2011年 01月 02日
新年に乾杯!
この教会のある町は、Sant’Agata Feltria。ペルージャから昼過ぎに到着したわたしたちは、すでにリミニから来ていた友人たちとあいさつしてから、教会わきの宿泊施設に荷物を置き、町を散歩しに出かけました。
坂道を下っていると、左手の建物の中に、美しいプレゼーペ(presepe)が飾られていました。
町の広場(piazza)に面したこちらの建物は、劇場、il Teatro Angelo Mariani です。
城塞(Rocca)へと続く、石畳の階段と、両側に建つ家に、趣があります。
こちらが、城塞、Rocca Fregoso。わたしたちは、大晦日の晩、真夜中直前に宿を出て、新年の訪れを、この城塞で迎えました。
高い位置にあるので、教会の尖塔や雪が積もった家々の屋根が、下方に見えます。
この尖塔を持つ教会(collegiata)は、町の中心にあり、祭壇前には、みごとなプレゼーペ(presepe)が飾られていました。
散歩を終えて、元修道院であった、教会付属の宿まで戻ると、ちょうどフランコたちが、リミニから到着したところでした。
総勢約40名でのにぎやかな夕食のために、早くから皆で準備を始めます。次から次へと皆で食器棚から運び込む食器を洗っているのは、ブルーナとマルゲリータ。
食器の準備が整い、次々に人が集まってきます。手前には軽食用のテーブルが用意されました。奥のテーブルでは、さっそくにぎやかにゲームが始まっています。
午後5時半から、宿が隣接する教会、Santuario Madonna dei Cappuciniで、年の締めくくりのミサに参列しました。
この日の夕食とデザートは、各自が作って、家から持ち寄りました。わたしが用意したのは大量の巻き寿司。手前の一皿に加えて、奥にももう一皿あります。ルイージは前日まで仕事で忙しかったため、今回は、デザートを手作りする代わりに、セルペントーネを購入しました。
ただし、イタリアで新年を迎えるのは欠かせないヒラマメ(lenticchia, pl. lenticchie)とザンポーネ(zampone)などは、船長スピーディと働く海の男、ルチャーノたちが、宿の台所で調理していました。
さて、大きなテーブル四つに皆が並び、それぞれのテーブルで、代表者が、新年に向けて思うことを述べたあとで、グラスを合わせて、乾杯しました。順に、料理が並ぶテーブルまで出向いていきます。子供たちは、皆が同じテーブルで食事をしています。
こちらはデザートのテーブルです。セルペントーネ(serpentone)が二つ並んでいます。やはり新年を迎えるのに欠かせないブドウに加えて、シュトルーデルもあります。
2010年最後の二人での写真も、撮影してもらいました。
新年が訪れる20分ほど前に、有志は宿を出て、城塞、Rocca Fregosoに向かいます。
イタリアで新年の祝いに欠かせないのは、また花火です。子供たちは、うれしそうに線香花火を楽しんでいます。
フランコの時計を基準に、カウントダウン。2011年の訪れと共に、スプマンテの栓を抜き、皆のコップについでいき、乾杯。そして、皆と、「新年おめでとう!」と、あいさつをしていきます。
やがて、あちこちの町で打ちあがる花火や、誰かが城塞にしかけた花火が、暗い夜空を華やかに彩り始めました。ひとしきりおしゃべりをしたあと、宿に戻り、わたしはその後すぐ、午前1時頃床につきましたが、夫や友人たちは、午前2時、3時頃まで長い間、さまざまなゲームに興じていたようです。
皆さん、新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします^^
40名で迎える新年!
さぞかしにぎやかで楽しくていらしたことでしょう!
そしてなんてたくさんの太巻き寿司~
作るの大変だったでしょう?
きれいに巻けていて、見事ですね♪
イタリアの新年を迎える行事は、にぎやかなんですねぇ!
日本でも最近カウントダウン!なんてTVでやっていますけれど、イタリアのそれにはかなわない!
今年がnaokoさんにとって素敵な年でありますように!!!
こちらこそ、今年もよろしくお願い申し上げます。なかなかにぎやかな年末年始で、楽しく過ごしました。車に揺られている間に、丸かった巻き寿司がすっかり角ばってしまったのですが、みんなが喜んでくれたので、うれしかったです。
こういう小さな町でも、各種花火をたくさん売っている店があって、驚きました。もう一つ驚いたのは、線香花火を持った手を、子供たちが振り回していること。日本では、考えられないと思うのですが、最近では日本でも、こういう花火の楽しみ方をするのでしょうか?
杏さんにとっても、新しい年が、充実したすてきな1年でありますように!!! 今年もよろしくお願い申し上げます。
持ち寄りパーティー楽しいですよね^^
真っ先に目が行ったのがなおこさんの作ったお寿司だった私はやはり生粋の日本人だと思いました。笑
来年は私も花火を見ながらのカウントダウンをしたいなあ。
本年も引き続きよろしくおねがいします!
本来はカウントダウンのあとで花火が上がるそうなのですが、子供たちは待ちきれなかったようで、花火と共に新年を迎えました。日本でも、最近では新年に花火の上がるところがあるのですか? もしなかったら、自分で買うこともできますよね。
こちらこそ、今年もよろしくお願いします!
Felice Anno Nuovo anche a te! ヒラマメは、「食べたら金持ちになるっていうから毎年食べてるけど、そんんなにたくさんの金を見たことないぞ。」と言いながら、しっかり食べている人が何人かいました。日本でもイタリアでも、年末年始に縁起をかついで食べるものがそれぞれあって、興味深いです。年越しそばが食べられなくて残念ですが、「郷に入れば郷に従え」ということで…… こちらこそ、今年もよろしくお願いいたしま~す! ← この「ま~す!」で、サザエさんを思い出してしまうのは、わたしだけでしょうか?
明けましておめでとうございます。わたしもお仕事の進捗ぶりを楽しみにしています。こちらこそ、今年もよろしくお願いします。少し風邪を引いてしまったのですが、明日は友人を訪ねて、スポレートを訪れるつもりです。