イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

こんな手帳を買いました

 友人たちと旅行中、ピエモンテのとある町を歩いていて、目にしたこちらの来年の手帳(agenda)。すっかり気に入って、すぐに購入しました。

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 上の方に、赤い字で、「繊細な心の持ち主のための心に響くことばたち」(意訳です)とあります。

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 表紙も中も、イラストやデザインがとにかくかわいらしいし、色使いも温かいのです。そうして、表題にあるとおり、この手帳には、ページの端々に、勇気や元気を与えてくれるすてきな言葉が散りばめられています。たとえば、この1月のページには、小鳥にマフラーを巻く絵の傍らに、「長い間、ずっとつらい気持ちでいる人などだれもいない。もし、それが自分自身のせい(責任)でないのであれば。」というモンテーニュの言葉が書かれています。

 何か嫌なできごと、つらいできごとがたとえあったとき、確かに、いつまでもそれを悲しんでいては、ただ自分で苦しみを長引かせてしまうだけかもしれません。もちろん本当に奥深い、いつまでも癒されない悲しみというのがあると思うのですが、わたしは、この言葉を、つまらないことでいつまでもくよくよしがちな自分を戒めるのに役立てたいなと思っています。

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 こちらには、「頭脳は、パラシュートのようなもの。開いているときにしか、きちんと機能しない。」とあって、なるほどなと思います。自分の確信にとらわれて、新しい考えに対して、心を閉ざしていては、正確な判断が下せなくなります。

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 さて、今日、9月15日の日づけを含むぺージには、どんな言葉が書かれているかというと、「願いごとを心に抱くときは、その願いを実現する力も、必ず共に与えられているものだ。」とあります。こんなふうに、手帳には、一歩を踏み出す勇気を与えてくれる言葉や、立ち止まって考えさせてくれる言葉が、いっぱいあります。

 わたしは従来、自分がいいなと思った言葉を書き留めたり、こうしたすてきな言葉を集めた本を買って、読み返したりするのが好きなのですが、このシリーズのいいところは、単にすてきな言葉が並んでいるだけではなく、電話帳やノート、旅の記録として、使えるようになっているところです。

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 そう、このEdizioni del Baldo社から出ているノートや本は、絵がかわいくて、すてきな言葉がたくさん並んでいて、しかも安いので、以前から見かけるたびに、何冊も並んだ中から、時間をかけてじっくり選んで、自分のために、あるいは贈り物として、よく購入していました。たとえば、上の2012年の手帳は4ユーロ、この蝶のノートは3.5ユーロです。赤いヒナゲシの咲く麦畑の上を飛び回る蝶たちの絵に、「蝶のように、彩り豊かで、軽やかな思いの数々」(これも意訳です)という言葉が、添えられています。

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 ノートを開くと、ページの淡い色が美しく、かわいらしい蝶のイラストがあります。見開き2ページごとに、一つ、心に響く言葉が書かれています。ここには、「幸せは、蝶のようなもので、追いかけると、いつも手が届かないところにあるけれども、落ち着いて腰を下ろすと、あなたの周りをひらひらと飛び回る可能性があるものなのだ。」とあります。

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 シリーズには、他にも、備忘録や

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電話帳、

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旅行に際して、必要なものや訪ねたい場所、旅行中の日記などを書いていくノートなどがあります。この電話帳たち、買ってからもう1年余りになると思うのですが、何だか使い始めるのが惜しくて、まだ使っていません。この記事を書いたのをきっかけにして、少しずつ利用していきたいと思います。ちなみに、このシリーズには、何かテーマごとに、名言だけを集めた本もいくつかあって、こちらの方は、よく贈り物として、買っています。レシピを記入できるノートも出ています。

 イタリア旅行のお土産や贈り物として、こんなかわいらしい本やノートも、喜ばれるのではないかと思います。イタリア語を勉強している人は、入門・初級の方であれば、名言に加えて、月や曜日もイタリア語で書かれているので、繰り返し見ることで、勉強になるし、中級以上の方であっても、毎日少しずつ、メモや日記をイタリア語で書く習慣をつけるのに役立つかと思います。

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電話帳も、住所やメール・アドレス、電話番号などを書く欄は、言葉ではなく絵文字で示されていますから、イタリア語が分からなくても、楽しんで使うことができます。

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 おとといの午後、テラスの洗濯物が乾いたかどうか、様子を見ようと思ったら、きれいな蝶が、花の周りを飛び回っていました。いつもは、遠くの山まで出かけて、歩いていて見かける蝶。幸せもこんなふうに、遠くまで探しに行かず、毎日を大切に生きていたら、気づかぬうちに、すぐ近くを飛び回っているのかもしれません。

 昨日の記事で、「次の記事では、湖への散歩の記事を」と書いていましたのに、予定を変更して申しわけありません。次回は必ず!

LINK
- メルマガ「もっと知りたい! イタリアの言葉と文化 第69号 ‐ 心に響く言葉たち、ブスは禁句」
↑ 記事でご紹介した言葉のうち、最初の二つを、イタリア語学習の教材として、取り上げています。
*2021年10月追記:バックナンバーを載せていたサイトがジオシティーズのサービス終了のため消失してしまいました。このバックナンバーをブログの方に移行でき次第、リンクを追加するつもりでいます。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-09-15 16:26 | Vivere