2012年 01月 15日
ペルージャ中心街 名所めぐり2
初日は、町並みの美しさを楽しんでいただこうと、名画の多い国立ウンブリア美術館も、説明だけして、前を素通りしました。
まずは、ペルージャ市の観光案内所で、町の地図や美術館・博物館・催し物などの案内を、入手しました。
観光案内所の左手にあるアーチをくぐり、小道を進むと、14世紀の美しい開廊、Loggia dei Lanariがあります。二つ並ぶ尖塔アーチのうち、右のアーチは、観光案内所の窓になっていて、そのため、ウンブリアの観光案内ポスターが貼られています。左のアーチ越しには、その前に続く通りと、その先に建つプリオーリ宮殿(上記参照)の一部が見えます。
それから、どんどん歩いて、北西へと伸びる町並みが見晴らせる場所まで、やって来ました。正面には、ペルージャ外国人大学の校舎となっているガッレンガ宮殿(Palazzo Gallenga)が、小さく見えています。奥の方、やや右寄りに見える、ラクダのこぶの形をした山は、テッツィオ山(Monte Tezio)。茜色に染まったこの一角には、かつては修道院がたくさんありました。
こちらは、北東へと伸びる一角、モンテルーチェ(Monteluce)です。かつては、病院の病棟が立ち並んでいたこの地域は、病院が郊外に移転した今、新しく生まれ変わろうとしているところです。
わたしたちが見守る中、遠くの山並みが、少しずつ少しずつ、赤く染まっていきます。
長く長く続く階段を下りると、このエトルリア門が左手に現れます。
上の写真では、町の城壁の礎に、白く巨大な石が積み重ねられているのが見えます。このエトルリア壁も、エトルリア門も、紀元前3世紀に、エトルリア人が建造したものです。
エトルリア門に沿って、坂道を上って行くと、下方に、南へと細長く伸びる道、Via dell’Acquedottoが見えます。
Acquedottoは、イタリア語で「送水路、水道橋」。13世紀に、近くの山から、ペルージャの町の中心に作られた大噴水(上の写真)まで、水を運ぶために築かれた送水路の上を通る道なので、今も、Via dell’Acquedotto(直訳は「送水路通り」)と呼ばれています。
ペルージャの中心街から、アーチの下をくぐり、
坂道を下りて、
この送水路(Acquedotto)の上を歩いて行くと、町並みを見晴らしたり、庭園を見下ろしたりしながら、散歩を楽しむことができます。
たくさん歩いたあとは、中心街に戻り、おしゃれな喫茶店、Caffè di Perugiaで、生クリーム(panna)つきのおいしいホット・チョコレート(cioccolata calda)を飲んで、くつろぎました。
夕食は、プリオーリ通りにあるPizzeria Ristorante La Cambusaで食べました。このときには、夫のルイージも加わり、杏さんと3人で、おしゃべりや、おいしいピザとワインを、心ゆくなく楽しみました。
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ペルージャは夫も娘も行きたかった所ですのよ、やっぱりこうして見せていただくと私も行きたいです。
長い石畳に歴史ある建築など素晴らしい~
お友達とお話も弾んだでしょうね。
ええですねぇ。日本も新年会の季節です。
ホットチョコレート、おいしいです!ensyuuさんが紹介されているお茶菓子のような美しさと詩心はないけれど、冬はこれで、心も体も温まります。
イタリアには、見るべき場所や訪ねてみたい場所がたくさんありますよね。製鉄の歴史については、エルバ島に興味深い博物館があります。いつか紹介したいと思ったまま、紹介していないのですが、いつかそのうち!