2011年 03月 21日
花市で春を先取り

3月19日土曜日に、リッチョーネ(Riccione)で催された花市、Giardini d’Autore
を訪れました。

昨年9月にも、さまざまな植物や庭づくりのアイデアが満載のこの花市を楽しんだのですが(記事はこちら)、今回は春先であるため、色とりどりの花が、そこかしこで、美しい花を咲かせていました。

レモンやみかんを始め、さまざまな柑橘類の鉢植えも、売られていました。手前のレモンの木には、実がたわわになっています。数年前に、ナポリ近くのイスキア島を訪ねたときは、2月だったのですが、あちこちで、大きな木に、重たくおいしそうなレモンの実が、こんなふうに、すずなりになっているのを、見かけました。

会場には、大勢の人が訪れて、春の庭を飾ってくれる花や植物を選んでは、購入していました。

ちょうど咲き始めたばかりの椿やツツジも、色とりどりの花が売られていました。

わたしは、こちらの白い花弁が桃色に縁どられたツツジと、その左手に見える、ピンク色の鮮やかなツツジの鉢植えを、購入しました。椿やツツジなど、日本を偲ばせる花を、少しずつ我が家に増やせていけたらと、思っています。

こんなふうに、植木を動物などの形に剪定したり、ハートの形にしつらえて、展示している店もありました。

「わたしたちには夢があります(Abbiamo un sogno)」という看板を掲げたこちらの店では、かつてはイタリア各地で森や野原を覆っていたのに、今は見かけることが少なくなった野の花を、再び家庭の庭やテラスに咲きほこり、存続していくようにという願いをこめながら、鉢植えにして、販売しています。夫はこちらの店で、自生の水仙の鉢を購入しました。

庭を自分の好みに、作り上げるのに役立つような品物も、いろいろと売られていました。

本物と勘違いして、鳥たちが寄ってきそうな鳥の置き物もあれば、真っ赤なハートがかわいらしい飾りもあります。

鳥の巣箱も、さまざまな形や模様のものが、並んでいます。

花を使った、色や形の美しい、さまざまな飾りも、売られています。

花や庭づくりに関する本も、たくさん並んでいました。わたしは、この店で、チェゼーナ出身の女性詩人が、自然を歌っている詩集を、購入しました。
花や庭仕事がお好きな方は、機会があれば、ぜひ一度、こちらの花市を、訪ねてみてください。次回は、今年9月に予定されているようです。


レモンの実がたわわに…。
恥ずかしながら、なっているレモンを初めてみました。
花は人の心を癒し、元気を与えてくれますね。
今日も元気にがんばります。(^^)/
レモンを売っていた店は、シチリアから来ていました。シチリアやナポリのように太陽がさんさんと降り注ぐ暖かい地域では、こんなふうにすずなりにレモンがなるので、初めて見たときには、わたしもびっくりしました。ペルージャの我が家のレモンの木には、ぽつんぽつんと寂しそうに小ぶりの実がなるのです。
今日もどうかお元気で! 日本でもまもなく桜の花が咲き始めて、心に喜びと元気を与えてくれることでしょう。
花市の様子、興味深く見せて貰いました。
色とりどりに咲くお花って見てるだけでも、あそこに植えて~なんて考えると楽しいですね。
飾りもお洒落でセンスがいいのばかりですねぇ。
鳥の巣箱も可愛い~
昨年庭に小鳥が巣を作りましたの、2羽巣立ちました。
やっぱり巣箱を作ってあげるといいですね。
なおこさんいつもこちらに目を向けて下さって
ありがとうございます。
日本にもこういう市場がありますか、どう違いますかと、主催者の方に尋ねられて、日本で大がかりな花市を訪れたことがないので、困ってしまいました…… イタリアじゅうから業者が訪れて、自慢の花や植物、品物を展示・販売していたので、興味深かったです。
うちの夫も数年前から、ヒナゲシ(papavero)やヤグルマソウ(fiordaliso)の種を野原で摘んだり、買い寄せたりしては、庭いっぱいにふりまいたりしています。少しずつそういう人が増えていって、広まるといいな、とわたしも思います。