2012年 02月 21日
謝肉祭のお菓子、ウンブリア
イタリア各地でにぎやかに繰り広げられたお祭り騒ぎも、今日で終わりを告げ、明日から四旬節(quaresima)に入ります。今日は、謝肉祭の期間中に、ウンブリアの家庭で作られ、また、店でも売られるお菓子をご紹介します。
こちらは、ストゥルーフォリ(strufoli)。イタリア語版のウィキペディアには、ナポリのstruffoliと混同しないようにとの注があります。卵や小麦粉、砂糖などをよくこねて、こぶしより小さ目の玉を作り、油で揚げたものの上に、ハチミツやケルメスをかけて、食べます。
写真のストゥルーフォリは、お義母さんが作ったもので、ハチミツがかかっています。カロリーたっぷりですが、ほんのりと甘いお菓子とハチミツの組み合わせが、とてもおいしいです。一度、夫がお土産に、職場に近いお菓子屋さんで買ってきてくれたことがあり、そのストゥルーフォリもおいしかったのですが、大きさが、義母が作るものの倍だったので、びっくりしました。
こちらは、フラッペ(frappe)。練りパイの生地(pasta frolla)を、小さく短冊状に切って、油で揚げ、粉砂糖をふりかけたものです。このフラッペもお義母さんの手作りで、さくさくしておいしいので、カロリーが高いと知りつつ、食べ始めると手が止まりません……
謝肉祭も今日で最終日になりましたが、ストゥルーフォリやフラッペは、謝肉祭の期間中、ウンブリアでは、お菓子屋さんだけではなく、バールの店頭でも、よく売られています。記事が遅くなりましたが、ウンブリアに今ちょうど居合わせているのに、まだこのお菓子の味を見たことがないという方は、機会があれば、ぜひ食べてみてください。おいしいですよ。
追記(2月21日12:30)
今、階下に下りたら、お義母さんが、ケルメス風味のストゥルーフォリをくださったので、写真を追加しておきます。
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- メルマガ第37号 「お祭り騒ぎから精進の日々へ」(謝肉祭と四旬節について)
わぁ~楽しそうな雰囲気がこちらにも伝わります。
甘いお菓子、じゅわ~と口いっぱいに広がりますね。
こういうの大好きです、お母様手作りなんですね、素敵です~
謝肉祭の様子、受け継がれてきた伝統を肌で感じながら子供時代を過ごすって、うらやましいなと思います。子供も大人も楽しそう!