2011年 03月 31日
伊マスコミと地震報道3~日本人のわたしたちからの呼びかけ2
そうは言っても、やはり日本の放射能汚染についての扇情的報道が気になる中、相澤さんの方から、日本女性のわたしたち3人から、イタリアのマスメディアへの訴えが、冒頭の部分だけ、『Terra』という新聞(上の写真)に取り上げられたという連絡をいただきました。
そして、オンライン新聞、『Articolo 21』にも、前回の記事に続いて、中澤さんの記事、そして、わたしが、被災地への義援金情報の提示をと訴える記事が、掲載されました。以下、最初の記事については重複になりますが、これらの記事へのリンクをご紹介します。
(*追記: 2018年3月現在、以下のリンク先には、かつてあった記事が見当たらないのですが、参考のために、当時掲載されていた記事の題名が分かるように、リンク先の記事を紹介する言葉だけは、残しておきます。)
Articolo 21.info – giornale on line per la libertà di stampa
- La nostra riflessione su ciò che è accaduto in Giappone. E sull’informazione italiana – di A. Nagasawa, N. Okada e N. Ishii
- No al giornalismo sensazionalistico che ferisce e non informa – di Ai Nagasawa
- Notizie che possano contribuire a sostenere i terremotati del Giappone - di Naoko Ishii
被災地への支援が、イタリアで風化することのないように、放射能汚染の恐ればかりが取り上げられないように、少しでも、状況を改善していけたらと願っています。イタリアのマスメディアに訴えかける、こうした記事が、できるだけ多くのイタリアの方の目に入るように、ツイッターやフェイスブックを利用されている方に、協力していただけると、助かります。
素晴らしいです。
だけど、もはや、世界中が日本をばい菌でも見るような視線です。
客船は横浜に寄港しないことを決定し、放射能、放射能・・
でもね、実際に日本に来てこちらの様子を見ると・・
原発問題は危機的状況です。
私の目にも危ないとしか思えません。
日本にいると泣きたいような状況です・・
そうそう。
息子がコリエール・デラ・セーラの記者の通訳をしたんですけど、彼は専門家なので事実しか書いていませんでしたよ。
来週からの授業の準備で慌しくて、なかなか日本発のニュースをチェックする暇がなく、日本の方のツイートが余震や放射能汚染を心配しつつも、あまり危機感を感じさせるものではなかったので、いい方向に落ち着いてきたのではないかと思っていたのですが、まゆみさんが考えられても、危機的状況ということは、かなり深刻な状況にあるようですね。
今日のニュースで、日本における牛肉や野菜、水の放射能汚染について触れていました。ただ、具体的にどれだけ離れたところでという指摘もなく、やはりイタリアの報道が扇情的だと思っていたのですが…… 息子さん、さっそく腕を買われるなんてすばらしいですね。できればその記者の方の名前を教えていただければ、ぜひ記事を読んでみたいと思います。
わたしの周囲では、わたしを気づかってということもあるかもしれませんが、もともと日本びいきの人が多いためか、日本のために心を痛めてはくれていても、ばい菌扱いは幸いしていません。すばらしい国民性だと励ましてくださる方が大勢います。せっかく日本に帰国されているのですから、どうかできるだけ母国での滞在を楽しんでくださいね。