2011年 02月 21日
雪のアッペンニーニ
ペルージャから、登って行く山道にはほとんど雪がないのに、標高が上がり、峠が近づいてくると、周囲がすっかり霧と雪に覆われています。
木の枝も地面も、白い雪に包まれ、風景が霧にかすみ、墨絵のような風情があります。
少し坂を下ると、気温が上がるため、枝に積もった雪が解けて、玉水となり、車の窓に落ちて、流れます。
実は、数年前の冬に、夫とリミニからの帰りに、ヴィアマッジョ峠を目指して登っていて、路面が凍結していたために、車が道路から右に滑り出してしまったことがあります。幸い、ご覧のように、道の右手に若干平らな部分があるので、車はそこで止まり、事なきを得ました。そうして、通りかかったジープの人が、チェーンを使って牽引してくれたので、再び、道路に戻ることができました。
雪に覆われたブナ林が美しいのですが、枝の上に残る雪はわずかで、そのわずかな雪も次々に解けては、頭上に降りかかってきました。
雨が降ったし、雪解けの水もあるから、プレサリーノ滝(Cascata di Presalino)を見に行こうと、夫が提案しました。バディアテダルダから、小道に入って、滝に着いてみると、夫の言うとおり、滝水が激しい音を立て、水しぶきを上げながら、勢いよく流れ落ちています。
参考までに、こちらは昨年10月10日の、同じ滝の写真です。紅葉を楽しみながら散歩したとき(記事はこちら)に、撮影したものですが、2枚の写真を比べれば、季節ごとに、また天候によって、滝の水量や趣が、かなり違うのが、よくお分かりかと思います。
雪景色美しいですねぇ~
2枚目の写真も綺麗ですね、叙情的~
ご主人様映画の主人公さんのようですね、素敵!!
雪道は気をつけていても危ないのですねぇ、娘の運転の時は
ヒヤヒヤしています。
同じ景色でも季節によってこんなに違うのですねぇ。
なおこさん、イタリアのことが少しづつわかり、嬉しいですわぁ、ありがとうございます。
この冬、ペルージャではまだ雪が積もったことがないので、ことさらに雪景色が美しく見えました。愛媛県で山あいにある雪や道路の凍結の多い地域に住んだことがあるので、わたしは冬は車にずっとスノータイヤをつけていましたし、チェーンも運んでいました。それが、夫と冬の山道を車で行くと、普通のタイヤなのに、少々の雪ならそのまま進んでいくので、怖い思いをすることが時々あります。幸い上の事件(?)以来、冬には、日が高いときだけ、山越えを試みるようになりました。
こんな雪の中の山道なんて怖くて、運転したくないですね。
転落しなくて済んで良かったです。
雪解けの時期の滝、豪快ですね。
雪解け時と、夏・秋の頃で滝の水量が全然違うのは、日本もイタリアも同じですね。
凸d(^ー^)応援pochi!
わたしも夫が果敢にというか無謀に、高みに雪の積もる山に車で行こうと挑戦するたび、ひやひやします。転落しなくて、本当に何よりです。車が道路から滑り出した瞬間、夫がこの先どうなるか分からず、わたしに「なおこ、すまない。」と一言謝ったのをよく覚えています。まあ、この件のおかげで、夫もかなり慎重に天気予報などをチェックしてから、冬は山道へと繰り出すようになりました。
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