2010年 12月 24日
聖夜を前に

義父母宅のプレゼーペ作りには、姪っ子たちも参加し、ルイージ主導で、作成が進みます。

おやおや、ルイージときたら、空き箱を重ねて、一体どうするつもりなのでしょうか。できるかな、できるかな……

なんと、箱に穴を開け、うまく紙で包みこんで、洞窟を作り上げました。さらに洞窟の手前に、ミニランプの線を通していきます。

協力しながら、洞窟の中に、苔を敷きつめ、穴の奥や手前に、人形を飾っていきます。

まずは、12月12日日曜日に、姪っ子たちと共に、ここまで仕上げました。

仕上げは、わたしとルイージ二人で行いました。夫が洞窟を有する岩山の右手に苔を敷きつめている間、わたしはミニランプの線をツタで覆ったり、人形たちを準備したりしました。

今回、洞窟がたくさんある岩山を作ろうと夫が考えたのは、ソラーノ(Sorano)(記事はこちら)を訪れた際に、岩山の洞窟に作られた住居(abitazioni rupestri)を、たくさん見かけたからです。

洞窟を利用した住居が、ソラーノの町の全景を見晴らせる近くの岩山には、いくつもありました。

池は、わたしが空き袋を使って作ったものです。夫が周囲に小石を敷きつめます。

こうして、今年のプレゼーペができあがりました。夫は、カトリック教の神父であった亡き伯父が、教会に飾る大がかりなプレゼーペの制作を、10代の頃から20年以上もの間、毎年担当していました。時には夏から構想を練り、みごとなプレゼーペで、教会を訪れる人々を感嘆させていたそうです。

義父母宅のプレゼーペを仕上げたあとは、二人で、わたしたちの家のクリスマス・ツリーを飾りました。プレゼーペは木の下です。こちらのモミの木がクリスマス・ツリーに早変わりするのは、今年で4度目です。

こちらが3年前、初めてこのモミの木を飾ったときの写真です。当時に比べて、高さは変わらないものの、枝はかなり伸びて、周囲に広がりました。

ついでに、昨年義父母宅に準備したプレゼーペは、こちらです。使う道具や人形たちは同じでも、毎年異なる飾りつけを工夫しています。
さらに屋内を飾り、掃除をし、そして、皆へのクリスマス・プレゼントを包装して、クリスマスの準備が整いました。

クリスマスおめでとうございます。皆さんが、喜びに満ちたすてきなクリスマスを過ごされますように。



クリスマスが終わると片づけるとすれば、もったいないですね。
子供の頃リカちゃん人形には惹かれませんでした、プレセーペは見入ってしまいます。
素晴らしい~~見とれています。
こういう風に家庭でも作られるのですね~
ご主人様20年もされていましたか、やはり違いますね。
時間をかけて創り上げていく工程は感慨深いですね。
私まで敬虔な気持ちになります~
素敵なクリスマスを~
そちらでは聖夜の投稿だったのでしょうか。
日本は今、25日の午後の2時になるところです。イブは終わりましたが、まだクリスマス当日ですね。
手作り、家庭のプレセーペも、温かい雰囲気があって良いですね。
クリスマスツリーも綺麗です☆
凸d(^ー^)応援pochiリマス☆
クリスマス、おめでとうございます!プレセーペには、寒空の下生まれてくる幼子イエスを偲びながら創り上げ、また見ながら思いを馳せるという宗教的な意義もあります。プレセーペは、東方の三博士が貢物を捧げにイエスを訪ねたという1月6日、主顕節の祝祭日までは、教会や各家庭などに祭られているので、長い間楽しむことができるんですよ。
今回の岩山の洞窟は、発想やつくりがすばらしいので、家族皆で感嘆しました。姪たちも毎回、わたしたちと共に、楽しそうにプレセーペを創り上げています。ありがとうございます。
ムームーさんも、すてきなクリスマスをお過ごしくださいね。
クリスマス、おめでとうございます! 題は、「聖夜の前にしていった準備」という意味です。
かやさんも、クリスマスの1日を楽しくお過ごしくださいね。いつも応援、そして温かいコメントをありがとうございます!
素晴らしいプレセーベ!!!
ご主人様、凄いですね!
手作りのプレセーベがあるお家ってイタリアでもそうそうないのでは?
本物の信者さんなのだなぁと(妙な表現ですが。。。日本ではね、悲しいことにファッションで信仰している人もいるのですよね・・・)つくづく思いました。
本当によいものを見せていただきました、ありがとう!!!
どうぞよいクリスマスをお過ごしくださいね。
このプレゼーペのすばらしい出来に、おくればせながら、コメントさせていただきます。
今頃は素敵なクリスマスを過ごしていらっしゃることと思います。
私の家ではプレゼーペを飾る事はありませんが、ほとんどできてるものを買うのだと思ってました。
手作りでここまで素敵なものが出来上がるとは、さすが20年間の経験ですね!作る段階でもとても楽しそうです!
では、Tanti Auguri!
Buon Natale! ありがとうございます。義父母宅のプレセーペの人形や小道具は皆、夫たちが幼い頃から数十年の間に少しずつ増えてきたかなり古いもので、夫は、手近にある材料を使って、毎年工夫して、いろいろなプレセーペを創り上げています。杏さんに喜んでいただけて、わたしたちもうれしいです。
Buon Natale! 今日は、大家族でのにぎやかな昼食のあと、姪たちと遊んだら、親戚や友人が次々に訪れ、皆で楽しく過ごしました。今ようやく一息ついて、パソコンの前に座ったところです。単に平地に人形を並べる家庭も多いのですが、夫は腕をふるって、いいものを創り上げたいと思うようで、毎年、喜々としながら、アイデアを練り上げています。Tante belle cose!

プレセーペって、人形は増えても、お雛様のように、毎年同じ感じに飾るのだとおもっていました。
独創的にできるし、自分らしさも出せて、とってもイタリア的(というか、ファンタジアのあるイタリア人にぴったりですね)でいいですね!
毎年同じように飾る家庭や教会も多いのですが、夫はどうも、かつての教会での作業も思い出しながら、楽しんで知恵をしぼり、腕をふるっているようです。わたしたち家族もですが、昨日訪れた親戚も、プレセーペを見て、感嘆していました。

今回のプレセーぺにはわたしも感動しました。岩を模した紙を使ったり、ランプで焚き火を表したり、テントの中にプレセーぺを飾ったり、登場する人物や動物を、毎年少しずつ増やしていったり、各家庭で、いろいろな飾り方を工夫しているようです。