イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

映画、『英国王のスピーチ』

 昨日はインフルエンザを患って以来、久しぶりに外出し、映画、『英国王のスピーチ』を見ました。英語の原題は”The King’s Speech” 、イタリア語の題は、 “Il Discorso del Re” です。

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Cruise – Loch Lomond, Scotland    23/6/2007

 久しぶりに、特撮や美男美女でごまかさない、すばらしい映画を見たと、夫と二人で感動しました。ごく当たり前のことですが、国王もやはり一人の人間であり、皆と同じように何かしら欠点があります。後に、国王ジョージ6世(現エリザベス女王の父君)となる運命を追う主人公の場合には、吃音で公の場で話すことができません。けれど、王室の一員として、そして、やがては国王として、公の場で話をすることを余儀なくされたとき、心を支え、励ましてくれる妻や温かく優秀な吃音治療医のおかげで、自分の弱さと葛藤を続けながら、訓練を続けていきます。

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 英国王室にも歴史にも興味がない、という場合でも、一人の人間が、自分の弱点を克服しようとひたむきに努力する姿や、それを脇で支える家族、そして、王と治療医の間に築かれていく友情と信頼が非常にすばらしい映画ですので、ぜひご覧ください。映画の筋が分かってしまうので書きませんが、この吃音治療医、ライオネル・ローグの経歴が途中で明らかになると、なおさら、彼の治療にかける信念と患者への愛情、治るという確信、そして、国王との出会いのすばらしさに感動しました。

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 日本では、2月26日に公開されるというこの映画、世界各国で絶賛され、賞も多数受賞しているようです。残念ながらイタリアでは、例によって、英語がイタリア語に吹き替えられていました。言葉とその話し方自体が鍵になる映画ですので、ぜひ将来英語で再度鑑賞したいと思っています。

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 イタリア語版の予告編を見てみたいという方はこちらをどうぞ。


(*追記: 日本語版・英語版の予告編へのリンクは、2018年3月現在無効であるため、削除しました。)

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 写真は、2007年6月に、新婚旅行でスコットランドのロモンド湖(Loch Lomond)を訪れ、船で周遊したときのものです。ご覧のように、湖畔のラス(Luss)という美しい村で、結婚式を見かけることができました。伝統の衣装を身にまとい、バグパイプの演奏に導かれて人々が進んでいく様子が、印象に残りました。

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リンク
- amazon.co.jp - 『英国王のスピーチ』 コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]
- amazon.it - film DVD, "Il Discorso del Re"

スコットランド旅行の記事へのリンク
- スコットランドの思い出 / Viaggio in Scozia
- 船でネス湖、古城めぐり / Inverness, Loch Ness & Urquhart Castle

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-02-02 13:14 | Film, Libri & Musica