2011年 01月 18日
京都、醍醐寺の桜
イタリアを3月24日に発って、日本、そして京都に着いたのは、翌25日。26日に訪れた大原でも、27日の朝訪れた寺社でも、桜の開花はまだ今ひとつだったので、こちら、京都醍醐寺の美しい桜を見て、息をのみました。
わたしは、愛媛県に住んでいた頃、校庭や川沿いに植えられていた桜並木の、薄いピンクの花がいっぱいに咲く様子を、イタリアに住みながら、恋しくなつかしく思っていました。
花盛りの桜を眺める喜び、心が満ちる感じを、再び味わいたいと思っていました。
大学の授業の関係で、花見の時期に帰るのには、実は少し無理があったのですが、この年は、かなりの時間数の授業を振り替えて、旅行に踏み切りました。
無理をしても、桜が花開く時期の京都を訪れて、本当によかったと、心から思いました。
思いもよらぬほど、さまざまな色の、形の、種類の桜があることに、驚き、そして、感銘を受けました。
夫も、日本の桜が、これほどまでに美しいとは、予想していなかったようで、二人で、一つひとつの桜の美しさに感動しながら、境内を歩きました。
池の水面に姿を映す桜にも、風情があります。
桜だけではなく、日本庭園の美しさも、楽しみました。
平日だというのに、同じように花見に訪れた人が、大勢いました。
「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし 在原業平」
やれ桜が咲いたか、やれ雨風で桜が散るまいかと、花を愛して心を砕く日本人の心は、今も昔も変わりません。
桜の美しい国に生まれたこと、桜を愛でる文化に育ったことを、改めて、うれしく、誇らしく思いました。
LINK
春は桜。京都の美しい桜や、イタリアでは実が目当てで桜を植えることについては↓
Spettacolare Fioritura dei Ciliegi in Giappone con foto ↓
- 日本の桜1 はじめに / Fioritura dei Ciliegi in Giappone
Fioritura dei Ciliegi a Kyoto, spiegazioni anche in italiano ↓
- 日本の桜2 京都大原三千院 / Tempio Sanzen-in, Kyoto
- 日本の桜3 京都大原実光院 / Tempio Jikko-in, Kyoto
- 日本の桜4 京都大原宝泉院 / Tempio Hosen-in, Kyoto
- 日本の桜5 京都、渉成園 / Giardino Shosei-en, Kyoto
桜咲く京都はまだ見たことがありません。
混雑を考えると勇気がいるというか…汗
紅葉は一度見に行きましたが、寺社が一層美しく見えるのですよね。
平日休みを取れば少しはよいかしら。。
私は桜吹雪が大好きです。
今年は私の彼のお母さんが3月末にいらっしゃるようなので桜めぐりが楽しみです。
日本の桜の美しさに惹かれるのは昔も今も変わりませんね。
醍醐の桜は見事だと思いました。
もう数十年前に醍醐の太閤花見行列に娘も出ました。
それ以来見に行ってませんが、素晴らしい写真に出会えて
良かったですわぁ。
>花を愛して心をくだく
素敵な言葉ですねぇ~
やっぱり桜はいいですね(≧∇≦)/
美しい風景を見慣れたご主人にも、
感動して頂けたようで本当に良かったです。
もっとずっと若い頃は、桜を意識したことなどなかったのですが、年々その美しさに心を奪われるようになりました。特に満開に咲き誇った桜が、ひらひらと舞い散る様子が大好きです。
東京の千鳥が淵~靖国神社の桜も素晴らしいです。
江戸城のお堀に咲き誇る様は、外国の方にもきっと感嘆して頂けると思います。
いつか機会がありましたら是非♪
そうなんです。当時はまだ少し円が安かったのですが、それにしても税もすべて込みでのこの値段は魅力的で、仕事は何とかなると、すぐに帰国を決めました。紅葉の京都も、きっと格別に美しいことでしょう。いつかぜひ見てみたいと思います。平日には花の時期でも、それほど混雑しない中で、花を楽しむことができました。
花見行列にお嬢さんが参加されたのですか!ご本人もムームーさんもさぞや胸が躍り、すてきな思い出となったことでしょう。
業平は「桜のおかげで春は気もそぞろ。なければどんなに穏やかに過ごせることか。」と、逆説的に桜への愛情を表現しているのですが、桜の花でも愛する人でも、本当に大切なものは、喜びの種であると同時に、時に苦しみの種にもなるように思います。
満開の桜と舞い落ちる花びら、すてきですよね。わたしも大好きです。兼好さんは、「桜も満開のときばかりでなく、少しだけ咲いたときでも、散ってしまったときでも風情がある」と言っていますが、やっぱり木全体が咲き誇る桜には、何か特別な美しさと、崇高なものを感じます。
例の日本旅行写真日記をつづった友人の、映画版の日本旅行記を見て、夫も今度は東京にも行きたいと行っています。次回は紅葉の時期にと思っているのですが、いつか、ゆんさんのおっしゃる東京の桜もぜひ見てみたいと思います。美しい桜を楽しめる場所が、日本各地にあるのがうれしいです。
これはキレイですね。行って良かったですね~。
私が見たい桜の名所は弘前城公園かなァ~。京都も桜の時期は行った事がないので一度は見たいです。
優美な京都に対して弘前は豪快ですね・・・。
寒いこの時期、春が待ち遠しいですね。
弘前ですか! 京都の桜もわたしには豪快に思われたので、本当にみごとなんでしょうね。訪れた寺社ごとに、桜の種類や木の配置がさまざまで、どの桜も美しいので、感動しました。
我が家のテラスには鉢植えの椿が四つあります。日本では冬に咲く椿が、イタリアでは春、3月にならないと咲かないようで、少しずつ膨らみゆくつぼみを見ながら、春が待ち遠しいです。
美しい古都にお住まいなんですね。住んでいるがゆえに、あえて地元の観光名所には足が向かないということは、わたしにもありましたし、イタリアにもそういう人がいます。京都には、美しい桜の名所がたくさんあります。お忙しいとは思いますが、ぜひ足を運んでみてください。
日本の桜の美しさは、自慢ですよね。私も、なおこさんだったら、絶対にご主人に見せてあげたいと思います。
でも、日本に住んでいながらも、京都の桜を拝んだことのない私。もったいないなぁ...と思います。いつか、この時期に出かけてみたいです。(あと、京都の紅葉も...)
私の自宅の近所にも大きな公園があり、春になると桜が見事で、お花見スポットになっているのですが、桜が満開の様子って、綿菓子のようでもあり、雪のようでもあり、あたりが白く、ぼんやりとうつるような感じがして、実に妖艶ですね。夢かうつつかわからなくなるような、ぼやんとした心持ちになります。それこそが、桜の美しさでもあり、ちょっぴりコワいイメージでもあるのかな。満開の一歩手前くらいのところが、いちばん好きです。
桜といえば、桜をつかったスイーツも大好きです。
桜の葉の塩漬けの、独特のかおりと塩気が好きで、この季節は、いろいろなお菓子をアレンジしては作ります。海外の方は、SAKURAのテイストって、どんなふうに感じるのかな。かなり興味あります。
京都の桜があまりにも美しいので、本当に感動し、さすがに、遠い昔に桜を愛する文化が、帝や貴族たちによって生まれ育った土地だけあるなと思いました。春の京都では、きっと、みほさんの絵心とお菓子作りの創作意欲をそそる桜やゆかりのお菓子との出会いが、楽しめることでしょう。
妖艶、夢かうつつかという怖いくらいに美しい桜のイメージ、よく分かります。梶井基次郎の『桜の樹の下には』。最初は驚いてなんだこれは、と思ったのですが、授業で教えたりして読むうちに、好きになりました。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000074/files/427_19793.html
桜にゆかりのお菓子やお茶菓子などいろいろなものを食べたので、夫の感想がわたしの頭の中でごっちゃになっているのですが、桜餅は気に入っていたように思います。わたしも桜を使った、あるいは桜をイメージしたお菓子、大好きです。花弁を思わせる薄いピンク色にや緑の桜の葉、ほんのりと甘く辛い、花の美しさを目だけでなく口でも味わえるようで……
京都の櫻、風情があって、すばらしいですね~☆☆☆
日本に住んでいるのに京都の桜も京都の紅葉もまだ見たことがありません…。土日に行っても混雑しているので、できれば平日に行きたいですね。
兵庫県の姫路城の桜や、滋賀県の彦根城、長浜城の桜もオススメです。やはり土日は混雑しますが。
凸d(^ー^)応援pochi!
そうなんです、京都の桜の美しさには、ただただ感動しました。妹が京都に住んでいるおかげもあって、京都のみごとな桜を堪能することができました。紅葉もぜひ一度見てみたいし、夫に見せてあげたいと思います。この時は、彦根城の桜も見に行ったのですが、残念ながらまだ花の開き具合は今ひとつでした。かやさんは、山だけではなく、お城もお好きだとお見受けしました。
いつも応援をありがとうございます。
BBが初めてヨーロッパに行ったのは、今から36年前です。
初めての飛行機で日本を眼下にみた感激と驚き。
ヨーロッパの街並み。本や話では聞いていたけれど、馬車の通った石畳を、この足で踏みしめた時等。
同じ様な思いを,ご主人様もなさったのでしょうね。
綺麗な桜ですね==。
イタリアにも桜の木はあるのですが、花は純白で木の枝ぶりにはあまり変化がなく、サクランボ目当てに植えている感があります。日本の桜は色も違うし…と説明もしましたし、一度わたしが「桜を愛する平安貴族の文化や和歌」について講演したときにも、聞きに来てはくれたのですが、やはり、自分の目で見て初めて、その美しさに打たれたようです。
ヨーロッパの町並みでも日本の桜でも、やはり映像や写真では伝え切れない美しさがあるので、実際に目にしたときの感動が大きいのでしょうね。