2011年 09月 22日
花のアルベルギ渓谷


7月23日土曜日は、湖までの散歩が終わったら、他の場所に移動するつもりだったので、朝はまず、荷物をまとめて、駐車場に運び、午前10時頃に、パランフレ(Palanfré)の村から、歩き始めました。

出発してからしばらくすると、道は緑の木々の間を進んで行きます。

まもなく視界が開けて、前方に大きな岩の頂が見えてきます。左手には、はるか下方に川が流れています。

登りに登って、11時過ぎには、かなり高いところまでたどり着きました。振り返ると、これまで歩いてきた渓谷が、見晴らせました。

参考までに、この写真は、パランフレの宿の2階の部屋から撮影したものです。上の写真では、この写真では近くに大きく見える青い山並みが、後方に遠ざかって、小さく見えているのが、お分かりかと思います。

急な登り坂はいったんここで終わり、しばらくはなだらかな坂道、それから平地が続きます。

アルベルギ渓谷(Vallone degli Alberghi)のこの平地には、色とりどりの花がたくさん咲いていました。


こんな小さくて愛らしい花もあれば、

あでやかなマルタゴン・リリー(giglio martagone)や

セイヨウウスユキソウ(エーデルワイス、イタリア語名stella alpinaの直訳は「アルプスの星」)の花もありました。

こうして、花いっぱいの野原を歩いて行くと、

ちょうど正午頃に、道が二手に分かれました。右の道は、湖、Lago inferiore del Frisson(2057m)へ、左の道は、湖、 Lago degli Alberghi(2038m)へと向かっています。所要時間は、いずれの湖へも45分と書かれていります。ただし、ピエモンテの人は歩くのが速いのか、わたしがひどく遅いのか、わたしはピエモンテでは(トスカーナではそんなことはないのですが)、たいていは所要時間の倍の時間をかけて、山を歩きました。
わたしは、渓谷を流れる川の源になっているアルベルギ湖に行きたかったのですが、夫が、右の道の行く手にある別の湖、Lago Vilazzo(1838m)を訪ねたいと言うので、右の道を進むことになりました。

急な坂道を登り続け、ようやく湖、Lago inferiore del Frisson(2057m)に到着したのは、午後1時半頃のことでした。

湖やパノラマを心ゆくまで眺めてから、花を愛でながら、山道を下りました。

宿に着く直前に、チーズ農家がチーズを直売する店に少し立ち寄りました。こうして、パランフレの村には午後4時40分頃に到着しました。


なおこさんの撮る写真はどれも綺麗ですが、デジ一眼レフですか?
この間お会いした時は、コンデジでしたよね。
お花もズームでとっても綺麗です♪
山歩きは楽しいですね。
って、大昔しかしたことありませんけど・・
ご主人様だけでなく、なおこさんも元々山歩きがお好きだったのですか?
それともご主人からの影響ですか?
一度、クルマイヨールに行ってくださいね。
アオスタ州でウチの夫生まれていますから、あのへん詳しいんですよ。
万年氷河の湖とか素晴らしいですよ。
山に登ったことがない私には見てるだけで感動です~
行った気分にになれそう~
こんなに素敵なお宿や山並みに湖、咲き誇るお花達にびっくりです。
自然の中だからこそ、より輝いて見えますね。
とってもいい空気が届きましたよ、ありがとうございます。
いえ、わたしも山歩きは以前はたまにしかしたことがありませんでした。散歩は、わたしもたまには町を歩いてみたいと思うのですが、夫がやはり自然の中、特に標高千メートル以上の高さでないと歩いた気がしないという人なので、結局振り回されてというか、わたしも一緒に(いえ、かなり後ろに遅れて?)歩くようになりました。日頃運動不足なので、必死で歩くのですが、山の景色や花の美しさに感動することがしばしばで、その点では夫に感謝しています。クルマイヨール、今写真を見たら、そのままハイジの世界、本当にすてきなところですね。こういうアルプスの風景、以前から目で見たいと思っていたんです。行きたいところがたくさんあって、その筆頭が今はパリです。夫には、この時期は寒いと言われつつ、フランス語の勉強を始めたいと思っています。
ムームーさんが訪ねる京都周辺の湖や公園、寺社も、日本らしい美しさがあって、ムームーさんのおかげで、わたしも楽しむことができます。ありがとうございます。