2011年 10月 13日
実りの秋、食欲の秋

アッペンニーニ山脈の中腹にあるフレッシャーノ村から、さらに車で砂利道を数キロメートル登ったところにあります。

標高が高いからか、地面の上に、茶色くなって木から落ちたドングリが、もういくつかありました。

自然の野山なので、ブラックベリーの茂みに混じって、秋の風情を感じさせるこんな植物が、空に向かって伸びていたりもしました。

もう午後1時になったから、そろそろ摘むのをやめて、食事をしに行こうか。フランコの提案を受けて、わたしたちは手を止めて、草原で日なたぼっこをしながら、しばらく休んだのですが、当のフランコはこの後もしばらく収穫を続け、バケツいっぱいのブラックベリーと共に、皆が車に向かったのは、午後1時半頃のことでした。

車に乗り込む直前に、出会った他の旅行者と話がはずみ、結局、フレッシャーノ(Fresciano)の村のレストラン、ポッジョ・バローネ(Ristorante Pizzeria Poggio Barone)に着いたのは、午後2時過ぎでした。

まずは、趣向を凝らし、品数も多い前菜を頼みました。

野菜たっぷりで、彩りも美しく、おいしかったので、特に、菜食主義者の友人が、大喜びでした。ボリュームたっぷりの前菜のあと、パスタも2人で一皿ずつ頼みました。友人たちが頼んだラヴィオーリは、青菜がたっぷり使われていて、とてもおいしかったのですが、わたしたちのキノコのラグーソースであえたパッパルデッラは、入っているはずのポルチーニは見当たらず、他のキノコもごくわずかだったので、残念でした。

昼食の後は、どこかで散歩をしようと、まずは車で移動し、こちらの教会、Santuario della Madonna delle Grazieを訪ねました。

1530年に、ベヴィラックワ枢機卿(Cardinale Bevilacqua)が、この地を牝ラバ(mula, giumenta)に乗って通りかかったとき、崩れかけた聖母マリアの礼拝堂の前に着くやいなや、このラバがひざまずいたので、枢機卿が感動して、教会の修復を命じたということです。教会の壁画には、こうしてラバがひざまずく様子が描かれていて、下には、牝ラバにならって、聖母マリアに祈るようにと、書かれていました。

参考までに、周辺の地理が分かる地図を載せておきます。この記事では触れていないのに、印をつけてあるモンテボトリーノ(Montebotolino)の村については、次の記事でお話しするつもりです。
関連記事へのリンク
- 「ブラックベリーと格闘」
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山の秋は早いですよね。
平地も秋めいて涼しくなってきましたが、まだ山ほどではないですね。
空に向かって伸びている植物・・が何か不思議な形をしていますね。日本では見かけないかな?
青空が綺麗そうですね☆
凸d(^ー^)応援pochi!
ブラックベリーは今まで見たことありませんが、大きい実に見えます。
どんな食べ方をするのでしょう???
食欲の秋は油断すると体が大きくなってしまいます。(^^ゞ
私はベルトがきつくなっていまーす。(^^)/
ブラックベリーを摘みながら楽しみもたくさんあるのですねぇ。
村のレストランもお洒落、前菜ももりだくさん~
教会もあって祈りも出来る、自然なサイクルのなかで
無理せず楽しみが持てるって最高ですねぇ~
いつも暮らし振りが素敵だなって思っていますの。
実の大きさはさまざまですが、1~1.5cmくらいのものが多いような気がします。そのままほおばっても、甘くておいしいし、ジャムにして、パンナコッタやヨーグルト、ケーキに添えて食べても、おいしいんですよ。食欲の秋、わたしも油断しすぎて、体重が増えつつあります。明日、土曜日から1週間かけて100km歩く巡礼の旅に出かけます。出発はリエーティ、目的地はローマ。足を馴らさなければいけないのに、歩いていません。せめて今日は、少し足慣らしを…!