2012年 01月 21日
大人気、白いバーチ
形と大きさは従来と変わらず、お決まりのかわいらしい一口サイズ。包み紙の色は、これまでのバーチとは対照的で、銀色の星が散りばめられた濃紺の空のようです。ヘーゼルナッツ(nocciola)の粒をまぶしたジャンドゥイア・クリーム(crema gianduia)の上に、ヘーゼルナッツがまるごとちょこんと載って、その全体が、ホワイトチョコレートで覆われています。
ぺルジーナのチョコレート工場で働く義弟によると、今はこの白いバーチが売れに売れていて、生産が追いつかないほどだそうです。個人的には、このホワイトバーチは、少し甘すぎる気がして、ブラックチョコレートで作られた従来のバーチの方が好きなのですが、昨年のクリスマスのテーブルに並んだ白いバーチは、わたしの大家族、特に姪っ子には大人気で、何度も何度も手が伸びていました。
ホワイトバーチの人気のおかげで、従来のバーチの売り上げも上がったそうで、ぺルジーナのチョコレート工場では、フル稼働で、白と黒の二つのバーチの生産にあたっているそうです。義弟の上司だったか工場長だったかが、「今受け取れる給料は、皆バーチのおかげ」とさえ、言ったそうです。
箱入りの商品には、4種類、二つ・四つ・七つ・10個入りがあります。日本ではバレンタインデーに向けて、そろそろ店先にさまざまなチョコレートが並び始めた頃でしょうか。このバーチ・ビアンキは、中に茶色いチョコレートクリームを包み、外はホワイトチョコレートで覆われているため、バレンタインデー、ホワイトデー両方の贈り物にもなるし、イタリアの最近の味として、いい旅行みやげにもなるかと思います。
昨秋に公開された映画、『Lezione di Cioccolato 2』では、映画の中で、新商品、Baci Bianchiの発表会があり、その万人を魅了するチョコレート作りに、主人公たちが精魂を傾けていて、この白いバーチの宣伝も、兼ねているようでした。
前作、『Lezioni Di Cioccolato』がよかったので、見に行ったのですが、前作ほどではないものの、おいしそうなチョコレートの映像や主人公たちの恋物語を、楽しみながら見ることができました。ペルージャは、外国人大学の存在もあって、世界各国から来た学生や観光客、移民と、地元の人々が、比較的うまく共存できている町だと思います。互いに国も宗教も異なる国際結婚のカップルも多く、そういうペルージャの国際的というか、多数の文化が出会う場所という側面が、映画にうまく反映されている気がしました。
参考までに、前作の予告編もご紹介しておきます。
2作目は、どたばたコメディの要素が多く、若干筋が見えすぎている傾向があるのに対して、1作目の方が、映画としては、物語もよく描かれ、しっかり作られていていたように覚えています。職場の安全管理や移民雇用の無届けなど、現代イタリアの社会問題が、多少コミカルな要素を加えてはいるものの、描かれていました。興味のある方は、機会があれば、ぜひご覧ください。
いつもありがとうございます。
ペルージャは色々な国の方が来られてるのですね、国際的な文化を感じる事が出来るなんて素晴らしいです~
バレンタインデーのチョコが店頭に出ています、年々お洒落なもので溢れています。
バーチ食べてみたいです~♪
早くもチョコレートがたくさん店頭に並んでいるんですね。いいな~! バーチ、ムームーさんがイタリアに来られて食べるのと、わたしがムームーさんに手みやげとしてお持ちするのと、どちらが先になるか分かりませんが(お嬢さんがイタリアにいらしておみやげにされるかも)、いつかぜひ食べてみてくださいね。
ビアンキって何かで聞いたことがあった気がするんですけど、白っていう意味なんですか。
ホワイトチョコレートって美味しいですよね☆
普通のチョコレートよりも優しい味がしますよね。
日本のスーパーマーケットには今、たくさんのバレンタインチョコが並んでいます。そういえば、もうそんな時期なんですね。
うちのブログで最近の回転寿司事情のレポートを書き始めました。ぜひ見てみてください。
イタリアには回転寿司って…無いですよね?ありますか?
凸d(^ー^)pochi