2011年 08月 31日
プレッジョ村祭り
プレッジョは、ペルージャから車で北へと30分ほど走ったところにあります。
石造りの町並みが美しい小さな村は、小高い緑の丘の上にあります。
村祭りの楽しみの一つは、何と言っても、その土地独特のおいしいものを食べること。ご覧のように、わたしたちが頼んだのは、チーズとパスタ、サラダです。
掲示されたこちらのメニューから、食べたいものを選び、レジに並んで料金を先払いし、飲み物を受け取り、村の通りに設置されたテーブルで、料理が運ばれてくるのを待ちました。
右手に小さく見える木の机に、レジがありました。一番左のテーブルで、客が自分がすでに料金を支払った飲み物を受け取ります。中央のテーブルの奥が調理場になっていて、できた料理を次々に、料理担当の村の女性たちがテーブルに運び、給仕係の村人が、テーブルで待つ客のもとまで、料理を運びます。
この日、プレッジョの村祭りを訪れたのは、わたしたちの結婚式で証人を務めてくれた、プレッジョ在住の友人夫婦に誘われたからです。とは言え、だんなさんの方は、いろいろな下準備や片づけに、奥さんの方は、料理に大忙しで、こうやって、厨房から顔を出す瞬間までじっと待って、ようやく短く、けれども温かいあいさつを交わすことができました。
夕食が終わって、友人たちにあいさつをしたあと、今度は、プレッジョの村を散歩しました。
広場には、出店がいろいろと並んでいます。こちらの店では、村の名と同名のAgriturismo Preggioを経営するエーレナが、農場で生産したハチミツやオリーブオイル、パスタなどを販売していました。
一方、こちらは、フォリンニョ(Foligno)から来ていたCreazioni Pitagoraという工房の店で、興味深い手作りの作品がたくさん並んでいました。
自然の素材を生かして、一つひとつていねいに手作りで創り上げたプレゼーペ(presepe)が、それはみごとでした。
想像力とアイデアを働かせた木の作品がいろいろありました。わたしが購入したのは、右手前の、かわいらしい三目並べのゲーム(イタリア語ではtris)です。すべて、木でできていて、緑色のゲーム盤には花が散りばめられ、赤と黄の駒には、ミツバチとテントウムシがあしらわれています。ちょうど翌日から、幼い男の子のいる友人宅を訪ねる予定だったので、お土産にうってつけだと思ったからです。
村が小高い丘の上にあるため、夕日が遠くの山並みを染めていく様子も、見ることができました。
午後9時からは、ペルージャ方言による劇が上映予定で、これを見てから帰ろうと、会場に赴きました。「劇団の到着が遅くなり、まだ団員が夕食の最中なんです。」と断って、いろいろな人が次々に、笑い話を披露していきます。劇は見たかったのですが、10時近くなっても、いつ上映されるか分からず、わたしが翌朝旅に出る予定だったため、わたしたちは、友人たちにあいさつしたあと、ペルージャへの帰途につきました。
村祭りと言えば、今日から、アッシジに近いカンナーラの町で、玉ネギ祭りが始まります。玉ネギをうまく使ったいろいろな料理がおいしくて、わたしは今年もぜひ行ってみたいと思うのですが、そのためには、人混みを嫌う夫を説得しなければいけません。果たして成功するでしょうか?
村祭りって響きがいいですねぇ~
写真がどれも素敵です、よくわかりますわ。
興味をひくものばかりです~
茜色の空も美しいですね~
ポストカードみたい~
祭り好きは日本人の専売特許のように思っていましたが
そんなこと 全然ないんですねぇ
↓自分の車で、あちこち好きな時にあれこれ見られるようになって良かったですね!なおこさんの喜びが伝わってきて、なんだか私もとっても嬉しい気分です。
ご主人様はきっと、シンプルで飽きのこないデザインを好まれるのではないかと思いますが、それ以上に、奥様が嬉しそうにウキウキされることを何より喜ばれると思います♪ハートでも真っ赤でもいいじゃないですか^^ 「カワイイ」は最強です!!!
以前フランスのアパルトマンに短期滞在した時、事前に「炊飯器」があることがわかっていたので、わずかばかりお米を持参しました。
早速使ってみると、盛大な音を立てながら、日本の炊飯器の半分以下の時間で炊きあがり、本当にびっくりしました。炊きあがったご飯は、ふっくらつやつやな日本のそれとは別ものでしたが、本当にご飯は炊けました(笑)
近頃、おひとり様用のパスタは電子レンジで茹でてます。
お米も美味しく炊きあがるレンジグッズが、きっとそのうち出るのでは?!と期待してます^^
ちょっと長いね(^^;
やっぱり自分が運転するのでないと、行く場所も夫の行きたいところを優先することになりがちなので、自分の足ができて、本当にうれしいです!
フランスで炊飯器ですか。想像もしませんでした。こちらのお米や炊き加減の好みに合わせた造りをしているのでしょうか。
このゲーム盤を贈った子供のお母さんである友人は、食べ物にせよ、身の回りの生活用品にせよ、素材を大切に考える人なので、とても喜んでくれました。男の子はまだ小さいので、三目並べのゲームのルールは飲み込めなかったようですが、自分でいろいろゲームを考え出しては、大人や友人にその遊び方を教えて、独創的な楽しみ方をしていました。