2011年 07月 09日
蓮と睡蓮の競演、トラジメーノ湖 ポルヴェーセ島
昨日、フェリーでトラジメーノ湖(Lago Trasimeno)を渡り、ポルヴェーセ島(Isola Polvese)の水生植物園(Giardino delle Piante Acquatiche)を訪れると、
思いがけず、色とりどりの美しいスイレン(ninfea)の花がたくさん咲いていて、目を楽しませてくれました。
花の大きさや花弁の形も、さまざまです。ご覧のように、トンボもうれしそうに、池の周り、花の上を飛び交っていました。
日本では秋の風物である赤トンボも見つけました。イタリアの野山を歩いていて、トンボを見かけることはあっても、こちらに来てから、まだ赤トンボを見たことがなかったので、うれしくなりました。
こちらのスイレンは、花弁の先がまるくなっています。
緑の大きな葉の下に、こっそりと花を咲かせているスイレンも、いくつもありました。
ご覧のように、水辺には、ユリの花もたくさん咲いていました。
夫の左手に咲いている大きな大きな花は、
ハス(loto)の花です。小さなスイレンたちの間にあるため、花の大きさがいっそう際立っています。泥の中に根を下ろしても、清らかな花を咲かせるハスのような心がけで生きられたらと思いつつ、理想に近い生き方は、まだまだ遠い先にある気がします。
ポルヴェーセ島は、これまで数年の間に、何度も足を運んでいるのですが、
ハスの花を見たのは初めてですし、こんなにたくさんスイレンの花が咲いているところを見るのも、初めてでした。我が家の庭のキョウチクトウ(oleandro)が、最近花盛りなので、島のキョウチクトウもさぞかし美しかろうと思いつつ、島を訪れて、思いがけず咲きほこるスイレンの花を見られて、とてもうれしかったです。
野外にあるのですかぁ~太陽の日を浴びて
輝いて見えますね。
蓮の花もあるなんて嬉しくなりますね。
蓮と言えばお寺なんて勝手に思い込んでいますが。
泥の中から咲く神々しいお花、中々近づくことは難しい
でしょうねぇ~
綺麗な景色をありがとうございます。
淡い単一色のスイレンに目を惹かれました。
優しい自然の色は人間も小さな生き物たちも喜びを与えてくれる存在でしょう。
関東地方は梅雨明けです。
本格的な夏がやって来ましたー。(^^)/
何もこんな暑い日ざしの下を…と思いつつ出かけたのですが、美しい花と景色に、うれしくなりました。蓮の花が咲いているのを自分の目でじかに見た記憶がないので、もしかしたら生まれて初めてだったかもしれません。こちらこそ、いつもうれしいコメントをありがとうございます!
Ciao. Piacere di conoscerti.
かやさんのブログでよくお見かけしますので、寄ってみました。
イタリアの古都「ペルージャ」にお住まいですかぁ~!!
いいですね!!(^-^)ノ
そして、見事な睡蓮ですね☆
「蓮」も「睡蓮」も仏像の台座に描かれていることが多く、仏教的な色合いから、お寺さんに咲いていることが多いのですが・・・・
イタリアではどんな感じなのでしょう~
またご訪問いたします
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可憐な花の色に、緑や湖の色…… 自然の色は本当に優しくあたたかいですよね。トンボたちも、うれしそうでした。イタリアではトンボは日本でほど見かけません。蛍は我が家の周囲や中心街の野外映画上映会場でまで見かけるので、何だか不思議です。
いよいよ梅雨明けですか! クロちゃんの山歩きが本格的に始まりますね。また山やお花の写真を楽しみにしていますね。
日本でよく見かける花が、イタリアでは、日本とは違う場所、違った植え方をしてあって、驚くことが時々あります。日本だとやはり蓮もスイレンも仏教との関連が色濃いのですが、こちらでは、ちょっとした池や水槽を、スイレンで飾ってあるお宅や庭もよく見かけます。明るい太陽の下で、開けた場所で見るスイレンの花もまた美しいなと思いました。こちらの人も、仏教の知識のある人は、やっぱりスイレンや蓮の象徴するものは知っているようですが、そういう人は少ないような気がします。
人生は旅、確かにそうですよね。芭蕉の『奥の細道』の冒頭文や俳句について、イタリアで講演をしたとき、「人生は旅」、「自然と一つになって作品を生み出す」という芭蕉の心に共感する人が、イタリア人の聴衆の中に大勢いて、驚きました。つい先日まで日本語を教えていたわたしの生徒さんも、常々そういう思いを抱いていたようで、冒頭文の芭蕉の言葉が、自分の思いを代弁しているようだと言っていました。
応援ありがとうございます! こちらこそ、これからもお願い申し上げます。
日本ですと亡くなった人に関わるものですが、ベトナムではもう少し生活に溶け込んだ感じでした。イタリアにおいての蓮の位置はどんな感じなんでしょう?
いずれにしても美しいものを見ると心が和みますね。
ハスの花もスイレンの花も、とっても綺麗な色をしていますね~☆
日本で見かけるハス、スイレンとはまたちょっと違うのでしょうか。丸みのある花びらが良いですね。
あらら、Tomさんが来られてますね。
「立山(たてやま)」があるのがTomさんの住む富山県です。
今年も立山のトレッキングに行きたいと思っているんですが、なかなか長い休みが取れない状況です。
凸d(^ー^)pochi
主人はイタリアが大好きなのですが、なかなか仕事が忙しく、ロンドンからでもヴェニスにしか、行ったことがないそうです。
いつか、二人で、美しいイタリアにまた旅行をしたいです。
ロンドンはなんだか、夏が終わっちゃった感じです。
イタリアはいかがですか。
そうなんですか! 国によって、同じ花や動物でもとらえ方、扱い方が違うのがおもしろいですね。イタリアでも仏教をよく知っている人は蓮の宗教的意味合いを知っていることが多いかと思いますが、一般には池や鉢に張った水を飾ってくれる美しい花という人が多いような気がします。少し前に旅行から帰宅して、コメントもメールもするべき返事がたまっている上、ただいま少々左手が不自由なので、お返事に時間がかかりそうです。すみませんが、今しばらくお待ちくださいね。
わたしは長く愛媛県の緑の多いところに暮らしたので、トンボはよく見かけました。水がきれいで自然の美しいところに生息するようですから、ご近所にも、帰ってきてくれるといいですね。
だんなさん、イタリアもお好きなんですね! わたしは新婚旅行で夫とスコットランドを訪ねたのですが、いつかまたロンドンを始め、イギリスを旅することができたらと思っています。今日ピエモンテでの山歩きから帰って義父母に尋ねると、ペルージャでは昨日から急に秋のように涼しくなったとのことです。暑いのは苦手ですが、夏はやはり夏らしくあってほしいものですね。