2011年 02月 22日
春の足音

テラスの掃き掃除をしようと外に出ると、ネコたちが日だまりで、暖をとっていました。

ネコたちの左手の鉢では、ローズマリー(rosmarino)が、かれんな花を、たくさん咲かせています。

後方にあるミモザ(mimosa)の木では、まだほんのわずかですが、小さな黄色い花が、咲き始めています。

庭には、くす玉のように、白い花を球状に咲かせる、こんな木もあります。

まだまだ、つぼみの方が、咲いた花よりも、数が多そうですが、それでも、不思議な華やかさがあります。

椿(camelia)のつぼみも、いっそう膨らみ、赤く色づいてきました。

今日の午後は、ミジャーナ(Migiana)のオリーブ園に出かけた夫が、今年初めて見つけたスミレ(violetta)の花を、摘んできてくれました。このところ夫は、オリーブの木々が精力を取り戻すようにと、1本1本の幹にブラシをかけては、苔などを払い落とす作業に取り組んでいるのです。
そう言えば、ペルージャの町を離れて、初めて二人きりで、スペッロの町を散歩したのも、ちょうど2月で、このときも、散歩中に、スミレの花を夫が見つけて、摘んでくれました。そんなことを懐かしく思いながら、スミレを紙の間に挟み、押し花にしようと、厚い本の中に差し込みました。
まだ春は遠いものの、少しずつ、春の気配が感じられる今日この頃です。



春がもうそこに来ているのですね。
お花が咲き始めて綺麗です~
くす玉のような、お花もいいですね。
猫ちゃんたちも幸せそうにひなたぼっこしてて、こういう
のを見るといいですね。
スミレのお花がもう咲いているのですね、持ち帰られるなんて素敵。

氷点下の中、春に向けて植物も着々と準備しているのですね!
三寒四温と言いますが、あったかくなって「やっとか!」と思ったのにまた寒くなったりというのを繰り返しています。
まだ2月なので辛抱強く待ちたいと思います^^
素敵な春の日記ですね。イタリアから、春のお便りをいただいたようで、なんだか心もぽかぽかと、あたたかくなりました。
いちばん最初の、佇む2匹の猫ちゃんも可愛いし、お花も素敵です。ローズマリーは、ハーブとしていただくのももちろんですが、あの、淡いパープルのようなブルーのような花もまた可愛いですよね。私も大好きです。そして、何度も何度も、うらやましいと言い続けているミモザの木...。大きいですねぇ。こんな存在感のあるミモザがあるなんて、つくづくうらやましいのです(またまた)。椿も、ようやく咲きそうですね。楽しみですね。
私も、好きな花を挙げはじめたらキリがないのですが、なんとなく、この時期の花に集中しているような気がします。ヒヤシンスを筆頭に、ラナンキュラス、そして、スミレもそのひとつです。可憐なビオラも、優雅なパンジーも、どちらも大好きです。イタリアでは「ビオレッタ」とよむのでしょうか、この響きがまたいいですね...。春のうきうき感が出ている気がするのは私だけでしょうか?(笑)
ご主人は、オリーブの木にも、なおこさんにも、お優しいですね! いつもながら、素敵なご夫婦です。
少しずつ春に向けて、庭にも野山にも変化が見えてきています。くす玉のような花、夫も名前を知らないというので、いろいろ調べたのですが、今のところ分かっていません。
太陽が家の周りを動くにつれて、日の当たる場所が変わるのですが、猫が日なたを求めて、少しずつ場所を変えていくのを見るのも、なんだかほほえましいです。
日本のように赤白の美しい梅を眺められる梅林はありませんが、ペルージャでも、庭でも、春を感じさせる小さな花があちこちにあって、うれしいです。
わたしも寒がりなので、春が待ち遠しいです。花粉症なので、手放しで喜べないのが、悲しいところですが……
ミモザのは、やはり日がよく当たるからか、木の上の方と西側に、咲いている花が集中しています。夫は、他の家のミモザに比べると、咲く花が少ないので、具合が悪いのではないかと心配しています。
まだ寒い時期に、真っ先に咲き出す花というのは、けなげでもあるし、寒い中春の訪れを感じさせてくれるので、うれしいですよね。スミレのイタリア語は、カタカナ表記で読みを書こうとすると、「ヴィオレッタ」になります。野山では、春に向かって真っ先に咲くのが、スミレ、それから、プリムラ、クロッカス、シクラメン、蘭、初夏に入ると、野バラにエニシダが、順に美しい花を咲かせます。
先日、オリーブの幹に栄養分を与える泥パック(?)を作ろうと、夫が大量の泥を、購入しました。イタリア各地の温泉などの泥パック用の泥を販売する企業に、直接買いに行ったのですが、販売した係りの人が、一体何に泥を使うのかと、興味深そうにいろいろ質問してきたそうです。

夫もローズマリーがとても好きで、島や海辺の町に旅行するたびに、気に入った花を咲かせているローズマリーの枝を切り取っては、うちに帰ってから、鉢に植えて、育てています。写真のローズマリーもそうやって、旅先のどこかから持ち帰って育てたものなのですが、どこのものだったかが分からないそうです。
4家族が住む家の庭なので、すべてわたしたち二人の庭というわけではないのですが、家全体の持つ庭は確かに広いです。ミモザの木、昨年は花に勢いがなかったので、今年はどうか咲いてくれますように!

イタリアであちこち散歩すると、見かけるローズマリーの花の色はさまざまで、青かったり水色だったり、薄紫だったり白かったりします。スミレもよく見かけるのは3月に入ってからで、高山ではイタリアでも4月半ばに咲いていたりします。イギリスは北にあるので、やっぱりイタリアの方に、一足先に春が訪れるんですね。