イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

湖とマッジョーレ島1

 今日も朝からいい天気で、洗濯機を2度回しました。温かい日ざしのもとで散歩しようと、ペルージャの北西にあるトラジメーノ湖(Lago Trasimeno)に向かいました。

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 ペルージャからトゥオーロ(Tuoro)までは、車で約30分。無料の駐車場に車を置いて、フェリー(traghetto)で、写真の右手に見えるマッジョーレ島(Isola Maggiore)を訪れます。湖畔の砂浜から、長い桟橋を渡って、フェリーに向かいます。小さなフェリーが桟橋の左手に見えています。

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 料金は乗船してから支払います。右にマッジョーレ島、左にミノーレ島(Isola Minore)があります。

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湖畔に見つけたトラジメーノ湖の案内看板から

 トラジメーノ湖の三島のうち、最も大きいのは、ポルヴェーセ島(Isola Polvese)(記事はこちら)で、自然の美しいこの島が、わたしたちのお気に入りなのですが、冬はフェリーの便がないので、訪れることができません。

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 湖の色は、天気や日光の当たり具合によって、青、水色、薄緑色、そして灰色と、さまざまに姿を変えます。今日は天気がいいので、海を思わせるような、鮮やかな青い色をしていました。

 フェリーはトゥオーロの港を午後3時40分に出て、まっすぐにマッジョーレ島へと向かいました。到着予定は10分後の午後3時50分。もう島が近づいてきました。トゥオーロ・マッジョーレ島間は、二人分の往復料金が10.20ユーロでした。

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 右手に港と桟橋が見えます。島はオリーブの木々に覆われ、一番高いところに、美しい古い教会が建っています。水際と平行に家が立ち並んで見えます。この家の並ぶ通りが小さなマッジョーレ島の中心街で、夏にはバールやレストラン、土産物屋が並び、観光客も大勢訪れるので、なかなかにぎやかですが、今はひっそりと静まりかえっています。

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 わたしたちと同じフェリーで、島を訪れた観光客が二人いました。1時間ほどの散歩の間に、ごくわずかしかいない島の住民、二人に会いましたが、博物館も店もすべて閉まっていて、何だか世界から忘れられたような風情がありました。道の左手に立っている看板は、島のレストラン、Ristorante l’Oso(記事はこちら)のものです。湖の眺めを楽しみながら、手頃な値段でおいしい魚料理が食べられるので、わたしたちのお気に入りのお店です。

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 こちらは中世、13世紀に建てられた家で、その名も、「中世の館」(il palazzetto medievale)。

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 16世紀に建てられた、こちらの礼拝堂の名は、l’Oratorio della Buona Morte。訳すと、「安らかな死の礼拝堂」という何とも物騒な名前なのは、マッジョーレ島で、貧しい人や身寄りのない人でもきちんとした永眠の場を得ることができるようにと、活動していた信者会によって、建てられたものだからです。

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 家々の前を通り過ぎてからは、オリーブの木々の間を、少しずつ登っていくことになります。

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 坂の突き当たりにあるこちらの門構えの向こうには、遠い昔には、大きな修道院がありました。修道士たちが去ったあと、修道院は貴族が所有するものとなったのですが、この数年ずっと改築中で、大がかりな美容センターができる予定だと聞いています。

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 少し道を引き返して右に曲がり、さらに坂道を上って行くと、オリーブ園の向こうに、教会の鐘楼が見えてきました。

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 夫と話をしている方は、冬もマッジョーレ島に暮らす、ごくわずかな住民の一人。犬と一緒に散歩を楽しんでいるところです。教会の左手の、塀に囲まれたところには、墓地があります。

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 この教会の前からのトラジメーノ湖の眺めが、本当に美しいのです。右手には、オリーブの木々の間に、マッジョーレ島の港の桟橋が見え、さらに右の方には、フェリーで出発したトゥオーロの港も、垣間見えています。

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 左手には、少しずつ傾きある太陽が、まぶしい光を湖水の上に投げかけて、輝く道をつくりだしていました。

⇒「湖とマッジョーレ島2」につづく(リンクはこちら

⇒公共の交通機関を使っての行き方や、島に住む野生のウサギとキジ、今回は訪ねなかった場所については、記事、「夏のマッジョーレ島」(リンクはこちら)で、ご紹介しています。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-02-04 23:53 | Umbria