2012年 01月 23日
冬のテッツィオ山
テッツィオ山には、山頂を始めとして、大きな十字架が三つ立っています。一番低い位置にある十字架(上の写真)からは、ご覧のようにミジャーナの集落と改築中の古城を、見下ろすことができます。
出発は、ミジャーナのはずれにあるオリーブ園です。改築中の家は、外観が、かなりきれいに仕上がってきました。改築前に家を支えていた古い梁は、モミの木でできているのですが、中にはいくつか、まだ使えるものがあり、最近は、夫が、仕事から早く帰宅した日や土曜日に、この古い梁を磨く作業に、勤しんでいます。
ミジャーナの上にそびえ立つプロコーピオ城(Castello di Procopio)の改築も、もうかなり進んでいます。
初夏には、野生のアスパラガスが見つかり、色とりどりの自生のランが、そこかしこに咲いていた山も、今は冬枯れの風情です。
かと思えば、緑や赤が、彩りを添えている場所もあります。
野バラの実の赤も、いっそう深くなりました。
寄り道しながら、休憩しながら、ゆっくり登り、ようやく一つ目の十字架が近づいてきました。
雲の多い日でしたが、十字架の周囲からは、古城もミジャーナの町も、そして遠くに連なる山並みも、見晴らすことができました。
上の写真は、拡大撮影したものですが、ミジャーナ(Migiana di Monte Tezio)の集落が、かつての教会から改築中の家まで、よく見えています。
しばらく眺めを楽しんでから、日が暮れないうちに、寒くならないうちにと、急ぎ足で山を下りました。写真に見えるのは、ヨーロッパオーク(quercia)です。
冬にこの木を見るたび、「ヨーロッパオークは、冬の間もずっと枯れ葉を身にまとい続け、春になって新芽が出るまで、葉を落とさないんだ。」と、出会ってまもない頃に、夫が教えてくれたことを、思い出します。
関連記事へのリンク / Link per gli articoli correlati
- 「テッツィオ山登頂」 / Passeggiata sul Monte Tezio, maggio 2010(同じ記事のイタリア語版↓)
- ”Monte Tezio I – verso Le Tre Croci”, magio 2010
(Versione in italiano dell’articolo immediatamente sopra)
- 「少しずつ少しずつ」 / Migiana & Castagneto, autunno 2011
いつもありがとうございます。
わぁ~美しい空に集落に十字架でしょう♪
こういう景色にため息が出ますわぁ。
改築中のお家も楽しみですねぇ~
冬枯れの美しさに山々に家並み、いいですねぇ~
ほっとする景色が広がり癒されました♪
テッツィオ山は、冬や曇りの日にも、独特のすてきな景色を見せてくれました。