossa)は、ウンブリア州の名産地、コルフィオリート(Colfiorito)(記事はこちら)のものです。ゆでた時間は20分。
ジャガイモの皮をむき、裏ごし器で裏ごしします。この際、裏ごし部分は、目の細かい方を使います。
二世代住宅に住む7人分のニョッキとあって、かなりの量のジャガイモを使います。
ゆでて裏ごししたジャガイモの上に、小麦粉と生卵一つを加えます。お義母さん流は、ジャガイモも小麦粉もすべて目分量。後でこねている途中に、足りないと感じたら、少しずつ小麦粉を加えるそうです。今回は、小麦粉を追加する必要はありませんでした。
生卵をほぐしたあと、材料すべてを混ぜ合わせ、みごとな手さばきで、ひたすらこねてゆきます。右手に見えるのは、小麦粉の袋です。
仕上がりまで、あと一歩です。
いよいよ生地が完成しました。
生地の一部を切り取り、手のひらを使って、棒状に細長く伸ばしていきます。
そして、細長い棒状の端から、包丁で少しずつ、トントントンと切って、一つひとつのニョッキを切り分けていきます。
わたしは、指の腹を使って、できたニョッキの中央部をへこませていきます。トマトソースが入り込みやすいようにするためです。指でへこみをつける代わりに、フォークを使って筋を入れる人もいます。
こうして、たくさんのニョッキができあがりました。
沸騰した熱湯に塩を入れ、再度沸騰してから、ニョッキをゆでます。ゆで上がったニョッキはお湯を切り、まずはトマトソース、それからパルミジャーノをたっぷりふりかけて、ニョッキが型崩れしないようによく混ぜ合わせます。
こうして、最初の写真にあるようなニョッキができあがりました。大きい深皿に入っているのは、わたしと夫の二人分だからで、この後、各自がお皿に取り分けて、食べることになります。
あれ、途中でお義母さんの服装が変わっているぞ、と気づかれた方は、観察力の鋭い方です。実は、1枚目と最後の2枚は、昨年12月3日に撮影したものです。昨年、仕事から帰ったとき、お義母さんがニョッキ作りの最中だったので、メルマガにと思って撮影したままだった写真が、ほぼ1年後の今日、ようやく日の目を見ることになりました。
次回は、一人でニョッキを作って、皆を驚かせよう、と考えているわたしです。上手にできますように。
パンでも焼くんですか?くらいの量ですね。まぁ7人分ですもんね。
すごいなぁ、目分量で作れるんだぁ。長年の経験とはいえ、尊敬です。
ところで、お義母さまの目、ダンナさまにそっくりですね。
(本来、逆なんですけど)親子だわ~。
実は私も先日ニョッキを作ったのですが、いまひとつ腰がないって言うか、根性のない出来でした。
(お時間ありましたら→http://phary.blog41.fc2.com/blog-entry-1171.html)
本場イタリアのお母様直伝のニョッキを参考にさせていただこうと思ったのに「目分量」の言葉にちょっとガッカリ。直接教えてもらえるnaokoさんがうらやましいです。
それにしてもすごい量ですね。こね台は専用のものでしょうか?
お義母様のニョッキ、量が多いと時間もかかり、
体力も使いそうですが、手作りだからこそ、
きっと美味しいニョッキなのでしょうね♪
赤色のジャガイモってあるのですね。
是非、なおこさん、美味しいニョッキ作って
また、ご家族と召し上がってくださいませ♪
ニョッキ、おいしそう~~~
大人数だと、テーブルいっぱいになってしまいますね。
質問です。
イタリアの小麦粉って、色々種類があったように記憶しています。
パスタ用とか、ケーキ用とかに分かれているのでしょうか?
それとも日本のように、強力粉、薄力粉などの分別でしょうか?
ちなみに台湾のスーパーで売られているのは、基本的に3種類です。
高筋麵粉
中筋麵粉
低筋麵粉
です。
ジーナ
たくさんのジャガイモの皮を、やけどしないよう気をつけながら、必死でむきました。日本とイタリアでは野菜の大きさが違うことも多いので、ジャガイモを数えるより、後で重さを聞こうと思ったら、「目分量」と発覚しました。
え、そんなに目が似ていますか!? それは気がつきませんでした。今度じっくり二人が並んでいるときに観察してみます。:-)
ニョッキのジャガイモと小麦粉の量の比率や出来不出来は、ジャガイモの種類や質、ゆで方など、さまざまな要因によって決まるようです。同じ種類として売っているジャガイモを使っても、物によっては柔らかすぎたり、しまりがあったりで、それに応じて小麦粉の量も変わってくるとか。目分量になるのは、そのあたりを適宜判断して、小麦粉を後から加えられるようにするからでもあるようです。お義母さん自身も、「今回は今ひとつ」と思うときがたまにあるようで(私たちは十分よくできていると思うときでも)、さらにおいしいニョッキ、しっかりしまったニョッキを作るために、いろんな料理の本や番組に目を通し、たとえば、今回赤いジャガイモを使ったり、ジャガイモを皮ごとゆでたりしたのも、その方がしっかりしたニョッキができると知って、そうしてみたようです。
こね台は、タルト(crostata)などのデザートから、パスタ・ピザ・ニョッキまで、小麦粉をこねるあらゆる作業用に使われています。
愛情と手間をかけて、皆のためにおいしい料理を作るお義母さんは、すばらしいなといつも思います。赤いジャガイモは、名産地のColfioritoに行くと、あちこちの道端で販売されていますし、ペルージャでも「Patate rosse di Colfiorito」(コルフィオリートの赤いジャガイモ」という看板を出して、ジャガイモを売る屋台を、時々道路わきに見かけます。そういえば、昔、夏に愛媛県の山道を車で走ると、スイカがよく道端で売られていたものです。
いつかおいしいニョッキが作れるように、挑戦してみたいと思います♪
おからで作ると、健康にもとてもよさそうですね。ニョッキはおいしいのですが、食べるジャガイモの量を考えると、体重の増加が怖かったりもします。兄弟の多い家族の末っ子として育った義父は、幼い頃、19人が並ぶテーブルで、食事を共にしていたそうです!
ニョッキ、おいしかったです。夫は、ニョッキをゴルゴンゾーラをからめて食べるのが好きなので、いつか昼食に、うれしい驚きを用意できたらと思っています。
イタリアの小麦粉は、farina00、 farina0、farina1などと数字で記されていることが多く、ケーキ作りにはfarina00を使い、今回お義母さんが使った小麦粉はfarina0です。一方、店では、「ピザ用」、「パン用」など用途別の小麦も売られています。
わぁ、ニョッキだぁ〜! 手作りニョッキなんて、憧れます!
茹でたじゃがいもから立ちのぼる湯気を見ているだけで、
すでにおなかがぐう...です。しかも、このジャガイモがまた
おいしそうですね!
目分量というのも、またすごいです。さすが本場。
イタリアのマンマの味って感じなのですね。
生地そのものを作るところまでは、ひたすらこねる体力仕事で
大変そうですが(しかも、この量とあってはなおのことですね!)
金太郎飴のように、トントン切っていく作業からは、楽しそう!
切ってはへこませ、切ってはへこませ...、
なんだか、キッチンでの楽しいお喋りが聞こえてきそうです。
トマトソースとパルミジャーノであえたニョッキは、王道の
おいしさですね。あぁ、食べたい...。
以前、こちらのリストランテでいただいたニョッキのお料理は、
かぼちゃのニョッキ、それから、きのこのクリームソースで
あえたニョッキなどなど...、これもまたおいしかったです。
いろいろなソースで、また違ったおいしさを味わえるのも
ニョッキのたのしみのひとつですね。
私も、いつか手作りニョッキに挑戦したいと思います!
ありがとうございます!
以前友人たちと作ったときは、サフランで鮮やかに黄色い色をつけたり、にぎやかにおしゃべりしたりしていたので、思わなかったのですが、お義母さんの手さばきが鮮やかで早いからか、わたしも熱々のジャガイモの皮むきなどをお手伝いしたからか、かなりあっという間に、ニョッキ作りができてしまったので、びっくりしました。みほさんなら、あっという間にコツを覚えて、美しくおいしい自分風のアレンジを考えられそうです。こちらこそ、うれしいコメントをありがとうございます!
ふむふむ こうして作るんですね~♪
とっても美味しそう!!!
私も1度挑戦してみようかなぁー^^/
でも これだけの量を作るのはホント大変そう・・・
じゃがいもの皮をむくだけでも かなり大仕事ですよね!?
先日はコメントありがとうございました!!
首輪 試行錯誤でやっと長く付けていられそうな物に出会えました☆
本当は 首輪は無くてもいいと思っているんですけどね~
迷子の猫さんのお話などを頻繁に聞くので どうして迷子カプセルを付けたくて・・・
その為だけの首輪だったしります^^;
私もまだ一人では作ったことがありません。お義母さんがあれよあれよと作っている様子を見ると、すぐにできそうに見えるのですが、実際はいかに。
こちらこそ、訪問とコメントをありがとうございます。首輪のデザインがこんなにあるとは思いもよらず、それによく似合っていて、楽しく読ませていただきました。
お腹が空いてる時に記事を読んだので、急にニョッキが食べたくなってきました。どうしましょうー♪