2011年 11月 02日
桜が二度咲き

家の前の桜の木が、花をいっぱいに咲かせていたので、びっくりしました。

夫たちも、桜が秋に咲くのを見たのは初めてらしく、驚いていました。

こちらは、現在改築中のミジャーナの家を、一昨年の11月15日に撮影したものです。葉の赤とオレンジが、燃える火を思わせるような、ひときわ美しい木が、今回二度咲きした桜です。イタリアの桜には、秋になると、まずは葉が黄色に、そしてオレンジ、赤へと、木のてっぺんから色が変わり、まるで虹のように美しい木が多いのです。実は、この家の裏手にも桜の木があり、その木ではもう紅葉が始まっていました。それが、今回花を咲かせた桜は、2枚目の写真に見えるように、緑の葉でいっぱいなのです。
ひどく寒い日が続いたあとに、暖かい日が続いたから、花が春だと勘違いしたのかもしれないねと、話をしました。イタリアには、サクランボ目当てで桜の木を植える、「花よりサクランボ」の人が多いのですが、このとき、義弟は、「サクランボもなるかなあ。」と言い、夫は、「秋には実はならないだろうし、ひょっとしたら、来年の春は、花が咲かずサクランボもできないかも。」と、花より実の方を気にしているような発言をしていました。

わたしたちがローマまで歩いている間に、屋根には煙突もできました。

今は、あちこちの壁に、窓を作っている最中です。屋根の上方が、やや盛り上がったアーチ型になるように、ゆるいカーブを描いた木の枠を置き、その上にレンガを並べています。すでに窓の形ができあがって、木の枠をはずした窓も、いくつかあります。

この日は、階段や台所の配置について、いろいろ考えて、話し合いました。上方に見える梁は、栗の木でできています。下方に見える梁は、以前から家を支えていた梁を、そのまま活かして利用するのですが、モミの木でできています。

家の周囲には、秋咲きの自生のシクラメンが、たくさん咲いていました。

周囲の山では、少しずつ紅葉が始まっています。そんな中で、1本だけ、可憐な花を咲かせている桜を見ることができて、うれしかったです。
さて、今日11月2日は、イタリアでは「死者の日」とされていて、この日の前後に、お墓参りをする慣習があります。ペルージャでは、「死者の市」(Fiera dei Morti)という、大がかりな市が立ち、多くの露店が立ち並んで、観光客でにぎわいます。祝日であった昨日や、「死者の日」当日で、学校が休みの子供も多い今日は、混雑しているでしょうから、お墓参りも死者の市を訪ねるのも、明日以降にしようと考えています。「死者の日」や「死者の市」に興味のある方は、昨年の記事(下記リンク参照)をお読みください。
関連記事へのリンク
- 「少しずつ少しずつ」 (ミジャーナ、テッツィオ山の初秋と改築の様子)
- 「ペルージャ、死者の市」


このところ、日本でも昼間は夏のように暑く、夜~朝は冷え込む日が続いています。天気が良いのは嬉しいですが、1日の寒暖の差が激しいと風邪ひいちゃいますから、気をつけなきゃいけませんね。
こちらでも、たまに秋や冬に咲く桜を見かけることはありますよ。たぶん、よくある桜並木のソメイヨシノとは違う品種なんでしょうけど…。
食用のサクランボが成るということは、サクランボの桜なんでしょうか?
自生のシクラメンも綺麗ですね♪
凸d(^ー^)pochi
私も西伊豆で桜の花を見ましたよ~。
日本も寒かった日が続いて、また暖かい日になりました。
桜の木も戸惑ってしまうでしょう。(^<^)
でも、桜の花を見ると気持ちが明るくなります。
シクラメンの優しい色は落ち着きますね。(^^)/
いきますね。
栗の木やモミの木が使われるのですかぁ~素敵ね~
花よりサクランボ!美味しいのが出来れば楽しいでしょう~
サクランボの苗木を植えたのにしょぼしょぼのお花が咲いて
あとは?消えてしまったかなぁ?

かつてサクランボの苗木を植えられたことがあるんですね。育たなかったのは残念でしたね。サクランボ、木によって、大きさや味が微妙に違いますが、毎年ツグミたちと競争しながら、おいしい実を収穫して、味わっています。
イタリアでは土壌が石灰質なので、春にも秋にもあちこちの野山で、自生のシクラメンが花を咲かせています。最近、ペルージャでは寒い日が続いていて、最低気温が5度などという日もありますが、シクラメンたち、それでもけなげに咲いています。菊の花で覆われたお庭、すてきですね。イタリアの桜の花は白いので、アーモンドのピンクの花を見て、何だかこちらの方が日本の桜の花に似ているなと思ったりもします。