イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

アッシジでお寿司を

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 今日の夕食には、久しぶりに、おいしい握り寿司を食べることができました。

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 お店の雰囲気もなかなかよくて、わたしも夫も大満足です。

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 お店はこちらのレストラン、Risotrante Le Cirque(片仮名で表記すると、「リストランテ、レ・チルクエ」)です。アッシジ(Assisi)郊外にあるサンタ・マリーア・デッリ・アンジェリ(Santa Maria degli Angeli)のさらに町はずれにあります。

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 この店のお寿司がおいしいという話は、以前から耳にしていました。しかも、サンタ・マリーア・デッリ・アンジェリ教会は、ペルージャからも近く、ブログでも何度かご紹介したように、しばしば訪ねています。にも関わらず、高速道路から下りてすぐ、道の左側にこの店があることに気づいたのは、今日が初めてでした。

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 この店では、イタリア料理やピザも食べることができるので、夫はピザにかなり心を魅かれていたのですが、前夜ピザを食べたばかりなので、二人ともお寿司を食べることにしました。グリッシーニをほおばりながら待っていると、まずは水と日本酒が運ばれ、さらに、つきだしも出てきました。お酒は、茨城県の純米酒、菊盛。飲んだのは初めてで、お冷でいただいたのですが、おいしくて、飲みやすかったです。給仕の人は、「熱燗で飲む方がほとんどなんですが。」と驚いていました。

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 いよいよ注文したお寿司が運ばれて来ました。これで、29ユーロというのは、これまで食べたイタリアの他の店と比べて、安いような気がします。古典的なマグロやサケの握りずしに加えて、なかなか変わった巻き寿司もいくつかあったのですが、どれも、とてもおいしかったです。お勘定は、お寿司に加えて、席料(つきだし料金も含むのでしょう)が2人で5ユーロ、お酒180mlが5ユーロ、水が2ユーロで、40ユーロを少し超えてしまいました。「車を買ったお祝いに、今日はわたしがおごるから。」と主張したのですが、「祝うのは、実際に車が来てからにしようね。」と、結局、夫がおごってくれることになりました。

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 出かける前に、ペルージャでの今日の日没時間を調べると、午後8時40分でした。食事を終えた午後9時頃には、夕焼けの赤がまだ少し空に残るものの、少しずつ空が暗くなっているところでした。

 今日の午後は、夫が興味を持っていた、ヨガや瞑想などを学び、実践することができるセンター(リンクはこちら)を訪ねたのですが、その行きがけに、たまたまレストランを見つけたおかげで、思いがけず、おいしいお寿司を食べることができて、本当にうれしかったです。

*追記(2018年): 残念ながら、この店、Ristorante Le Cirqueは数年前に閉業になってしまいました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by ムームー at 2011-05-30 09:27 x
なおこさん
このお寿司こちらでも中々食べれないですわ。
とっても綺麗だし、素敵ですね。
ご主人さまの笑顔が素晴らしい~

日没時間が遅いのですねぇ~
暮れ行く空が美しい~
素敵な日でしたねぇ♪
Commented by クロちゃん at 2011-05-30 19:32 x
なおこさん、こんばんは♪
とっても美味しそうなお寿司です。
日本で食べる握り寿司と変わりませんね。
日本酒は寿司に良く合うと思います。
美味しい日本酒は冷やが一番です。(^○^)/
旦那さん、箸の使い方もバッチリなんですね。(^^)/
Commented by milletti_naoko at 2011-05-30 23:28
ムームーさん、こんにちは!

このお寿司たち、見た目もとってもきれいですよね。横に添えてある薄切りのしょうがや細切りの大根(ばんざい!)まで、おいしくいただきました。

これから夏至に向けて、どんどん日が長くなっていきます。夏時間を採用しているおかげで、遅くなってもまだ明るいのですが、冬の間は午後4時過ぎにはもう暗かったりしたので、やはり日が長くなったことが実感できて、うれしいです。
Commented by milletti_naoko at 2011-05-30 23:34
クロちゃん、こんにちは!

握り寿司はイタリアで食べるものではないと思って、こちらでは食べたことがなかったのですが、この店は、仕事で料理をされている日本の方もおいしいと推薦されていたので、それなら間違いなかろうと、頼んでみました。おいしくて、うれしかったです!

わたしはお寿司に限らず、日本酒はお冷でいただくのが好きなんですが、イタリアで皆が熱燗で飲むのは、「日本酒は熱燗で飲むもの」と、お客も店の人も思い込んでいるからかなと思いました。さかずきもご覧のように、お冷で頼んでも、小さいグラスではなく、おちょこが運ばれてきましたし…… 「冷たいと言っても、冷蔵庫で冷やしていないので、氷をいれましょうか?」と店の方が言うので、「いえ、常温で構いません」と答えました。

そうなんです。若い頃、中国を旅行したときに、箸の使い方を覚えたようです。日本で昔の同僚を訪ねたときに、「日本の若い人よりも、箸が上手に使えますね。」と、ほめていただきました。
Commented by maccarello at 2011-05-31 02:14
サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会の前はよく車で通ったんですが、近くにこんな寿司屋があるなんて全然知りませんでした!!
すっごく美味しそうだし、これで29ユーロだったらイタリアなら安い方だと思いますよ~。
しかもちゃんと日本の純米酒が置いてあるなんて、知ってたら絶対行ってました!
(私が住んでたあたりは、ベネズエラ人のなんちゃって寿司屋しかなかったので・・・TT)
ちなみに日本人の方がやってらっしゃるんですか?

最後の写真、素敵ですね。
こちらはイタリアより約1時間日没が遅いので、最近はうっかりしてると夕食の支度してないのに9時とか過ぎててびっくりします。^^;
Commented by mitch at 2011-05-31 02:16 x
これだけの寿司を出すということはこの店は当然日本人の経営なんでしょうね。一流のすし屋さんですね。
ところでまたまた教えてください。イタリアで一般的なレストランで食事する場合、チップはどうしたらよいのでしょう? 日本のように全く払う必要ないのか、ないしはアメリカのように社会的慣習として15%程度支払う。
ないしはイタリアでは客の気持ち次第。果たしてどれになるのでしょうか。あくまで一般の普通のレストランという前提です。
まー本音は日本と同じく払いたくないのですが、それぞれ国によって決められた国民的慣習がありますのでそれに従いたいと思います。
他にチップで払うべき場面はどういう時でしょうか?
勝手な質問ばかりですみません。マー日本はそういう意味で本当に楽ですが。
Commented by milletti_naoko at 2011-05-31 03:58
maccarelloさん、こんばんは♪

以前人から聞いたときは、日本の方が握っていたそうですが、現在もそうかどうかは尋ねませんでした。ひっきりなしにお客が来て、給仕の方も忙しそうでしたので。料理を仕事にされている日本人の方からおいしいと聞いて、おいしいに違いないと確信して、お寿司を頼んでみました。

スペインは、イタリアよりさらに日没が1時間遅いんですね! いつまでも明るいのも何だか調子が狂ってしまいますよね。新婚旅行で6月にスコットランドを訪れたときは、夜10時にもまだ空が明るい上、朝4時にはもう空が白み始めるので、びっくりしました。
Commented by milletti_naoko at 2011-05-31 04:08
mitchさんへ

サイトをざっと見た印象では、経営者はイタリア人のようでした。イタリアではサービス料金が最初から請求料金に含まれている場合が多いので、そういう場合には、チップを払う必要はありません。ふだんはわたしたちや友人も払わないときの方が多く、たとえば、とてもサービスがよかったとか、友人たちと割り勘で払うときに、集めた合計金額が実際の料金より少し多くなったというときなどに、チップを払うくらいです。わたしたちでも友人でも、ふだん自分の家の近くで食べるときには特にチップを払わないけれども、旅行中にどこかのレストランで食べて、サービスがいいなと思ったときや、自分たちが楽しんでよかったから、という理由でチップを10パーセント、あるいは気持ちだけの小銭をテーブルに置いたり、渡したりすることはあります。ただし、地方自治体によっては、店がサービス料を請求できないところもあるそうで、そういう店ではチップを払う必要があるかと思います。次のリンク先の一つ目の記事の後半を参考にしてください。

メルマガ16号「ぼったくり対策の手引き、ペルージャの夏」
http://www.geocities.jp/naoko_ishii/vol16.31_7_2009.html  
by milletti_naoko | 2011-05-30 00:15 | Gastronomia | Comments(8)