2011年 05月 24日
車がほしい


ペルージャとは言っても、住んでいるのが郊外である上、ミニメトロ(Minimetrò)ができて以来、バス路線が変更され、バスを1度は乗り換えないと、中心街まで行けなくなってしまったため、車がないとやはり不便です。

わたしの大学時代の友人は、里帰りしてエルバ島(Isola d'Elba、上の写真)やスポレートなど遠方に住んでいます。夫の友人が多く住むリミニも、やはりペルージャから遠いのですが、運転するのが夫となると、どうしても週末は、夫の友人を、夫と共に訪ねることが多くなります。
それでも、もともと車の運転や駐車が得意ではないし、維持費はかかるし、こちらでは車は右側通行で、運転手席が左にあるし、車間距離は狭いし、運転は荒く見えるし、と、いろいろ理由を並べて、車を買うことは控えていました。

実は、二世代住宅の我が家には、義父がもう40年以上も使い込んだのに、今なお健在で、時々活躍している元祖チンクエチェント(Cinquecento)もあります。以前からお義母さんが、わたしが自由に使っていいと言ってくださってはいたのですが、日本でオートマ車ばかり運転していたため、マニュアル車を運転する自信がない上に、数年前に整備に出して、新品のようにピカピカになって戻って来てからは、運転するのが恐れ多くなってしまいました。

お義母さんも、義弟の奥さんも、車の免許がないので、車を運転することはなく、それでも別に義父や義弟が問題にしている様子はないのですが、わたしはかなり以前から夫に、「車を買って自立するように」と言われていました。自立と言っても、買い物だって、病院だって、別に夫に付き添われなくても、バスと電車と足で、自分できちんと出かけているので、「車がないからと言って、自立していないわけではない」と、わたしは反論していました。
ただ、最近になって、いくら高くても、お金がかかっても、やっぱり自分がより自由に身動きできて、行きたいところに行けるので、車がほしい、と思うようになりました。そうすると、はっぱをかけ続けてきた夫が、「別に公共の交通機関ですむのだから無理に買わなくても」と、急に姿勢を変えたので、不思議なものです。夫は、「最初だから中古車を」と言うのですが、何年も乗った夫の車が最近不調で修理に出されることが多いのを見ているため、わたしは、新車を買うつもりでいます。夫には、「わたしにとっては、1台目ではなく、3台目の車だし、これまで新車しか買ったことがないから。それに、わたしが自分のお金で買うんだから。」と言ってあります。そうして、地震で打撃を受けた日本経済を支援するためにも、日本の技術とサービスに対する信頼からも、「日本車を買う」と宣言しました。

ちなみに、わたしが日本で購入した2台の車は、1台目がホンダのシビック、2台目がフィアットのプントです。以前の購入時にも、駐車や運転に自信がないので、小さくて後方に突き出ていない車を選びましたし、今回はさらに予算や維持費、ペルージャ市内で駐車場を見つける難しさもあって、小さく小回りが利き、しかも安全な車を、と考えています。
1台目の車がシビックだったのは、最初にディーラーに同伴してくれた友人の車がやはりシビックで、店で見た車が、すぐに気に入ったからです。日本でも、車を買うまでは運転を敬遠していたのに、買ってからはしばしばあちこちに遠出したので、たぶんイタリアでもそういうことになるのではないかと思います。このシビックがすっかり気に入ったわたしは、数年経って10万キロ近く走ったあとも、まだ車を買い替えようという気持ちはまったくありませんでした。

それが、6月のある日、真っ赤なバラが車内を埋め尽くし、さらに車からあふれだしているフィアット・プントの広告を見て、まずは、日本でもイタリアの車が買えることに驚き、さらに、その緑色の車に一目惚れして、さっそく週末にディーラーに出かけて、薄緑色のプントを注文しました。3か月後には手に入ると言われたプントが、はるばる海を渡ってわたしのもとに届いたのは、契約書に署名してから半年後の、12月のことでした。イタリアの歌を聞きながら、イタリア車に乗って、イタリアに行きたいとう気持ちを抑えようという気持ちもあったのですが、結局いろいろあって、退職を決め、まだ新しかった車は同僚の生物の先生に買い取っていただいて、イタリアに来ることになりました。当時の愛媛県内子町では、他にイタリア車に乗っている人がいなかったこともあり、同僚たちに、「先生のうちに、今度車を見に行ってもいい?」と聞かれたり、家庭訪問や部活で練習試合に出かける際には、生徒たちが「イタリア車だ!」と喜んで、車に乗り込んできたりしていました。
そこまでして、日本からイタリア車を購入しておいて、今度はイタリアで、日本から車を買おうというのですから、わたしも少し、あまのじゃくかもしれません。
イタリアでの車の購入にあたって、まずは、友人たちから話を聞いたり、インターネットで情報を調べたりしました。すぐにいいなと思ったのは、こちらの車です。

そう、トヨタのアイゴです。小さくて、かわいいし、燃費もよくて、小回りも利きそうです。そうして、以前のシビックは白、プントは薄緑色だったのですが、どういうわけか、今度は、最初から、赤い色にしようと思いました。赤・白・緑と、イタリア国旗の色をそろえようというわけではないのですけれども。
それが、夫と共に、近くのトヨタのディーラーに出かけると、「白いアイゴなら、すでに店が注文しているので6月末に手に入りますが、赤いアイゴであれば、9月末まで待つことになる上、値段も高くなる恐れがあります。」というのです。しかも、店員さんの、「なんで赤なんかがほしいんですか。」という言い方が気になりました。高いお金を出して車を買うのに、色を選べないのは困ります。かと言って、9月末まで待つのでは、夏の間自由に身動きが取れません。赤と言ってもいろんな色があり、実際に見てみたら、やっぱり白の方がいいということになるかもしれませんが、赤いアイゴがほしければ待たなければいけないことが気になりました。

同時に、アイゴと並んで展示されていたヤリスも気になりました。以前乗っていた車が4メートル強の長さであったのに対し、アイゴは小さくて、3415mmです。夫が車がぎりぎり入る場所に、苦労しながら縦列駐車する様子をよく見ている上、わたしの駐車技術では、やはり小さい方がいいと思いつつ、「高速道路を走るとき、アイゴではやはり車体が不安定に思われる」というコメントを、インターネットのフォーラムで読んで、気になっていたからでもあります。ヤリスでも長さが3785mmで、以前わたしが乗っていた車よりは小さいし、値段もわたしの貯金で少し余裕を持って買えるくらいだし、なにより内装や安全面でアイゴよりかなり充実していて、実際に乗っている人の評価も高いようです。ただ、ディーラーでは、ヤリスも、白ならば7月末に手に入るけれど、他の色がほしければ、9月末まで待つ必要があると言われてしまいました。
そこで、帰宅してから、アイゴとヤリスについて、実際に乗っている人の感想や意見を、インターネットのフォーラムでいろいろ読んでみました。もともとイタリアで買うことを前提にしている上、日本では売られていない車なので、イタリア語のコメントを中心に、片っ端から情報を見ていきました。
駐車しやすさや、維持費、燃費ではアイゴがいいけれど、車体の安定感や安全、内装からいうと、やはりヤリスがいい、ということが、いろいろ読んでいくうちに分かり、それではヤリスにしようかと思ったとき、ヤリスの不調・故障や問題点を訴えるコメントが、数多く目に入るようになりました。ただ、これらの問題は、大部分は、トヨタがヨーロッパ市場で売る車のオートマ車に採用しているMMTというシステムによるものです。

気分次第で、オートマとしても、マニュアルとしても運転できる上、燃費が悪くないというのが、このMMTの売りのようですが、イタリア語のフォーラムでのコメントを読むと、坂道で発進できなかった、後戻りした、道路のただ中で、システムがまったく使えなくなり立ち往生した、などという困った事態を繰り返し経験し、ディーラーにもその都度駆け込んだのに解決しなかったという人の意見が、いくつもいくつも並んでいます。ヤリスのマニュアル車を運転する人は、車を絶賛する人が多いのに対し、オートマ車については、「少し癖があるけれども、癖を覚えれば何とかなる」と車を肯定的に評価する人はごくわずかで、大多数の人が、MMTの深刻な不調や故障を訴えています。
もちろん、自分の車が気に入っている人よりも、問題があると思う人のほうがフォーラムなどに意見を書き込む率が高いでしょうから、ここでの車に対する評価が、実際にMMTを採用したヤリスに乗った人すべての評価を、そのまま反映しているとは思いません。それにしても、「こんなにオートマ車が問題ばかり起こすようなら、いっそ自動車学校にでも通って、ヤリスのマニュアル車を購入しようか、それとも、いっそ他社のマニュアル車を購入しようか」と迷い始めました。
日本でわたしが9年間運転した車は、常にオートマ車でした。イタリアに暮らし始めてからの9年間は一切運転をしていない上、イタリアでは、車が右側通行で、運転席の場所も違います。長いブランクのあとで、運転を再開するには、やはりオートマ車がいい、とこれも最初から心に決めてはいたのですけれども。
週末にトヨタのディーラーから電話があり、「MMTが問題を起こすのは、ヤリスだけであって、アイゴでは問題がない」とのことでした。それで、再び、アイゴのMMTに関するコメントを読んでみると、確かに、アイゴの場合には、同じMMTでも、ヤリスで起こるような深刻な問題は起こっていないようです。CVTなど、他のオートマのシステムに比べると、使い勝手が悪いようではあるのですけれども。(ちなみに記事の最後に、日本の皆さんにも分かりやすいように、日本語でこの2車について説明してある他の方のブログ記事へのリンクを貼ってあります。)

その一方で、ヤリスタイプでかつ問題なく使用できるオートマ車が見つからないかと、まずは日本車で、それから他の国の車でもいろいろ調べてみました。大きさや形も、これはと思えるのは、ホンダのジャズやスズキのスウィフトです。

これらの車は、オートマも性能がよく、車の評価も高いのですが、ただ、車体がかなり大きくなり、値段や燃費、維持費が高くなり、駐車は難しくなります。イタリア人が、「アイゴやヤリスがオートマにCVTを採用していたら、少々高くなっても必ず買うのに」と書き込みをしているのをいくつか見かけたのですが、わたしも同感です。

ホンダが、躍進国で売りに出すBrioという車は、長さ3.61m、ドアが五つに、オートマのシステムはCVTで、これがイタリアでも現在販売されていたら、ぜひこの1台と決めたいところですが、たとえヨーロッパ市場で売りに出されるとしても、まだまだ先の話になりそうです。

他の車も、大きさすぎたり、形が今ひとつだったり、

ドアが三つしかないことが気になったりして、今のところ、オートマのアイゴに心が傾いています。わたしは、なぜか土曜日から熱が下がらず、それでも今朝は授業があって、学校に行ったのに、生徒さんも具合が悪くて欠席でした。結局家にトンボ帰りすることになり、バスやミニメトロを乗り継いで、通勤する途中に、道行く車や駐車してある車を、よくよく観察しました。どういうわけか今日は4台ほどアイゴを見かけ、しかもそのうち4台が赤い色をしていました。赤もやっぱりいいなあ、でも9月末まで待つのは、いかがなものか。体調も悪いので、今日はディーラーには出かけませんが、そろそろ気持ちが固まりつつあります。
参照リンク
- JEM - レンタカー車種紹介(TOYOTA AYGO)
- JEM - レンタカーのTOYOTA YARISのご紹介
*追記(5月28日)
結局どの車に決めたかは、こちらの記事をご覧ください。


色々と研究していますね。
そう、車は高い買い物だし、色々と考えて購入すべきものです。
きっと気に召した車が手に入りますよ~。
私の車は走行距離26万キロを越えても元気です。(^^)/
故障は一度もありません。
予算や自分の運転技術が限られているので、なかなか難しいのですが、長く使うものですし、じっくり考えてみたいと思います。記事を見たイタリアの友人から、さっそく「3気筒、1リッターのエンジンの車は、長距離を走りたいなら、除外したほうがいい」というコメントがありました。アイゴについては、確かに、エンジンがうるさいとか内装が安っぽいとか、高速での車体の安定感やスピードに問題があるとする人は多いのです。ただ車が大きくなると値段も高くなるし、今度は町中で扱いづらく、駐車場が見つけにくくなるので、一体どこで折り合いをつけるかが難しいところです。走行26万キロとはすごいですね。一体どの車ですか! 我が家のチンクエチェントも、もう何十万キロも走行しているのに、いまだにエンジンは昔のままで、快調です。もう40年以上、現役ですから、すごいなあと思います。
やはりそちらでも移動手段として車は必需品なんですね。
車の名前も車種も何も知らない私ですが、娘が乗るように
なって便利になりました。
小型車ですが、小回りが利いて税金も安くて助かります。
色々と研究されていますねぇ。
良いのが見つかるといいですね。
人それぞれ、車には好みがあると思いますが、
僕も小回りのきく小さめの車が好きで乗っています。
軽自動車だけど4ドア、オートマだけどギアは運転手席と助手席の間にあります。なんかギアがハンドルの付け根にあると使いづらいんですよね…。
時代はハイブリッド車になっていくんでしょうけど、まだ高いですよね。
凸d(^ー^)応援pochi!
車があると、さっと琵琶湖まで遠出もできますよね。わたしも夫の都合やバス・電車の時間を気にせずに、トラジメーノ湖まで行くことができます。東京や京都は、交通網も発達しているし、バスや電車も時間に正確だと思うのですが、イタリアでは交通機関が時間に遅れることも多いし、住んでいるのが郊外なので、やっぱり車があると便利です。
ありがとうございます。今、イタリアの友人が、彼女の両親もこの数年アイゴに乗っていて、長距離も問題なくこなしていると教えてくれました。この記事、なぜかフェイスブックで「いいね」と評価してくれた人が多いのですが、評した人には日本人が多いのかイタリア人が多いのかが気になるところです。今のところ「いいね」(イタリア語版ではLike)が一番、圧倒的に多いのは、復活祭のパンの記事で、これも、食いしん坊なのは日本の読者かイタリアの読者か、気になるところです。
よくよく考えれば、ヨーロッパの人が「小さすぎる」とか「不安定」とか言うのは、軽自動車が出回っていないせいでもあるんですよね。同僚が軽自動車で毎日何十キロも走って通勤し、燃費のよさを職員室で競い合っていたのを何だか懐かしく思い出しました。イタリアだと運転主席が右側で、ギアを右手で扱うことになり、いろんなことの勝手が違ってくるので、やはり最初はオートマと考えています。ハイブリッド車、ホンダからも出ていますが、まだまだ高いですよね。
いつも応援のポチをありがとうございます!
こんにちは。
先日はコメントありがとうございました。:)
車、新車を考えてらっしゃるんですね。
私は値段重視でちゃんと動けばなんでもよかったので、車種についてはまるで検討しませんでが、こっちで結構レンタカー使ってるのでその比較でいうと、日産ミクラ(マーチ)はものすごーく乗りやすかったですよ。
日本でも日産車に乗ってたというのもありますが、プント、ランチャー・イプシロン、パンダ なんかと比べても、安心して運転できてさすが日本車!という感じでした。
後、小型車じゃないですが、アルファロメオ147も運転しやすく加速も快調、次に車買うなら欲しい車No1です。
ヤリスは日本でのヴィッツですね。
日本でも結構売れてたようですし、乗りやすそうですね。
日本車をお考えのようなので関係ないかもしれないですが、
絶対お勧めしないのがランチャー・イプシロンです。
実は私これで事故ったことあるんですが、その時周りから、あー、イプシロンはカーブに弱いからねー。友達もイプシロンで事故って・・・ってな話を複数聞きました。
制御系にバグがあるとしか思えません。- -;

私も一応学生時代に免許を取りましたが、東京での生活では不要なうえ、夫が乗るのは左ハンドルのマニュアル車なので、怖くて全く運転しておりません。それが数年前沖縄で、レンタカーでHondaのフィットを運転しました。オートマだし小ぶりな感じで、私でも問題無く運転出来て嬉しかったです。
ちなみに私も白より赤い方が可愛らしくていいと思います。
夏乗れないのはキツイですが・・・
訪問とコメント、こちらこそありがとうございます! Delfinoさんとお友だちなんですね。実は記事を読ませていただきながら、筆の運びや「いろいろあるけどイタリアに魅かれる」というスタンスに、とてもDelfinoさんと似たものがあるなと感じていました。お車の写真もありがとうございます。修理工でもいろいろ苦労されたんですね! わたしも読み逃げしようかなと言うよりは、ずいぶん以前の記事に今頃コメントを書くのもどうかしらと思いつつ、書かせていただきました。ご親切ごていねいにお返事をいただいて、書いてよかったと思いました♪
わたしも本当は新車なんか買ったら、残るお金がほとんどないというか車種によっては2、3か月分の給料を待たないと足りない状況ではあるのですが、やはりイタリアに住んでいるため、何年もじっくり使うつもりで、そのためには、結局は新車を買った方が、最終的に問題もかからず、お金もかかならないのではないかなと思っています。(つづく)
新車で乗り始めて数年経った夫の車が、この1、2年ほどは、いろいろと不調で、何度も修理工のもとに入院し、その修理に費用も日数もかなりかかっているのを見てきましたので。電気系統がおかしかったり、100km以上スピードを出すと、高速で急に車が止まることが繰り返されたり、いきなり黒鉛を吐き出してエンジンが止まったり。車の故障と長期入院で、予定していた旅行にいけなかったこともあります。
日本車はやはり一般に故障や問題が少ないし、やはりトヨタはサービスがいいし信頼できるということが、イタリア語のフォーラムを読んでいても、いろいろ書かれています。MMTの問題だけは、ユーザーとディーラーの判断が異なるようですが。日産車もいいですよね。アルファロメオはかっこいいし、加速も快調なのは十分想像できるのですが、ペルージャの町中で私が運転し、駐車できるとなると、やっぱり小さい車でないと難しい気がします。ランチャについても、ご助言をありがとうございます。参考にさせていただきます!
わたしも父に言われて学生時代に免許こそ取ったものの、教習所で、つくづく運転にこりて、もし、二つ目の勤務先が、山中の学校で、交通のひどく不便なところでなければ、たぶん車を買うことは、なかったと思います。そうしていったん車を買うと、やはりオートマ車は楽で便利な上、田舎道は走るのもそれほど苦労しないので、問題なく運転ができました。
どうしてでしょうね。以前なら真っ先に白を選んだと思うし、今も冷静に考えて白でもいいのでは、無難な色だしと思うのですが、最初にほしいと考えたとき、頭に浮かんだのは「赤い車」だったのです。年のせいでしょうか…… もう15年近く前に、高校教員らしく、白やベージュの落ち着いた色のコートを買いにデパートに出かけたとき、やっぱりなぜか赤いダッフルコートに魅かれて、買ってしまったことがあります。おかげで、忘年会では「サンタ・ガール」役をすることがよくありました。夏はエアコンがあっても、確かに白い方が車内は涼しいですよね。

わたしの場合は、家族である夫の保険の等級が適用できるらしくて、特にアイゴの場合には料金も安いので、幸い日本で運転を始めたときよりも、料金がかなり安くすみそうです。歩いたり自転車に乗ったりできたら言うことないのですが、ペルージャ郊外の我が家周辺は車の通行は多いのに、車道は狭く、歩道がなく、時々放し飼いの犬もいて、バス時間の都合がつかないときに道を歩きながら、非常に怖い思いをすることがよくあります。これは自転車でも同じことで、歩行者や自転車で移動する人にもっと優しい町になってくれたらと、つくづく思います。