イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

バレンタイン小旅行

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2月14日月曜日は、バレンタインデーを祝うために、1泊2日の小旅行に出かけました。

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 訪れたのは、ラッツィオ州の ヴィテルボ(Viterbo)の町とその周辺です。写真は、ヴィテルボの町のPorta Fiorentina(フィオレンティーナ門)から城壁内に入って、門とRocca Albornoz、噴水を撮影したものです。

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 朝ペルージャを発って、まずは、宿泊予定のヴィテルボ郊外のアグリトゥリズモに、荷物を置きに行きました。すぐ近くを電車が通ってはいますが、宿を取り囲む自然の美しさに感嘆しました。

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 ヴィテルボを旅行先に選んだのは、こちらの温泉、Terme dei Papi(テルメ・デイ・パーピ、訳すと「教皇たちの温泉」)で、リラックスするためです。右に掲げてある看板を見ると、エトルリア人に発見されたこの温泉は、教皇たちだけではなく、古代ローマ時代の執政官やダンテ、ミケランジェロも、この温泉を愛し、足を運んだと書かれています。

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 正午頃に、ゆったりとした広い温水プールで、照りつける太陽のもと、温泉浴をしばらく楽しんだあと、温泉施設内で、セルフサービスの昼食を食べました。前日食べ過ぎたので、あっさりとした昼食をと思っていたのに、ミラノ風カツレツを見たとたんに、ついつい食べたくなってしまいました。食べ始めてかなりしてから写真を撮ったので、食べる前は、カツレツはもっと大きかったし、野菜も量がもっと多かったことだけ、一言申し添えておきます。

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 食後は、すぐに温泉プールに入るわけにもいかず、また日差しがあまりにも強かったために、しばらく温泉施設から出て、車で近くのヴィテルボの町を訪れ、散歩を楽しんでから、夕方再び温泉に戻ることにしました。

 高い城壁に囲まれたヴィテルボの町を、夫と二人で、あちこちの街角の美しさに、目をみはりながら、散歩しました。写真は、13世紀に建てられたPalazzo Papale(教皇の宮殿)です。

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 午後3時から午後5時まで、ヴィテルボの町を散歩して、すっかり歩き疲れてから、再び温泉、Terme dei Papiに戻りました。駐車場を歩いて、温泉に向かう途中に、沈みゆく夕日を見ることができました。

 温泉の中で、くたびれた足をゆっくり休めながら、西の空が徐々に茜色に染まっていく様子を楽しむことができました。午後6時半頃に温泉を後にしたときには、とっぷり日が暮れていて、駐車場から温泉プールの方向を眺めると、濃紺の空に白い湯煙が、もうもうと立ち上っていました。

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 宿泊したAgriturismo Poggio della Guardiaと同じ名前、同じ敷地内にあるレストランで、夕食を取りました。バレンタインデーだからということで、テーブルには、ハートに囲まれた赤いろうそくがともされ、前菜も、チーズ、卵焼き、ピザなど、いろいろなものがハート型をしていたのが、うれしかったです。二人で一つ注文したデザート、ミルフィーユ(millefoglie)も、かわいいハート型をしていました。

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 翌日、2月15日火曜日は、宿の主人の勧めで、BagnaiaにあるVilla Lanteという、それは美しいイタリア式庭園を持つ別荘を訪ねました。ローマのVilla d’Este(記事はこちら)を模してつくられたというこの庭園の、あちこちに配された美しい噴水や、水の流れの巧みな利用に、感心しました。

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 Villa Lanteを訪ねたあとは、すぐ近くにあるTrattoria “da Cioffa”で、おいしい昼食を、手頃な値段ですませました。店の自慢のRigatoni alla Cioffaは、トマトと生ハム、チーズを使ったパスタで、わたしも夫も、カラブリア出身という店の主人の興味深いおしゃべりを聞きながら、おいしいと満足しながら、平らげました。

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 別荘、Villa Lanteに近いこのトラットリーアには、かつて別荘の家畜小屋(stalla)であった部屋もあります。それがこちらの部屋です。別荘の噴水を始めとして、Bagnaiaの町の家は皆、火山岩、ペペリーノ岩(peperino)を使って建てられているのですが、この部屋は、そのペペリーノ岩をくりぬいてできたものです。わたしたちの右にいるのが、店の主人。ちなみに、店名にあるCioffaは、やはり店で働く若い息子さんが幼い頃からのニックネームだそうです。

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 帰りに、ぜひわたしが寄りたいと思っていた町に行くはずが、道を間違えてたどり着いたのが、こちらの村、Lubriano(ルブリアーノ)です。バールでコーヒーを飲んだあと、せっかくなので、この趣のある小さな村を、しばらく散歩しました。

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 ルブリアーノで行き方を聞いて、ようやく着くことができたのが、こちらのCivita di Bagnoregioの村です。ご覧のように、そそり立つ岩の上に建つこの村には、昔はふつうの道を通ってゆくことができたのですが、土砂崩れで地面が崩れ落ちたために、今は高い橋の上を、歩いて行かなければいけません。

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 花盛りのアーモンドの向こうに、美しい眺めが広がっています。

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 高所恐怖症のわたしは、行きも帰りもハラハラしましたが、村は、いたるところに風情のあふれていて、心から、訪れることができてよかったと思いました。

 散歩を終えたあとは、車に戻り、少しずつ日が暮れてゆき、空が暗くなる中を、ペルージャへと向いました。

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- ヴィテルボ町歩き / Passeggiata a Viterbo (17/2/2011)
- バレンタインの夕餉 / Cena di San Valentino (18/2/2011)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-02-16 00:40 | Lazio