2010年 12月 25日
クリスマスの1日
この教会は、聖フランチェスコにゆかりの深い、それは美しい教会です。教会の右手に見える建物には、カトリック教の書籍や土産物が数多く売られています。
さらに、今年12月8日から来年1月2日までは、世界各国のプレゼーペ(presepe)(記事はこちら)を見ることができます。同じ「幼子イエス生誕の場面」を表現しながら、素材も像の姿も背景も、さまざまに異なるので、とても興味深いプレゼーペ展を、わたしたちも、ミサのあとに、訪れました。
たとえば、こちらのハンガリーのプレゼーペは、なんとトウモロコシの葉(foglia di mais)で作られています。
帰宅すると、ちょうど義父母も、教区教会のミサから帰ったところでした。皆で協力して、昼食の準備をします。
昼食の支度が整いました。クリスマスプレゼントも、クリスマス・ツリーの下に並べて、準備完了です。
午後1時頃到着した姪っ子たちと一緒に、クリスマスの記念写真を撮ってもらいました。
プリモは、ペルージャのクリスマス料理の定番、スープ入りのカッペッレッティ(cappelletti in brodo)です。肉を中に包んだこのパスタの名前は、小さい帽子に似ているところから来ています。イタリア語で、帽子はcappello、その縮小形はcappellettoで、この複数形がcappellettiです。ペルージャでクリスマスに食べるカッペッレッティは、鶏の肉・骨を野菜と共に、じっくり煮込んだスープ(brodo)と共にいただきます。
セコンドは、七面鳥(tacchino)とホロホロチョウ(faraona)をオーブンで焼いたものです。つけ合わせの野菜は、サラダ、ローストポテトと、ナスの代わりにフダンソウの茎で作ったパルミジャーノです。
スプマンテで乾杯したあと、クリスマスのデザートの数々をいただきます。テーブルの中央に見えるのは、パンドーロ(pandoro)。右手には、トッローネ(torrone)。
そして、ウンブリアの伝統的なクリスマスのデザートであるセルペントーネ(serpentone)。蛇(serpente)が円を描いた形をした、こちらのお菓子です。ちなみに、serpentoneという単語は、serpenteに、拡大辞の-oneがついたもので、イタリア語で、「大きな蛇」を意味します。店でも売られていますが、このセルペントーネは、義弟マルコのお義母さんの手作りです。
デザートとコーヒーのあとは、いよいよプレゼントの開封です。
姪っ子たちもうれしそうに、次々に包み紙を開けています。わたしたちは、マッダレーナには、腕に抱えているバービーのチョコレート菓子作りセットを、アレッシアには、前に置かれているハローキティのScarabeo(記事はこちら)を贈りました。二人ともまだ、サンタクロースからの贈り物だと信じているようです。
食後は片づけのあと、二人一組で、さっそくScarabeoで遊びました。わたしはマッダレーナとペアを組みました。初めてだという人もいたので、まずは点数はつけずに、順に単語を並べていきました。
ご覧のように、箱だけではなく、ゲームの説明を書いた小冊子や駒、ゲーム盤にも、ハローキティが描かれ、ピンク色が使われています。毎年いつか贈りたいと思いながら、Scarabeoを店で見ていたのでしたが、ハローキティ版を見つけたのは、今回が初めてでした。
こうして午後を家族と共に過ごし、トーディ勢を見送ったあとも、親戚や友人の来客が相次ぎ、一段落ついて、自分たちの家に戻ったのは、午後7時頃のことでした。
なおこさん、写真で着てらっしゃるピンクの服、なおこさんにとってもよく似合ってますよ!
こういうかわいい感じの色、いいですよ♪しかも、とっても暖かそう♪
cappellettiってトルテッリーニとはまた違うのかしら?セルペントーネというのもはじめてみました。
なおこさんがこうやって紹介してくださるので、新しいものを知ることができてとても楽しいです。
きゃ~!パンドーロだぁ!!!たべた~い!!(あ、でもトッローネのほうが減っている・・・)
日本では、パネットーネは(味がちょっと違うけど)手に入るし、うちでも作ったりするのですが、パンドーロは売られてないんですよねぇ。
パンドーロは家で作るには、醗酵時間と手間がかかりすぎて、どうも作る気が起きない・・・。
日本では、お正月ダンナの実家にいくのを嫌がる嫁が多いですが(笑)イタリアのように、何かと家族が集まるのって(面倒な時もあるけれど)とっても良いと思います。実際こういうのって楽しいですし。
日本のクリスマスは相変わらず、イベントとカップルで盛り上がってましたよ~(笑)
実はアメリカのロサンジェルスの町の名が、この教会に由来しているということを、今回この記事を書くにあたり、調べていて、初めて知りました。外もですが中の礼拝堂や彫刻、絵画、壁画も本当に美しいのですが、残念ながら聖堂内は撮影禁止でした。
おほめいただき、ありがとうございます。寒がりなので、皆に笑われながら、冬は厚手のセーターを何枚も着こんでいます。
トルテッリーニとの決定的な違いは、やはり一つひとつのパスタの形だと思います。カッペッレッティは、一つひとつをよく見ると、ゆでる前の方が分かりやすいのですが、ちょうど小さな帽子のように、一方が幅の広い帽子のつばのようなものに囲まれた、ほぼ平らな形をしていて、肉の詰まった部分は、その平らな部分のつばを除いた中心部の上に、小山のように盛り上がっているのです。セルペントーネにしても、やはりイタリアには各地にいろいろなお菓子や料理があって、おもしろいと思います。(つづく)
トッローネの方が減っているのは、パンドーロの方が後からテーブルに運ばれたからなのです。パネットーネをお宅で作られるとはすばらしい! イタリアではクリスマスを過ぎると、パネットーネもパンドーロも値段が急降下して、スーパーの店頭で、とんでもなく安い値段で売られるんですよ。
日曜や祝祭日は、家族と過ごす時間がとても長くなります。自分の時間も少しほしいとは思いながら、やはり、時々こうして、大家族が集まって過ごすときを持っていく大切さを思います。今日も、イタリアでは聖ステーファノの祝日なので、今から義父母、義弟パオロ夫妻と伯父と共に昼食です。
アッシジのこの教会、行きそびれたんです・・・
本当にドジで、前を通り過ぎてしまったの。。。
なので、もう一度アッシジに行きたいなぁと思います。
クリスマスのテーブル、たくさんのお料理で準備するだけでも大変だろうなぁと思うのですが、マンマたちはいとも簡単になさるのでしょうね。
へびの形のお菓子、ユニークですね~
私もこのお菓子の由来が知りたい!
クリスマスから続く親族との集まりは、もしかしてベファーナの日まで続くのでしょうか???
もしそうなら・・・お腹がはちきれちゃいますね^^
聖フランチェスコの人生と関わりの深い小さな美しい礼拝堂が、教会の中、祭壇の近くにある、とてもすてきな教会です。また内部の写真もあるウェブページへのリンクを貼って、ゆっくりご紹介するつもりでいますが、ぜひ一度お訪ねください。特にこの時期は、世界中の興味深いプレセーペを見ることができます。
年末年始は例年わたしたちは友人たちと一緒に過ごしますが、やはりここでも食べに食べることになります。昨日は「食べ過ぎたので、夕食は抜き」と言いながら、ついつい誘惑に負けて、パンドーロを二切れ食べてしまいました。だったら夕食を食べた方がカロリーも低く健康的でした。
音楽会ではありませんが、夫が属する合唱団のコンサートでは、よく写真を撮ってしまうわたしです。
素晴らしいクリスマスの様子見ていて
私もご一緒させて貰ってるような気持ちに
なりました~
蛇の形の意味があるのですねぇ~
皆さんのこれからの過ごし方も楽しみです。
私はまだ片付けていますのよ、合間を見て夕陽を
見て来ましたの。
やはり家族で過ごすクリスマスが一番だと私も感じます。
毎年クリスマスとお正月は家族と過ごしているのですが、特別なディナーをみなで囲むとごはんが更においしく感じられるのですよね♪♪
私も週末はうっかり食べすぎてしまいました。
セーブしなくちゃ…
イタリアでは昨日も聖ステーファノの祝日で、トーディ勢こそ来なかったものの、皆で一緒に昼食をとったんですよ。「休息日には働いてはいけない」ということで、今日はわたしも掃除に励みます! 夕陽を眺めに出かけられるって、すてきですね。
サーペント→セルペントーネで大きな蛇という意味なんですね。
大蛇なのにお菓子だとかわいらしさがありますね。
クリスマス当日の様子も楽しそうですね☆
あっという間に、日本はもうすぐ28日になります。
あといくつ寝るとお正月~♪です。
凸d(^ー^)応援pochi!
イタリアでも日本でも、クリスマスや年末年始に食べるものには、お菓子に限らず縁起をかついだり、意味を持つものがあったりして、おもしろいですね。日本のお正月が懐かしいです。
いつも応援、ありがとうございます!
セルペントーネってどんなお菓子なんでしょう。食いしん坊の血が騒ぎます :)