2011年 03月 30日
日本の桜1 はじめに
朝、目が覚めると日が差すのが見えるように、日本に住んでいた頃は、春になれば、花盛りの桜を眺めては、花の美しさに感嘆し、花びらの舞う木の下でのおしゃべりを楽しんでいました。それが、イタリアに住み始めて、桜が花開く時期に日本にいない年が重なって初めて、実は、花見は、わたしにとって単なる習慣ではなくて、人生の時を刻んでいく上で、なくてはならない機会なのだということに気がつきました。木全体がいっせいに花を開くような、そんな桜の美しさに、自分が、勇気づけられ、生きていく心の、そして生命力の糧も受け取っていたのだと、実感したのです。
これから少しずつ、この2年前の旅行の際に、訪れた寺社や桜をご紹介していくつもりです。美しい日本とその桜が、わたしに与えたくれた感動や喜び、そして力が、少しでも日本の皆さんに、そして、日本の美しさが海外の人に伝わりますようにと願いながら。ちょうど花見の時期なので、桜を訪ねて歩こうという方の参考にもなれば、幸いです。
↓ 関連記事・LINK per gli articoli relativi ai ciliegi /templi giapponesi
-「花よりだんご」のイタリア人? / Fioritura del ciliegio a Perugia
-イタリア、里の春 / Fioritura nel nostro orto
-筍とさくら ~ 京都の春 / Primavera in Kyoto – Germogli di Bambù e Fioritura dei Ciliegi
-イタリアの方言と日本語特訓の成果その3 / Allenamento intensivo di Giapponese
京都、醍醐寺の桜 / La fioritura dei ciliegi – Tempio Daigo-ji, Kyoto
-桜の花咲く部屋 / Soffitto che rievoca la fioritura dei ciliegi
Himuro-jinja, Nara & Lago Osawa, Tempio Daikaku-ji, Arashiyama, Kyoto
-「日本がアジアの覇者に」 ~イタリアのニュース記事から / Giappone campione d’Asia
-「ザッケローニ、日本、おめでとう!」 ~イタリアのニュース記事から2 / Giappone campione d’Asia II
LINK
京都の美しい桜 / Spettacolare Fioritura dei Ciliegi in Giappone con foto ↓
-- 京都、醍醐寺の桜 / Tempio Daigo-ji, Kyoto
Fioritura dei Ciliegi a Kyoto, spiegazioni anche in italiano ↓
- 日本の桜2 京都大原三千院 / Tempio Sanzen-in, Kyoto
- 日本の桜3 京都大原実光院 / Tempio Jikko-in, Kyoto
- 日本の桜4 京都大原宝泉院 / Tempio Hosen-in, Kyoto
- 日本の桜5 京都、渉成園 / Giardino Shosei-en, Kyoto
今回の震災で、花見は自重をと言う政治家や世論があります。
飲んで笑ってどんちゃん騒ぎする気には私もならないのですが、出来る人はたくさんお金を使って元気になればよいのだと思うのです。
ということで、私は桜を見に行きます。桜に勇気を貰いに行ってきます^^
こんにちは。
桜ってとくに心がトキメキますねぇ。
数々の桜の写真への思い入れが感じられて素敵です~
以前住んでいたのが向日市なんですよ、桜の名所が
沢山ありました。
京都御苑も東寺も素晴らしい~
こうして見せていただくとまた、違う京都の姿が
見えてきます。
楽しみにしております~
わたしもお花見は花の下を歩いたり、立ち止まって飽かず花を眺めたり、あるいは、気心の知れた友人たちととりとめもなくおしゃべりをしたりするのが好きです。どんちゃん騒ぎは何となく桜に失礼な気がして……
どうかわたしの分まで、しっかりと美しい桜を眺めてください。
向日市にお住まいだったんですか! 実は向日市周辺を訪ねたのは、妹とその家族が住んでいるからなんですよ。人と人とのつながりって、不思議ですね。お祭り中の向日神社には残念ながら雨が降っていたのですが、それでも出店が並び、琴の演奏もあったりして、夫にも楽しんでもらえたことと思います。
京都って、本当に美しい場所、桜の名所がたくさんありますね。日本に住んでいた頃は、この時期に旅行をしたことがなかったので、おととし初めて桜の時期に京都を訪れて、花のみごとさに感動しました。
今年の桜は開花が遅れています。
東京でようやく開花情報です。
私の住む秩父周辺はまだまだ先になりそうです。
京都、奈良は桜の風景がとっても似合う気がします。
寺社が素敵な演出してくれていますね。(^^)/
僕は花期の長い花が好きで、今はパンジーをたくさん育てているのですが……でも、やっぱり日本人ですから、桜は好きなんですよね。
わずか1~2週間の間しか花は咲かず、見頃と言える時期は1週間足らずですが、そのはかなさがまた良いのかもしれません。
全てのソメイヨシノは1本のソメイヨシノの枝から増やしたクローンだといいます。だから、同じ地域に立つソメイヨシノは、ほぼ同じ時にいっせいに咲き、いっせいに散るんだそうですよ。
凸d(^ー^)応援pochi!
秩父周辺の桜もきれいでしょうね。愛媛県では、校庭や川沿いに桜並木があって、春になると木の下を歩きながら、花を眺めるのが楽しみでした。
初めて京都や奈良の桜を見て、こんなにもさまざまな種類の桜があり、こんなに樹齢を経たみごとな木がたくさんあるのだと、感嘆しました。
色とりどりのパンジーもとってもきれいですよね。わたしも花市で、黄色の美しいパンジーがほしい、と思いつつ、やはり日本の花を、とツツジを二鉢買いました。
かやさんの言葉に、紀有常の和歌が重なります。
散ればこそいとど桜はめでたけれ 憂き世に何か久しかるべき
~散るからこそ、桜はいっそうすばらしいのだ。このつらくはかない世の中に、永遠に続くものなどあるだろうか。いや、何もないのだ~
すぐに散る定めにありながら、冬の間から準備を始めて、美しい花をいっせいに咲かせる。だからこそ、桜は美しく、尊いのではないかと思います。人によって、桜の愛で方もさまざまとは思いますが……
いつも応援のポチをありがとうございます!