2010年 12月 29日
年末年始のコルチャーノ2
町の展示会場で、地元の特産物であるオリーブ・オイルやワインなどの味見をし、また、購入することもできるのです。ところで皆さん、この顔に見覚えはありませんか。
手の上には、白トリュフ(tartufo bianco)。そうです。12月12日に、愛犬マリーナと共に、白トリュフ狩りの様子を見せてくださった、搾油場のルイージさんです。
搾油場、Frantoio Brunelliは、広大なオリーブ園を有する、コルチャーノの農場だからです。
ちなみに、パスタを食べた際に、あまり白トリュフの味がしなかったのは、「すりおろしはご法度」という禁則を、わたしたちが犯してしまったからのようです。特別な器具を使って、薄切りにしなければいけないし、オリーブオイルにつけても、白トリュフの味が染み出すわけではないそうです。
食べ物を売る人や店は、町の通りに飾られたプレゼーペの中にもありました。こちらでは、パンや生ハム、サラミ、そして、玉ネギを売っています。
果物や野菜の露店もあります。
食用となる鳥や卵も売っています。ペルージャで毎年11月初めに催される「死者の市」でも、中世の頃は、こうして家畜もたくさん売られていたそうです。
豆類の量り売りまでありました。
「芸術」に関しては、ペルジーノの祭壇画のある教会で、合唱団、コラーレ・テティウムのクリスマス・コンサートがあったほかにも、さまざまな合唱・演奏を楽しめるコンサートがありました。
そして、街角のあちこちで、芸術作品の展示・販売が行われており、
たとえば、こちらの教会では、蠟で作られた幼子イエスの人形の展示がありました。
友人たちと新年を迎えるため、出発する大晦日に向けて、大掃除中のわたしです。出発前に、外出中の分も、記事を投稿することができるでしょうか?
日本は30日になりました☆
白トリュフ再び登場ですね。薄切りにするべきだったのですか、なるほど。
イタリアの冬は雨がちなのですか?
九州の年末は荒れ模様になりそうです。
凸\(^ー^)応援ぽちり!
ペルージャでは秋から冬に雨がよく降ります。最近、イタリア北部での大雨による洪水の被害もよくニュースに登場しますので、雨がよく降る地方が多いのだと思います。かやさん、ということは、荒れ模様をご承知で、九州に旅行されるのですか!? うちの夫も海が荒れて波が高いのを見るのが好きなのですが…… ちなみに、初めて夫と日本を訪れたときは、台風を避けて10月にしたのに、三つも台風に、そして、その一つには鳴門海峡で出会いました。
いつも応援をありがとうございます! 安全に気をつけて、旅行を楽しんでくださいね。
これは、旅行会社が飛びつきそう(笑)
そうなんですか。トリュフってすりおろしちゃいけないんですね。
食べる機会がないんで全然知りませんでした。あれ?トリュフ塩などで売られているあのトリュフはなぜあんなに香るんだろう?香料かしら?
それにしても町のプレセーペ、リアルすぎっ(笑)
夕方、町を歩いていたら、人形だとわかっていても、ビクッってしそうですね~。
なおこさん、今年、こうしてなおこさんとコメントのやり取りができて、とっても楽しかったですし励まされました。ありがとうございます。
来年もどうぞ、宜しくお願いします。楽しい新年をお迎えください。
では最後に、応援に加え感謝の気持ちを込めて、恒例のぽち!
今朝は曇り空で、朝焼けが見えます。山中の修道院で新年を迎えるつもりなのですが、雨が降ると、寒さで道路が凍結する恐れがあり、そうなると出発できないので、微妙なところです。
おいしそうなお節料理の準備が、着々と進んでいますね。大晦日の晩は、料理を持ち寄ることになっているので、わたしは今日巻き寿司をたくさん作ります。とても喜んでくれるし、温める必要もないし、運ぶのも楽で、言うことなしです。
応援のぽち、ありがとうございます!
黒トリュフは比較的安いし、ペルージャではよく採れるので、食べる機会も多く、こちらはすりおろしていただきます。黒トリュフの料理法を、白トリュフに応用したのが、そもそもの間違いの元だったようです。
確かに、暗い街角に立っている人形は、後ろからだと本当の人のように見えました。そう言えば、日本の怪談で、町で会う人がすべてのっぺらぼうだったので、驚き慌てて家に飛び込んだら、妻ものっぺらぼうだったというのがあった気がします。
わたしこそ、Delfinoさんとコメントを通してお話しする機会が多く持てて、うれしかったです。遠く離れて、異なる環境に暮らしているのに、イタリアを通じて知り合えて、心が通うのはすてきなことだと思います。
Delfinoさんも、すてきな新年をお迎えくださいね。恒例のぽち、ありがとうございます!
日本の怪談、小泉八雲の「むじな」ですね。最後の「お前さんが見たのは、こんな顔だったかい?」というような台詞が、印象に残っています。ほんとだ、暗い夜に見たらドキッとしそうですね。:)
ペルージャでは、店でも家でも黒トリュフはよく見かけるので、てっきり、白トリュフも黒いものと同じで、すりおろして……と思ったら、実は、それはご法度だったのです。せっかくの白トリュフが「猫に小判」。まあ、土から掘り出すところを見るだけで、十分に楽しめたのでいいのですが。ポルチーノや黒トリュフはよく手にする、キノコ狩りの好きなフランコでさえ、白トリュフを自ら料理することになったのは、初めてだったのです。