2011年 09月 24日
アルプスと言えば

上の写真は、ヴァラスコ高原で撮影したものです。ただ、ハイジと違うのは、こういう牛たちは完全に放牧されていて、近くに牛飼いらしき人を見たためしがないということです。アッペンニーニ山脈では、人がいなくとも、牛は柵の中に囲われていることが多いのですが、アルピ・マリッティメ自然公園では、柵を見かけることはまれで、牛たちは野山を自由に歩き回っていました。

ただ、牛の中にもうっかり屋さんはいて、たとえば上の高原から50メートル下の高原に下りると、はぐれ牛が、仲間が見つからずに、うろたえて、さまよい歩いていました。夫が追い立てて道を示し、何とか坂道を登って行きました。

今回の旅行中、驚いたのは、細い道を長い間登り続けて、ようやくたどり着いた2054mの高みにある湖、Lago del Vei del Boucでも、牛たちが水辺でのんびりとくつろいでいたときです。

牛と言えば、牛乳。牛乳と言えば、チーズ。夫もいろいろな店で、特産のチーズを味わって、楽しんでいました。上の写真は、先日もご紹介したパランフレ(Palanfré)の宿、L’Alberghの前菜です。宿の経営を始めたばかりの娘さん曰く、「お客さんには、やはり地域独特のサラミやチーズを味わっていただきたい。」

それは客のためだけではなく、実は彼女の家族のためでもあります。と言うのは、村には彼女の兄弟が経営する農場があり、牛を飼育し、チーズ(formaggio)を生産していて、店で食べたチーズは、この農場のものだからです。農場の名は、Azienda Agricola Isolaで、宿から少し坂道を登ったところに、農場のチーズ直売店があります。前菜で食べたチーズがおいしかったからと、夫と山登りの帰り道にこの店に立ち寄り、店の人に説明を聞きながら、数種類のチーズを購入しました。

フレッシュチーズ(formaggio fresco)、熟成チーズ(formaggio stagionato)とも、いろいろな種類があり、大きさもさまざまです。店では、チーズの他に、バター(burro)やリコッタ(ricotta)も販売していました。

このチーズ直売店は、左手に見える、花で飾られた建物の1階にありました。店の入り口は、写真で歩いている夫の、ちょうど正面にあります。


美しい所に牛さんが自由に暮らしているのですね。
狭い所に入れられてる牛、羊さんもいますね。
幸せなんですねぇ~
牛さんも助けられて良かった~
ハイジに出て来るような山の草原に湖、何て綺麗で癒される
景色でしょう。
美味しそうなチーズ、ハイジのおじいさんが作っていた
場面を思い出します。
素敵なお店ですねぇ~
ヨロレイヒ~♪
ハイジのアルプスですね。
実際にハイジみたいな子供がいたら日焼けして真っ黒になってそうです。山の紫外線はキツイですね。千mならそうでもないでしょうか。
高原のチーズもおいしそうです。
凸応援ぽち!
早速こちらに遊びにきました。
そしてなおこさんが、すでにピエモンテの山に登山されていることを知ってとても感激しています。
私は今年の8月からなんとなく登山を始めたのですが、ハマってしまってすでに毎回日帰りで8回いきました。
Valle Gesso、Valle Sturaが今のところ遊び場になってます。
Cuneoに在住なので、家から1時間くらいで山にいけるのです。
Valasco、今年行きましたよ。この辺の山の中で結構簡単に登れるけれど景色がすばらしいといつも登山客が多いんですよね。
Cuneoにお住まいで、毎週末にピエモンテの山に登れるなんて、いいですね。うらやましいです。登山、いいですよね。これからは、紅葉の美しい季節になるのでしょうか。去年の7月(だったかなと)にマリッティメ・アルプスを訪ねて以来、友人たちと、ピエモンテの他の渓谷も歩き、去年はフランスのメルカントゥール国立自然公園、今年はヴァラーイタ渓谷とマーイラ渓谷も訪ねたのですが、今のところ、わたしたちの一番のお気に入りは、何と言っても最初に訪ねたVal di Gessoです。川に滝に湖、水が豊かで花がたくさん咲いていて、本当にきれい! Val di Sturaもいいですよね。広い高原を見下ろしながら、花の散歩道をしばらく歩き、後は時間がなかったので、Demonteに引き返したのですが、どこまでも続く青い峰と高原が、印象に残っています。今のところ一番すばらしかったなと思う散歩道は、San Giacomo d'Entracqueからlago del Vej del Boucへと登る道です。いつか一緒に、お散歩できるとうれしいです。